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SHIAのレビューコレクション

  • わたしの素敵なおうじさま
    わたしの素敵なおうじさま
    微サスペンス×ヤンデルノベルとはあるけれど、タイトルからしてワンチャン最愛の旦那さまとの「ゆめふわかわいい」物語もあるかもー☆と夢を見ながらプレイし始めました。 夢でした。紛うことなき夢でした。 ホラー・ミステリー・ヤンデレの三拍子がタッグを組んで脳を揺さぶってくる、二転三転する予測できない展開が素晴らしい物語でした。 一番初めに「ブー」と開演のお知らせSEが流れましたが、終わった時は一本の映画を見終えたような心地よい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 初回プレイでトイレと結婚させられて一生便器に座ってトイレットペーパーをカラカラさせられるところでした!!(なぜ) ……なぜかトイレさんエンドに辿り着いて、新婚生活とかそういうものとはかけ離れたところへと着陸してしまいました(笑) 続けての周回からようやく本腰、無事に第一幕を終えてチケット入手、第二幕から終幕へ至るまでの壮絶な展開にいつから私は「ゆめかわいい」なんて錯覚していたんだ?と唸りました。 次から次に変わる印象、特にクズ住……すみません間違えました、久住先生のクズっぷりと坂下君の純粋さがツボでした。 恋はいずれ終わるが愛は終わらずに終生続く可能性が恋より高いので、坂下くんにはBest Endの先に続く幸せがあると信じて…! 演出などがやりすぎず効果的に使われていて、凄まじく完成度の高い作品だと感じました。 画面の切り替えやUIはもちろん、効果音や背景の画像なども細部にまでこだわられていて、とても愛の込められた作品だと感動しました。 エトセトラの没エンドやあとがきはもちろん、あの爽快感たっぷりのオマケが最高でした! @ネタバレ終了 読むたびに「え?」「え?」ともう「え?」マシーンになって回数カウントされそうなほど驚かされた、素晴らしい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • デスゲームは始まらない
    デスゲームは始まらない
    圧倒的ハイセンス。センスの塊。ゲームだからこそできるすべての面白さを詰め込んだような究極の玩具箱のような素敵な作品でした。 デスゲームがいよいよ始まっ……らない!! どこまでもコメディ一本で行くシナリオがキレッキレで、この世に糸尾かしか様プロデュースのシナリオで切れぬものはないと思うくらいの抜群のキレ味でした。 テンポ、ノリ、ツッコミのすべてが完璧なバランスでした。 UIなどグラフィック周りの美しさもさることながら、遊びやすさも追及されており、一度選んだ選択肢にはマークがつく仕様のおかげで選択肢が多くてもエンディング回収が大変スムーズに進みました。 @ネタバレ開始 突如挿入されるピクトさんアニメ、私は大好きです。 ヤスさんが戦闘態勢に入るよりも何よりも先制攻撃による致命の一撃を叩き込み(デスゲームどころかバトルゲームさえも始まらず、画面がとんでもないことになっていたので笑いました)、地べたとキスさせるソノミチ ノコさんに「ヤ、ヤスゥウウーーーーーーー!!!!」とか画面の前で不憫さに泣き叫びました(笑) このピクトさんアニメシリーズには盛大に笑わせていただきました。 @ネタバレ終了 作者様のハイレベルなセンスがたっぷりと味わえる素晴らしい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • スペースポリス☆ミルシュラーゼ
    スペースポリス☆ミルシュラーゼ
    宇宙警察という言葉だけで壮大かつ広大な宇宙を股にかける迫力が迫ってきます。 SF系ゲームはあまりプレイしたことがないので世界観や背景、キャラクターのデザインなど、細かなところからものSFの空気をはしっかり感じられるのは新鮮でした。 @ネタバレ開始 トラくんがいいなぁと思ったので、初回はトラくんルートで楽しませていただきました。 デフォルトで笑ってはいるものの、表情に悩んでいる彼のラストの満面の笑みはとても素敵でした。 警察組織もやはり一つの社会なので、ぜんぶがぜんぶ真っ白ではいられないところにリアリティーを感じました。 ノヴァくんはとにかくクールで、そのクールさからちらほらと彼のやわらかい感情が見えてきた時は、そのギャップに胸キュンでした。 個人的にエアリーさんの喜怒哀楽がハッキリしてハキハキしているところ、さりげなく恋の橋渡し役をしているところがすごく好きでした。 素敵なスチルはたくさんありましたが、個人的に宇宙海賊と戦うシュピカさんやトラくんたちが1枚に収まっているスチルが「宇宙警察が逃さない!」という感じで好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • サマーチューリング
    サマーチューリング
    チューリングという言葉とタイトルの画像に、これは…!と思ってプレイさせていただきました。 期待を裏切ることのない、謎とその真相の物語が大変面白かったです。 UIや背景など細かいところまで世界観が感じられるものとなっていて、自然とこの世界に入り込めました。 透明感を持ったキャラクターたちの立ち絵もとても美しいです。 @ネタバレ開始 ルカさんと主人公の交流でほのぼのまったりとする時間が好きでした。 初めて手を繋いだ感想など小さなことでも変化があり、少しずつ経験を積んでいくルカさんを親心のようなものも持ちつつ見守っている平穏な時間が至福でした(後々の衝撃を振り返って) ルカさんとのエンドがハッピーエンドで終わったのが救いでした。 エンド2種類はバッドエンド寄りとのことだったので覚悟していましたが、マユズミさんが想像以上にマッドサイエンティストで、救われなかった…。 ループものなのかなと思っていた時期もありましたが、ループではなく…の衝撃の真実が…! ユゥジさんが初日からずっと嫉妬心がつよつよで、こういう性格なのかな、でもヤンデレ系タイプには見えないし…と思っていたら、そういうことだったのかと! スチルが大変美麗&キャラクターが魅力的なので、全エンド到達待ったなしでした。 マユズミさんが最後に来るので衝撃を受けて終わる、けれど世界の真相が分かるこの流れ、大好きです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Re:quiem[Aster]
    Re:quiem[Aster]
    Re:quiem[life]で多くの謎が残っていたので、気になって続けてのプレイとなりました。 博士やウサギ天使さん、京介さんら前作で登場した仲間たちにまた会えてうれしく思うとともに、坂様の美しい立ち絵やスチルを堪能できて幸せな一時でした。 @ネタバレ開始 3人のルートを一通りクリアし終えて「ロザリオくんどこ行った…???」となりました。 「え、今回一度も見ていないけれど、出演なしなのかな?」と思ったものの、「でもタイトルにいるよね…」と再度周回したら…再会できました!! やっぱりリーリさんとロザリオくんは二人一緒でなければ!と嬉しくなりました。 途中で手を繋いだり、一緒に休んだり…二人のこうした姿が見られて「ああ~~!!尊い…うれしみ…!!」と画面の前で頭が少しトリップしている様子のおかしい人になりました。 無事にママさまとも会えて、そして覚醒……最後の3人の笑顔の写真には涙腺が緩みました。 [life]で明かされていなかった謎が次から次に明かされて、スッキリするとともにますます坂さんの描かれる世界が好きになりました。 CG Modeには登録されていませんが、本編中に使われていた手を握るCGや事故のシーンのCGなど、どれも素敵でした。 @ネタバレ終了 とても心あたたまるやさしい物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Re:Bus
    Re:Bus
    バス停って意外とたくさんあるのに、自分が降りない駅のことって考えもしないし、よく知らないですよね…そのバス停の数だけ色々な地域や人々がいるということに、初めて思いを馳せました。 初回プレイでお団子を入手して冷たいお団子を手にお月見をする称号を入手し「なるほど、こんな感じで称号を集めていくのね」と要領を得たので、その後は称号を集めるために奔走……するも、一部のアイテム使用系の称号が「まったく分からない…! このままでは、毎日深夜徘徊するOLとなって、そのうち都市伝説になってしまう!?」となりました。 自力で称号をすべて埋められた人はすごいと思います。 少しずつ明かされるヨルさんの抱えている気持ち、下りた先々で出会う人の話を聞くのがとても面白かったです。 1周するだけならそれほど時間がかからない本作ですが、称号のコンプリートを目指そうとすると大変難しく感じました。 でも、バスに乗ってぐるぐる回りながら一つずつ称号を埋めていくのは、とても楽しかったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Liars’ Island / ライアーズ・アイランド
    Liars’ Island / ライアーズ・アイランド
    虐待を取り扱ったテーマのお話は必然的に重たくならざるをえませんが、本作は水彩タッチや彩度の高い夏の景色などもあり、他作品の雰囲気よりも少しやわらかい雰囲気に感じられました。 @ネタバレ開始 かつてはまさに虐待に一番近い現場に勤めていた主人公が、後悔と罪悪感で潰れてしまい、俗世から断ったような島暮らしをしている…というのがリアルさがありました。 だんだんと食糧難が進み(苦笑)、キノコまで採り出した時は「二人の生活は大丈夫だろうか」と本気で思いましたが、最後は落ち着くべきところへ落ち着いて良かったです。 調査を始めてから児童虐待の件数は過去最高を記録した昨年のことを、虐待内容や細かな件数までプレイしている途中でふと思い出しました。 子どもたちが犠牲になる事件が0となる日を心から願います。 @ネタバレ終了 虐待を受けた子どもと、かつてそんな子どもたちを助けようとしながら心が折れた男がついた残酷な現実への精一杯の抵抗、そのやさしい嘘で作られた夏の島の物語、面白いとは違いますが、心に響く物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Bullet Game(バレットゲーム)
    Bullet Game(バレットゲーム)
    莫大な賞金を手に入れられる「リアル Bullet Game」に参加した妹は行方不明、そしてついに自らも招待状を受け取った主人公は親友らとともにゲームへと参加する―――ゲーム名の通り実弾飛び交う命を懸けたゲームが幕を開ける! 初めから「これは熱い戦いや人間ドラマが持っているやつ…!」とワクワクしていたら、膨大なゲームルールや単語が出てきて、覚えられないけれど大丈夫かな?と推奨通りセーブしておきました。 結構なボリュームで、たぶん7時間くらい遊んでいたと思います。 ガンアクションなども入っていますが、コメディ要素なども入っているのでトータルで「全部盛り!」な内容です。 キャラの立ち絵など差分も豊富で、序盤でミーアさんが眠っているところを起こそうとしてあんなに綺麗に殴られる映像があるとは思いませんでした(笑) @ネタバレ開始 レイジくんがHunterなのは端々の行動が怪しいのでそうかなとは思っていましたが(一番初めの自分を撃たせる部分で既に疑っていた)、ミラちゃんまでそうだったとは……ヒントは出されていましたが、気づけませんでした。 ヒイロくんがレイジだけは自分の手でと決意している部分が、とても人間的だと思いました。 やりたくないけれど、その時が来たらやらなければならない…おそらくまだまだ葛藤することなどもあると思うので、物語がどう転んでいくのか先が読めません。 物語が進むにつれて脱落するキャラがいて、仲良くなったり敵対するキャラがいて…と、それぞれのキャラ同士の関係性なども見ていて面白かったです。 続きは有料版で!ということで、物語は途中で終わりましたが……ここから先がどうなるのか気になります…! 完全版の制作、頑張ってください。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • AMN(N)ESIA
    AMN(N)ESIA
    大変絶妙なバランスの歯ごたえのある脱出ゲームでした。 探索センスゼロなポンコツ探偵っぷりでしたが、ヒント機能を駆使してなんとか進めることができました。 脱出ゲームは苦手という方にも挑戦しやすい完全攻略の完備も親切で、誰でも気軽に遊びやすいと思いました。 脱出系に多い気がついたら閉じ込められていたという「ここはどこ?」から始まらず、精神世界への潜航型という世界観設定も独創的で面白く、謎解きのバリエーションも多岐にわたり、解決編を含めて二部構成とボリュームも満点で気がついたら数時間が溶けていました。 たぶん3時間くらいはダイブしていたと思います。 極上の時間をありがとうございました。 @ネタバレ開始 Todayを本当にそのまま「今日の日付ね!」と自分の生きる現代時間の日付を試しに入れてみたら通ってしまって、ここが一番驚きました…何か壁に貼ってあるものなどから日付を探しに行くのかなーでも物は試しよねーなんて軽い気持ちで入れたものが通るとは…! 前編はポンコツなりに自分でかなり頑張って解いたのですが、後半でどうしても進めない箇所が一つあり攻略記事を頼らせていただきました。 テントウムシさんをハエトリソウさんにパクッとしていただいた後、クリックしても何も起きず、テントウムシさんの数が不足しているのかと新たなテントウムシさんを探してウロウロして、あらゆるところをクリックしようとする変な人になっていました…もしや叩いたら出てくるのでは?なんて思い、騎士さんを脳筋気味にテキトーにボコボコに叩いたりも(迷惑すぎる/そして騎士を叩くにしても本作で脳筋ランダム拳では得られるものは何もない) 何回か往復しての時間経過でハエトリソウさんがペッと出してくれるとは思いませんでした…! @ネタバレ終了 エレガントな雰囲気、とてもマッチしたBGM、美しいタイトル回収の仕方など、芸術的な仕上がりの作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 2 / 5 Frontier
    2 / 5 Frontier
    宇宙空間を宇宙船がバシューン!!とワープしたり、ピコポコペコパポポみたいな独特の機械音だったり、操縦席がどう見ても一朝一夕では覚えられない大量のボタンやスイッチで埋め尽くされていたり…そしてなんと言っても、今までに行ったことのない星への着陸&どんな星かの探索!! そんなSFの醍醐味がたっぷり詰まった面白い作品でした。 @ネタバレ開始 キャラクターがとても個性的かつ魅力的で、テトラさんとエクシさん、マギラスさんが好きです。特に食欲旺盛なエクシさんがとても可愛く、彼女が食べているのを見るとほっこりしました。 途中で入る戦闘でテトラさんたちがちょこちょこ動いて可愛かったです。 Route1で「え? これで終わってしまうの?」と思いましたが、きちんとプレイしていくとRoute4までしっかりありました。 すべてのRouteを見ることで1つのRouteだけでは分からなかった姉妹の確執や葛藤など、様々なものが繋がって、深い世界観と緻密な設定から色々と考察する楽しみがありました。 Route2でいきなりミアさんがラスボスと化した時は驚きました。 「た、倒していいやつなのよね?」と、ハラハラしながらヒントを元に倒しましたが、恐竜を倒すのと違って、攻撃をキャンセルするところなどが「ああ、やっぱり皆を大切に思っているミアさんだ」と思いました。 また、一つだけ「ん?」と気になったのですが、通常終わった後だと「エンド1」などで表示されると思うのですが、すべての終わりが「Route」で表示される…ということは、ミアさんのエピソードの終わりまでエンドはお預けというところでしょうか? まだ残っている謎がどうなるのか、気になります! @ネタバレ終了 SF世界を感じる細部まで丁寧に書きこまれたグラフィックが、本当に素晴らしいと思います。 宇宙船の中などは完成までにどれだけ時間がかかったのだろう…と思いながらじっくり眺めていました。 SFが大好きな方には是非遊んでほしい大変面白い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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