富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~起動直後のサークルロゴでまずうぉっ!となりました。 少しプレイすると主人公が大変な境遇であることが分かるのですが、それ以降も「あれれ?これって乙女ゲーなんだっけ!?」というような超怒涛のサスペンス展開が繰り広げられました。「15分以内で終わるんだっけ!?」という心配も杞憂でしっかりと決着が付いてスッキリしました。 あとがきも2パターン見られて制作の裏側も少し垣間見えましたので、2サークルの合作企画作品としても楽しめました。
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腕商の男-ウデアキナイノオトコ-まずはこの設定を思い付いた作者さんの大勝利感が強いです。腕商いとだけ聞いてもあまりピンときませんでしたが、初めて腕商いの現場を見た時はあまりの圧巻の絵力に震えました。 ストーリーは不可思議ながら耽美。腕商いの男は色気に溢れているし、商品となる手もまた魅惑的です。ストーリーの魅力を最大限に高めているのがグラフィックです。こちらも非常に素晴らしいクオリティです。腕の1つ1つにまで個性が感じられるのが凄いです。なまめかしく美しいです。 シナリオは全4話に分かれており、それぞれ異なる客にスポットライトを当てた一作となっています。テキストは文学的なタッチとなっており、高い文章力のおかげでより強く世界観を感じられました。1話1話は短編となっていて区切り良く楽しめるのも良かったです。 おまけの名簿もやはり見ていて圧巻でやはり素晴らしいと感じました。
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オートマタは旅をするティラノ製のすごろくゲーム!?ということでとても楽しんでプレイさせて頂きました! お金を貯めてアイテムを買ったり!嫌なマスをアイテムを使って避けたり!各ステージでエピソードを回収したり!衣装や家財を購入して自宅をデコレーションしたり!色んなことが思いのまま!特に衣装や家財は種類が物凄く豊富なので、オートマタと自室のカスタマイズは必ず好みのものが見つかると思いました。 ラストステージはかなり難易度が高く、 @ネタバレ開始 何度もワープゾーンに引っ掛かって悔しい思いをしましたが、最後はアイテムをふんだんに使いまくって力業で世界一周に成功しました! @ネタバレ終了 まだお買い物とエピソード収集がコンプできていないので、バッジを回収するまでもうしばらくプレイします!!
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友閉メイズビジュアル面や演出面が超豪華な脱出ゲーでした。脱出要素も百合ヤンデレ要素もてんこ盛りでプレイしていてずっと楽しかったです。 自分ではなく遠隔地からスマホカメラで友人の脱出をフォローするというのも一ひねりあって良かったと思いましたし、登場人物がみな一癖も二癖もあるキャラで展開に意外性を感じました。 @ネタバレ開始 監禁された場所からだけでなく、精神的にも解放させなければGOODエンドに行けない構成も良かったです! @ネタバレ終了
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オレが考えた最強のトリック!!今作でもこれまでの一連の作品群と同様にミステリーを題材としたバカゲーっぷりが楽しめます。それにしてもやみつきになるノリ。真面目なミステリ好きの中には眉を顰める方もいるかもしれませんが、ここまで振り切ってると気持ちいいと感じます。3つ目のサムネの図とか好き過ぎる。なお今作も黒シルエットの男が大活躍しております。この立ち絵!オールマイティすぎる! 本作単体でも楽しめると思うのですが、前作未プレイだと途中から進めない仕様(詳細はプレイすれば分かります)ですので、素直に先に過去作をプレイした方が良いかと思います。
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みそっかすファンタジア非常にテンポの良いゲームでとても楽しめました!ハイファンタジー世界観のはずが随所に溢れる現実世界に通ずる世知辛さが読んでいて溜まりません。 グミとミラのペアが最高だ!と思っていましたが、おっさんもなかなかのバックボーンで奇跡のパーティーだ!となりました。凄く気持ちの良い設定と爽快な展開が楽しめました!
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非公開中主人公は通り魔事件の犯人を追う警察官。現場に急行して公園にいる3人から聞き込みを行うぜ!というお話。 主人公と違ってかなり呆気なく犯人見つけたぞ。全くダメな主人公だぜ。と思ったら全く予期せぬ犯人が判明してびっくらこきました。降参です。バシッと犯人を当てられた方は脳みそ柔らかいんだろうな~と思いました。
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ひつじさんへっどふぉん ふしぎな島のなかまたちボイス付き絵本とのことですが、グラフィックがとても豊富なので映像作品のようにも感じました。クリックする度に凄く綺麗なグラフィックが現れますし、癒され、笑いつつ、ちょぴっとだけ考えさせらる、そんな素敵な時間を過ごせました。 ひつじさんへっどふぉんはSNSやアイコンなどでよく目にするだけでなく、私はLINEスタンプを愛用しているので非常に馴染みがありました。憎めない良いキャラだな、こいつー!とは思っていたものの、こいつーと言いながらもどんなやつなのかは一切知らなかったのでその点でも楽しくプレイできました! ストーリーはそれこそ絵本のようなお話でした。いつでも出版できそうなクオリティです。コミカルに展開するので凄く楽しく惹き付けられますし、前向きな形で学びを得られる素晴らしいものでした。全く説教臭くなくて、終始面白いを大事にしているのがプレーヤー目線だなぁ、と。ちなみにEDムービーはいつでも「みんなのうた」に映像込みで採用できる思いました! グラフィックはサムネをご覧いただければお分かりの通り、素敵なキャラデザのくっきり塗り。ゲームの舞台になるふしぎな島の背景まで全てしっかり描かれているので凄まじい作業量がうかがえます。絵を見ているだけで楽しくてワクワクします。特にひつじさんとねこの二人が相性バッチリで並んでる絵面だけで面白いし掛け合いも最高です。 プレイ中に音声を聞いてもしかしたらと思ってはいましたが、まさかまさかの声が作者さんとは!たくさんキャラが出てくる作品で声の演技までこんなレベルでするなんて凄いです!朗読も声の使い分けも凄く世界観にぴったりで、1人でなんでもこなすことの強みを痛感しました(普通できませんが)。前作の役割からボイスを増やしてくるなんて真のビックリ人間です。特にばーん!とかごろごろごろとか、擬音の部分の読み方がメッチャ好きです。 以降、長いのでたたみます。 @ネタバレ開始 個人的に一番ツボだったシーンはきつつきが加勢するシーンです。 噴き出してしまいました。いやいや!それは微力が過ぎるでしょ!と。 思わずお話を進める手を止めて動きをしばらく眺めてしまいました。シュール! そしたらカメも同様に加勢したのでえ!え!まさかあり!ありも! ちっぽけでも力になる!なんて言われてもそれが最後の一押しなんて納納得しにくいのでは!? と心配していたららこれ以上ないオチが付いていて安心しました! おまけも楽しく拝見しました。 ・診断ではまさにそのきつつきタイプでした。 説明を見た限りひつじさんへっどふぉんタイプかと思ったらそうでもないのかも! ・「一番苦労したのはボイス」は即答して、その後2周目に入りました! 2周目が億劫だなんてそんなのものによるじゃないか!と そして今朝、感想送る前に3周目プレイしました! 次は子どもにプレイさせてその後ろから見守ります! @ネタバレ終了
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私の声が聞こえますかとても感動的なゲームでした! 主要キャラの恋愛だけでなく「コンプレックス」をテーマにしており、その点でも非常に興味深く楽しませてもらいました。前向きなメッセージ性を感じましたし、明確なテーマがある作品はやはり良いなぁ、と。 恋愛模様についてはもうこの2人は運命だな!と心底思えました。コンプレックスがあるがゆえに距離を詰めるまでに通り道をしてしまうところにはやきもきしましたし、選択肢が出てくるシーンの心の動きなんかは若い時分の頃を思い出しちゃいました。なんて甘酸っぱい! プレイ中に感じたタイトル名への疑問と、屋上は最近普通鍵掛かってるよね(ゲームあるあるだな)という点については、なるほどそういうことか!と華麗に伏線回収されてこの点もとてもすっきりしました。 グラフィックもとても良くて、先輩は初見で可愛っ!となりましたし、イベントシーンでは演出も相まってやっぱり可愛っ!となりました。(語彙!)OPとEDのムービーもいずれもとても美麗で見入ってしまいました。 クリア後のおまけは工夫が凝らされていて凄く好きです。細部まで丁寧に作り込まれていてこだわりも感じました。 コンプレックスに感じてしまうのはあくまでも後天的なことですし、声が小さいのも耳がやたら良いのも背が高いのも左利きなのも、不便を感じることの方が多いかもしれませんがそれって欠点でもなんでもなくて先天的な特性ですからね。普通なんてものは存在せず、個々人が多かれ少なかれ特性があると認識することが大事な、と改めて感じた次第です! ちなみに私は声がやたら大きくて耳がかなり悪めです!目はとても良いです! 以下、個人的な感想です。 @ネタバレ開始 主人公は小さい声がコンプレックスということで、声が物凄く大きい自分にはその感覚は分かりませんが、からかわれたり、それが原因で引っ込み思案になってしまうのは理解できます。野球をやっていたので、声が小さい=気合が足りない扱いでもう猛ハンデです。 卓也が主人公を親友だと思っているのは凄く理解できました。良くしゃべる人間はちゃんと話を聞いてくれる人間が無条件で好きです。人柄が良いなら尚更。クラスで騒ぎつつ親友は大人しいヤツ、は中高の間友人が変わってもずっとそうだったので凄くリアルに感じられました。 @ネタバレ終了
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車座怪談むかーしプレイした学校を舞台にしたホラーゲームみも感じられる面白いホラーゲームでした。エピソードはともかく本編のホラー度はそこまで高くないのでホラー苦手な方にもおススメです!(たまにかなり怖いですが) 前作、『穴の中』はもう琴線に触れ過ぎて大好きだったのですが、今作もとても面白かったです。導入シーンからもう好きです。作者さんのフランクな語り口の地の文やツレとの会話が凄く良いです。ヤンチャな口の悪い若者の会話ってなんだか癖になります。 友人の怖い話は聞く順番次第で内容が変わるのですが、これがまたバラエティに富んでました。ウソか真か「俺が体験した話」という前提で語られるので臨場感が増してより引き込まれました。怖い話が終わった後のリアクションもやたらリアルで良いです。 特に印象に残った話でいうと @ネタバレ開始 ・一番怖かったのは実在するいくつかの凶悪事件のやり口を重ねて読んでしまったぬらりひょんです。 でも本編がやたら怖いのに、話の後の雑談のやりとりがめちゃくちゃくだらなくてそこが最高でした。 かなめじゅんゼンゼン関係ねえよ! ・事故物件の話はオッサンの顔のインパクトが半端じゃなかったです。 某バラエティ番組の突然そこにいるおっさんのような表情が癖になり、 どこまで顔がアップになるんだろうかと画面が止まるまで待ってしまいました。 ラストは想像したらこちらも結構怖かったですね。 ・フェスに現れる幽霊の話ですが、おぼれている時の顔は作者さんだと直感で気付きました。 なんか分からないのですがなぜかそうだと思いました!当たって嬉しい。 ちなみにこちらは怖いというより切ない。。。 @ネタバレ終了 テキストも非常に魅力的なのですが、大好物のブルーシルエットのグラフィックも最高です。BGMも全てシーンにぴったりで丁寧に作られていました。 ちなみに最後のエピソードは絶対に見つからないと思って攻略ヒントを拝見したところ、これ、絶対にいつか作る本格風サウンドノベルに組み込みたいと思っていたやつでした!そりゃやりたくなりますよね!ということでここでも感動しました。 『穴の中』プレイ済の方にはあれ?もしや?と思える描写があります。作品サイトを見に行ってなるほど!となりました。とはいえゲーム単体で遊ぶ分には前作未プレイでも一切問題ないです。