富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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イケメン彼氏と鼻糞を喰おう!これはもうめちゃくちゃ面白かったです! 正直なところ、下ネタオールOKな自分でもタイトルに対する生理的嫌悪からなんとなくプレイすることにずっと抵抗を感じていましたが、意を決してプレイしたところ、あまりの面白さに感動・感激でした。 冒頭からメッチャ絵上手っ!超凝ってる!演出凄っ!全部スゴっ!となり、一気に期待感が高まりました。そこからの急展開の数々に爆笑の嵐でした。演出もグラフィックも非常にクオリティが高いからこそ、落差?で笑えるめちゃくちゃ良いお手本を見た感じです。クリック待ち画像やらコンフィグ・セーブロード画面やらどこを見てもメッチャ凝ってます。 左から順にプレイしましたが、本当に面白すぎでした。普通はドン引くだけなはずなのに表情の画力やら、急に話しかけられたりやら、突然ミニゲームが始まったりやら、なんなりかんなりでとにかく全ルート笑わされ続けられました。表情が!表情が凄いのよ。テンポもとんでもなく良いです。 隠しルートはこれまたクソ面白いYoutube動画のおかげで珍しくノーヒント?でサクッと到達できましたが、ゲーム終盤となったYoutube動画もゲーム本編の隠し?正規?EDルートも面白過ぎ!エンディングも笑いに笑いました。全力クオリティでふざけるの最高です。 そして、最後に感想を書こうと思ってサムネを見て主人公の名前に笑わされました。3文字だからってそれって小学校低学年か!!
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人生にXXは必要なのだろうか?制作時からずっと楽しみにしていたゲームでしたが、本格的な力作ADVでとても楽しめました。 まず、開始冒頭のOPムービーがメッチャオシャレで素晴らしかったです。 感動して立て続けに3回見てしまいました。冒頭に力のこもったOPが流れたことで本気度が伝わり、没入度がググッと上がったように感じます。 ストーリーは非常に正統派なADVです。恋愛要素ももちろんありますし、ルートによっては主人公の心理的な成長が大きく見られました。往年の名作ADVのような安心感がありました。 グラフィックも非常に綺麗です。特に素晴らしいと感じたのは、ヒロインの新田さんがコテコテの萌えキャラ、現実離れした超美少女でなく実際クラスにいそうな自然に可愛い女の子然としているところです。内面の魅力が滲み出るような雰囲気がありました。サムネでも拝める運動しているシーンや、おでかけでおめかしする新田さんは非常に魅力的で、主人公のドキドキとシンクロするようなグラフィックの数々がとても良かったです。 @ネタバレ開始 大きく分けて新田さんルートとそうでないルートがありますが、真実の判明度や主人公の内面的な成長を考えるとそうでないルートこそが本線なのだと思いました。作者さんとのシンクロ度が高いのか、「他の部屋には行かないでね」的なセリフを見た瞬間に本作の真実をほぼ全て見抜いたのがちょっと自慢だったりします。主人公はどのルートを見ても察しが良くなくて、新田さんの気持ちも分かって!なぜ自分の姿が崩れている不定形がいたかを感じて!お前と同じなんだよ!というのはずっと感じたところですが、TRUEっぽいルートのその後で素を出すようになった新田さんと関係性を築けるものと信じています。 ちなみに、ベッドで向かい合った時の「いいよ」というセリフの破壊力ったらなかったです。もうそんな状況は今世では発生しないので、モニター前で思わずニヤけてながら太ももをバシバシ叩いてしまいました。あと、浅倉南ばりの1人称+フルネームからの告白も堪りませんでした。最後に、新田さんルートでのお泊まり翌日の朝チュンスズメ効果音!これはもうマンガでも古来から伝わる規定演技なので作者さん分かってらっしゃる!と拍手喝采でした。 @ネタバレ終了 OPもEDも非常に高品質でしたが、ゲーム中のいくつかの背景やイベントCGが動いていたのもとてもテンションが上がりました。臨場感がとてもありました! 最後にどうでもいい話ですが、主人公の名前をうっかり「富井サカナ」でプレイしたため、終始「サカナくん!サカナくん!」と呼ばれてギョギョッ!?となりました。蛇足でした。
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赤のガランサス非常に良質なディストピア~ポストアポカリプスモノでとても面白かったです! SF関連の設定はとても骨太でしっかりしており、そこそこのSF好きとしては大満足のお話でした。設定に無理も分かりにくいところもなく、SFに馴染みがなくても十分に楽しめる内容だったと思います。冒頭から結末まで、意外性あり納得感ありの中編作品でした! グラフィックはエレクタが魅力的なのはもちろんのこと、背景のMidjourneyがとても効果的だったと感じました。ファンタジーや未来が舞台の場合、集合知であるAIは非常に有用なツールだなと改めて感じた次第です。 @ネタバレ開始 個人的にはエレクタのスタンスはヤンデレ感一切なしの超純愛と感じられたので、両EDを見るためとはいえ、足を撃ち抜いたのは心が痛みました。 @ネタバレ終了
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運命未定終始テンションMAXのゲームでした。 ストーリー中は効果音と画像演出がこれでもかと襲い掛かってきます。周回要素があったり全3EDを見るとおまけが解放されたり、最後にビックリな展開が始まったり、テンションだけのバカゲーではなく凝った作りで驚きました。 タイトル曲の印象がやたら強いなぁと思っていたら、その曲以外も全曲自作ということですし、大量にあるグラフィックの数々も自作とのことで驚きました。最後に突然ですが妹が可愛かったです!
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とらうまごっこ作者さんのHP情報を参考に両ED拝見しました。 相変わらず抜群のセンスで、不安を煽る色彩デザインと秀逸な煽りコメント?で心をざわざわさせられました。主人公も登場キャラと同じ、いやそれ以上に不気味に見えていることでしょう。 なお、おまけで見られる次回作予告を見て震えました。メチャクチャクオリティ高そう&面白そうで今から非常に楽しみです。
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You Make a Space Cat楽しくSpace catを宇宙へと吹っ飛ばしまくりました。 クリック連打が不調であまり飛ばせなかったのが残念ですが、隠し要素は作者さんのヒントページのおかげで沢山楽しめました。いつもたくさんのギミックで楽しませてくれるさすがの作者さんです。 @ネタバレ開始 自力で見つけ出せたのは隠し扱いではなさそうなエラーが出てくるやつくらいでした。うーんもっと精進せねば! @ネタバレ終了
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マッチョの奇妙な冒険 ダイキョウキンは砕けない一番好みの身体は龍神の兄貴でしょうか。弱点のない感じでアウトラインが綺麗で身体は分厚い。機動力も防御力もあるイケメンレスラー体型とでも言いましょうか。どことなく面影も棚橋みたいでイケメンです。次に好きなのは古民家ですね。エプロンからのぞく上腕二頭筋は見るからにバルクが大きいですよね。こちらも醤油顔のイケメン。主人公のワイは正面の立ち絵ではあまり腹筋周りのカットが出てないように感じました。 ただ、他の写真を見る限り角度かポージングかコンディションの問題だったようです。全員の色んなシチュエーションが楽しめる写真を見る限り、他のマッチョキャラも同様に皆さん遜色なくキレていてナイスマッスルでした。 ここからはおまけの感想です。多少ネタバレを含みますし蛇足感があるのでたたみます。 @ネタバレ開始 途中でストーリーが分岐しますが好きなのは下段ルートでした。まず、チャー・ハンルートはパロティやネットスラング、雑学などが満載でとても楽しめました。自分も良く使うネタが複数被ってて大いに笑いました。マスタールートはメタネタやセルフパロディ満載で、特に作者さんの過去作を多く遊んでいる身としては興奮しました。仲良しラーメン屋は写真だけでメッチャ面白いです。リリカルちゃんルートはキレてるマッスル写真がたくさん拝めるごはんが進むルートです。筋肉好きはこのルート一択です。たくさんのマッスル写真が拝めて老若男女誰にとっても眼福の極みですね。 ちなみに、2022年にぐっすんおよよとか言ってる人が他にいるとは感動です。 @ネタバレ終了 オモシロ写真とオモシロボイスとオモシロテキストが織りなす闘魂三銃士のようなゲームでした!ヤー!パワー!!
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マダム・ポプスキンの憂鬱非常に楽しみにしていたゲームでしたが、期待通りとても楽しめました。 少しプレイしただけで感激した完成されたゲームシステムがまず素晴らしく良かったです。行動選択しかり、一日の終わりの振り返りしかり、情報整理しかりです。探偵ゲームとしてこれ以上ないシステムだったかと思います。これだけ洗練されたゲームシステムはなかなかお目にかかれません。 (情報をこれだけきれいに整理できる時点でこの探偵、メッチャ優秀ですw) 画面レイアウトやフォントの視認性も良く、背景やキャラクターグラフィックも素晴らしく、デザイン面も最高でした。目に優しく、どのシーンの画面を切り取っても完成度の高さが際立っていたように感じます。 ストーリーについても、ほぼヒントがない冒頭から様々な活動を通じて40年前の出来事の真相に迫っていくところ、多くのキャラクターの思惑が絡み合っている真実そのもの、今現在のローレルで真相に関連する人たちと邂逅を果たしていくところなど見どころが多く楽しめました。冒頭からエンディングを迎えるまで、終始ワクワクして熱中してプレイしました。ちなみに初回プレイ、ノーロードで無事にEND7に到達しています。えっへん。 非常に丁寧に作り込まれた一作でとても楽しめました!
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ネイシスシティ(Nacis City)派手な展開と変わった世界観が魅力のゲームでした。 UMAのネイシスが人にやや虐げられる形で共存する状況は絶妙にリアルでした。異種生物が本当に現れたらやはり上か下かはともかく階層は付けられるようなぁ、と。ストーリー展開は意外性も王道性もともに感じるもので、テンポが早くてあっという間に最後までプレイしました。 グラフィックの色使いとデザインが個性的で、シナリオ内容も相まってどのネイシスにも愛着が湧きました。イベントスチルはいずれもカッコ良いですが、クライマックスの絵は大迫力でした。 プレイ後に同梱メモにてED分岐に気が付きました!なんとそんなに芸細だったとは!というわけで他のエピローグも拝見しに行きたいと思います!
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水槽海月少女サクサク話が進み最後まであっという間に楽しめました。バグ?ミス?と不思議に感じながらプレイしましたが、そういうことか!と直ぐに腑に落ちました。 印象的だったのはゲームの構成です。ED到達のタイミングが常識に縛られておらず意外性があり楽しめました。終わり方はとても綺麗だったと思いました。また、海月少女はもちろんのこと、用いられているグラフィックの多くは透明感があり美しかったです。UIのクラゲも超カワでした!