コメント一覧
56210 のレビュー-
Home coming長い間、入院していた主人公。 とうとう退院する日を迎えたが、思えば病院の外はいつも霧に覆われ、 街のことも、自分が入院した理由もよくわからない…。 セーブがストーリーにも影響するという珍しいゲームです。 まず実写のモノクロ背景が不安感をあおってきて、とてもいい感じです。 ゆるやかに動く霧のせいで、何があるのか見えそうで見えない。 プレイヤ自身も「この街がどういう場所なのか?」が気になっているので、 背景からも何かを読み取ろうと思うわけですが、 場面が変わるごとに背景をジッと見るのが楽しいノベルゲームも、 なかなかめずらしいなーと思いました。 BGMもどこか不安になる雰囲気とマッチしており、 UIもモノクロで統一されています。 ゲーム全体の世界観/雰囲気がキッチリ構築されてて良いなと感じました。 看護師と不気味な街を歩いているだけで楽しい! ゲームのキーになる「日記を読む」ですが、 現状はバグがあるようで読めず、そこは残念でしたが、 2つのエンドまでは支障なく進むことができました。修正に期待です! もう1つのキーになるセーブについては、ちょっとモヤモヤが残りました。 「日記を捨てる」が実質セーブにあたるわけですが、 プレイヤの心情としては綺麗サッパリ破り捨てたつもりなので、 「no page」と明記していてもセーブファイルとして残ると、 捨てた感覚に乏しく、体験としてよくわからない感じがしました。 あるはずのページ以上に破ることができてしまったり、 セーブファイルとして日付とかが明記されてしまうのが、 そう思わせる原因かもしれません。 日記を破るというよりも「上書きして塗りつぶす」みたいな言い方のほうが、 色々と都合よく、しっくりくるかもなーと思いました。 …という感じで気になった点は挙げましたが、 全体的に雰囲気良く、短時間で遊んで得した気分になれる良いゲームでした!
-
探しものは、夏ですか。いくつもの時代を超えて、ふたりは形を変えて、何度も出会っていたんですね。 ここまで相手を想えるなんて、ずいぶん幸せだったんだなあと。 しみじみ思いました。
-
探偵とジョーカーのパソドブレ【 GAME 】原作未読ですが、まったく問題なかったです。 3人のパートナーは個性的でそれぞれ特徴が良く出て良かったです。
-
LMMおおおお、なんというか、すごい作品でした。 「ゲーム」であることにここまで意味があるノベルゲーム、初めてプレイした気がします。これはゲーム以外の表現媒体では味わえない作品だと思いました。 背景、キャラ、音楽、効果音、UIの全てが調和してて、美しい。 リュドミラとチャンドラのキャラクターがお気に入りです。
-
All Rightよーし問題解くゾ〜と考えて進めていると、 あれ、この問題って…!! 解説(制作者)のアイディア、おおー!と近未来の世界観に身近な哲学楽しめました。
-
彼女は時のねじを逆向きに回した時間を逆行しているという女性に出会い、 困惑しながらも話を聞いていくストーリー。 テンポ良い文章で、読み進めやすい短編ノベルでした。 文字サイズ変わったり、ルビがおかしかったり、 テキストの仕掛けも良かったですね。 「唖然」のルビは無限の可能性がありますね…! 主人公が言うとおり、やや都合が良すぎる設定と感じましたが、 そのへんはオチで納得できました。 「逆行して生きている」という概念自体が不思議で、 実際それはどういうことになるんだろうと、 主人公と同じく、頭の中で色々な想像をしたゲームでした。
-
命のない唄 [奈落の庭]ページをめくるたび現れる美しい絵に見とれながらプレイしました。 独特な空気の世界観や物語も、薄暗いけれど美しく、絵画の世界に入り込んでいくような気分になりました。 アクションゲームの方も気になるので、あとでダウンロードしに行こうと思います。
-
道玄坂女子中学2年A組オカルトカルテット怪奇ファイル01行方不明者の行方はどこ? 渋谷で都市伝説に迫る、女の子4人組のお話です。 途中からゾクッとする展開にも…。 4人とも良いキャラしてましたし、何より可愛かった。 キャラの立ち絵はぬるぬる動き、フルボイス! テキストは自動で進む割り切った設計! というわけでアニメを見てる気分になりました。すごい。 冒頭から服装の違和感などがありまして、 これは立ち絵やツールの開発事情かなと察してた部分があったのですが、 これにもちゃんと意味があって、感激…! 「ファイル02」とか続編があってもおかしくないと思うものでしたし、 続編が作れるポテンシャルのあるキャラ達だなぁと感じました。 あとショートアニメ(プレイ動画?)作品として展開できそうだよなぁと、 ツールの使い方にも可能性を感じました。
-
あいからの鎖すごいゲームでした…。生と死、家族、友情、様々な問題が複雑に絡み合う。夢中で読みました。 何人も彼氏を作っても振られ、死を想って学校の屋上に行く主人公。 そこで、連続殺人鬼を自称するクラスメイトに、殺人未満の行為を繰り返してもらうことで、死への衝動を発散し、生きたいと思いなおす。そして同時に、この行為により彼も殺人衝動を発散して、殺人を我慢することができる…。 この設定を見ただけで、メチャクチャ面白そうでしょ? メチャクチャ面白いんですよ。 頭がいい、彼の言葉に、主人公が救われることを繰り返す。 そして、そんなふうにアドバイスをして、私が死にたくないってなっちゃったらどうするの?なんて意地悪に聞く主人公。 それでも主人公には、もう彼がいないと生きていけなくて。 物語の最後まで、固唾を飲んで見守りました… 本当にすごい物語だった。 ただ、バッチ取得後、どうやらゲームが固まるようです。 修正していただけたら嬉しいです。
-
虚無、あるいは絆の家話を進めるごとにオチを想像させられる物語でした。 特に分岐はなくすらすら読むことができました。 この物語のような時代が来るのかもしれませんね。
-
保全-HOZEN-ウピドゥピしたい人におすすめの一作。自分は何をウピドゥピしていたのかとか、なぜウピドゥピしていたのかとか、そんな意味を考えるのはナンセンス!!! エンディングテーマが印象的でとにかく耳に残ります。クレジットの「総監督」でなぜか噴き出しそうになりました。完全に作品のペースに持っていかれたなあ。
-
白いプリンタープリンターの駆動音ってなんか不穏な感じがしてちょっとびびるよね。そんな雰囲気を創作として昇華させたような、ジャパニーズホラー短編小説。紙がすーっと排出される演出がリアルで面白かったです。 どちらのエンディングもぞっとするものでしたが、バッドエンド(?)では思わず背後を気にしてしまいました。自分の部屋にも、よく似た型の白いプリンターを置いているので……
-
ラストサマー・バケーション・イン・ザ・ダークさくっと読める短編ながら、胸にしっかりとした余韻を残していく作品。会話のテンポがよくとても読みやすかったです。テーマの重さと相反するようにイラストは爽やかで、明るい日向さんの表情と、眩しい夏の風景。このギャップが見事でした。 以前他の作品を遊ばせていただいたことがありますが、ギャグからシリアスまで実に多彩、作者さんの多才さには驚かされます。
-
リナリアを君にご、ごめんなさい、バッドエンドにしかたどり着けなかった… もしかしてこのゲームにはバッドエンドしかないのではないか?と疑うくらい、いろんな選択肢を試したけれど、でもやっぱりバッドエンドで… …でもある意味主人公は幸せになってるんじゃないか、って思うバッドエンドも多くて、これはグッドエンドでもいいんじゃないかな、とも思いました。 …一般的に見たらバッドエンドかもしれないけど、きっと幸せにしてもらえるよ…
-
純白のマリアージュ選択肢によっては花嫁より奇麗になっちゃう女装男子…悪くない。 とてもふわふわキラキラしてかわいいお話でした!! 二人とも幸せになーれ!
-
ある音楽室の独白作者さんの美しいピアノの演奏を聴きながら、 コミカルなキャラの出てくるノベルを読める、というのが なんだかすごく心地が良くて、豊かな時間を過ごせました。 二階堂カナヲのキャラがいかにも漫画チックで、好きですね。 二人の今後がどうなったのか、想像させるような終わり方もよかったです。 良き作品をありがとうございました!
-
巡るランドリー不思議なユーモアのある、ちょっと(?)ホラーなゲームでした。 不条理小説のような、不思議なセンスですね。 ギャグっぽいイラストや、アライグマの味のあるイラストが、 この不条理な物語を盛り上げていたと思います。 面白い作品をありがとうございました!
-
暗き夜よ、汝の名は女なり>黒豆キヅネさん ありがとうございます!!BGMは1年ぐらい「この曲使いたいなーーー!」と狙っていた曲なのです。良い曲ですよね。 >弐藤(ニトー)さん スクリーンショットで遠目に見てみると、確かに目立ちますね……!短編完結作品!とてもうれしい褒め言葉です! >ただつぶやきたいさん コメントありがとうございます!特に何も考えずに話を考えてたら、主人公以外全て女性になったので、そういう感じにまとめてみました!
-
ひとりぼっちの魔女数人の仲間たちと魔女を倒しに行くお話でした。 道中で魔女の関係者達と出会い、徐々に魔女の存在がわかっていきます。 少し寂しく温かい物語でした。
-
Circular Gravity -サキュラ・グラビティ-燃やされるはずだった、ある三人の日記を読み進める女性のお話です。個人的にはすばるさんのいじらしさが良かったです。