コメント一覧
56148 のレビュー-
「クロユリ少年少女奇譚」タイトルから惹きつけられました。 悲恋もののオムニバスがとても透明感のあるデザインとあいまって、最初から最後まで綺麗な作品です。 五つのお話をそれぞれ二人の視点から読むことができます。 個人的には2番目のお話がドツボです。 素敵な時間をありがとうございました。
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星屑とステラ邪龍と良き龍の伝説のある国で、邪龍の伝説のせいで殺されかけた自分を救った巫子・ステラへと恩返しをするという言う話なのですが… グッドエンドは、オープニングの反転なのですね…すごくグッときました。 うう、しかし先生、すごい好みのキャラだったのになあ…。
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ある座敷童の一生愛を飲み込んでしまおうとする悲しみと、悲しみに埋もれまいとする愛。 それを「座敷童」という存在に負わせた、深い深い物語です。 人はここまで非情になれるのか。 人はここまで愛情を持てるのか。 この深い思惟を与えて頂き、ありがとうございます!
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うさぎの国。可愛く、優しく、切なく、不思議な作品。 シュールな映画のようでした。
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幸福のラルカ少しずつ、…少しずつは気が付いていたのですが…。 登場人物が物語を話していくうちに、心とは何か、を考えさせられる構成が良かったです。 キャラクターも美麗で、えもふりが効果的です。ボイスも本当に適役だなあ、と思いました。 カフェ・エスタシオンの「特別さ」が「当り前」を教えてくれる、素敵な世界観でした! 素晴らしい「心」のカタチを感じさせてくれる物語をありがとうございます!
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鶏島地獄のような楽園。そしてそこに住まう異形の生物は、…結末を見た時、それがわかったような気がしました。 「鶏島」は確かに楽園の事を描いた作品だったのですね。 人外境を見事に描き出した物語をありがとうございます!
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アリス♂パニック!!古い海外の児童小説のような絵がサムネイルの一番最初に使われていたので、何かのパロディのようにも思えてプレイしてみました。 結論から言うと、…アリスは誰一人許さなかったのですね。 妖しさとおぞましさと甘やかさ、この三つが一体となった、稲垣足穂の作品を彷彿とさせる物語でした!
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燃焼系乙女式!女子校の伝説をめぐる、王道と思いきやトンデモな日常と、意外なほどセンシティブな恋心のお話。 タグの「ちょっと普通ではないと思う」に妙に納得しました(笑) 個人的には佐紀ちゃんのお話が好きです。後日談的な展開が特に。 スキップ使って、総プレイ時間30分ほどでしょうか。さくっと遊ばせてもらいました。
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メグリモノ「メグリモノ」というタイトル。 これがこの物語の全容を表す最も適切なものではないかと思います。 何とか救いは、…とクリア後のタイトルを見つめつつ、…無いんですね。 不思議な絶望感を感じさせる稀有な物語をありがとうございます!
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鶏島不思議な物語でした。出だしはギャグで笑いながら進んでいたのですが、最後は意外な展開だったし、ホラーっぽい怖さもありました。
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キャラバンの冒険(THE MAGIC CRAFT外伝)本編をプレイしてから、この作品をプレイすると、本当にこの世界の「生きていくことの難しさ」を感じ、現実にも形は違えど「生きていくことの難しさ」があることを痛感します。 そしてその中でも、人は誰かに手を差し伸べることのできることを感じました。 外伝として素晴らしい内容でした! 人情を感じさせてくれる物語を、ありがとうございます!
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終極のヨルイラストに雰囲気があり、音楽もとても世界観にマッチしていて引き込まれました。とても短いお話でしたが、前後が気になる展開でした。
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闇の森の少女姿を隠していた化け物が怖いのか、化け物と化してしまった存在が怖いのか、…どちらのエンディングもある意味「闇の森」からは逃げ出せなかったのですね。 それを考えると、救いは無いのだな、と思ってしまいました。 意味の深い物語をありがとうございます!
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おシャ☆るなるな子のお洒落の選択により、相手の態度が変わるのが何とも言えません。 着せ替え的な要素を攻略の手段にするところが、進んでいるなあ、と呆けたことを考えながらプレイしておりました。 奥の深さにも驚きです! 相手をほんろうする魔性の女が出てくる(と言いたい)ゲームでした! ありがとうございます!
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Planet nine(プラネットナイン)同じ夢を見て、しかし別々の名でその存在を呼び、別々の意味を感じ取る。そして正体をつかんだ後も自分たちが感じていた、良い意味、を捨てることなく接し、それを生かしていく。 弾き飛ばされたのではない、という認識を彼が得られた、憎悪にとらわれた意思から人間の温かみを得ることとなった結末に、胸が熱くなる想いがしました! 感動的な作品を、ありがとうございます!
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不死の捜査録全体が不気味、…というか化け物じみた存在ばかりで。 時々出てくるアレが怖くて怖くて。 うわあー! トラウマになりそう! これが作者様の狙いなら、ズバリ大成功している作品でした!
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ちょっと気になる販売機江戸川乱歩の短編に「算盤が恋を語る話」というものがあります。物言わぬ計算の為に使われる算盤に示された数値に起こる偶然。私がその小説を読んだ頃には、すでにポケットベルの数字の語呂合わせなんてものは過去の遺物になっていました。 向こう側に人間か存在する算盤とは違い、この作品に出てくるのは自動的に言葉が選択され放送される自動販売機なのですが、ただの機械が少年の心に起こした奇跡は、言葉にできないほどの大きさがあると思います。 自己を認識し、世界を認識し、そして人間を認識する、…いえ、し直すきっかけとなったこの存在に、早く再会できるといいな、と思いました。 心豊かになる作品をありがとうございました!
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無個性GIRL少女の複雑な心境がとてもリアルに描かれている乙女ゲームです。 全体に渡ってほの暗く、だからこそ、ささやかな安らぎも感じられるストーリーが素敵でした。 事前に『エンドはどれも暗い』という作者様のコメントを拝見していたのですが、それでも主人公と先輩の様子を眺めては「このまま幸せに……幸せに~~……!;」と願わずにはいられなかったです。 なお、結末は3種類に分岐しますが、選択肢が表示されている状態でセーブが出来るので周回は楽に行えます。 また、全てのエンドを回収すると読めるようになる後書きも興味深い内容でした。
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ねえ、先生誰しも「あの時に戻りたい」という心は持っているものです。 まれに「過去には戻りたくない」ということを思う人もいます。 どちらも「今に至る過去」に大なり小なり不満を持っているからなのです。 主人公の佐野ありすさんは不満ともいえる「心残り」があり、それが「時を戻る」選択にいざなったのでしょう。 トキウサギの力を借りたことが最後まで幸福につながってほしいと思います。 素直に言いますと、 ゲーム全体の雰囲気と、ボイスの可愛らしさが光っていて、素晴らしかったと思います! 心地の良いひと時をありがとうございました!
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或る食屍鬼の詩忌まわしい能力と、それを使わねば生きていけない忌まわしい自分。 音声が無いながらも、緊迫した場面が壮絶さを醸し出していました。 ご報告いたしますが、2回目の戦闘でエラーが発生し、進行不能に陥り、エンドが見られなかったのです。 アップデートを楽しみにしております!