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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 私立!!黒髪学園【10/19追加DLC公開】
    私立!!黒髪学園【10/19追加DLC公開】
    ちょっとしたSF設定(黒髪=エリート)はあるものの、基本的には王道かつ正統派な学園恋愛モノです。極上の恋愛模様が楽しめる一作でした。 攻略対象キャラは3人。同じクラスの堅物生徒会長、天然人たらし、モテモテ王子様系の先輩。いずれのルートも主人公が親しくなるにつれて、様々なイベントをともに経験していくにつれて、遠くから見ているだけでは分からない等身大なそれぞれの気持ちが見えてきます。関係性が深まっていく過程の描き方は凄く丁寧でありつつも一切の無駄がありませんでした。序盤からテンポ良く楽しめつつ、中盤以降には深い感動が得られました。 一目見たら分かるレベルでグラフィックは抜群ですが、非常にお上手な差分たっぷりのイベントスチルも豊富で感動です。主人公が常にテキストウインドウに表示されていて、スチルでもちゃんと描かれているのが嬉しいです。個人的には攻略対象キャラよりも主人公ちゃんがお気に入りです!カワエエしちゃんと「自分」があるのが素晴らしい! 老若男女におススメできる一作です。未プレイの方は是非~!

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  • プレアデスをさがして
    プレアデスをさがして
    ドット絵グラフィックが非常に美しい作品でした。細かめのドットで街並みやキャラクターが表現されており、特にキャラクター群のグラフィックは一見の価値があると思います。この綺麗なドット絵がアニメーションするんですよ!昼夜が入れ替わる演出にも感動しました。 マップから郵便物を届ける場所を選択すると場所に合ったキャラクターのストーリーが進行するシステムになっており、住人たちとの交流が堪能できます。住人同士の関係性も垣間見えるので世界観に厚みを感じました。「プレアデス」とは何なのかを主人公と同じように不思議に思いながら追い求めていくのですが、終盤で真実が明かされるまでのお話の流れがとても美しく感じられました。

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  • OPERATION:BROTHERHOOD
    OPERATION:BROTHERHOOD
    アーミー女子がたくさん拝める本格ミリタリーモノです。事件解決に向けた緊迫したオペレーション感が出ており、世界観の魅力をひしひしと感じることができました。 装備画面を活用したシステムも凝っていて良かったです。ストーリーに応じて装備品を使用していく部分は他であまり見たことがなく、目新しさを感じてプレイ中はテンションが上がりました。

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  • ーGarnetEscapeー
    ーGarnetEscapeー
    廃校に潜入するという、まさに王道の探索ホラーゲーでした。 学校の作りがかなり凝っており、MAPそのものと背景がしっかりしているので臨場感が抜群でした。私は迷子対策として常にサブモニターにスクショしたMAPを表示していたので、なんとか迷子にならずに済みました。 ちなみに序盤から適当な場所に行って何度もDEADエンドになってしまったので、早いうちから作者さんの攻略情報のお世話になりました。ストーリーの進行がメッチャ快適だったのでエンディングコンプや効率クリアのおともに是非おススメです。 ホラーゲーム恒例の即DEADエンドのほかに3ルート2種のエンディングが用意されております。イベントスチルも豊富に用意されていて豪華な作りでした。沢山のメンバーで制作されていて、プレイ後のあとがきはとても読みごたえがありました。 個人的には起動時の演出とテーマ曲がお気に入りです!

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  • 悪くない仕事
    悪くない仕事
    ちょっとした意外性もありつつ、心の温まる作品です。 早い段階で状況には気付きましたが、テキストの描写も用いられている背景なども印象が柔らかく、タグの通りまさにハートフルな作品でした。

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  • 君の生に、祝福を。
    君の生に、祝福を。
    特殊シチュエーションから始まる女生徒と男性教師のボーイミーツガールものです。 紹介文での情報開示が控えめなので、念のため感想は見え消しにしておきます。 @ネタバレ開始 自殺を試みた女生徒とその場面に立ち会った教師のお話です。 発端が発端ではあるものの、悲愴的な印象は全くなかったです。 自殺の動機が感情的なものでなく淡々と理詰め的なものだったので、淡々とやっぱり生きるようにした、という感じです。 プレイしていて思わず「うぐぅ」と声が漏れてしまうシーンには笑ったのと、ラストで表示される折れ線グラフが端的に心情を表していて良かったです。 @ネタバレ終了

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  • Billy
    Billy
    水平思考ゲーム、俗にいう「ウミガメのスープ」ゲーです。問題自体は全3問ですが、異なる3つの回答が用意されているので全部で9問も楽しめます。出題・ヒントの匙加減がちょうど良く、このジャンルがある程度好きな方なら確実に楽しめると思いますし、説明が丁寧なので未経験の方も楽しめるはずです。 また、本作は個別の問題を3つ楽しめるだけでなく、ゲーム全体を通じたストーリーも楽しめます。抽象的ではあるものの絶妙な表現で序盤からヒントが散りばめられているため、メインのストーリーもクイズと同じように思わず色々と想像してしまうことウケアイです。 個別のクイズが楽しめるだけでなく、ゲーム全体を構成するメインのストーリーも楽しめる、面白い構成のゲームでした。しっかりとオチも付いていてとても良かったです。

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  • ねぇ、どうして
    ねぇ、どうして
    BGMと音響面のクオリティが特に素晴らしいホラーゲームでした。イヤホンorヘッドホンでのプレイは必須だと思います。これは真夜中に背後を隙だらけにして遊ぶべき一作です。 「ねぇ、どうして」から始まる物語。選択肢に応じて様々な展開を見せますが、複数のエピソードがかなり怖かったです。映像演出もとても巧みで、作者さんのスキルの高さを感じさせられました。

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  • CODE
    CODE
    非常にクオリティの高いミステリものでした。特に立ち絵、背景、UI周りなどは商業作品のようです。イベントCGもchapter1だけで豊富にあってなんて豪華なんだ!と感じます。 コマンド総当たりでストーリーが進んでいく点についてはそれなりのミステリ好きとしては推理モノとしての難易度が少し物足りないようにも感じましたが、さくさく話を進められる最近のトレンドと古き良きジャンルの伝統をほど良いバランスで調和させている感がありました。また、ミステリとしての事件の謎解きだけでなく、ストーリーものとしての面白さもあり、こちらについては次chapter以降の展開にとても興味が惹かれました。 アイテムや登場キャラの情報なども含めてシステム周りは盤石のデキですので、今後も完結に向けて制作を進めて欲しいところです!

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  • 宇宙船の中で
    宇宙船の中で
    タイトル画面の宇宙船を見ればお分かりの通り、個性が炸裂した作品で、プレイしながらこれぞフリゲの醍醐味だ!と感じました。宇宙船の造形も個性的ですし、登場人物それぞれのデザインや塗りにもオンリーワンな輝きを感じました。個人的に好きなのはサムネにもなっている何もできないカトウさん。やたらと無能アピールしてくるのが面白いです。 作中に発生する事件とその真相については意外性はあまりありませんでしたが、それとは一線を画す意外性のあり過ぎるラストシーンには驚きを隠せませんでした。薄々感じていたとはいえ、そこがオチになるの!?という。一方でメチャクチャ納得感のある主張だったのでなんでそこリアリティMAXやねん!と膝をバシバシ叩いてしまいました。 プレイ時間は30分と掛かりませんし、ぜひ剥き出しの個性に触れて欲しいです。

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