SHIAのレビューコレクション
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Bar Florカクテルをお出しするだけではなく、後ろに隠された物語への考察もとても面白い作品でした。 システムはシンプルながらカクテルの意味など細かなところまで深くて、すごく良くできたお話だと思いました。 コンプリートしたかったのですが、ちょっと躓いたので攻略のお世話になって無事にコンプリートいたしました! @ネタバレ開始 色々とオシャレなカクテルがあって、綺麗なイラストに癒され、表裏の解説も面白かったです。 何事も表裏一体…明らかに無関係ではない主人公に、過去に何があったのかを考察する楽しみがありました。 1周目はとにかくカクテルを作って…と、ふむふむ~とプレイしていましたが、2周目から少しずつお客様のお話に輪郭が見えてきて、マスターからいただくカクテルもすべてがリンクしていそうだと気づいてからが、本当に面白かったです。 ラストカクテルの裏の言葉、とても良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Pale Horse -NOVA-通常のストーリーに探索パート&戦闘パートと盛りだくさんの内容で一日一日が大変濃い物語、現在実装のところまでプレイさせていただきました。 とても面白かったです! @ネタバレ開始 教官とイオスくんら三人のわちゃわちゃしたやりとりがとても面白かったです。 好みでないなかでさらに好きではない部分が顔とは(笑) みんなの掌の上で転がされてしまうジャルくん、好きです(百叩きにされる) しっかりセーブしたので、5月の更新をお待ちしています。 @ネタバレ終了 まだ解放されていない機能などもどんな感じなのかとても気になります。 最初に選択できるキャラもストーリークリア後の訓練で使ってみたらとても強かったので、もっと強くしてあげたいなーと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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EINSATZ Ⅰ冒頭、重たいシーンから始まる本作ですが…序盤から銃器などが出てくる展開、とても熱かったです! そして、主人公が身を置いている世界が世界なだけに、人がどんどん死んでいく残酷さやどこまで深いのか分からない巨大な権力やそれに伴う闇などが印象的でした。 専門用語が飛び交いますが、そういうのはまったく知らないという方でも流し読みで大丈夫だと思います。 銃やナイフなどが好きな方は思わずニヤニヤしてしまうシーンなどもあるかもしれません。 @ネタバレ開始 ソフィアお嬢様とのキスシーンがえっちだ~~!!と思っていたら、まさかの展開に唖然…。 愛しているけれど人生の目的のためには手にかける展開、本作では誰もが死の対象になりうると早々に感じました。 お屋敷ではスコープを除いて射殺していく演出が秀逸でした。 射殺した瞬間にきちんと血がドバッ!!としているのが臨場感がありました。 マキノさんが牧野冬弥さんだと思っていたので「あっれー!?」となりました。 確かにソフィアさんのときのマキノさんの空気と冬弥さんの空気はなんとなく違うことは感じていたのですが…(マキノさんのほうが揺るぎなく状況中はすべての感情を封殺して動くイメージだったので) さらに終盤の展開に「え??? え!?!?」となり、Episode2でどうなるのか気になります! 謎が謎を呼び、ここからさらにどうなるのか気になりすぎる終わりでした。 闇が深い…! @ネタバレ終了 物語がここからどのような展開、そして結末を迎えるのか楽しみです。 素敵な作品をありがとうございました!
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01シミュレーション!010101100110101…無限に続く0と1のワルツ、そしてチート機能を手に入れてからが本番のとても面白い作品でした。 ギミックが面白く、ちょっぴり怖くておかしなダイアログなど見せ方もお上手で、シナリオ部分もとても楽しめました。 @ネタバレ開始 初回プレイでは「揃うまで待てばいいんだよね? なんかよく分からないけれど、揃ったら「揃ったよ!」とか通知でも来るのかな?」と試行回数3000回を超えても放置し続けるというトンデモを犯しました(プレイのセンスがなさすぎる) 100回を超えたあたりで「よし、ちょっと別作業しながら…」なんてデスクトップに置いておいたのが大いなる過ち。 手持ち3000ポイントオーバーで次へと進めることとなりました。 確率操作というマジカルな世界を開いてからは、0と1ともさらに親密な関係に…いや、本当にすごいですね、この技術力どうなっているの!?と脱帽しきりでした。 最後に一言。 好き好きはぁはぁは破壊力が凄すぎました。 @ネタバレ終了 人生で1番0と1を見続けた気がします&あの独特のSEがまだ耳に残っています。 色々な意味でとてもインパクトのある作品でした! ありがとうございました!
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僕と君と彼女の話冒頭のお話からして既に不穏!と思いながら読み始めた本作ですが……プレイする人によって感じ方などが結構異なるかも?と思うお話でした。 @ネタバレ開始 個人的に、つくしさんがメッタ刺しにするバッドエンドが一番しっくりきました…10年間も自立して生活費の一つも稼げない恋人を支えてくれたつくしさんを裏切って二股かけているとか「ないわー」と序盤で既に主人公に対して厳しい眼差しを注いでしまったので。 ごめんね、主人公。君も君で人生色々あったのは分かるんだけれど……と、これは最後まで覆りませんでした。 10年も一緒にいるから心を許していると言えば聞こえはいいですが、親しき中にも礼儀ありだなぁ…と思いました。 お食事中に抜け出して唐揚げが冷めてしまったというくだりの時点で「これ、きっと用意されているであろう、つくしさんに刺されて死ぬバッドエンドがハッピーエンドでは?」と悪落ちチキンは思ったのでした。 そんなわけで、20歳でバリバリ頑張る桜花さんもかわいかったのですが、個人的には一途で健気なつくしさん推しだったので、つくしさんが幸せになる展開のエンドも良かったです。 中盤で「私に何が足りないの?どうすればいいの?」と泣いているシーンは「主人公、ちょっと殴らせてぇええ!」となってしまうくらいつくしさんが本当に健気でいい子でした。 メッタ刺しに行かないのであれば、つくしさんにはどうか幸せになってほしい…! 劇団がいざ解散の時の皆さんと主人公の現実への距離感や温度差がリアルで、夢を追いたい主人公と現実を嫌というほど感じてこの道で生きていくことを諦めている皆さんの会話がすごくリアルでした。 役者さんの世界って本当に一握り、ちょっとやそっとの努力では光ることさえできない多くの夢破れた人たちの現実がひしひしと伝わってきました。 久住さんの存在もAnotherEndできれいに回収されて良かったです。 AnotherEndはリアルさが際立っていました。 @ネタバレ終了 「この女は誰?」「説明して!」という二股修羅場展開、リアルなら絶望ものですがゲームだとこんなことを一度言われてみたい!?……そんな方にもオススメなシーソーゲーム→気がついたらジェットコースターな物語、2人の女の子の可愛さを堪能させていただきました! ありがとうございました!
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ミアウオトコ本編開始直後、画面の前でビックリしたことを真っ先にご報告いたします…あの登場の仕方はさすがにインパクト強すぎました! @ネタバレ開始 宇宙人がいい雰囲気になることを喜ぶようなお人好しさんで本当に良かったです! 顕子さんの冷静なツッコミの数々に「確かにw」と笑わせていただきました。 はじめにゲーセンEDへ行き(この時は途中から息子さんの結婚云々ではなくて申し訳ない気がしていた…)、その後に寿司ED→自宅酔っ払いEDへ辿り着き……息子さん進展しなくてゴメンネ☆なまま和気藹々とまったり楽しんでいる様子でシメ!となりましたが、とても面白かったです。 歩いていて宇宙人を拾うとか、過去作に続いて顕子さんの存在感と最強感がすごすぎます! 過去作をプレイしているとより一層楽しめる仕様で「あ、久しぶりですー!」と言いたくなる方々がたくさん出ていて、ニマニマしました。 @ネタバレ終了 過去作をプレイしている人はさらに楽しめる、過去作をプレイしていなくても顕子さんとのキレッキレの会話がたっぷり楽しめる素敵な作品です。 ありがとうございました!
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水辺のカマキリ自殺してしまった妹の桐子さんについて尋ねると「彼女の死に深く突っ込まないように…」との忠告が…これはどういうことだろうと、最後まで一気に読ませていただきました! 謎解き要素を含めて、とても面白かったです! @ネタバレ開始 トゥルーエンドのときの巻き戻しと、桐子さんが死んでしまった本当の理由は、衝撃でした。 そして、切なかったです。 名家に生まれたが故のしがらみや、婚約者の冷たい態度…桐子さんも現実の重みと理想の狭間でかなり苦悩していたのではと想像しました。 水辺のカマキリは冒頭とトゥルーエンドの真実の告白の二回出てきましたが、最初と最後ではその印象が180度ガラリと変わりました。 主人公が「溺れないようにな」とそっと水辺へ持っていく姿と、最後の大量に死んでいるカマキリと寄生虫の話とは同じ「水辺のカマキリ」でありながら、陸からと水中からとで見ている世界の違いほどの差がありました。まさにゲームの通りのような。 謎解き要素は、何をどうすればよいのかちょうどよい難易度でしたので特に難しいとは感じなかったのですが、トゥルーエンドへの入りかた(手紙の場所)だけ分からなかったので、そこだけ頼らせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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少女の神の粒子ネモフィラさんとショウくんの恋が尊すぎて、私が粒子並みに分解されて消えるところでした…或いは宇宙空間をサラサラと漂うところでした。 ネモフィラさんの無邪気さと無垢さ、ショウくんの現実への抵抗と向き合う心の強さなど、神がかっているキャラクターデザインとキャラクター性にハートを掴まれました! @ネタバレ開始 一番好きなエンドは3のプロポーズしてずっと一緒エンドです。 個人的にハッピーエンド至上主義としては、大団円っぽくて大好きです! エンド2の自分だけ記憶が残ってすべて元通りになったエンドも切なくて好きですし、誰にも渡したくないという1番のエンドももちろん好きです。 一番初めはお互い理解し合えるのか…と、画面の前でハラハラしていましたが、二人が少しずつお互い歩み寄ろうとしているところ、その距離間がすごくよかったです。 時空師さんの定期報告?のおかげで話にメリハリがあって、スルスルとノンストップで最後まで読み、そのまま周回して全エンドコンプできました。 ネモフィラさんのショウさんへの恋も、初めは自分を認知できたものへの驚きと好奇のようなニュアンスも含まれていましたが、それがはっきりと恋になり、ショウくんのためなら自分の存在さえも懸けられるという姿に「もう二人は幸せになってほしい~~!!」という気持ちが溢れてきました。 元々ショウくんとしては自分の人生をめちゃくちゃにした相手なので、はい嬉しいですとすんなり受け止めることはできず心の葛藤は深いものだと思いますが、最後は「一生恨んでやる」と言いながらも受け入れている姿、自分もネモフィラさんに惹かれていることを自覚している様子に「尊い…二人とも尊い…」とエンド3のスチルは本当に嬉しさいっぱいで見つめました。 @ネタバレ終了 ドットだけが持つかわいらしさと坂様だけが持つかわいらしさが見事に融合した本作は、過去作とはまた違った味わいを持つとても素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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Silent Film_モノトーンな画面に表示されているシンプルな「Roadshow」ボタン。 そこからどんな物語が見られるのか、ポップコーンとメロンソーダを片手にいざ上映開始です! @ネタバレ開始 希築教授たちが出てきたところで「あ、これそういうことでしたか!」と符合しましたが、この後の展開がどうなるのか楽しみな終わり方でした。 現実までは意識がこない彼がこれから先も今いる意識レベルに留まり続けるのか、それとも現実に意識レベルが上がることがあるのか…それらももちろん、探求心の極致まで走り続けていそうな希築教授がどう活躍するのか…もっと続きが読みたいなーと思いました。 狂人と正常の明確な範囲は存在しえないのではないか、その対象を理解できるか否かで狂人と正常を「対象を見る者」が区別しているだけではないか、人は自分が理解できる者は「正常」であり理解できない者を「狂人」として判じ、「私は理解できないものとは違う」と自分の立っている場所を安定させたいのではないか…などなど、終わった後は色々と考えました。 コンパクトながらすごく奥深い物語で、思考が捗りました。 @ネタバレ終了 是非この後も続けて上映お願いします!と言いたくなる、作品のもっと深部やこの先が気になる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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よぉ!今から俺んち遊びに来ねぇか?前作でも高橋くんの突き抜けぶりが面白すぎましたが、今作も色々な意味で突き抜けていて面白かったです! エンドリストとエンドへのヒントがあって親切でした! @ネタバレ開始 口に金魚入れられて食べちゃうとか、どんな悪夢だよ!!と思わずエンドの画像を見て「高橋ぃいいいい!!!」と叫んでしまったのは秘密です。 今回は高橋くんが諸々の事情で幽霊ポジで、前作の窓の外に人影が!とは別の意味で面白かったです。 高橋くんが明らかに高橋くんではないと分かるこの高橋くんの唯一無二性よ…そして主人公の時々「高橋ってこういうやつだよな」によって成績が実はすごく良いとか新情報が出てきて、高橋くんがますますすごい人物としてインプットされました(笑) 見破り成功から続くトゥルーエンドへのルートでは「名前から住所を特定してくるタイプの幽霊」など相変わらずのパンチの効いているシナリオに笑いました。 高橋くんが天井から舞い降りてきた時は何事かと思いましたが、さすが高橋くん! ……と、普通にプレイしていた私は、高橋くんのさらにすごいところを目撃するまで高橋くんの何たるかをまだ理解していなかったのです!! 高橋くん視点の話もとても楽しかったです! 双子のグレイ型ってなんだよ!とかツッコミどころ満載過ぎて、私のツッコミ力が劇的にレベルアップした気がします(笑) そして、高橋くんのある意味君もストーカーではと言いたくなるGPS埋め込みやら、最後の最後の髪の毛ドリル!?(もうなんて言っていいか分からないので「伝説の高橋(髪)」とかそういう名前で呼びたい)が出てきたときは「高橋くん、君はもう歴史に名前を刻まれるアレだ!」と意味不明なことを口走る事態となっていました。 主人公サイドだけでは見られない全容に、今回もたくさん笑わせていただきました。 高橋くんの家の外観の独特さには「さすが高橋くんすぎる!」としか言えない、最後まで高橋くんでした! @ネタバレ終了 分岐なども難しくなく、すべてのエンドも無事にコンプリートできました。 一部のエンドは主人公にトラウマになってしまいそうですが(生臭いやつ) 今回も大変面白い作品をありがとうございました!