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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 母の日記
    母の日記
    ミステリ要素の多い非常にテクニカルな短編だと感じました。母の日記を盗み読んだだけだったはずなのに、恐るべき真実がこの身に降りかかっているような感覚を覚えます。淡々と展開していく文体も本作のサイコな雰囲気に一役買っているように思いました。面白かったです。

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  • ビーフ オア チキン
    ビーフ オア チキン
    まずはビーフを選択だ!美味そうなビーフ!からの・・・ 次にチキンを選択だ!美味そうなチキン!からの・・・ 楽しそうな空の旅。美味しそうな機内食! @ネタバレ開始 なのになんでこんなに悲しく感じるんだろう。 人間のエゴを分かりやすく痛烈に突き付けてくれた感じがします。 命の重みを強く感じました。 @ネタバレ終了 食育にピッタリのゲームなのでは!?と感じました。私は今日も明日も食前にはきちんと手を合わせて美味しくビーフもチキンも頂きます。

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  • 可哀くて倔くて最凶の彼女
    可哀くて倔くて最凶の彼女
    びっくりするくらい辺り一面が真っ赤で鮮やかな世界観でした。BGMとグラフィックのインパクトが抜群だったと感じます。EDは2→3→1の順でクリアしました。「のの」のビジュアルはまさに最強だったと思います。本編で直接的に語られる内容はかなり少な目ですが、背景にある物語をプレイヤーにうまく想起させる作りだったと感じました。

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  • ばけにゃんのことを考え始めた男
    ばけにゃんのことを考え始めた男
    全4EDを拝見しました。クリア順はグッド、バッド、ノーマル、ハッピーの順でした。作者さんのゲームらしく、超カオスかつ唐突な展開が魅力的でした。主人公、タイトル画面だと普通なのにゲームが始まると急に魅力がMAXになるところが素敵です。

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  • 二郎と三郎
    二郎と三郎
    タイトル画面のデザインが世代ど真ん中で嬉しかったです。理解が不十分だと自覚できているのでトータルで3周しました。その後、他の方の感想を見て何とか理解できました。最小限のテキスト、あとは画面の構図だけで魅せるとてもハイセンスな作品です。

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  • 涙を止める方法
    涙を止める方法
    癒し度の高い作品でした。今作を必要としている人はとてもたくさんいるんだろうなと感じました。 @ネタバレ開始 辛い時は自分を甘やかしていいんだよ!自分の一番の理解者は自分なんだよ!と @ネタバレ終了 一生懸命頑張っている人や心をすり減らしている人に遊んで欲しくなった一作です。

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  • 白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-
    白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-
    この状況に放り込まれた主人公であればこの結末はむしろ必至。運命は必定だったのだと感じました。色使いや効果音、BGMなど演出面が秀逸だと思いました。インパクト抜群のゲームでした。

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  • 帝都大学医学部付属病院の煙草部屋・最後の夜
    帝都大学医学部付属病院の煙草部屋・最後の夜
    とても味のあるテキストが楽しめたのと、何と言ってもそのテキスト!完全に世代の人間だったので、出てくる固有名詞がどれもこれも非常に嬉しかったです。特に現メガバンクになる過程で綺羅星のように一瞬誕生した某銀行の名称が文字に出てきた際はテンションが上がりました。病院の喫煙部屋だからこそ発生する悲喜こもごもな会話劇、とても興味深かったです。

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  • 婚約破棄まで待ったなし!
    婚約破棄まで待ったなし!
    タイトルからラブコメ要素の強い作品だと思いましたが、ルートによっては非常にシリアスな展開が待ち受けていて、BEST ENDのルートでは思わず感動で泣きながらプレイしました。感動的な王道のラブストーリーですが、個人的にはとてもミステリ的な面白さも感じました。特殊な魔法をめぐるファンタジー要素の強い特殊設定ミステリに登場人物の思惑が絡み合っているという感覚です。全く理解不能だった冒頭のエストレアの行動の理由が明らかになったところでトリックが解明されるような気持ち良さがありました。 ここまでシナリオ面の感想ばかりですが、エストレアのグラフィックは一目瞭然の通りとても可愛らしいですし、イベントスチルもたくさんあります。 ストーリーチャートが完備されていたりとつくりも丁寧で、おススメの一作です!

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  • 神の庭
    神の庭
    本作の感想を書くにあたって真っ先に頭に浮かんだのは、もうなんといっても耽美だ!ということです。こんなに耽美という単語がピッタリなこともなかなかないよなぁと思うほど耽美が過ぎる作品でした! 見目麗しい神と生贄のような形で伴侶となった主人公のお話なのですが、主人公がもうひたすらに一途で性格が良い!対するお相手の霜神はかなり攻略難度が高めの雰囲気を醸し出しており、これがクーデレというやつなのか!くー!という感じでした。ただ、ルートによってはなんやかんや「デレ」の部分が見えて、ラブラブっぷりが楽しめます。霜神の弟分にあたるフレンドリーで親しみのあるシキが登場した際には両手に花の乙女ゲーか!と思ったのですが、主人公の霜神に対する一途な愛はそんな程度じゃ揺るがない!という感じで、まさに真の愛を見た気分です。 乙女ゲーといえど基本的には男女の恋愛なので男女どちらも楽しめるというのが勝手な持論ではあるのですが、今作はきっと淑女のみなさんの方が楽しめるのではないかと思いました。それほど主人公の女性性と霜神の麗しさが際立っているように感じました。

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