富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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私のこと全然見てなくない!?ハイテンションかつとてもテンポの良いストーリーで、最初から最後までとても面白かったです。メイドの主人公に対してご主人と執事が想いを告げてきてどんな展開になるのかと思いきや、そこからも全開バリバリ・ノンストップな展開が楽しめました。今まであまり見たことのない展開だったのでとても新鮮な感じがしました。短編のわりにイベントスチルが多めなのも嬉しいのですが、特に2枚目のスチルのセンスがとても好きです!
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あなたに咲くそ、そういうことかー!真ENDを迎えるまでは頭の中は???でいっぱい、というか???しかなかったのですが、クリアした瞬間になるほどー!となりました。常に疑心暗鬼、どうしてもついメタ読みをしてしまう癖があるので、ここまで真相に気付けないことは珍しく新鮮かつ嬉しかったです。クリア直後に2周目を全選択肢分プレイしましたが、改めて上手いなー、上手いなー、と思いました。
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なおして!せんせい田舎の有能なお医者さんの元に悪性の人面瘡持ちの若い女性がやってきた!というお話。可愛らしいグラフィックとの対比で人面瘡が気持ち悪いのなんの。これがとても素敵でした。精神的に不調な患者の治療という抽象的な行為を「精神世界を散策して治療する」という形で具体的なイメージで見せるところにセンスを感じました。短編作としてとても綺麗なオチの付け方だと感じました。
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じゃんけんで弟をすくえ!キッズの実写写真を見るだけで微笑ましさ満点の作品です。「世界じゃんけん大会」というシュールな設定を筆頭に、ツッコミどころ多めな世界観が独自の面白さを醸し出していると感じました。じゃんけん勝負は結構ガチで、一戦勝つのに10回近くやり直す運のなさを見せてしまいました。 最後ににエンドロールを見て驚きました。 @ネタバレ開始 親子合作作品(パパ制作のキッズ主演)と思いきや制作もキッズでパパは監修という想像以上のハートフルさでした。 @ネタバレ終了
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完全犯罪「完全犯罪」はかなり難易度が高そうですが、あらすじに書いてある一卵性双生児なら可能かも!?と興味津々でプレイしました。テンポが非常に速く、スリルとサスペンスに溢れたお話でした。「何をもってマトモというのか」というテーマ性も際立っていて興味深かったです。 なお、OPとEDの映像演出がやたらとカッコ良くて痺れました。これを見るだけでもプレイの価値があると感じました!
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異世界転生したら大魔法使いの推しになりました作者さんの他のゲーム(僕の真ん中に君がいる)がとても面白かったのでこちらの作品もプレイしてみましたが、遊んで良かった!こちらのゲームもとても面白かったです! 「異世界転生してそこで無双しちゃう」というガワの部分は割とよくあるパターンかと思いますが、特異に思えるシチュエーションや展開をひねりとして加えているおかげで、とても新鮮な感覚で楽しめました。シナリオの展開は、冒頭からの急加速!アクセル全開!急ブレーキからのドリフトターン!またギャンギャンとタイヤ音を軋ませながらUターン!猛スピードで大ジャンプ!ゴール!みたいな感じの印象です。まさにノンストップでした。 シナリオはコミカルさと意外性とでエンタメ性抜群なのですが、一方で糖度もかなり高い印象です。時折挟まれるスチルは塗りの雰囲気も変わって凄くロマンチックでした。恋愛モノとしても大満足でお腹いっぱいです。 クリア後のおまけも充実していて、後日談やサブキャラ目線のお話、4コマにあとがきにラフ絵とクリア後もたくさん楽しませて頂きました。
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おはよう、ソムニア。グラフィックが可愛らしいSF世界観×探索ゲームで、とても面白かったです!「ここはどこ?私は誰?」状態から手探りのスタートとなりますが、他のキャラクターとのやりとりや世界に残された情報から徐々に冒頭の疑問が明らかになっていきます。先が知りたい!という感情を的確に刺激されて、どれだけ迷子になってもプレイをする手が止まりませんでした。後々考えてみると、通常のエンディングを含めて情報の出し方、見せ方がお上手なのだと思いました。序盤中盤もそうですが、終盤のコンプに至るためのラストのギミックなんかは非常に好きなパターンだったので嬉しかったです。 そのほかで言うと、他の方も仰っていますが探索ゲーとしての難易度はかなり高めかと思います。可愛らしい絵柄に反してメッチャ骨太で硬派なつくりだと思いました。「いくつ探せば良いのか」が分からず、そこが手探りだったのが大変だったかなぁ、と。こちら、作者さんのfanboxでヒントが公開されていますので、迷子になりそう&なった方はそちらをご参照されるのもよろしいかと思います。 クリアの達成感は大きく、プレイ後の余韻を含めて読後感も素晴らしいので、諦めてしまうのはもったいない!是非クリアしてみてください!
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不合格体験記本作、「不合格体験記」というタイトルの通り受験をテーマにしたゲームです。公立トップ校の雰囲気が味わえました。私は私立の進学校出身なのですが、常に受験が頭のどこかにある灰色な進学校生活の中で日々の楽しさを見出そうとする心理を思い出しました。その点で、試験問題が頻繁に挿入される演出は「日常の中に受験が常にちらつく心理」を表しているのかな、と感じました。ラストの長文問題のラッシュはなんだか受験というシステムの特異性を浮かび上がらせていたようにも感じました。今振り返ってみれば、こんなことをバカ真面目にやってたんだなと考えると異常かもしれません。 受験や偏差値周りの話については「そうそう!」という部分と、時代が違うからか公立と私立で文化が違うからか「そうかなぁ?」と思う点がどちらもありました。いずれにせよ受験戦争に身を置いたことがある方はある種の懐かしみを、そうでもない方は「こんな世界があるのか」といずれも楽しめると思います! その他の点で言えば、起動した瞬間にUIのデザインにまずは驚かされました。本作にピッタリ過ぎる。メニューもセーブもバッチリですし、プレイを続けるとメッセージ枠の色が変わるのに気付き親切だと感じました。
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MonstrousPark群像劇タイプのADVという珍しいゲームシステムですが、いずれも悩みを抱えている登場人物の心情がそれぞれの人間関係の中で良く描写されていましたし、ゲームとしてもザッピングのような満足感があってとても楽しめました。ゲームの舞台は「異様な雰囲気の夜の遊園地」ということで不穏濃度は冒頭から100%でした。中盤以降には冒頭の伏線が回収され始めていくのですが、インパクトの強い展開が続き最後までとても面白かったです。 ゲームシステムはとてもしっかりしていて、2周目以降のプレイに対する親切さを感じました。各編、ノーヒントでも3周すればTRUEにいけるようになっていますので、気が向く選択肢を選んでどんどん進めるのが吉だと思います。 印象的な点で言うと、序盤のプレイ時にキャストのプロフィールが開放されていくのが単純に要素として嬉しかったです。あと、何と言ってもED曲(挿入曲)が曲調も歌声も非常に素晴らしく、クリア後に何度も見返しました。Youtubeにアップされているのを見つけたので、今後は気軽にこちらを拝聴します!
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硝子の孤島~glass island~みんな大好きループものです!私も特に好きなジャンルの1つなので期待に胸を膨らませてプレイしましたが、大満足でした。ディストピア的な世界観を感じる冒頭から始まり幾度となくBADエンドを迎えることになるのですが、ループを繰り返すうちに徐々に真相に近づいていき、最後は真実にたどり着く、という王道の構成になっています。ゲーム的な「スタートからのやりなおし」と、本作のシナリオの根幹の設定が密接にリンクしていると感じられ、素晴らしいと思いました。ニナと奈央は何者なのか?という問いに対する答えの部分も個人的には凄く好きだったのですが、特に本作の最後の最後の演出には凄く痺れました。プレイする人は是非頑張って最後まで到達してほしいです。恐らく何度かはじめからプレイする必要があると思われますので、その点ご注意ください。 ちなみに蛇足かもしれませんが、 @ネタバレ開始 BAD END6の直前の狂った監視員のコメントで吹き出しました。センスを感じました。 @ネタバレ終了