富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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終わりから前作が工夫を凝らした面白い作品だったので今回も期待してプレイしました。 プレイ中になるほど!となりました。こういった挑戦的な試みは凄く好きです。 元からイメージはあったにせよ、これを短期間で作られたのは単純に凄いな、と。 非常にテクニカルな作品でプレイしていてとても驚きました!
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君を殺す日まさにハートフルなお話でとても面白かったです。 恋愛脳なので完全に悪魔は男の恋愛モノとして読みましたが、 言われてみれば性別はどちらでも成り立つように描かれていました。 先輩悪魔のキャラ造形が非常に好きでした。 善か悪か全く読めず、そっちかー!という。 素敵な短編作品でした!
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彼女は彼女の糸を切る本を模した画面構成と、地の文にも声が付いているのがまず新しいな、と。 シーンに合わせてグラフィックは頻繁に変わりますし、動画まであり豪華です。 ストーリーは共感できる部分が多く、2人の距離感も心地よかったです。 読後感が良い結末なので、プレイして良かったなぁという気分になれました。 エンディング曲が非常に良くて感動しました。 タイトルからしてオリジナルでしょうか。素晴らしかったです。
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この愛は誰のもの?とても良質ないわゆる日常ミステリモノでした。 人がガンガン死ぬミステリが大好物なのですが、こういったパターンも良いですよね。 概要のところであまり内容に触れていないのでこちらも割愛しますが、 青春日常ミステリ×ナイスな読後感といった素敵な作品でした。 ただ、思春期のこういった想い出を持ち合わせていないので心はなぜか泣いていました。 登場人物たちの会話のノリが好きだったのと、 重要情報が赤字表記なのが親切で良かったです! 解決編の下りは意外性もあり、見ていて心地良かったです!
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あかいろきみと、しあわせに真っ赤な背景がとても印象的な掌編作品でした。 危なっかしくて無邪気で奔放なクロくんと、 感情を内に秘めるタイプの主人公の出会いと交流の端緒が描かれておりました。 2人の邂逅は幸福への第一歩なのか泥沼へ落ちるきっかけだったのか。 今後の2人がどうなっていくかに思いを馳せられる終わり方も良かったです。 @ネタバレ開始 主人公についてほとんど情報がなく想像に委ねるあたりが好みでした。 @ネタバレ終了
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かげろうのおとめ雰囲気満点のセンチメンタルエロス作品でした。 文章と間の作り方が非常に秀逸でしたし、 何と言っても全プレイヤーの思考を必ず一度は踏み止まらせるヨージョ。 確立された世界観を感じる、センスが溢れる作品です。
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あめとはれ最強キャラ感溢れる義理の姉の存在感がとても強かったです。 何度も様々なBADに突入しましたが、最後は良い結末を迎えられました。 BADEND群の一枚絵の統一感や、不安を煽るデザインが非常に印象的でした。 欲を言えば、END後にタイトルに戻れると、周回プレイがしやすくてより良いと思います!
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ロベリアの/嘘シーン構成がとても素晴らしい短編作品でした。 かなり印象的なシーンから始まり、なぜそうなったかが徐々に見えてきます。 特に青年のエゴたっぷりながらも奥深い愛情がなんとも印象的でした。 愛情の絶対値が物凄く大きいな、と。 世界観と言い、登場人物の相手に対する感情の深さと言い、とても素敵な作品でした。 それにしても作者さん、作風の幅が広すぎて凄い。。
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みまわりキャラクターや背景の絵のタッチがとても柔らかくてほっこりしました。 それぞれみんなが可愛いだけじゃなくて色んな背景を抱えていて胸が締め付けられます。 みんな、悩みを乗り越えて一回り大きく成長してほしいぜ!! 好きなキャラは結井君ですが、魔性的な可愛さで周りを魅惑するタイプですよね。 選択肢とキャラクターの髪型がリンクしているのも分かりやすくて良かったです! ショタ好きの方にはたまらないゲームだと思います。
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AMN(N)ESIAスタイリッシュで独特な雰囲気から始まる超本格謎解き探索ゲーでした! 惚れ惚れする絵画のようなグラフィックが没入感をとても高めてくれます。 あまり慣れていない自分でも頑張れば自力でクリアできたので、 無理のない設問かつ脳汁ドバドバアハ体験が数多くできて最高でした。 4つの番号を入力させるだけでこれだけパターンがあるのか!とのけぞります。 ゲーム内のhintモードは自分の現在の状況でその謎が解けるかを教えてくれるもので、これがなければ投げていたかもしれないくらい貴重なhintで有難かったです。また、細々とした進行に応じて内容が変化するのがとても親切でした。ゲームのストーリー・背景も非常に重厚な雰囲気を醸し出しつつ興味をそそるものでした。外国人の双子美少女とかそれだけでキャッチ―すぎる! 以下、ネタバレを含む感想です。 @ネタバレ開始 ■前編 冒頭、柱の影をクリックして猫が出てきてのところは説明不足と思いましたが、 これは画面クリックゲーだ!というチュートリアルだと後で気が付きました。 あれ自体がゲームシステムの説明になってるってことでしたね。なるほど。 結構悩むところはありましたが、時間をかけつつも自力で解けましたし、 1つ1つの謎は解けてみるとなるほど!!というものばかりでした。 プレイヤーにしか見えていない部分を用いた謎は即解けてしたり顔です! 盲点を突かれて……ないぜ!となんだか画面の前でドヤ顔してしまいました。 ■解決編 前編と比べて非常にサクサクとクリアできました。 ほぼエンディングまで一切詰まらず即解きできたので、 サカナ探偵が敏腕だと判明して嬉しい限りです。 ・少しでも無理のある設問がなかった(問題が洗練?された) ・前編の経験でプレーヤーが成長した(パターンに慣れた) ・単純に少し問題の難易度が簡単めになった の複合要因かと思われますが、適当・簡単にサクサク解けるという難易度ではなく、 詰まることがないという意味で次から次へとドーパミンを出してくれるよきデキでした。 せっかちなので、私はノンストレスで遊べた解決編の方が好きです! なお、最後にしれっと美少女探偵とか自分で言ってるのがウケました! @ネタバレ終了 長々となりましたが、同じ世界観でどんどんゲーム作ってほしい! と心から思えるとてもよきゲームでした。凄く熱中しました!