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SHIAのレビューコレクション

  • はじめましてボクのカノジョ
    はじめましてボクのカノジョ
    TLで総ダウンロード数などでも非常に話題性があったと記憶している、気になっていたゲームです。 が、「知らない人をお家に上げてはいけないよ」と教えられてきた私は瞬殺でエンドへ辿り着き、物語が始まらないという安定のやらかしを経ての「はじめまして、ボクのカノジョ」でした。 ところであなたは誰?という疑問符がずっと浮かびながら料理に口を付ける主人公と女性を眺め、途中で選んだ選択肢のために「いや、どっちも誰?」となり、物語は思いもよらぬ方向へ…! @ネタバレ開始 初めに大きく流れが変わるところで闇の口に飛び込んでいってしまったようで、展開が完全に暗闇まっしぐらでした。 事情を把握した後だったので、主人公がきちんと死ねるように「思い出せない」を選んであげたら画面が真っ赤になり、無事に許さないエンドへ(思い出しても結末変わらないですが)。 気を取り直しての周回で、他のエンド「はじめまして」などを回収しつつ、エンド6まで到達して無事に彼女の屈託のない笑顔を見られました。 物語の分岐にまったく違和感がないシナリオがすごい…!と感心しきりでした。 ダークな展開も、ちょっとしんみり・ほっこりする展開も、同じシナリオ・同じ起点からの分岐なのに、一切の違和感がないところが本当に秀逸でした。 @ネタバレ終了 マルチエンディングとはなにかをとても上手く扱われた傑作でした。 暗い展開もしんみり・ほっこりする展開も、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 僕らが見るのは恋の夢
    僕らが見るのは恋の夢
    良い夢は何度見てもいいものですが、悪い夢はできれば一度だって見たくないもの。 主人公は誰かと口論している悪い夢を毎日のように繰り返し見て、いよいよ日常生活にまで支障をきたして……と、主人公の体調が大丈夫ですかー!?と心配になる始まりでした。 @ネタバレ開始 初回でED6……そこから何周も回りましたが自力ではコンプできそうになかったので攻略を参考にさせていただきました(攻略情報を公開いただいていて、本当に助かりました…!! 攻略情報がなかったら詰んでいました…。) 攻略に頼りきりでしたが、無事にED7まで辿り着いたら、正にこれこそが真相というルートで、すごくよかったです! ミアさんとリコさんのことを思うとやりきれない気持ちですが、その分花子さんと宮部先輩にはたくさん幸せになってほしいと思います! @ネタバレ終了 一番初めは繰り返し見る夢の謎がまったく分からず、主人公とシンクロして「いったいどういうことなのだろう…」と思っていたら、まさかまさかの真相で胸躍る終わり方でした! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 表彰プログラムを奪われた彼の運命は⁉『戦え!ゲーム実況者!』
    表彰プログラムを奪われた彼の運命は⁉『戦え!ゲーム実況者!』
    せっかく手に入れた名誉の盾を、なんやかんやあって何故か自分で取り戻すことになった主人公が盾奪還のためにバッタバッタとエネミーたちを倒していくのだが……エネミーが「アンチコーメ」だったり「スランプ中の神エーシー」だったりと、面白い敵ばかりです…! 動画投稿者が一撃で再起不可になりそうなネタまで出てきて、盛大に爆笑するとともに「シャレにならなくってよ!?」と戦慄しました…。 @ネタバレ開始 ラスボスのメルティミシアさんを倒す時の必殺の呪文があまりにも聞きなれていて、思わず笑いました。 本作を総括するような一撃必殺、大変カッコ良かったです!&メルティミシアさんが「この子、もしかしてあの子かな?」と禁忌を犯した少女の子かなと思っていたら……そうでした! また会えて嬉しかったです! @ネタバレ終了 SNSや動画配信など普段から親しんでいるものを題材にした本作ですが、実は作者様の前作からのキャラクターも出てきていて思わずニッコリしました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 黒白の世界FinalSeason
    黒白の世界FinalSeason
    本シリーズはこちらが初プレイです。あらすじを見てそのままプレイしてみましたが、用語など多少不明な点やシリーズ前作などで離脱したキャラは不在だったりと色々あるものの、話の軸である「黒白世界から元の世界に戻る」という目的や世界の成り立ちなど核心の部分は丁寧に書かれていて、思わず前のめりになりながら一気に読了まで進みました。 @ネタバレ開始 シロさんもただの悪者ではなかったのだなと、苦しんだ末にああなってしまったのだなと思うと最後に「このまま地獄行く」というのも何となく寂しい気がしました。 道中では獅子王くんの体を張った「ここは俺に任せて先に行け!!」と永井くんとの出会いのエピソードが胸熱でした。 男前すぎて「獅子王くん、頼むから絶対に死ぬんじゃねぇぞ!!」なんて思いました。 鎌女さん、もう少し手加減してあげてください…。 最後に八尋くんとアオイさんが2人で記憶者として人々の記憶を取り戻していく役目をともに行く道で結びとなりましたが、この2人なら何があっても大丈夫だろうなと感じるとともに、記憶について色々と考えさせられました。 @ネタバレ終了 忘れていた方がいい記憶もあるし、あまりの衝撃に記憶が蓋をすることもあるなど、記憶とはあいまいな部分があるものですが、それでもそれを抱えて生きていく必要があるのならば、せめて憎しみなどの負の感情で多くの記憶の印象を書き換えないように喜びの記憶を大切にしようと、永井さんや獅子王さんたち、そしてシロさんを見て思いました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • シロツメクサの恋心~Another clover~
    シロツメクサの恋心~Another clover~
    ドロドロに熟成させた重たい愛、真っ黒で真っ暗なバックグラウンド、世間一般で歪んでいると断じられる愛情認知が大好物な方には大満足の双子兄妹恋愛ものでした。 トゥルーエンドで挿入されるアニメーションが素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 マシロさんとクロさんの双子の恋愛自体は「まあエジプトとか昔から家族同士の結婚とかはままあったしねー」くらいの気持ちだったのですが、クロさんの闇が想像以上に深くてバットエンドで自殺してしまったりするのも納得でした。 クロさんがマシロさんを妊娠させてしまった後で見向きもしなかったところが、もう破滅の音しかしませんでした。 愛されなかったから愛し方を知らなかった子どもが、体だけ成熟してしまった末路を見た気持ちです。 トゥルーエンドの終わり方は終わるべくしてそう終わったのだと思えるエンドで、個人的には納得の終わり方でした。 @ネタバレ終了 ジェットコースター型の展開が待ち受ける重たい恋愛が好きな人にオススメしたい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ここで愛を待っている
    ここで愛を待っている
    ラブコメは好感度0の出会いから少しずつ好意と信頼を積み重ねて、誰かの心の深い部分と自分の心の深い部分を重ね合わせて、甘い時間を楽しむことが醍醐味だと思っていました……が、最初から好感度MAXで始まるとしたら、それが自分の特殊な力によるものだとしたら、果たしてそれは本当の好意なのか?恋なのか?愛なのか?という裏側の考えもつきまとうものですよね。 物語中盤以降では文字通りその人に好かれる異質な能力のために、まったく見ず知らずの人から「あなたが私の運命の人!!」なんて鬼気迫る顔で迫られる恐ろしい事態になることもあり…物語の終わりまで主人公がどうなってしまうのか、息つく暇もありませんでした。 SNSで顔を見られただけで好感度MAX……いや、もう完全に振り切っているのはさすがに怖いですね。 最後までプレイするときちんとタイトルの「ここ」で「待っている」の意味が分かりました。 嫌われるよりは好かれるほうがよいと思いますが、好かれすぎるのはまた違う問題だなと痛感しました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 神隠姿:収
    神隠姿:収
    一族が代々崇拝してきた山に住まうとある神に関するシリーズものもリメイクから追わせていただきましたが、謎が謎を呼んで「それで真相は!?」となっていたので、こちらの「収」をプレイしました。 実写ムービー込みで物語を盛り上げつつ、シリーズの終わりということで前の作品で残っていた謎が次から次に紐解かれていくのには圧巻でした。 反社会勢力なども物語の中に続々入ってきて、物語は壮大な広さを見せていました。 (※これから始める方は1章に入った時点でセーブ推奨です。初めの選択肢で間違えるとまたタイトルに戻りオープニングなどを全部もう一度~になります) @ネタバレ開始 化颪の神(月神)が地球を見守る観測者だった…とか、もう全く予想もつかないところへ物語が着地し、終幕へと続く最大の盛り上がりでは(リメイクで)山登りを始めたときにはこんなことになるとは想像もしていなかった壮大な事実に直面して、度肝を抜かれました。 食堂のおばちゃんがまさかのすべての黒幕だなんて、そんな凄まじく恐ろしい事実ある?と思いました(笑) 30年後に飛んでロゼッタストーンの力で事件を起こしたりしていたとは……そんなことをするおばちゃんには見えなかったので「ええええーー!!あなただったの、おばちゃん!!」と画面の前で数時間前に出会ったおばちゃんに驚くことになりました(リメイクをプレイした後すぐに本作をプレイしたので、おばちゃんに対する記憶がはっきりしていたため衝撃がかなり大きかったです) @ネタバレ終了 シリーズ完結おめでとうございます&ムービーなど見せ方にもこだわった素敵な作品をありがとうございました!

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  • 神隠姿:増
    神隠姿:増
    我らが創南大学登山部部長の山荷昇(やまにのぼる)さんのお言葉「この山、かなり手強いぞ…」いやいやいや、かなりじゃないです、バッドエンドだらけの手強すぎる山です! ちょっとした気の緩みや判断の誤りで即座にバットエンドへ進む山登りでした…(涙) エンド数がかなり多く、セーブ&ロードを駆使して死にまくりながら生存エンドを回収し続けました。 実写映像が挿入されることで臨場感がとても出ていて、より深く物語に没入できました。 ホラーが苦手なので急に画面に顔とか出てきたらどうしよう…と思いながらのプレイでしたが、基本的にはオカルト&ミステリ要素で次から次に出てくるオバケ!みたいな感じではなかったので、私のようなビビリでも楽しめました。 エンドリストがないのでちょっと全部回収できたか怪しいですが、おそらくすべての選択肢を網羅できた…はず? 網羅できたと思うのですが、まだ謎が残っており完結編「神隠姿:収」ですべての謎が解けるそうなので、そちらもプレイしたいと思います! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ジゴクノガッコウ
    ジゴクノガッコウ
    日本の地獄ってどんな罪にでも対応できるくらい数が多いんですよね…なんてことをぼんやり考えながらプレイし始めたら、主人公である愛華さんの生きる世界も地獄でした。 背景から見た文明や普段の生活の様子から「ここ本当に地獄かな?」と思いながらプレイしていたのですが、確かに地獄でした。 @ネタバレ開始 毎日虐められて、母親からは虐待を受けて10年…確かに現実は地獄でしかない。 天国と地獄の地獄を舞台にしているわけではなく、主人公が生きる環境こそが地獄ということでの地獄だったのですね。納得です。 救いのあるエンドと救いのないエンドの落差が激しく、これからプレイされる方には是非とも救われるエンドまで辿り着いてほしいなと思いました。 初回プレイでは愛美さんのお部屋に永久就職してしまったので、そのエンドだけは回避するぞと始めた2周目では雪さんエンド…と少しずつプレイして、なんとかトゥルーに辿り着けました。 愛美さんがどうなるのかなと思っていたので、トゥルーでは愛美さんもようやく地獄から抜け出せてよかったです。 愛華さんの現実はとても厳しいものですが(特に家の鬼…)、皆に支えられて少しずつ自分の人生を歩いていけたらと思いました。 @ネタバレ終了 地獄の中でもがき続ける愛華さんが少しずつ変わっていくところ、地獄から脱出しようと自分を奮い立たせているところが胸に響く物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • アイウエオブラザーコンプレックス(全年齢フリー版)
    アイウエオブラザーコンプレックス(全年齢フリー版)
    アイウエオ村にカキクケコタウン(笑) 主人公の住んでいる世界にある都市名などが面白く、こういう遊び心は大好きです。 最初の出会いからして思わず顔文字連発のイキイキしたセリフたち、地の文がツッコミもこなす摩訶不思議、ついでに男だと確認して喜ぶホモと確認されて喜ぶホモという天晴な空間。まさに地獄の共演(笑) 全体通してBL度はかなり高めでしたが、シナリオがちょいちょい冷静にギャグの角度から攻めてきて、笑いました。 @ネタバレ開始 ケツ振りのプロとか文字の圧がすごすぎて、笑ってはいけないしフレイアさんは自分の中のベストを尽くしているだけなのに、これだけで笑わざるをえない…(すみません) バッドエンドルートだとフレイアさんが最後は嘔吐してしまうような大変な事態になってしまいましたが、ハッピーエンドだとお互い緩やかな交流を経ての男嫁さんにする・なれるエンドで良かったです! ハッピーエンド好きとしては、やっぱり一途で健気な子はハッピーエンドで終わってほしいので、これからの二人がますます幸せになりますように!と願いつつ。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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