富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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愛猫ちゃんの防衛戦!いまだに自分が犬派か猫派か安定しないペット派閥優柔不断勢なのですが、本作をプレイして相当に猫万歳ポイントが増大しました。まろんちゃん可愛すぎる!! 人と同じくメッセージ欄に登場するまろんちゃん、様々なスチルで可愛いを放出しまくるまろんちゃんに癒されました。ゲームとしてもほど良い難度のミニゲームが良い息抜きとなり、サクサクと全EDを回収して最後まで楽しめました! -
デッドリーチョコレイドゲームシステムとシナリオの融合が持ち味の作者さんの作品ですが、今作もとても楽しませて頂きました。コンセプト自体もとてもキャッチーなのですが、今回もやはりゲームの構成が秀逸だと感じました。チョコを選択する個別EDと独立してストーリーのEDが用意されているシステムは珍しいですが、その構造に意味を持たせるシナリオだと感じました。プレイの際にはぜひ最後まで遊んでこの独自システムを味わってほしいです。ラストまで遊べばきっとその意味が分かるかと思います! 個別EDが面白いですが、うっかり勢い余って選びすぎるとノーマルエンドやバッドエンドが見られなくなるので注意が必要です! -
幸せを食べたい起動からクリアまで何回クリックしたんだっけ?というくらいに短い作品ですが、切れ味鋭くインパクト抜群でした。エンディングまでは比喩でなくあっという間ですので、事前の予備知識ゼロで遊んでみてほしいです! -
掌切絵のようなグラフィックがとても印象的な作品です。サムネからも分かる通り季節を巡るお話となっていますが、スタート時点では思いもよらぬ展開に心がとてもほっこりしました。柔らかいアニメーション演出も含めてストーリーが心にジーンと染みる一作です。 @ネタバレ開始 「てのひら」でない読みは恥ずかしながら知らなかったので勉強になりました! @ネタバレ終了 -
可惜夜のくろすぐり皆さんお待ちかねの可惜夜シリーズ最新作はマテオ君が主人公!今作もこれまでのシリーズ作同様に非常に良質な脱出ゲームが遊べて大満足でした。今までは多かれ少なかれ攻略サイトに頼っていたのですが、今回は全くヒントを見ずにTRUEに到達できたので感無量です。シリーズ作を通じて腕が磨かれてきたのかもしれません。 今回は助手子の見せ場は少し少な目でしたが、新しいストーリー展開も楽しめました。本シリーズのフィナーレはかなり寂しいですが、手を変え品を変え様々な趣向を楽しませて頂きました!制作お疲れさまでした! -
女中の話 The Maid's Story作者さんの作家性が存分に発揮された独特な作品でした。全3シーンの冒頭はボーカル入りの動画から始まりさながらミュージカル映画のよう(だと思ったらタグにもそう書かれていました!)。その後のノベルパートも表示されるグラフィックには独創性とオリジナリティを感じました。アニメーション演出もあって臨場感があります。 驚いたのはクリア後のエンドロールを見て、ゲーム中の曲の作詞作曲歌唱が全て作者さんだと知った時です。紙工作と絵に加えてこれは多彩過ぎる!!他では味わえない魅力のある作品ですのでおススメです! -
ラブ★バトルエンゲージ!グラフィック周りがとても豪華なゲームでした。立ち絵がじんわり動くキャラグラフィックももちろんのこと、学園内の日常パートもクライマックスのイベントシーンも、画面の華やかさがとても良かったです。アニメーション演出もたくさんあります! ストーリーは恋愛の糖度は抑えめで青春要素が高めといった塩梅です。登場キャラはみな個性があり、異なるストーリーが楽しめました。ダンスシーンのミニゲームは難易度によっては遊び応え満点でしたし、任意でスキップできるので2周目以降もストレスなく周回できてストーリーに集中できました!攻略情報がなければ恐らくクリアできなかったルートもあるので、ゲーム内でヒントがあったのもとても嬉しかったです! @ネタバレ開始 難易度Extremeについては、大画面モニターで遊ぶと全く歯が立たなかったです!これはスマホを置いて遊ぶが吉と思いました! @ネタバレ終了 -
黒聖夜のうたブラックサンタがメインのお話ということもあってメインの色調は白黒なのですが、キャラデザの素晴らしさと色調のトーンの絶妙さののおかげで二色トーンながらビジュアルが非常に豪華です。 本作、クリスマスシーズンに向けたの短編ゲームと思って気軽にプレイしたのですが、差分グラフィックはたくさんあるし、ゲームシステムも凝っていますし、魅せ方も良いですし、ストーリーも練り込まれていて登場キャラは控えめながらとても世界観の奥行きを感じるゲームに仕上がっておりました。主人公はぐぅかわですし、お相手も周りを固めるキャラも個性が炸裂していて、とても面白かったです。最後に大事なことなので繰り返しますが、キャラデザが本当に素晴らしいです! -
偽装のガーディアン以前より絵柄が好みの作者さんの最新作なので喜び勇んでプレイさせていただきました!結論から言って、本作も非常に総合的な完成度の高い作品でとても楽しめました。シナリオはかなりの意外性があり道中からラストまで何度も驚かされましたし、驚かされるだけでなく様々な伏線が効いているので納得感もあって大満足でした。最終的なプレイ後の印象もとても良かったです。 テキストもグラフィックも良かったのですが、システム面も素晴らしいです。特にいつもながら進捗状況がリアルタイムで把握できるこの仕組み、遊ぶ目安に最適なのでオーソドックスなノベル・ADVにはデフォルトで付いていてほしい!とまで思いました。 なお、本作、BL寄りのブロマンスとのことですが、①メインで描いているのが精神的な深い絆・繋がりであること、②キャラはどちらも美形で主人公は可愛い系であること、③脇を固めるキャラクターは(キャラの立った)女性が多いことなどから、男性がプレイしても全く魅力を損なうことなく楽しめます! -
クレーマー家業も楽じゃない!画作りからゲームシステムから展開からすべてがポップなゲームでした。クオリティの面ではフリーゲームの粗のような部分が全く感じられない一方で、ノリや展開の自由度やぶっ飛び方はこれぞまさにフリーゲームというとても二律背反な魅力を持つ作品でした。 ダブルヒロインの属性やシナリオ展開が凄く対照的になってるのも素晴らしいと思いました。それにしてもダブルヒロインが赤べこ推しと樹脂粘土好きってなんて異質なんだろう。二周目三周目以降のプレイをとても効率的にしてくれるゲームシステムも親切ですし、サクサクEDまで到達できるのに凄く豪華な個別なEDが用意されているのも嬉しかったです。クリア後のおまけも充実していますし、プレイヤーの「嬉しい」にたくさん応えてくれるゲームでした!
