富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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豆カスちゃん -豆知識とカスみたいな嘘をランダムに語る少女-豆知識とそれらしきデマを呼吸するように紡ぎ出す豆カスちゃんが特異なキャラ過ぎてまず心を掴まれました。出題の内容が絶妙すぎるところも非常に素晴らしかったです。自称町内会のクイズ王の自分がプレイして、確信を持って答えられるものが半分程度、クイズテクを駆使しても何周かしても正答率は8~9割程度だったのが悔しいところ。結局ヒント(看破モード)を発動して、「へぇ~」「なるほど~」と言いながら全問正解するぬるいプレイングをしてしまいました。ちょっと残念でしたが、豆カスちゃんにとってはかけがえいのない語り相手になれたようで安心しました! -
親友マッチョがゾウさんになった年に一度は遊びたいマッチョオールスターズゲー、と感想の一行目を書いたら他の方と完全にかぶってしまっていて笑ってしまいました。 素材を集めてから作ったとしたらこれどんな素材やねん!と思うような溢れる笑顔のマッチョ写真の数々と、同じくどんな用途を想定されているのか分からないセリフの数々の錬成により今回も魅力溢れるマッチョ作品に仕上がっていました。シリーズを通じてマッチョたちへの親近感が増すわ増すわ。 もちろんマッチョは「みんなちがってみんないい」のは間違いないですが、古民家の割れた腹筋よりも龍神の全体的な分厚さを見て気付けば遊びながら頷いている自分がいました。やっぱり筋肉はカットよりバルクだ! -
時をうどんにかける少女「時をかける少女」にまさかの目的語が加えられている驚きのタイトルのゲームで、どんなストーリーなのかと気になってプレイしましたがとってもさわやかなお話でした(ゲーム概要やサムネでの情報開示が最小限であったため敢えてこの程度の説明にしておきます) タイトルの一発ネタ、出オチ感だけでは終わらせないひとひねりあるラストが待っていてとても満足でした。 -
好きなものは何ですか?とてもシンプルなゲームデザインと画面レイアウトでしたが、それがかえって想像力を掻き立てられました。画面の雰囲気的にはホラーっぽいですが、ゲーム概要の通りnotホラーで、ゲームをプレイすることを通じて自分に向き合う時間をもらえたような気がしました! -
ツェザリファンタジー世界の超優秀な変人と、彼に見初められた主人公のお話です。少し浮世離れしたキャラながら不器用な優しさを発揮するツェザリがとても魅力的に思えました。世間体や周りの目を気にせずに興味と自身の信念の赴くままに突き進む姿が非常に良きです。 本作、本編と番外編を合わせて1時間程度の短編と呼べるボリュームながら、練られたシナリオ、背景を含めた世界観を表す見事なグラフィック等のおかげで、かなりの長編を遊んだくらいの満足度を得ることができました。とってもおススメです! -
さむいからきた寒い日のお話ですが心は温かくなれる作品です。さっちゃんが出会いと別れを経て成長する様が胸に響きました。絵柄が絵本のようなお話にピッタリでしたし、様々な動物に見えるところも良いアイデアだと感じました。特に人生のどこかのタイミングでペットを飼っている/飼っていた方には深く心に刺さるかと思いました。 -
自称勇者、もろい異世界であの恰好をして決めつけ星人にプロレス技かますやや根暗な勇者を励ます主人公がイイ奴で心が洗われるようでした。 @ネタバレ開始 ちなみに自分の中ではチキュー人主人公は女性です。(この絵柄だと歯並びだけじゃなくてこの点も良いですね) @ネタバレ終了 本作で面白かったところを具体的に挙げますと、 ・登場人物の決めつけ発言がどれもほど良い塩梅で楽しめました。 ・ラスト、ボスを倒すシーンの1枚絵とコメントで吹き出してしまいました ・メタ発言がかなり好きなタイプなのでちょいちょい入る地の分も好きです。 選択肢の数だけちょうどセーブできるので、きちんと分岐でセーブしておけば好きなシーンから再開できるのも嬉しかったです。 -
タナカカラボタモチぼたもち愛溢れるタナカのお話。若いのにぼたもち大好きなタナカも、そんな彼を自然に受け入れる鈴木も素晴らしい。冒頭から最後まで、終始二人の掛け合いが微笑ましかったです。選択肢によっては非常に壮大な本作の世界観があらわになりますが、あまりのスケールの大きさも楽しめました! -
サンタとペンギンの夜フェス期間中なのと本作にぴったりな時期になってきたので再度プレイさせて頂きました! 感想は昨年の今頃にお送りした通りなのですが、再度プレイしてもすんごい面白かったです。フリーゲームながらどう見てもプロのクオリティで改めてのけぞってしまいました。ステージもギミックもたくさんあり、難易度は低~中くらいなので誰もが楽しめる一作に違いないです! -
Fix My Junk.本作は世界観から、ゲーム性から、グラフィックから、シナリオ展開から、全てがとても素晴らしかったです。タイトル絵で一目瞭然ですがセンスが半端じゃないです。 アンドロイドが普及した世の中で修理士として働く主人公が目にする物語は、意外性に富みながらもとてもドラマチックで心から魅了されました。作品のセンスに比して自身の語彙が追い付いていない感じがありあまりうまく伝えられませんが、近未来SFが好き、ゲーム性のあるノベルゲーが好き、人間ドラマが好き、センスの良い作品が好き、意外性のある展開が好き、などなど広範な好みに応えられるクオリティの非常に高い一作です。 パズルゲームの難易度もやり応えがあり、頑張れば自力でクリアできる絶妙な難易度でした(スマホだとちょっと難しいステージもありそう)。ただ、クリアできない場合も作者さんの攻略がありますので安心です。
