富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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給食爆戯給食が楽しみで仕方なかったあの頃を思い出させてくれる素晴らしいゲームでした! まずグラフィック周りが最高に素晴らしいです。キャラクターはキャラ立ちっぷりもキャラデザインも素晴らしい上に、会話シーンでは差分というレベルでなく立ち絵が次々に変わりアニメのような印象です。全員集合となるタイトル画面なんてもうレイアウトデザインやロゴ含めて最高です。プレイ画面のメイン画面横の余白スペースのデザインも素晴らしかったです。 ゲーム部分も内容やパターンのアイデアが面白く、難易度の上がり方も絶妙だったので最後まで楽しめました。色んなキャラとのEDを見るために何周も夢中になって遊びました!
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すみません!ちょっとキスしてくれませんか!?キャラクターの造形が個性に溢れているのと、立ち絵のアニメーションがとても豪華で驚きました。 ゲーム自体は掌編作品ですぐにEDを迎えるものですが、エンドロールがとても豪華で、演出と相まってED曲がとても強く印象に残りました。全体的にノリノリで面白かったです。
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都会の雪に関わるアソートメント雪をテーマにした連作掌編全画面ノベルゲームです。 いずれの掌編も断片的なシーンを描いているので、プレイヤーの想像の余地が大きく想像力が掻き立てられました。また、掌編間の繋がりが感じ取れるのも面白かったです。
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立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー あるいはオリジナリティの無い卒業までの日々作品の存在を知った時から興味津々だったゲームをプレイしました。通常のADVでも多少ツッコミたくなるような立ち絵を数多く目にしますが、本作のキャラたちの立ち絵はタイトルになるほどなのでその比ではありませんでした。グラフィックは綺麗だし、演出も凝っていてコンフィグ画面などにも感動しました。 個人的に最も良かったのはコミカルなテキストです。EDと一切関係のない細かい選択肢分岐が数多く、それぞれかなり展開が変わる豪華仕様です(それでも一番印象に残ったのはオリジナリティ溢れる学校のチャイム音かも)。ED後の日々に想像を巡らせるようなマルチEDも良かったです。
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北限のアルバ~冬の章~大事なことは必ず初めに言うべきなので言うと、TGF2024の本作「冬の章」を初めにプレイしても問題なく楽しめます! さてさて、北の大地を舞台にした長編乙女シリーズの完結編です!1作目をプレイした時からこの作品の世界観と実直な主人公の真さんに魅了されたため、春夏秋冬を走り抜けて本作までプレーヤーとして完走させてくれたことがまずとても有難いです。シリーズの中でも最も寒そうな冬の北海道・美瑛の地を舞台にしつつ、今作も立ち絵のないキャラクターたちも含めて周囲の人たちの温かさを感じました。 今作はこれまでと一風変わった展開が待ち受けており意外性も感じましたが、シリーズの集大成としてとても納得感がありましたし、シリーズ共通の雰囲気や飯テロっぷりも大満足でした。おススメのシリーズなのでもっともっと遊ばれてほしい!
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僕と彼女の人生バラ色ミステリアスな美女と主人公のドラマチックなラブストーリー。彼女はいったい何者か?という謎をはらみつつストーリーが展開しますが、意外性のある真相には驚かされました。 また、各登場人物の感情・心情がしっかりと描写されているのでそれ以上に説得力を感じました。ファミレス・ミステリーがとても面白かったのでこちらもプレイしましたが、こちらもひねりのある設定・展開・ラストととても良かったです。
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視聴率最高視聴率至上主義に警鐘を鳴らす啓蒙作品です!というのはもちろん嘘です。視聴率最高の瞬間となるトンデモナイ大事件とそこに至るまでの過程を刮目してご覧ください。かなり刺激的ですのでプレイ前の深呼吸推奨です。 タイトル画面の「ヒデェヨ」は某有名ゲームの「ヒデオ」を思い出して笑いました。短編作品ですが、確かに事前予告している通り「ヒデェ」お話で本編中は笑けたり驚いたり大変でした。
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神様、ギターを買うタイトルは変わりましたがあのじみにしじみシリーズのキャラクターたちが登場します!ですが、本作から遊んでも全く問題なくこのワールドを楽しめることは間違いないかと思います。 本作は3つの能力を使い分けながら念願のギターのゲットを目指すストーリーですが、なんともいえない3つの能力と失敗時のEDへの急転直下の展開が病みつきになります。ゆるめでクセになるテンションのコメディ&たくさんのポップなスチルが楽しめました!
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マイチルモミジ高い期待以上に完成度の高い作品で大満足でした。細部を含めた演出力の高さが素晴らしく、起動直後からシステム面のクオリティに驚きました。(ティラノ製のゲームを遊び倒しているのでコンフィグ画面に移っただけで感動です) ゲーム本編もシステムの工夫が盛り込まれたストーリーとなっており、冒頭ではおぼろげだった状況がプレイを進めるにつれて明らかになる趣向が良かったです。なんとも切ないお話でした。EDでは感動的な音楽を堪能しつつクレジットを見ていると作者さんが作曲されていると知りこれまた驚きました。
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断捨離×神経衰弱 もうそんなのどうだっていい断捨離というとても日常に身近なテーマをベースに、所持アイテムにまつわる回想シーンでストーリーが進みつつ、エピソードを見る都度に捨てるかどうかの選択を迫るという、とても着想が素晴らしいと思えるゲームシステムの作品でした。 登場人物はみな人物像が非常にはっきりしており、かつ例外なく自分自身と全く異なる価値観の持ち主だったので、ゲーム内の登場人物同士の掛け合いは終始とても新鮮に感じられて面白かったです。