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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 泣きべそ*花散る空 - self paradigm -
    泣きべそ*花散る空 - self paradigm -
    前作がとても面白かったのでこちらもプレイしました。概要欄に記載の通り、前作プレイが前提の作品ですのでまずは本編のプレイを強く推奨します!

    本作は前作に登場した6人の男女の視点によるサイドストーリー5編が楽しめるオムニバス作ですが、各主人公の置かれた境遇や内面心理をしっかりと描写しており、本編と同等の読み応えがありました。各キャラクターにもそれぞれ事情があったんだなぁと思えましたし、今後に向けた希望も感じられるお話もあってとても満足でした。登場人物がみな不器用ながら真摯に生きようとしているのを見守るような気持ちでプレイしました。前作未プレイの方は是非前作のプレイ直後に続けてこちらも遊ぶのがおススメです!

    ちなみに各編プレイ後に鑑賞したオリジナルのエンディングテーマがとても良かったです。クリア後はおまけから何度も鑑賞させて頂きました!

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  • PaintPain ~少女はメイドの手をとって~
    PaintPain ~少女はメイドの手をとって~
    本作、とても面白かったです!
    綺麗なタイトル画面とプレイ時間6時間と言う大作長編っぷりに惹かれてプレイしたのですが、プレイ前に想像していなかった他ではあまり見ないような設定やコミカルなテイストにまず魅了されました。また、登場人物が増えてきてからはそれぞれが抱える苦悩や人間関係の変化などが描かれそこにも惹き込まれました。個人的には他ではあまり触れたことのないような作風だったので、とても新鮮にも感じました。テキストは読みやすく、グラフィックもサムネなどをご覧の通りとても綺麗です。

    各キャラいずれも魅力的だったのですが、個人的に一番好きなのは主人公です。心が広くて人畜無害、パトロン気質な彼のおかげで若き芸術家たちが一皮むけることができたんだなぁ、と。

    最後に、百合×メイドというのは界隈では超黄金の組み合わせだと思いますので、愛好者の方は絶対にプレイするのが吉です!百合好きもメイド好きも世の中には百万人単位でいるはずなのに感想欄が熱いコメントで溢れていないのはおかしい!私は特にジャンル愛や思い入れがあるわけではないのですが、可愛らしい絵柄と屋敷内の人間模様を目の当たりにしてこのジャンルの魅力にも魅了されました。

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  • レイカ ターヘル アナトミア
    レイカ ターヘル アナトミア
    プレイしているタイミングより状況が変わるゲームシステムが面白かったです。
    少しずつ得られる情報のおかげで行けるフロアが増えていき、曜日によっても異なる訪問客が訪れているのを見るだけで楽しかったです。
    プレイ時間自体長めのゲームではないのですが、タスクバーに常駐させて長期間少しずつ楽しくプレイできました。

    過去作品の登場キャラがたくさん出てくるのも嬉しかったですし、ようやく到達した時に拝めるエンディングムービーのカッコ良さにも痺れました!

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  • USA ROBO SANPO
    USA ROBO SANPO
    3Dポリゴンのうさぎとロボがちょこちょこ動いているだけでも可愛くて癒されました!公園のパトロールをする1台と1匹。なんてほのぼのした作品なんだ!

    ゲーム自体はシンプルなタップゲーなのですが、シチュエーションと入手できる写真に癒されて全写真をゲットするまで繰り返しパトロールに出かけました!写真もそれぞれ構図が微笑ましく、見ててほんわかしました!!

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  • トキワ怪奇譚
    トキワ怪奇譚
    ドット調のグラフィックとフォントから醸し出される雰囲気が最高でした。また、短い周回を重ねる中で少しずつ能力が解放され、新たな展開が生まれていくゲームシステムも面白く、先が非常に気になり一気にプレイしました。なんとか自力で5つ目のEDまでは到達したのですが、エンディング数の+??が気になり、ゲームデータ同梱の攻略情報にてその先があることを知りラストまで遊び切りました。

    全てを明らかにしなくても何が起こったか理解できるストーリー、様々な不穏な演出や展開など、ゲームシステムとシナリオとグラフィックのバランスのとても良いホラー作品でした!

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  • 内緒のサイミンSHOW
    内緒のサイミンSHOW
    某国民的バラエティ番組風のタイトルに惹かれてプレイしましたが、とても面白かったです!

    シーンが切り替わるごとに可愛らしく温かみのあるグラフィックがたくさん拝めるのでとてもテンポ良く遊べました。サイミンの内容がいずれもこの上なく魅力的で、日々頑張っていればいるほどこの誘惑には抗えないよなぁと思いました。エンド分岐と分岐後の結末はシンプルですが、意外性があって構成も美しいED2が好みでした。クリア後のおまけも嬉しかったです。

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  • 三色団子布団幽霊博士ガール
    三色団子布団幽霊博士ガール
    「三色団子布団幽霊博士」という長すぎる呼び名と、斬新すぎるビジュアルの女の子の外見に惹かれてプレイしました。髪型だけでなく布団を被って生活しているという習性のキャラも初めて見ましたが、何よりも外見よりも中身の変わり者っぷりが一番個性的に感じられました。

    ツッコミ役に回る主人公も十分に変人で掛け合いがとても面白かったです。首無しライダー編、BAD2つも無事に回収し最後まで楽しめました。構想中と思われる第二話も是非遊んでみたいと思いました!

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  • 異界よりの朱
    異界よりの朱
    本作はノベルゲームの王道的な魅力の詰まったまさに上質な作品でした!まず、全編を通じて何度か発生するバトルシーンの表現がとても良かったです。グラフィック・BGM・効果音の三位一体の演出により臨場感が抜群でした。プレイ冒頭のバトルシーンの作り込みを見ただけで渾身の力作であることが伝わってきます。

    ストーリーはマルチエンドとサイドストーリーをクリアした後に、最後にTRUEルートと呼べるような展開が始まっていくわけですが、途中、一気にテンションが上がる瞬間がありました。「伏線回収」というよりも、これまでの様々な要素を踏まえて更なる展開を見せるといった様相で、後半の盛り上がりはまさにお見事でした。

    最後に、いにしえのノベルゲームファンなので「牛鬼」という単語を見ただけで嬉しかったです。また、「朱鬼」というアイデアはメチャクチャお上手だと思い、その単語が出てきた瞬間に感動しました。

    とても面白かったですし、王道ノベルゲームファンの方に特に強くお勧めです!

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  • クリエイターズ・デスゲーム
    クリエイターズ・デスゲーム
    こちら、大ヒットも納得のゲームでメチャクチャ面白かったです。絵師、モノ書き、歌い手、作曲家、脚本家、ゲーム制作者、Vtuber、なんかのクリエイターの方は、更に深く本作を堪能できると思いますので特におススメです!

    フェス終盤にプレイすると決めてずっと温存しておりましたが、起動したら最後、全EDクリアまで一気に熱中してプレイしました。「クリエイターがゲームに敗れると炎上ネタを暴露されて社会的に殺されてしまう」というゲームだという認識で遊び始めたのですが、予想だにしないエゲつない展開の数々には非常に痺れました。

    登場人物のそれぞれが隠している後ろ暗い秘密とは一体なんなのか?主催者のルールに従いどのようなデスゲーム展開が繰り広げられるのか?などなどデスゲームモノとしてだけ見ても非常に面白いのですが、そこにクリエイターあるあるやSNS要素なども加味されており素晴らしいエンタメに仕上がっています。思わず「おもしれ~」「すげ~」とつぶやきながらプレイしておりました。本作は長編ながら非常に幅広く遊ばれていますが、これだけ面白ければ納得です。

    そこそこ長編ではあるものの面白い部分だけを抽出していてテンポも最高ですし、探索要素、各登場人物の葛藤の描写、展開など全く無駄がなく最適なボリュームと感じました。グラフィックもとても綺麗ですし、演出も非常に豪華ですし、シナリオも素晴らしかったです。

    全体的にエンタメ性抜群ですので未プレイの方には是非おススメです!

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  • 怪異判定アドベンチャー「奇天烈相談ダイヤル」
    怪異判定アドベンチャー「奇天烈相談ダイヤル」
    こちら、大ヒットも納得のゲームでメチャクチャ面白かったです。あまりのクオリティとボリュームに驚愕しました。コンセプトの勝利、というのが本作をプレイしての率直な感想で、タイトル名、タイトル画像、ゲームシステム、画面レイアウト、世界観設定など、全ての要素が寸分の狂いもなくコンセプト通りに実現されているなぁ、とまず思いました。

    ゲームシステムの作り込みはもう異常と感じるほど凄まじく、相談に対応する電話相手からのヒントを基に、大量の怪異データベースの中から怪異を絞り込む過程に熱中しました。これは仕事か!というくらい精密な対応が求められるシビアな難易度も、プレイを続けるうちにコツが分かってくる絶妙さが良かったです。登場する怪異は100種以上というボリューム感があってこそ、類似怪異が増えることで面白さが倍増しているように感じました。

    周回要素・コンプ要素・やり込み要素もふんだんに用意されていて、ゲーマー心をくすぐります。実はまだ今のタイミングで2周しかプレイできていない(判定はCとB)のですが、最高評価+怪異100種(+α)コンプまではプレイしたいと思います!

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