富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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ステンドグラスは砕かれたファンタジックな世界観、可愛らしいキャラクターたち、冒頭から結末まで無駄なくテンポよく進み綺麗にまとまったストーリー、いずれも堪能させて頂きました。とても面白かったです。メインキャラは2人ともちょっと不器用だけど、心の奥の優しさがしっかりと伝わってきました。 クリア後のあとがきやサイドストーリーなども充実していて、本作への理解がより深めることができて大変満足でした。
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塩味の夢の中これがゆめかわってヤツか!とゆめかわ初心者でも実感できるゲームでした! タイトル通りの夢の中感が溢れつつ、塩味というよりむしろ糖分たっぷりなテイストのグラフィックがたくさん拝めるゲームです。幻想的なストーリーと柔らかい絵柄が相まって、現実ではなくいつまでもこの幻想的な夢の中にいたいという気持ちになってしまうことウケアイです。 エンディングは4つありますが、概要欄の攻略方法だけでなくゲーム内のヒントも親切なので苦労せず全てのエンディングを拝見させて頂きました。男から見ても汐見くんがとんでもなく尊いということがよく分かります。 個人的にはゲームのテイストにピッタリかつ工夫されたUIの素晴らしさに感激しました。
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Angel Callまず、冒頭の時点で「カミダノミ」を受ける天使のコールセンターという設定が秀逸だと感じました。興味を惹くだけでなく、電話1本1本で異なる短編ストーリーを展開しやすいもんなぁと。その予感通り、電話の主を中心としたストーリーに1つ1つオチを付けつつ、最後はきっちりと本編の伏線を回収するという優れた連作短編のような味わいがありました。 また、全ての電話で正しい選択肢を選べたようでGOOD ENDに到達しましたが、間違えればNORMAL?BAD?にも進めるようなので選択肢分岐があるマルチエンド作としても面白い趣向だと思いました。 プレイしていて『絶対に本職はモノ書きの方だろうな』と思って後からTwitterアカウントを確認したところ、大手出版社の短編新人賞を受賞されていました。でしよね!どう考えてもシナリオしっかりしてますもの!となりました。立ち絵、背景、BGM素材を活用すれば面白いゲームが作れるということが改めて再確認させて頂きました。
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フィンリーノア色のない異世界から始まるホラーゲーム。可愛らしいキャラと対照的な化け物のデザインが素晴らしく不気味で初見で到達したED3では本気でビビりました。本編の色のない世界とこれまた対照的な色彩豊かな回想イベントスチルは非常に綺麗で、現在の状況と過去の思い出の対比が印象的に表現されておりました。クリア後に見られるグラフィックがとても綺麗ですし、ちょっとしたおまけ要素もあるのでクリア後も2周目に突入して作品世界を最後まで堪能させて頂きました。 ちなみに移動分岐の時にキャラクターに話しかけられることに気付かずにED1にいくのに少し苦労しました。こちらのEDでは真相が綺麗に明かされ、温かい感動を覚えました。
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あの頃の思い出日本人の原風景、神社でのお祭り屋台を舞台にしたゲームです。 6か所の中から適切な行先を順番に選んでお話を進めていくことで良いエンディングに到達できます。ぼったくりは要注意です!お店で買い物やゲームをして、アイテムを手に入れて、新たなイベントを起こして話を進めていく過程が楽しかったです。ストーリーにもじんわりと感動しました。
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カツ丼食べたい!!まるで揚げたてのとんかつの衣のようにサクサク遊べるゲームでした! 最高にテンポは良いし、あっという間に気持ちの良い効果音とともに表示される面白エンドに到達できるしで素晴らしかったです。振れ幅が広すぎるエンディングの数々に料理ってやっぱり奥が深いなぁと思いました。 なお、かなり序盤の方で禁断のエンディングを迎えてしまったため、コンプリートするまでホラーゲーの雰囲気が満点になってしまいました(笑)
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クピドの呪い特殊設定の爽やかな青春恋愛モノで、とても面白かったです。グラフィックの差分、イベント絵がたくさんあったので視覚的にも楽しめました。当方男ですが、ミナトくんが可愛らしすぎてとても推せます。あと、ハルさんも結構憎めないところがああるのでお気に入りです。 灰色の男子高生活を思い出し、リア充爆発しろ~!という感情が沸き起こりました(いい意味で)
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たんぽぽちゃんタグを見れば一目瞭然なのですが、プレイ冒頭から不穏な空気をビンビン感じました。ですが、きっとこういう話なんだろうな、という想定を上回る展開に構えていても思わず「うへぇ」となってしまいました。演出面も効果的で、最後はなんとも言えない感情になりました。こういったジャンルが好きな人にはおススメできる作品でした!
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fluffyデザインと塗りがとてもキャッチ―なゲームでした。好奇心の赴くままにウロウロして、見聞きしたことをベースに姿を変えていく診断ゲーム。とりあえずEDを3つほど見ましたがほかのEDもとっても気になります。 グラフィックがとても可愛らしく性格診断もできるのでゲーム実況にとても向いてると思いました!
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未来伝言板日常に現れたちょっと不思議を前に喜怒哀楽、悲喜こもごもを経験する主人公のお話。 大人しそうな主人公ですが顔に出やすいタイプなのが可愛らしかったです。ちょっとしたことに対しても表情がくるくると変わって、見ているだけで面白かったです。 スマホが普及する前は駅には必ず置いてあった伝言板を懐かしく思いました。