富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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SprinGer!! Ep0 ~Encounter~非常にグラフィックが綺麗で、立ち絵の差分もイベントスチルもとても素晴らしかったです!UI・システム周りの完成度も高く、本作でプレイできるのは導入部のみですが、ストーリーのテンポも良く掴みはバッチリでした。次作を制作されているとのことで、今後の展開がとても楽しみです!
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エッグノック予備知識なくプレイしましたが、個人的にこれはめちゃくちゃ怖いホラーゲームでした。ゆるホラーとありますが、恐ろしすぎました。 真面目に考えてちゃんと行動すればそんなことはないのでしょうが、ずぼらな私は当然のように総当たりをした結果、数々の悲劇に見舞われました。表現力が素晴らしくエグくてたまらなかったです。ようやくHAPPYENDに到達したときの安堵感と言ったら相当なものでした。ほっ。
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Brain-sharing Bot ブレイン・シェアリング・ボット昨今さまざまなところで話題になっているAIを駆使して制作されたゲームです。作者さんの目論見通りAIとサイバーパンクな世界観の相性は抜群だと思いました。全5つのエンドを拝見しました。 企画・監督が人間である作者さんで、実際の素材はほぼAI製という興味深い一作です。ゲームそのものを楽しんだ上で、解説を見てより楽しめるというのが素晴らしいです。
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アンドロイドは電気と猫を愛するのか?とても面白かったです! スタート直後、プロローグからゲーム本編までの流れに全く無駄がなくて最高でした。ゲーム本編もストーリー分岐もとっても分かりやすいですし、様々な部分で作り込みも感じました。アンドロイドの性格に応じてグラフィックが変わるのを見て「そうこれ!好きなヤツ!」となりましたし、セリフやステータスなどもとても芸コマで素晴らしいです。 全部で4つのルートと結末が用意されているのですが、各ルートともテキストのテンポも良くオチも面白かったです!
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ペルジパング起動後に唐突に表示された画面を見て、これは面白い試みのゲームシステムだ!と一瞬で思いました。 丁寧にメモを取ってエピローグを見たところでまさかの結末!でもエピローグの序盤の展開を考えると全く突飛でなくリアリティも感じられます。グラフィックセンスが本作でも炸裂していて、非常に良かったです!
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真夏の残骸果たしてこの世界は現実なのか妄想なのか。男の一方的な独白の力強さに非常に引き込まれました。 決して共感はできないけども考え方としては理解できてしまう魂の主張。本当に存在していそうな思考回路だなと、妙な現実感があり恐ろしかったです。 クリア後のタイトル画面が大好きなヤツでした。
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こりこりなんだか長編ドキュメンタリーを観終わった後のような不思議な感動がありました!展開の1つ1つはコミカルでありつつとてもスピーディーかつダイナミックです。 何が言いたいかというと、こりこりは世界を救いますね!こりこり万歳!
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パストーンタイトル画面の通りの綺麗なグラフィックで、個性的なキャラクターがたくさん登場します。キャラクターの声は合成音声を用いたフルボイス仕様となっており、不思議な雰囲気を醸し出しています。 冒頭から家出美少女が家に転がり込んでくるという100%王道の掴みから始まり、様々な場面で散りばめられた伏線を丁寧に回収して結末を迎える物語でした。力のこもった長編作です。 ロズとラズのコンビのコミカルな雰囲気が楽しく、シリアスな中にも一服の清涼剤的な雰囲気がありました。
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「真夜中のクロッカス」トータルで2時間弱のプレイでしたが、濃密な作品でとても面白かったです。 まず、何と言ってもグラフィックがとても綺麗でした!イベントスチルも多めですし、目パチ口パチなどのアニメーションもあって凄く華やかでした。女の子の表情が凄く可愛らしいのが特徴的で、TRUEエンドの最後の絵とクリア後のタイトル画面が特に好きです。今更ですが百合系作品は野郎がグラフィックに出てこないのでより華やかに感じますね!眼福でしかないっす。 ストーリーも当初に想定していた感じとは全く異なるものでしたが、起承転結バッチリしていてとても楽しめました。TRUEの展開は特になるほどそう来たか!と思いました。 ちなみに本作通じてとても印象的だったのは土蜘蛛様です。 @ネタバレ開始 まさかこの見た目で神様だとは!見た目で判断してしまい申し訳ないです。早々におまけをクリックしたのでそこでもビビり散らかしました。おまけイラストや本作の着想について書かれているあとがきも印象的でした。 @ネタバレ終了
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となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ構築された世界観の緻密さや濃度に圧倒される一作でした。 モノトーンで統一されたグラフィックは画力が非常に高く、特にキャラクターの表情、目が印象的でした。要所で表示されるスチルも素晴らしいです。(クリア後に見返したいくらいです!) BGMの印象も強そうですが、テキストを読んでいても終始陰鬱な空気をまとっている感じで、なんだかずーっと低気圧の中にいるような雰囲気を感じました。「日常系陰鬱ブロマンスノベル」というジャンル名ですが、ここでいう日常は天使になったりされたりすることが日常になったセカイのものです。現実と違う世界を日常として描かれていているのが印象的でした。 本作はボリュームのある長編で、測っていませんがトータルで5時間以上は軽くプレイしていたはずです。初回はED4。次にED2を見ましたが、それ以外のEDになかなか到達できなかったため、作者さんの攻略情報のお世話になりました。こんなに緻密な分岐をしていただなんて!とビックリしました。キャラクターは今作の良心と勝手に思っている西君が一番好きです。 クリア後のおまけもとても充実していますし、バッジ取得画面でキャラの絵の部分を長押しするとおまけ絵が見られるのに気付いてびっくりしました!技術力までスゴイです!