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SHIAのレビューコレクション

  • 孤島の灯台
    孤島の灯台
    じんわりと心に灯るあたたかな光のような物語に、ボロボロと泣かせていただきました。 主人公のエイデンさんはもちろん、ブラントンさんたち灯台守の方々もみなさんとてもやさしくてあたたかい雰囲気で、最初から最後まで気持ちよく読ませていただきました。 @ネタバレ開始 一番初めにプレイしたときは「電源を入れる」のボタンの意味を深く考えていませんでした。 選択肢として他に選べるボタンがあるわけでもなく…まさか、これが終わりの終わりで「ああ、やだーー!! これを押したら! 本当にお別れになっちゃう!」とボタンの前でぷるぷる指を震わせるようなことになるとは思いませんでした。 最後の「電源を落とす」ボタンは「落とさない」ボタンが出てくれるのではないかと30秒くらいマウスカーソルをボタンの周りでグルグル走らせる奇行に出てしまいました(無駄な抵抗) エイデンさんを深海に捕らえて離さない過去の出来事が、ライトくんとの邂逅でようやく一つの区切りを迎えたと分かる言葉の数々、ライトくんと交わした会話に心があたたかくなりました。 エイデンさんの目だけではなく、心にも灯台の光が見えたのですね。 ライトくんは無事にお役目を終えて…となりましたが、ライトくんがエイデンさんに灯した光は一生消えないと思うので、エイデンさんがこれからの人生で出会う多くの人にとってライトくんのように誰かの道を照らす人でありますように。 そして、エイデンさん自身、幸せでありますように。 @ネタバレ終了 本作は元気がないときや人生に迷っているときにも読みたい、こころがとてもあたたかくなる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 秋波~Beside the Autumn Heaven sing~
    秋波~Beside the Autumn Heaven sing~
    記憶喪失になって周囲の人に「え、記憶がないの?」と心配されてどこの誰なのか教えられながら物語が進む…というのは一般的ですが、本作の主人公は自分がどこの誰なのか分からない状態から日記を頼りに演じているというのが変わっていて、印象的でした。 紹介文には3時間以上とありましたが5~6時間くらいは読んでいた気がします。 主人公が景さんとして演じながらも自分は景ではないと葛藤する姿には苦しいだろうなと感じつつ、自分を取り巻く人々との日常はたっぷり描写されているので読みごたえも抜群でした。 途中から少しずつ不穏な空気が漂い、謎も散りばめられて…と、どうなるのかと思っていましたが、最後はきちんと収束してやさしい終わりかたでよかったです。 結構などんでん返し感があって、中盤以降の展開には度肝を抜かれました。 @ネタバレ開始 理事長さんとの話が進んだあたりから物語の加速度が上がり、読む手が止まりませんでした。 記憶喪失そのものを(2回目ということを除いても)隠しておくことが果たして本当によいことだったのかどうか…というのは、家族の確執などを見ても感じましたし、読んでいて常に頭の端に感じていました。 断章から4章へと続くなかで栞さんに強く関連してくる宗教のお話はゾッとしました。 ここは本作で一番怖かったですし、驚きました。 「(部活で)ちゃあちゃあ~」という言葉、初めて聞きました。 言葉の意味が分からなかったので「ちゃあちゃあ」で調べてみたら大阪弁で出てきたので、大阪の方言なのかな?と思いました。 一つ勉強になりました。 最後のスチルと最後の一行、ふわっとした光を感じられてとてもよかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • メルティアの魔女
    メルティアの魔女
    タイトル、オープニングともにムービーでたくさん動くので、「おお、すごい!」とあっという間に引き込まれました。 伊恋さんが前世が~と話し出したときにも、天志くんが「俺は信じるよ」と冒頭から二人の仲の良さと信頼関係が見えて、あたたかい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 伊恋さんがーー!!! そして、これはいったい何が起きているの!?と、画面の前で突如として起きた謎の事態に暫しポカーンとしました…。 刃物を持った男が出てきた時点で「危険危険危険!!」とは思っていたのですが…まさかの展開でした。 その後も視点の中心となる人物を変えたりしながら進められる二転三転する謎が多いストーリーにすっかり魅了されて、クリックする手が止まりませんでした。 ルアナさんのシャワーシーンを思いがけず見てしまったときは「死んだ!!」と思いましたが、吹っ飛ばされながらも生きていてよかったです(笑) お母様とのお別れのシーンでは、ちょっと涙ぐみました。 「素敵なお母さんだったね…」なんてしんみりしていたら、その後のルアナさんの真実の独白で衝撃を受けました! 伊恋さんとそんな関係が…! そこからの勢いは、本当にノンストップでした。 視点切り替えで進む登場人物たちが「どこで交わるのか」と思っていたら、カケルくんがついに天志くんたちと邂逅し、苺さんたちも邂逅し…マリエさんの壮大な計画を止めることとなり…と、エンドクレジットのムービーまで夢中になって読んでいました。 ラストバトルのときの疾走感は本当に鳥肌もので、二人ともが力ないし風の奔流の中で戦っている様子がとてもよく伝わってきました。 マリエさんはマリエさんなりに苦しんでいる人や不幸の連鎖をどうすればなくせるのかを考えて、あの結論に辿り着いたのが伝わってきたので、やり方としては手放しで賛同できなくても、目指していた地点については「そうだよね、誰も苦しんだり悲しんだりしない世界になるといいよね」と共感できました。 主人公の口から出た大どんでん返しについては、ただただ脱帽でした。 この瞬間に備えてすべてを用意してきた風村さん、すごすぎる!でした。 最後になりますが、デカデカ喋る森崎刑事の肩の鳥ちゃんがかわいかったです! @ネタバレ終了 オリジナリティー溢れる奥深い世界観や場面を盛り上げる素晴らしいBGMなど、物語はもちろん細部まで最初から最後まで大満足で楽しめる素敵な作品でした。 ありがとうございました!

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  • 霧生先輩と俺 ~ひとりかくれんぼからの脱出~
    霧生先輩と俺 ~ひとりかくれんぼからの脱出~
    ホラーかつ脱出ということでクリアできるかドキドキでしたが、無事にクリアできました。 クリックする箇所が意外と細かく、マウスをぐるぐる動かして調べられる箇所を楽しみながら探しました。 行き詰ったとき用にヒントもあったので、とても助かりました。 @ネタバレ開始 「メリーさんがくる! 死んでしまう!」と初回プレイは時間との戦いとなりましたが、無事に死亡しました(主人公ごめん) 先輩が電話で「一度来れば満足する」と言ってくれていたので、初回は死んでもいいか!と探索だったりアイテムとアイテムを組み合わせることに注力して、周回プレイのために慣らそうとウォーミングアップの気持ちでした。 初見プレイのときにベッドの下に対して「私はいまベッドの下は見ていない、絶対に見ていない、何が何でも見ない、私は何も見えていない、何も見ていない」と超高速で脳内を書き換えるくらいビビリ散らかしました(怖すぎました) 無事に真相に辿り着けて本当によかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 最上邸 ANOTHER STORY 粟佐夕花編
    最上邸 ANOTHER STORY 粟佐夕花編
    シリーズ初めてのプレイとなります。 冒頭から行方不明者が出たり、コンビニエンスストアで謎の現象が起きたりと、気になるストーリーでしたが…まだ本編ではなかった! そして本編開始1秒「うわあ…」(怖い)でした。 ムービーやエフェクトを多用した演出効果が秀逸で、ただでさえ暗くて怖い画面をさらに怖くしていました。 また、音楽と効果音も非常に怖くて、音量をゼロにすべきかと悩むくらいの怖さでした。耳が幸せならぬ耳が怖いでした…! 和風のホラー映画を見たかのような音響にビビリまくり、度々ビクーッ!!となりました。 @ネタバレ開始 日本のお人形が並んでいる絵面は、ほんとうにそれだけで迫力と怖さがありますね…。 一番怖かったのはわらべうたはどこから…と選択肢を選んだ時のテレビ画面、そこに映し出された井戸と女性のムービーでした。 「こっち来てるーー!!?? やだ、怖い怖い怖い!!」となりました。 大人しく最上邸を出ておけば良かったとムービー再生中は思いましたが、タイムリープで生き延びてよかったです(涙) @ネタバレ終了 演出が非常に強力で、すごく怖い&面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 黒い影の彼方でさえずる少年
    黒い影の彼方でさえずる少年
    ゲーム紹介に目的が書いてありましたので「よし6冊の日記を集めてみんなを助ければいいのね!とトゥルーエンド目指して頑張るぞー!」 ……と思っていたのですが……部屋に入ったらショッキングな光景が広がっていて「あ、すみません、また来ます…」と小声で呟いて帰りたい衝動が込み上げてきました(怯) @ネタバレ開始 いざ日記探索!では、ルビーちゃんについていって秒でバッドエンドを踏みました(涙) 気を取り直して日記を回収すると、ご両親の人間関係など本人ら以外のところの関係も関わってきて「ね、根が深い…」と恐々進めていました。 その後も日記を集めていると思わず「毒親?」と言いたくなってしまうお母様の言動があったりで、たまに入るホラー的な恐怖演出と人間のドロドロがダブルで怖い状態でした。 ルビーちゃん以降はゲームオーバーは踏んでいなかったのですが、途中でお化け軍団に襲われたときに選択肢を間違えました。 白いかわいい幽霊にグシャッ!!されるゲームオーバーは絵が可愛いので逆にエグかったです(笑) 生前に誰かに抱かれることもなく死んでしまったルビーちゃんが、空さんに抱かれて眠りにつけたときは、心からホッとしました。 作者様の動物系の作品をいくつかプレイしているので、過去作を思い出して、どんな動物も幸せになってほしい…という気持ちにまたなりました。 無事に日記を集め終えて、カノンさんも遥さんも二人とも最後は手を取り合って穏やかに逝けてよかった…と思いました。 美影さんと黒月さんも幸せそうで何よりでした。 作者様の持ち味である面白い文章は今作でも健在で、「恋人(黒月)がいることも、もちろん公表するぞい☆」などエピローグや探索中もちょいちょいパンチが効いていて、面白かったです。 何もなさそうに見えて、お風呂にもしっかりスチルがあってご褒美でした☆ @ネタバレ終了 何度かゲームオーバーを挟んだりもしましたが、ゲームオーバーになる過程も面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Clumsy People
    Clumsy People
    順番が逆になってしまいましたが、戻ってプレイさせていただきました。 今回も冒頭のキャラクター紹介からして面白く、特に扱いが雑なアギラさんの紹介には大変笑わせていただきました。 (しかし、アギラさんのご家系事情はかなりシリアスで驚きました…!) @ネタバレ開始 四人でゴロンと日光装置を使って仰向けになっているスチルがすごくよかったです! シリアスな雰囲気が続いていたので、ちょっとした息抜きになりました。 アギラさんのお話はとにかくシリアス!という感じだったので「いつもの溜まり場」のほのぼのとしたみんなの笑顔が癒しでした。 一番好きなお話は「森で男子会」シリーズです。 ほのぼのあり、バトル系の展開ありと、すごく面白かったです! 色素薄い系男子のバロンさんと先にプレイした作品にも出ていたクモさん、好きです…! 特にクモさんとはいっぱいお喋りできて嬉しかったです! 外に出るために頑張るかなり真面目で素直なクマさんのことも応援したいです(でもクモさん的には…っぽいので、少し複雑ですが…!) クマさんは笑顔がすごくかわいくて、素敵でした。ニカーッ!と太陽のような、こちらまで元気になる笑顔でした。 今回も「記憶」から見られるキャラクターなどオマケ要素が豪華でしたが、キャラクターに関しては結構鋭い解説?が入っていて、グラントさんやアギラさんに関しては本編以上に色々と感じるところがありました。 @ネタバレ終了 今回も早いと1分くらいから、長くても20分かからないくらいの物語がたくさん詰め込まれていて、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 悠遠のアリス
    悠遠のアリス
    パステル系の淡くて幻想的な色使いが素敵な世界へ迷い込んだ「アリス」さん、探索パートでくるくると変わるこの世界を見て回るのも面白かったですし、個性的なキャラクターたちもとても魅力的でした。 「議論開始」の文字などもデザインが素晴らしく、細部まで見所満載でした。 現在プレイできる範囲の先を制作中とのことで、どんな結末を迎えるのか気になります! 制作頑張ってください! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 僕らの都市伝説
    僕らの都市伝説
    「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない。都市伝説がなければ、自分たちで作ればいいじゃない。」と思わずそんな言葉が浮かんでしまう、都市伝説を作ろうとなったお話、とても面白かったです! @ネタバレ開始 言霊という言葉が昔からあるように、言葉は時としてとても強い力を持つものなのかも…と思いました。 初めはちょっとした娯楽、お遊びだったものが、どんどん引き返せないところまでいって独り歩きをしていく…そしてとても恐ろしい形になって返ってくる。 そんなことを感じるお話たちでした。 エマラ・テッド教団、橋のおばあさんなど…どのお話にも共通していましたが、人は尾ひれをつけるのが得意だし、メンタル強そうでも煽動されて簡単に信じたりするのだなぁ…としみじみと思いました。 よくある「○○が体に良い! ○○効果がある!」みたいなものも、都市伝説ではないですが大衆がいかに煽動されやすいか、人の心がどうすれば動くかの心理を的確に突いているなと感じているので、リアルに有名な都市伝説も、僕らが作った都市伝説も、人の好奇心や怖いもの見たさ、人の心あってのものだと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 生きるその先に -覚醒編-
    生きるその先に -覚醒編-
    昨年のフェスで第一部をプレイさせていただいてから、ずっと楽しみにしていました。 第一部では三リットルくらい涙を流したのでは?と思うほど感動したシリーズ作品、今回ももちろん涙の貯蔵は十分です! 起ち上げてすぐ、タイトルからしてやさしげかつ切ないBGMに心を打たれ、NEWGAMEを押す前からワクワクしていました。 @ネタバレ開始 真っ先に鬼晶さんへ飛び込んでいきたい逸る気持ちを抑えに抑えて、まずは沙姫さんルートから入らせていただきました。 泣きました。めちゃくちゃ泣きました。2リットルくらい放出したのではと思うくらい泣きました。 その出自などが明かされるまでは「ちょっと掴みどころがない人」として輪郭がはっきりと見えていなかったのですが、鬼と人間の両親を持っていることなど深い部分が見えるにつれて、もっと知りたいと感じるようになりました。 ストーリーの流れで初めは「養父が沙姫さんを愛していたわけではなく名誉とお金のために育てていた」と認識されるであろう書斎のエピソードは、胸が締め付けられる思いでした。ショックすぎる…。 愛されて生まれ、愛されて遺された沙姫さんが「誰も信じない、母を憎まなかった日はない」と、世界から自分を守ろうとしている姿に、物語の終わりには誰かを信じて愛し愛される姿は見られるんだろうか…そうなってほしいと願わずにはいられませんでした。 物語が進み、日記中心の事実の視点から沙姫さんの視点で再度出てきた書斎シーンでは、養父であるパパにただ一言「嘘だと言って」と心から希い願い続けた沙姫さんの気持ちに、涙が出てきました。 そして、そこからの……本物のパパだった!!な展開には、やっぱり涙でした。 沙姫さんが「あの瞬間何があったか」をすべて思い出したときは、パパが沙姫さんを今この瞬間も誰よりも何よりも大切に思って愛していること、きっとお母様のぶんもたくさん愛情をこめて沙姫さんを育ててきたこと…それらがプレイヤーである私にもドッと流れ込んできて、目が二つじゃ足りないくらい泣きました。 最後の終わりかたも、主人公と沙姫さんは二人で一つ、互いを想い支え合い…という終わりで、胸に響きました。 今回の3ルートの中で一番泣きました。 続けて詩衣さんルートです。共通部分では、詩衣さんは淡々としたクールな女の子に見えましたが…。 私の中では本ルートはある意味で本作一の超重要な意味合いを持つルートでもありました。 「あ、ありえない!! プリンを食べたことがないなんて!! 人生の半分は損してるよ……ううん、10割は損しているね!!」 葵紅さんに激しく同意。禿同。本当にハゲ散らかしちゃうくらい同意。 十数年間も損した分を補填するため、詩衣さん宅に毎朝の牛乳のように毎朝プリンを届けに行かねばならないと画面の前で決意した瞬間でした。 「プリンをそんじょそこらのスイーツと一緒にしないでほしいよねー!」 こちらも首もげ同意!!!! 超高速アカベコ式同意!! 「プリンはスイーツではない! 洗練された神の食べ物なのだ!」 なのだなのだ!! 神の食べ物なのだ!!(同意しすぎておかしくなる) やはりプリンは至高の食べ物…わだかまりなど、とぅうるんとぅるんに溶かすのだ!!(大いなる勘違い) ……という、私のプリンへの執着はおいておいて、詩衣さんルートも面白すぎて気がつけばあっという間に「嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だああ!!!」(主人公に抱き縋るシーン)まできていました。 当初のクールな表情から一転、微笑んだり顔を赤くしたり、友だちとお揃いの髪飾りに喜んだり…退治屋ではなく一人の女の子としての詩衣さんに、魅了されました。 最後は主人公が自害を選んで画面が真っ暗になったので、どうなってしまうのかと本気で心配になりました。 が、詩衣さんだけの妖魔として一蓮托生の状態で無事に生還したときは思わずガッツポーズしちゃいました。 エンドクレジット後のエピローグでは『今日も俺の腹は絶好調で下ってるんだぜ!』に爆笑しました。 BGMのとてもほんわかした雰囲気の中で唐突に入ってくるスパイスの効いたセリフに、もう泣き笑い状態でした。 お父様に毎日ビシバシしごかれながら、二人がこれからも幸せであってくれたらと思いました。 胸がぽかぽかあたたかい気持ちで読み終えました。 攻略対象ではないですが、葵紅さんが斗也さんから主人公を庇ったシーンは詩衣さんルートの中でも屈指の大好きシーンです。 斗也さんもとてもカッコイイシーンが多い(だがハリセンで叩かれる)詩衣さんルートですが、葵紅さんもめちゃかわのめちゃカッコイイシーン盛りだくさんで、大好きです。 重症なのに詩衣さんを止めようと背中に抱きつくシーンも「詩衣さん、もうやめようよ…葵紅さん、こんなになっても止めたがってるんだよ…」と画面の前で涙ぐんでしまいました。 最後はいよいよ鬼晶さんルート、沙姫さんたちのときにも共通していた部分から既に気になりすぎて、一度に三人に分裂してプレイできないのが悔しすぎるくらい気になっていました。 いついかなる時も夏生さんを守ってくれる鬼晶さん、今回も他の子のルートでもたくさんたくさん守ってくれましたが、あなたはいつになったら幸せになれるの…と「うぐぐぐ…」と呻くしかない鬼晶さん。 今回は夏生さんの記憶が早い段階で戻り鬼晶さんの正体に気付いたためか、二人のデートも見られて、第一部よりも明らかに糖分が高くて嬉しかったです!! ワンピース姿かわいい!! 私が見たかったのはこういう幸せそうな…今にも消えてしまいそうな儚い微笑を浮かべる鬼晶さんじゃなくて、夏生さんの傍で楽しげに(幸せそうに)笑う鬼晶さんなんだよ!!と画面の前で一人でキャッキャッしました。 後半の胸熱すぎる展開は夏生さんの「鬼晶さんと絶対に一緒に生きる、鬼晶さんのいない未来なんてなんの意味もない」という強い意志がひしひしと伝わってきて、選択肢として出てきた「俺が……あいつを助ける……!」をクリックする瞬間は夏生さんに完全に同調していました。 「夏生さん、鬼晶さんを助けてくれよ!!」という気持ちでクリックです。 最後は二人で新たな門出…となったので、覚醒編ありがとうとなりました。 今回はどちらも欠けることなく横に立って歩んでいけるエンドではありましたが…まだ第三部が残っているということで、これよりもさらに救いのあるエンドがあるといいなーと思いつつの読了でした。 なお、エンドクレジット後。 「子どもぉおあああああぉおぉおう!!!!(歓喜のあまり意味不明な雄叫びを上げる)」 鬼晶さんが幸せそうで本当に本当になによりです…!!!(涙) ☆ ★ ☆ 今作ではどの子のルートも「鬼」が物語の根幹に関わってきていることもあり、胸熱なバトルシーンもとても面白かったです。 剣の軌道のエフェクトなども素晴らしくて「おおっ!」と思いました。 そして、第一部よりも甘~~い!!! おいし~~い!!(すみません) 甘いのは見るのも書くのも描くのも大好きなので、第二部は甘さ増量ですっっごく楽しかったです! 画面の前でニコニコニヤニヤしちゃいました。 最後に第三部回生編の体験版……鬼晶さんが、いないっ!!と、序盤から衝撃を受けました。 死んでしまう!!→復活した!!からの一部と二部のシーンが記憶として流れ込んでくるシーンを見ただけで鳥肌が立ちました。 そして、全ルート半日でプレイしたので、ついさっきまで私の前には横になったかわいい詩衣さんがいたんですよっ…!と崩れ落ちましたorz(血の涙) 空さんが大変素晴らしいイケメンなので、第三部のご活躍を楽しみにしています。 夏生さんにはあらゆる意味でもう先がない…ということで、最後はどうなってしまうのか、第三部がプレイできる日を心から楽しみにしています! みゃあすけ隊長さん、制作頑張ってください!! 第三部、超楽しみにしています!!!(拡声器要らずの超大声) @ネタバレ終了 第一部に続き、第二部もすごく面白かったです!! 素敵な作品をありがとうございました!

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