富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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変わらない、変わることのない君に――ノベコレニュースで拝見して気になっていたのでプレイしました! 主人公と主人公を巡る2人の同級生の物語でした。 2ルートあって、1つ目のルートをクリアするともう1ルートが解放されます。 状況が状況なので手放しでハッピーということにはならないのですが、 いずれのルートともに前向きな形でエンディングを迎えられました。 立ち絵やイベント絵のグラフィックが豊富で綺麗だと感じました。
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最終電車そもそもタイトル画面の演出からしてメチャクチャカッコ良いです。 ゲームシステムや演出も期待が高まった通り同じく雰囲気が良かったです。 ストーリー自体は大きく二部構成となっていて、後半も遊ぶことで全体像が見えてきます。 雰囲気的にも内容的にもホラーゲームと言えるのだと思いますが、 一生懸命生きろ!と応援メッセージを厳しめに突き付けられた感じがして個人的に好きです。 読ませるお話であっという間に完走できました。面白かったです。 どうでも良いことなのですが @ネタバレ開始 プレイ序盤にいきなり都営三田線の実家の最寄り駅が出てきてビビりました。 小1で横浜から引っ越す直前にお別れの会で千石に行くと伝えた時に、 「天国に行くんだ」「天国に行っても元気でね」と言われたのを思い出しましたが、 その通りの展開、そしてあとがきに親近感を覚えまくってしまいました。 @ネタバレ終了
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Dead_Or_Salvation想像力を掻き立てられる作品でした。 色使いや音周りのセンスが際立って高いと感じました。 不条理即死ゲーと思いきやゲーム内で状況が分かるようになっていたので 個人的にはその点は嬉しかったです。あと、やっぱりバッジは嬉しいです。 素敵な作品を有難う御座います。
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Want To Kiss You彼女とキスするぞー!というキャッチ―で分かりやすいゲームです。 好感度フラグとムードフラグがあり任意で選べるTRY KISSボタンもあるので、 とてもゲーム性を感じられる作りとなっていました。 彼女であるツン子は表情もかなり変化して可愛いらしいです。 キスをしたらクリアと思ったらタイミングを見計らえば何度でも見てできるので、 イチャコラ好きにはたまらないバカップル気分が味わえる作品となっています。 演出も非常に豪華で素晴らしいのですが、連続周回時は少しスキップしたくもなりました。 楽しいゲームをありがとうございました。
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Oddface Evolve Vol.1「プロジェクト・リターナー」起動直後の演出から非常にレベルが高く、いきなり期待感を煽られました。 とにかく絵がお上手なうえにイベント絵も沢山ある豪華仕様でした。 臨場感を高めていたと思うのが多数準備された背景イラストですが、 数が凄いことになっているこれらもまさか自作なのでしょうか!? グラフィック面が本当に素晴らしいのでクリア後に全CGモードが欲しかったです! ゲーム性も高く非常に楽しめました。 潜入捜査と言うストーリーとゲーム内容がとてもマッチしています。 単純かつ分かりやすいので、かなり完成されたシステムと思いました。 私の探索ゲースキルが低すぎるため行先が分からず総当たりを繰り返してしまったので、 次の行先の誘導ヒントはもう少し露骨でも良かったかもしれないとは思いました。 あんまりぬるいと作業っぽくなってしまうので今のままがちょうど良いのかもしれません。 まだまだ語られていないであろう世界観設定が壮大であるため、 今後風呂敷がどう畳まれるのか、多少の心配とともに興味を惹かれています。 次回作も既に出ているので、近いうちに遊ばせて頂きます!
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題名のない童話非常にオシャレで雰囲気作りのお上手な作品でした。 背景・シルエット・フォントのチョイスが特に素晴らしいな、と。 フォントはあまり見ることのないもので、とてもこだわりを感じました。 漢字とひらがなのサイズ差はデフォルトなのかご自分で設定されたのか気になります! 随所の作りが丁寧であるため、ストーリー世界に没頭できました。 なんていうか、まさに「題名のない童話」というタイトルがピッタリと感じました。 バッジが設定されているとやっぱり嬉しいですね!!
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アナタイロ列車情緒に溢れる素晴らしい掌編作品でした。 穏やかな音楽とアンヘルさんの佇まいや言動が心地良かったです。 読後感も素晴らしく、プレーヤー自身が前向きになれるような作品でした。 皆さん仰られていますが、例に漏れずラムネが飲みたくなりました。 描写が秀逸だからこそ湧きあがった感情なのだと思います。
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彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節夏のイメージがとても印象的な作品でした。 ノスタルジックな想い出がなんだかとても切ないです。 2つの選択肢で辿り着く結末は確かに大きく異なりました。 いずれも余韻が胸に残るような終わり方でした。 下の選択肢のエンディングはかなり好きな展開でした。 エンディング後の2人がどうなったかを勝手に色々と思い描いてしまいました。 素敵な作品を有難う御座います。
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神様の存在を忘れた巫女主人公が神様ということでかなり珍しいと感じるお話でした。 選択肢の使い方がとても効果的で、 表に現れる言動とその裏にある真意とのギャップが良かったです。 描かれていない部分での心情を想起させられました。 描写としてはそれなりに日にちや年月を跨ぐのですが、 雰囲気のあるBGMがシームレスに流れるのが印象的でした。 プレイヤーとしてはぶつ切りな印象を一切受けることなくストーリーに浸れました。 素敵な作品を有難う御座います。
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水面に映るシェイクスピアベースはギャグっぽい感じではありますが、 ところどころ虚構と現実が入り混じった個性的なお話でした。 3つのエンドを拝見しましたが、好きなのはやっぱりTRUE。 エンディングの方では展開と表示される画像がかなりツボでした。 そこはその画像で表現するんですねw 最終的には「擬人化した実話です」てな感じで感動を誘われました。面白かったです。