富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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コイサクカガミ起動直後からシステム周りのクオリティに感激しました。これどうやって作ってるんだろ!と思いながら注意書きを開いたり閉じたり、画面の色んな箇所を意味もなくクリックしたりしてしまいました。ストーリーは短く綺麗にまとまったラブストーリーで、両EDおよびエピローグまで甘酸っぱいお話をとても楽しめました。グラフィックもご覧の通りとても綺麗です!効果音含めて素晴らしいアイキャッチのおかげでプレイにリズムが生まれていましたし、テンポの良いEDもスタイリッシュで素敵でした。プレイ時間は短めですが、起動直後からコンプまでとても満足度の高い作品でした!
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トナリノタイトル絵のインパクトが抜群のホラーゲームです。たくさんのグラフィックやテキストの日常感が素晴らしく、生活感のあるリアル系ホラーっぷりには震えました。 @ネタバレ開始 人の、特に隣人の恨みを知らずに買わないように、日々の生活は気を付けないと、と改めて心に誓いました。 @ネタバレ終了
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変な意味怖過去作で類まれなるセンスを爆発させ続けた作者さんが今年のフェスでもまたオンリーワンな作品を見せつけてくれました!今作もメチャクチャ面白かったです。グラフィックやアニメーションを活用した演出は今作でも多くの場面で効果的に使われており、プレイ中のゲームへの惹き込まれ方やアドレナリンの出方はやはり別格でした。 @ネタバレ開始 意味が分かると怖くない1話目は世代だからなのかすぐに分かりましたが(今もやってるのか不明ですが)、それは序の口で、その後も「意味怖」のオンパレードを楽しませて頂きました。 @ネタバレ終了 遊び心と作り込みが同居した変わらずの作風で非常に楽しませて頂きました!おススメです!!
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キミまで700km非常に正統派な乙女ゲームで、お互いを想う若き社会人カップルの心情が微笑ましく、プレイしながらとても応援したい気持ちになりました。遠距離恋愛中の男女が久々に広島で会ってデートをするという導入なのですが、自然な形で広島めぐりをするご当地ゲーとしての魅力も存分に満喫できました。テキストだけでなくTIPSでも広島のことが深く知れてタメにもなりました。広島人のカープ愛の深さは本物らしく、まさか乙女ゲーで樽募金のエピソードが見られるとは驚きました。プロ野球好きも大興奮です。 幼い頃のエピソードや後日談も観ることができてとっても満足でした!
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皇探偵と黒薔薇の呪い探偵事務所の探偵が主人公の謎解き探索ゲーとなります。謎解きの1つ1つは結構高めの難易度だと思いましたが、間違えた時のヒントが丁寧なのでそれも合わせればほぼほぼ自力で解けました。(どうしてもだめな時は作者さんの公式サイトでズバリな答えも見られる安心設計です!) 個別の謎解きのボリュームも結構あり面白かったですし、それ以上にゲーム全体に関わるストーリーの伏線や展開がとても好みで大満足です。謎解きの舞台が日常感満点なのでリアルな感覚が味わえます。サムネの通りキャラクターのグラフィックもとても綺麗ですし謎解き好きの方に特におススメのゲームです!
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怪異ホラーミステリー×コマンド選択式アドベンチャー「星影の館殺人事件」制作情報を一目見た時から非常に楽しみにしていた本作ですが、想像以上に楽しませて頂きました!大好きなレトロドットゲーでこんなに大ボリュームで満足のいくコマンド選択式ミステリがたのしめるだなんて!! 序盤から事件発生までの流れるような展開で早速心を鷲掴みにされましたが、事件発生以降もつぶさな情報収集や推理、意外性のある展開のオンパレード、そしてラストと最後まで楽しめました。怪異が前面に押し出された設定のおかげでインパクト満点のシーンも多数見られましたし、最後の怒涛の推理パートのクライマックスも楽しめました。事件解決の前後では相当にエモい展開やセリフも見られましたし、ただただ大満足です。 (こちらへの感想としては適切ではないかもしれないのですが)攻略情報や制作裏話などの特典付き有料版もあり、そちらもおススメです!興味のある方は調べてみてください。
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その恋、終焉につき。豪華すぎるフリーとは思えない王道ギャルゲシリーズ完結編となる一作。相変わらずグラフィック、ボイス、システム面などのクオリティは圧巻の仕上がりでした。冒頭に流れるOP動画も滑らかで素晴らしいクオリティで驚きました。 完結編に相応しくこれまでに登場したキャラクターたちにそれぞれ焦点を当たります。キャラクター同士の関係性を見ながら、過去作で積み重ねた日々を思い出しました。個人的に好みな直方先生が好みの見せ場があって非常に嬉しく感じました。また、剣道部長のシーンなんかも楽しくプレイしました。 会長はなんていうかとっても包容力が抜群なので目のやり場に困ることも多々ありましたが、ラストを飾るに相応しい展開&結末だったと思います。ワガママを言うともっとこの世界に浸っていたかったです!! (なんて思っていたら関連作の公開がアナウンスされたのでそちらも楽しみです!!)
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瓦礫の町の宝物ポストアポカリプスを舞台とした物語です。背景やキャラクターのグラフィックから終末的世界観がひしひしと感じられました。まず雰囲気作りが秀逸だと感じました。 概要欄にある「お互いの秘密」は何だろうと思いながらプレイしていたのですが、途中で非常に驚きました。これは是非プレイして味わってほしいところです。他に生命が存在しない中での人とロボットの交流は感情に訴えかけるものがありますし、どちらの意思にも共感できる部分があるので終盤の選択肢は結局どれも選んだとはいえ悩みました。本編完走後のごほうびとなる番外編の存在は嬉しかったです! @ネタバレ開始 実はうっかり先に番外編を見てしまったのと、暗証番号を見落としてしまったのかシークレットバッジが取れていません、自分がポンコツ過ぎで残念すぎる!! @ネタバレ終了
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機械仕掛けの花合せゲーム開始冒頭の演出がとても大胆でいきなり惹き込まれました。その後、一転バリバリ日常のやりとりが始まるのも意外性があって良かったです。SF×筋肉×闇ロリという特異設定もさることながら、展開の意外性もかなりのものでした。終始発想の自由さを感じました。演出も豪華で、最後まで楽しむことができました!
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サーカスとキミとカイブツ~Restage~サムネで一目瞭然の可愛らしいメルヘンなグラフィックと、ゲーム概要に注意喚起が書かれている通りのダークなストーリーが楽しめました。サーカスは表の晴れ舞台的なワクワク感と、裏の見世物小屋的な後ろ暗い非人道的な感じが表裏一体で存在しているので、題材と描き方が非常にマッチしていてとても魅力的な作品だと感じました。 周囲の環境や境遇との対比もあって、少女と怪物の心の交流がとても尊いものに感じられました。3つのEDいずれも印象的で、とても楽しめました!