富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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ままごとのショーティカ行動選択によりマルチエンドに分岐するADVです。ショーティカはもちろんなのですが小物類のグラフィックもとても可愛らしかったです。ED分岐はとてもバランスよく配置されているため、珍しく攻略記事を見ずにコンプできました!(作者さんサイトでバッチリ攻略情報が見られるので攻略迷子になっても安心です) 好きなEDはショーティカの意外な一面が見られるTRUEの1です!
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牛丼男主人公の牛丼への熱い思いが終始溢れっぱなしで最後まで楽しくプレイさせて頂きました。周りで何が起きようと大事なのは目の前の牛丼。ここまでこだわりを大切にできる主人公への憧れと尊敬の気持ちが溢れました。 まあでも牛丼、美味いですもんね。
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カップラーメンは待ってくれないこれぞフリーゲーム!と感じられる自由な作風が魅力的な一作です。 お湯を注いだカップラーメンを前にどう過ごすかにより、カップラーメンを美味しく食べられたり食べられなかったりします。選択肢はそれぞれ「そりゃそうだよな」と納得感もありました。
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落とし屋・麒麟 ~薫酒~色気が溢れすぎているイケオジとBARで濃い会話を楽しむゲームですが、イケオジ好き属性の女性プレイヤーには眼福間違いなしと思われます。イケてないオジの自分もイケオジの魅力にやられそうになったくらいですので! 小粋な会話やBGMから醸し出されるムーディーな雰囲気は一見の価値アリです。
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北限のアルバ~春の章~イラストが綺麗な乙女ゲーという期待からプレイしましたが、とても面白かったです。まず、グラフィックにとても温もりがあります。北海道を舞台にしているのになにこの暖かさ。キャラクターのグラフィックも良かったのですが、個人的には背景や食材・料理のイラストが印象的でした。料理についてはイラストだけでなく、料理や食事のシーンだけでなく食材の調達から描写してくれるので美味しそう度が格段にアップです。あんまり美味しそうなので、わがままを言えば料理のレシピを教えて欲しかったです!料理スキルがないので再現はできないものの、自分で同じ料理を作って食べたい気持ちになりました。 そしてやっぱり良い乙女ゲーは主人公がとても魅力的!今作の真さんは見た目も態度もクールビューティっぽさがあるけど、時に小さいことで悩んだり料理でもてなしてくれたりと乙女っぽさも満点。特に3枚目のCGが表示された瞬間はこっぱずかしくて自分の太ももを叩いちゃいました。EDはどちらもとても綺麗な終わり方だったかと思います。 その他で言うとメッセージウインドウやロゴ、オリジナルのED曲なんかも軒並み素晴らしかったです。細かいところまでこだわられた素敵なゲームでした。 四季でシリーズ化されるのであれば次回作も楽しみです! (とプレイ直後の手元感想では記しているのですが、まさかこのボリュームでぽんぽーんともう2作出るとは脱帽です)
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その気になれば出られる部屋全ED拝見させて頂きました!過去作と同一世界観の作品ということで、該当作を思い出しながらプレイしました。探索ゲーム的にポイントクリックをすることで、色々なことを思い出しつつ部屋からの脱出を目指すということでそこだけ見ると普通の脱出ゲーなのですが、ED分岐がとても凝っています。 @ネタバレ開始 部屋を出るタイミングでその後どう生きるかを決める、というのが非常に象徴的な行動とストーリーがリンクしている感があって良かったです。 @ネタバレ終了 短いテキストの中でプレイヤーの想像力を刺激し、奥行きのある設定を感じさせるのが、とてもお上手だと改めて感じました。
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クリムゾンレッドの死神 -KILLER INSTINCT-レオナルドとキャロルの名コンビが帰ってきた!ということでクールでノワールな世界観が魅力的な前作ファンとしては絶対に見過ごせない一作を早速プレイさせて頂きました。前作できっちりストーリーは完結していたように思ったのですが、全く以て蛇足感がなく、世界観とキャラクターを承継した素晴らしい続編でした。 序盤から終盤まで全く無駄のない展開で、各シーンの組み立てや吟味されたであろうテキストの完成度が非常に高く、1時間ほどであっという間にEDまで完走しました。ここぞ!というテンションの上がるシーンではイベントスチルも拝めますし、起動時の演出やED動画などのクオリティも素晴らしかったです。前作プレイから1年ほど経っていますが、プレイすると直ぐに登場キャラを思い出せるあたりやはりキャラクターの魅力が抜群だと感じたのと、今作からの登場キャラもそれぞれが良い味を出していて存分に楽しめました。
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異世界ザコ姫異世界から来た女魔王とのボーイミーツガールもののゲームです。あらすじをご覧の通り設定そのものはひねりのきいたキレの鋭い変化球のようですが、その後の展開は王道と思えるど真ん中の直球ストレートなようにも感じられるゲームでした。要するに、マンネリも感じにくいうえに安心して誰もが楽しめる一作です! 終盤に1つだけ選択肢があり結末は2つに分岐するのですが、どちらもこれがTrue ENDにちがいない!と思える甲乙つけがたいエンディングでした。ザコ姫も可愛らしかったですし、面倒見は良い上に距離感もほど良い主人公の姉も素晴らしかったです。序盤から中盤にかけては終始コミカルな展開が続き、とてもテンポ良く楽しめますし、ラストで爽やかな感動が味わえます。
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COVERUP「意味が分かると怖い話」的な短編がたくさん楽しめる一作です。多くの話が初見ではむむむ??と思わず首をひねってしまうようなお話でしたが、その分真相に気付くと脳汁がプシャーっと溢れました。1話1話が短いので少しずつプレイしようと思いましたが、気付けば1時間ほどぶっ通しで一気に最後までプレイしてました。熱中度がとても高いです。次はどんな趣向の話が読めるんだろう!と先が気になって中断のしどころが見つかりませんでした。とはいえ、区切りが良いので実況やスキマ時間のプレイなどにも最適と感じました。BGMや語り部の外見、デザイン、演出など、世界観がバッチリと確立されたゲームでした!
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古都の謎解き物語 幻の湖の演舞劇懐かしのコマンド選択式ADVですが、UIを工夫しただけでこんなにお洒落にポップになるとは!ゲームの世界観は割と珍しい東洋ファンタジーもので、終始オリエンタルな雰囲気が楽しめます。グラフィック面だけでなく情報コマンドからも世界観の一端を垣間見ることができました。コマンド式ADVは割と進行が詰まりやすいイメージがありますが、つまることもなくサクサクと一気に4章までクリアできました。続きが出たら是非遊んでみたいと思いました。