SHIAのレビューコレクション
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Rootkidsタブレット端末に住むAIのあさひさんと、特殊な「感覚」を持っている主人公が、未来を揺るがす大きな分岐へと挑むタイムリープものでした。たいへん濃密な正統派SFでした。 ちょいちょい挿し込まれるお話に初めは「???」となっていましたが、物語が進むと「!!」となりました。 何が起きているのかが分からなかった部分が、何が起きているかが分かっているようになったといったほうが正確かもしれませんが……その部分が物語と繋がると「なるほど!」となります。 @ネタバレ開始 茜さんと白雪姫さんがどう物語に関わってくるのかと思っていたら「実の親子ではなかったと出たが、彼氏以外にはありえなかった」からのあの真実で「そういう展開なのね!」となりました。 あさひさんがタイムリープしてきた理由も茜さんの未来を憂いて、絶対にその未来へ辿り着かないようにという人間味あふれる理由だったことに胸が熱くなりました。 物語の最後、そして最後を迎えた後の真に終わりの物語はどちらも大変面白かったです。 いよいよ仮初とはいえ肉体を得たあさひさんと出会えて嬉しかったです! ケントさんも元はと言えば大人に都合の良いように振り回され続けた犠牲者……これから3人で再起してほしいと思います。 @ネタバレ終了 一時間という時間をたっぷりと楽しめるとても素晴らしい作品でした。 終盤に行くにつれてすべてのピースがはまるべきところにカチリとはまる、手に汗握る展開が楽しかったです! すべての物語を読み終えた後にもう一度タイトルの「Rootkids」を見ると、感慨深いものがありました。 素敵な作品をありがとうございました!
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レギオンプレイ冒頭の魔法陣と世界観説明の文章で既に「どんなバトルが待っているんだろう……」とワクワクしながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 初戦でルールなどが分からないままでも、いつの間にか勝てました(運が良すぎました) 偶然でも勝てるくらいの難易度がとても良かったです。 せっかくなので周回してみたところ、意外とおしゃべりなレギオンさんのおかげで「見切った!(君のおしゃべりのおかげで)」という形になりました。 このヒントをくれる親切なゲーム設計もとても好印象でした。 @ネタバレ終了 UIなど細部までクオリティが高く、ストーリーの続きがとても気になるゲームです。 ありがとうございました!
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リサナイトメア別作品でも思いましたが、独特の文章だなーと思いながらプレイさせていただきました。話としてはサイコヤンデレ系のお話になるのでしょうか……今回は妹さんができたお話でした。 @ネタバレ開始 ちょいちょい「童貞の僕」という一人称の頭に童貞がついている主人公にアイデンティティへのこだわりを感じました。 一度言ってもらえば分かることを繰り返すあたりに、闇が深いコンプレックスなのか、自分のイチオシチャームポイントなのかのどちらかなんだね!とやさしい気持ちに……一応後者で受け取りました(笑) そしてサイゼの食事後に「妹を性的な目で見ちゃダメなのに、見てしまう!」と言い出す主人公に笑いました(主人公ごめんね) 食事に誘われただけで股間のボルテージを上げていたことはすっかりご記憶から抜けていらっしゃる(笑) その後で急転直下の殺意案件となり、逆殺害となってエンド……主人公はある意味、最高の人選をされたと思います。 妹に殺されるとか、ある意味兄にとっては本望であり最高なイベント!(やさしい目) ユウ様の世界観はとても独特で、予想できそうでまったく予想ができない展開がとても面白いです。 @ネタバレ終了 今回もクセの強い主人公と闇を抱えた女の子の素敵な物語を、ありがとうございました!
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めいそう世界異世界に行ったからといって自分が勇者に転生して世界を救うとは限らないですものね?―――と思いながら、この先は果たしてどうなるのだろうと思った短編でした。 @ネタバレ開始 異世界に行くための工程がとても丁寧だったので、「ふむふむ」と頷きながら異世界に行かせていただきました。 その後の展開が「今の立ち位置、私は敵サイドなの!?」となり、勇者があるあるなお約束の王道的容姿だったりでちょっと笑いました。勇者へのツッコミ解説が面白かったです。 この後、勇者についていくのか……勇者と対峙するのか……どうなるのか気になります。 どういうストーリー展開になっていくのか、気になりました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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ご飯を食べよう何もやる気がない、ご飯を食べることさえも億劫だが餓死はしたくない……その爽やかなタイトル画面からは想像もできない物語が待っていました。 @ネタバレ開始 冒頭の触りで鬱病の人の物語かと思っていたら、全然違う物語でした! タイトルから「ご飯を食べよぅっ☆」というノリの方向性かと思っていたら「ご飯……食べ、よ、う……」の方向性でした。 まさか妻をバラして冷蔵庫に押し込んでいたとは。 どう考えても未来がない展開でしたが、そういう事情だとは露ほども思わず、度肝を抜かれました。 宅配を頼んでいるうちにすべてを思い出すか、冷蔵庫を開けてすべてを思い出すかで置かれている状況の全容の思い出す範囲が少し異なるのも面白かったです。 両方見なくても何が起きたか分かりますが、両方見るとよりよく分かる仕様、楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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ベストフレンド~本当の友達~イジメ、ダメ、絶対。と改めて思うとともに、いじめていた人間と違い必ず自分を理解してくれる、一人の人間として対等に付き合ってくれる人はいるのだと希望の持てる素敵なお話でした。 自分の人生を再び歩き出すときの力強い心の鼓動を耳にした気がする、胸のあたたかくなる物語でした。 @ネタバレ開始 あとがきにもお書きになっていましたが、夏祭り前に遭遇したいじめっ子たちを「証拠品を警察に出しといたから」とやり返すシーンは思わず「桜さん、よく頑張った!」と思いました。 そもそも桜さんに対しては、あんな辛い目に遭ったのに毎日呼吸しているだけで君は頑張ってる!と思っていたので、立ち向かう勇気を持つほどに変わったことに拍手喝采でした。 一緒に住んでいた叔母さんも初めは「すごく陰湿な毒親みたいな人だな……」と思っていましたが、少しずつ態度が軟化してきて、徐々に人間味のある姿が見られて嬉しかったです。 当初は桜さんはどこにいても針の筵じゃないか……と、桜さんが感じている息苦しさをひしひしと感じながらプレイしていたので、叔母さんが誕生日プレゼントを渡してくださった時には「いい人……」となりました。 終盤の盗聴器事件も、過去のことを思えば仕掛けたいと思うその心理自体は理解できなくはない・ただ絶対にしてはならないという点で、友里さんのことが痛いほど不憫になりました。 誰も信じられなくなるほどの深い傷を抱えていた友里さんも、自分を守る殻を作るしかなかった、皆が好きになってくれる友里を作り出して演じるしかなかった部分があると思うと、4人の絆の前では素の自分でいられそうで本当に良かったです。 学校は拷問部屋でも備えた監獄なのかここはというくらい、いじめられる側にとってはこの世の地獄そのものなので、桜さんも友里さんも互いの傷と過去に向き合い、理解し合い、認め合い、最後に皆が大人になってそれぞれの道を歩いている姿を見られて感無量でした。 最後のスチル、とてもとてもきれいでした。 面白いというと少し語弊があるかもしれませんが、物語として完成度が高い、とても面白いゲームでした。 @ネタバレ終了 いじめという重たいテーマを取り扱いつつ、心の再生と成長を丁寧に描いたとても素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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ダイナマイト彼C文字通りのダイナマイト彼Cが盛大に爆発しないように見守り続けてあげる物語でした。彼Cがちょっと天然気質なのとサクサク引火していくマッチKaboom!!なので最後まで気が抜けません…! @ネタバレ開始 選択肢の「止める」が全力感を出していて素敵でした。 いずれの選択でも必ず「止める!!」「止めるぅう!!」「止・め・る!!!」と言わんばかりに常に大きいので、見守って引火せずにすみました。 かつての同級生が現れて「お前デブだったもんなー」などとのたまった時は、ルッキズム野郎爆破させるぞ☆と思いましたが、その同級生のせいで2人がちょっと不穏な気配になり、どうなるのかとてもハラハラしました。 無事に元のさやに納まって良かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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新型コロリ病から日本を救え!どこかで見たような展開、どこかで見たような結果…!? 謎の危険なウイルスに人類はどう立ち向かうのか、なんだか知ってる気がするけれど最後まで読んでしまう魅力のある短編でした。 @ネタバレ開始 まず真っ先に台湾エンドに行きました……どこの現実とは言いませんが、こうなってくれたら本当に良かったなぁと思いました(しみじみ) なんだろうこの既視感と胸にサクッと刺さる瞬間もありながら、エンディングをすべて回収させていただきました。 やっぱり台湾エンドが一番でした……(しみじみ) ゲーム内もどこかの現実も、早くこの事態が完全収束して穏やかな日常が戻るといいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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MP1あ、人とぶつかってしまった!というシーンから始まり、突如として体を失う主人公、そして再び体に戻るための方法とは……この導入部分が既に面白く、一気に読破させていただきました。 知っているレシピの料理が具現化される魔法、その名も妄想料理人……え、それもしかして無限にプリン作れてしまったりするのでは?と思いながら虎太郎くんと過ごしました。 BL要素普通でプレイしましたが、全然大丈夫でした。 @ネタバレ開始 バッドエンド含めて複数のエンドを回収し、いつか宇宙に行くと決意しているエンドがとても良かったです。 虎太郎くんといつか再会できる日を応援しています。 ……主人公、知っているレシピが白米って(笑) 頑張って目玉焼きとか卵焼きとか覚えていてほしかったですね……白米大好きっ子かもしれないので、白米でももちろんおかしくはないのですが、出てきたものが「白米」に思わず笑いました。 @ネタバレ終了 眼鏡の似合う虎太郎くんとの一時が楽しい素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
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【非公開】LEONA -and the haunted house-繰り返しプレイすることで少しずつ効率的なアイテム回収ルートが分かり、無駄なく最短ルートでクリアを目指せるゲームでした。 1分たりとも無駄にできない仕様なので、緊張感がありました。 おそらく初回でクリアできる人はいないと思うので、周回プレイにスキップ機能があるのは親切でした。 謎解き自体は難易度は低いのですが、どこを探せばいいかなどクリアへの手がかりは、人によっては同梱のRead meなどに少しヒントがあると嬉しいかも……と思いました。 素敵な作品をありがとうございました!