SHIAのレビューコレクション
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魔法学園 進級試験本格的な育成趣味レーションゲームで、最後の試験が意外と難しく、個人的には回復アイテムをきちんと持っているかがかなり重要なゲームでした。 初回プレイでは「まずは試験突破して最後までクリアするぞ!」と意気込み主人公をとにかく強く育てることだけに注力していたので、毎日試験勉強とアルバイト漬けな孤高の人状態でした(苦笑) とにかく魔法の杖を手に入れるぞと意気込んでいましたが、魔法の杖より回復アイテムが大事なのかも……と、戦闘の時に思い至ることに。 バイトと勉強三昧の末の試験では回復アイテムを併用しつつ敵の属性を見極めつつ、何度トライしたか分かりませんがクリアできました。 体力を限界値まで鍛えていましたが遠くにいる敵からの攻撃のダメージが地味に痛く、かと言って近くの敵ばかりを倒していても詰んでしまう…という絶妙なバランスでした。 10回の行動回数でいかに落ちている薬草類を手に入れるかなどのミニゲーム類も、楽しませていただきました。個人的にマンドラゴラのグラフィックが好きだったので、マンドラゴラ回収の人になってました。 模擬戦闘は慣れるまでボコスカ殴られまくりましたが最後の1体を倒してクリアし、無事に先生に合格と言っていただけて嬉しかったです。 1周目の反省を生かして、2周目以降はキャラクターたちとも仲良くなろうと話しかけてみたり、1周目では購入しなかったアイテムを購入してみたりと、隅々まで楽しめました。 素敵な作品をありがとうございました!
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都市伝説 スキマ女はどこへ?ホラーだけれどスキマ女さんがとてもかわいい、スキマで待機して彼が驚く瞬間をひたすらに待つ一途な都市伝説ゲームでした。 彼が学校に行っているうちに家の中で食事したり、シャワー浴びたり……気分はすっかり同棲生活!(色々な意味で) 周回前提に作られているためかシステムが細部まで親切で、周回時は隠れるところから始められたり、エンドへ辿り着くための条件などまでゲーム内にきちんと収録されていたりと、とても親切でした。おかげさまで全エンドへ到達できました。 花言葉がそれぞれのエンディングと関係しているのも印象的でした。 @ネタバレ開始 スキマ女さんが勝手知ったる我が家のように家主がいないことをいいことに食事したりシャワーを浴びたりと、やりたい放題なのもかわいいです。 特に食事をしたらケチャップをこぼしてしまったり、シャワーを浴びようとするとプレイヤーを凍てついた眼で見てきて、スキマ女さんがどんどん可愛く思えてきました。 小さくなって待機するスキマ女さんも可愛かったです! エンディングはTRUEにあたるエンディングが好きです。 頑張って色々な隙間に潜んでエンドを回収し続けてよかったと思いました。 @ネタバレ終了 動くスキマ女さんの仕草などが細部までこだわられていて、スキマ女さんの魅力をたっぷり伝えてくれました。 タイトル画面では怖そうな女性だなと思いましたが、蓋を開けてみたらとても可愛い人でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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一つ屋根の下なのに一つ屋根の下で暮らす仲良し三姉弟は両親不在の中、三人で力を合わせて毎日を送っていたが……ある日、衝撃の事実が母の手紙で告げられて……から始まる、少年少女たちのホームドラマでした。 一つ屋根の下に住んでいて、自分が最も安心する場所、心身ともに安らげる場所であるはずの家。 その家が急に地盤沈下したような出来事に戸惑う三姉弟たちに、この子たちは大丈夫なのかとハラハラしながら見守りました。 1章と2章でストーリーの軸は同じながらスポットが当たるキャラが変わるので、二度楽しめました。 三姉弟たちのこれからがどうなるのか、特に理人くんがどうなるのかが楽しみな終わり方でした。 支え合う三姉弟たちの今後や日常をもっと見ていたいなと思う、素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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メンヘラにだって理由がある友だちの言動が「メンヘラ」のそれに思え、しかも日増しに悪化している気がするが……とメンヘラに見える友人とどう付き合うかで結末がガラリと変わるちょっぴりサイコありかつあたたかな友情の物語でした。 @ネタバレ開始 初回で全員でプリクラを撮影しているエンド5(トゥルーエンドですね)にいったので、他のエンドがあんなに大変なことになったりするとは思いませんでした。 友人殺害と道連れエンドが、本当に行きつくところまで行きついてしまった……と怖くなりました。 個人的には「なぜそのような行動をとることになったのか」がきちんと分かるエンド5が一番良かったです。 このタイプの話の展開はほとんど見ないので、「なぜ」の部分の告白がとても良かったです。実体験をベースにされておられるからか、リアリティがありました。 親の過干渉は子どもを不幸にしかしないですね…。 @ネタバレ終了 タイトルの通り「メンヘラにだって理由がある」物語でした。 完成されたメンヘラキャラに迫られる作品とは一線を画した物語が秀逸です。 素敵な作品をありがとうございました!
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バッドエンドのキューピット!F乙女ゲームの主人公になるべく色々と努力してきた主人公の前に、全順序をすっ飛ばして現れた女の子アマネさんとデートするだけのゲーム……ではありませんでした。 ギャルゲー・乙女ゲーのあらゆる展開をふんだんに盛り込んだハイスピードかつフルパワーな物語でした! 次から次に押し寄せる「あるある」だったり「ここできたか!」と思わせる展開に、たくさん笑わせていただきました。 @ネタバレ開始 アマネさんの笑い方が想像を絶するものでした(あまりにもインパクトがあったのでどうしても頭に言いたかった) 腐を用いてあんな笑い方をされる人がいるとは…! 一件落着かなと思った瞬間に登場する最終兵器「母」からの衝撃の異母姉妹設定に「で、出たー!」なんて半ばもう笑うしかない事実を眺め、人生がとことん振り回され続ける主人公の叫びを端に見つつ……アマネさんの前向きっぷりにアマネさんなら本当に新ジャンルを新規開拓してしまうに違いない!!と思いました。 @ネタバレ終了 ギャルゲー・乙女ゲーのあらゆるエッセンスを、色々な意味で詰め込んだ面白い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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輪廻の門『終』物の怪たちと顔面対決し続けてきた本シリーズも終わりとなりました。 「もう最後だから顔面対決もないだろう、だって前回倒しちゃったし!」とニコニコしていたのも束の間……新たな物の怪に何度ゴシャッ!!されそうになった(された)か分かりませんが、なんとか最後まで辿り着きました。 @ネタバレ開始 鏡やら籠の中やらに潜んでいた朧車さんに何度もゴシャッ!!されたり、式神バリアー!!と式神さんに犠牲になっていただいたりしながら、清明さんと朧車・イバちゃんと復讐者さんの手に汗握るラストバトルを見ることができました。 悠さんと清明さんの2人が負傷した後のイバちゃんの全力攻勢が格好良すぎてワクワクが止まらない状態でした。 アナザーエンドは大好きな茨木さんがっ…!になってしまいましたが、成長した茨木さんが見られたのである意味で「ありがとうございます!!」でもありました。 茨木さんとしては大好きな悠さんの腕の中で最期を迎えられて満足だったのでしょうか……元の時代では仲間はもう誰も残っていない・鬼は討伐すべしという状況になっていたので、せめて最後に逢いたい人に逢えてよかったと思いながら眠りについたと思いたいです。 トゥルーエンドでは悠さんが一時覚醒して自分で退魔するスチルがとっっても格好良かったです! 学校に行った後も2人との思い出を大切にしている悠さんが見られて、きっと悠さんの今後の人生でも2人の存在は心の大切な場所にあり続けるのだろうなと感じました。 お月見エピソードはかわいいイバちゃんの紅潮した顔にノックアウト、清明さんの大変貴重な照れ顔にもノックアウトでした。 この2人はこの先の未来に鬼が討伐される時代が来ても、こうして語らった日を忘れずにいるのだろうな……と思うと、胸にこみあげてくるものがありました。 いつかまた月を見上げて「ああ、そう言えば……」と想い馳せる日もあるのだろうなと。 (2人の良い雰囲気から、悠さんはもしかしてこの2人の遠い遠い子孫なのかな?と思いました。) @ネタバレ終了 シリーズ初作が面白く、そのままの勢いで1日でシリーズ4作すべてプレイさせていただきました。 悠さんや晴明さん、イバちゃんたち魅力的なキャラクターが織りなす物語そのものが面白く、また探索パートもゴシャ!!→そろそろ親の顔より見たお面から復帰しながら隅々まで探索を楽しませていただきました。 終わってみればあっという間な気もして、まだまだもっとこの3人を見ていたいと思う素敵な時間を過ごさせていただきました。 大変素敵な作品をありがとうございました!!
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輪廻の門『参』斜め横から現れるお猿顔の物の怪にゴシャッ!大仏顔の物の怪の顔面プレスにゴッシャ!されながらも「私は何度でも何度でも立ち上がる!」を繰り返して進んできたシリーズも3作目のプレイです! 今回はカッコかわいい茨城童子さんも初めからいて、茨木童子さんが好きな私にとっては嬉しいです。 (おまけのイバちゃんは衝撃でしたけれど…!) @ネタバレ開始 主人公の悠さんにまさかの鬼の血が混ざっているという衝撃の事実に、私も驚いていたら……「(シリーズ2作品目を直前にプレイしていたので)やあ、10分ぶりだね!」という感じで表れました大仏顔のなんか手がたくさんあるニョロボディな物の怪さん!! 何度見ても物の怪のデザインが秀逸です。 イバちゃんが引き受けてくれている間に調べなくちゃ!と意気込んだものの……何度でも何度でも調べる癖が発動し、あらゆるポチポチ調べられるものを4回でも5回でも調べ続けるのでイバちゃんにおかれましては「早く進めー!!」と思われたことかと思います(拝み) 葛籠から鵺の顔面が出てきた時は「ほあああ!!そこに入っているのかー!!」となったりしましたが……その部屋、全部で3体くらいいた気がするんですよね……「囲まれてたわー」の心境でした(白目) 何度も調べるという癖がまた鵺さんと事あるごとに顔を合わせることとなりましたが、今回から導入された画面内をクリックするシステムが面白かったです! あらゆる場所を漁らせていただきました。 また、復讐者さんがなぜ現れたのかというところも明かされたので、この先が楽しみです。 話はこれまでの2作をさらに加速させる面白さで、一気読みでした! @ネタバレ終了 無事に終点まで辿り着きましたが、物語は終わらず。 いよいよ次回クライマックスということで、このまま駆け抜けて遊びたいと思います。 この度も素敵な作品をありがとうございました!
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輪廻の門『弐』前作では「バッドエンド直行なら任せろ!」と悲しくなるキメ台詞を堂々と口にできるほど死にまくりの無限再起マンになりましたが、今回も物の怪との鉢合わせ回数なら任せて!!と言うべき顔面との対峙率でした(笑) @ネタバレ開始 調べる先々で式神を入手していたので「顔面攻撃!」→「こちとら式神の盾じゃい!!」を繰り返し、途中で式神がなくなって顔面プレスゴッシャッ!!を受けながらも無事に勾玉の部屋に突入したのですが、初回はNormalEndへ行ってしまったので、気合を入れ直して再度の顔面大仏ニョロニョロボディな千手観音系ハンドいっぱい物の怪さんと対峙! 初回プレイでは完全にスルーしてしまった茨城童子さんとも出会えて、無事にトゥルーエンドを迎えられました。 エンディングロール後に悠さんの巾着袋(バッグ)を漁る2人のほのぼのとしたヒトコマに思わず笑みが漏れました。 今回もトゥルーに行くまでに顔面プレスを何度受けたか記憶にないのですが、短時間で顔面プレスされまくりながら一気にクリアしたかいがありました。 話が面白いので、何度顔面プレスされても「最後まで読みたい!」と頑張れました。 @ネタバレ終了 無事にトゥルーエンドを迎えた後は「そして次回に続く!」な展開でしたので、引き続きプレイしたいと思います! もうそろそろ壁やら床やらを調べて出てくる物の怪とも「ここに隠れてるんでしょ!」とかくれんぼでもしているようなフレンドリーな気持ちになってきました。次はどんな物の怪に会えるのかも楽しみです。 素敵な作品をありがとうございました!
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輪廻の門地面に落ちている妖しい鏡は拾ってはいけないと思ったんです……そうしたら瞬く間にバッドエンドでした(予想はしてた)。 気を取り直して鏡を拾い上げ別の時代にタイムスリップし、いざ物語本番を進めていたら、自分がバッドエンドを的確に引く直感の持ち主であることが分かりました(泣笑) @ネタバレ開始 日本でこの人を知らない人はいないのではないかと思う最も有名な陰陽師の安倍晴明さんと合流、調査の協力を引き受け、いざ屋敷に入ってすぐ直進後に謎のお猿さん顔の怪異に襲われ二度目のバッドエンド(涙) ロードして右へ進み、部屋の隅を調べたらグシャッ!(南無) 4度目の復活を経てようやく奥へ進めたのも束の間、右へ進んで日本版キメラな怪異(鵺)に襲われ「あ、これ死んだ」と思いましたがギリギリ生き残れてホッとしたのが気の緩み、直後に左へ進んで着物だねーなんて言っていたらグシャッ! ある意味で輪廻し続ける私、また立ちあがる!!と、もうタイトルをお借りするほどのリトライっぷり→奥へ進む、右へ行き茶器などを調べる→グシャッ!! はい6度目、気を取り直して左行ってみよう! 几帳を調べteグシャッ!! 秒殺!! 死ぬの好きだな自分!! 7度目の正直でトゥルーエンドが見られました……悠さん、本当にごめんなさい……。 私が探索下手で死にまくりですが物語はとても面白く、どうなるんだろうと最後まで一気読みでした! もう途中からグシャッ!としてくる鵺さんの顔まで「ヘイ、また会ったな!」という感じで慣れ親しみました(泣笑) @ネタバレ終了 最後が「また別の話」と続く感じで、作者様の作品一覧を拝見したら続編があったので、すぐにプレイしたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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僕たちは春に別れるずっと恋い焦がれていたあの子にようやくお付き合いOKをもらえたと喜んだのも束の間、一か月後の卒業式の日に別れてと条件を出されて……2人の男の子の恋模様をどうなるのだろうと思いながら見守りました。 画面にずっと薔薇が咲き続けていて、純恋さんから見た透さんがどれほど輝いて見える存在なのかが伝わってきました。 気分によって薔薇の色が変わるのも心情が滲んでいて良かったです。 @ネタバレ開始 最初から最後まで2人の気持ちなどがとても丁寧に描かれていて、特に透さんの心の中の葛藤が秀逸でした。 好きだけれど嫌われてしまうのが怖い、いずれボロが出てしまうより前に一番綺麗なときのままで終わらせたい……相手のことが好きだからこそ傷つく瞬間を恐れる気持ちがひしひしと伝わってきました。 そんな透さんのすべてを包み込み好きという感情で満たしていく純恋さんが、どこまでも格好良い男性でした。 透さんの不安をしっかりと受け止めたうえで、自分と相手の気持ちをしっかりと確かめていく姿に「なんて良い男なの…!」と惚れ惚れしました。 最後は別れることなくお付き合い続行のハッピーエンドで良かったです! 2人には、明日も、そのまた次の明日も、末永く一緒に「明日もお付き合い」をしていってほしいです。 @ネタバレ終了 少しずつ歩み寄っていく2人を応援したくなること間違いなしの、とても素敵な作品でした。 ありがとうございました!