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SHIAのレビューコレクション

  • Mad Room No.3
    Mad Room No.3
    何が混じっているか分からないミルクなんぞ絶対に飲まん!!と、延々とループするだけなのに、ひっくり返し続けた先にもしかしてエンドがあるのではと信じて20回くらいひっくり返し続けた気位の高すぎるプレイヤーはここです(汗) 変態さんこと佐々河さんが買ってきてくれたのであろうミルクを全部台無しにする勢いでした。 ひっくり返すたびに新しいミルクを用意してくれてありがとう。 床をビシャビシャにする度に拭いてくれていたと思うので、本当にありがとう。 @ネタバレ開始 それにしても、随分と純粋で電波な変態さんでした(誉め言葉) 何を隠そういや何も隠すまい、あなたがミルクの変態なら私こそクリックの変態です。 クリック、クリック、クリック!!と、壁も写真もブレザーも首輪も佐々河さんも、とにかく連打クリックしていました。 ちょっとずつ近づくごとに写真の内容が分かったりする仕様が、とても面白かったです。 そっかーあなたの首輪なのー今すぐこの拘束外してくれたら首輪をつけてあげるから外してよーという乙女向けにあるまじき反抗心でミルクをひっくり返し続け、ぺろぺろされる時ですら「やめれやめれやめれ」とやめてを連呼し続けて相当可愛くない猫ちゃんだったと思うのですが、根気よく変態心を発揮してお付き合いしてくれる佐々河さんがとてもやさしい素敵なマッドゲームでした。 所々に入る妖しく美麗なスチルにドキドキでした。 エンドがすべて見つからなかったので攻略サイトを参考にさせていただきました。 攻略がないとたぶんクリアできなかったので、ご用意本当にありがとうございます。 @ネタバレ終了 生殺与奪を握る立場にいながら、ミルクを飲む姿を見たいという……ある意味で無垢すぎて「無垢な変態という新たな境地……!!」と呻ってしまう素敵なゲームでした。 ありがとうございました!

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  • アイドル失踪事件
    アイドル失踪事件
    アイドルが失踪してしまった……関係者やファンが何かを知っているらしいということで、ランダムなシナリオから犯人を探し出し、無事にアイドルを発見できるのかと奮闘しました。 エンディング数がとっても多いのでコンプリートは大変そうと思っていましたが、本当に大変ですべて埋まりません……! 何周しても辿り着けないエンディングが…(涙) @ネタバレ開始 同じエンドに行ってしまったかな?と思ったら、微妙にショートケーキとチョコパフェの違いだったりで、ルカさんは食べ物に弱いのね……と思いました(笑) 無事に特定のエンディングをクリアしたご褒美シナリオも見られました。 犯人を捜し続けてよかったです! そこで初めて本作がスピンオフだと気づいたので、また機会を見つけて本編もプレイしたいと思いました。 (シホノさんが本編では大変なことになる……と聞いて、ドキドキです) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夢は繰り返される
    夢は繰り返される
    日常の中にどんどん浸蝕してくる夢が、気づかぬうちに現実なのか夢なのかの境界線を取り払い、最後のほうは夢なのか現実なのか一切の感覚を失うシームレスに溶け込んだ不思議な作品でした。 @ネタバレ開始 人間、夢と現実が分からなくなるほど仕事してはいけないなと思いました……夢の中でも仕事しているとか、個人的には悪夢以外の何物でもないです(涙) 映像情報をあえて使わないことによる想像力にすべてを委ねる試みも面白く、自分で色々と想像してセルフホラーイマジネーションでビビるという不思議な体験もできました。 人は夢を見て脳を整理するとか、夢が何かしらの世界と繋がっているとか、昔から夢には色々と意味を持たせてきた人間ですが、今回のように夢が現実と密接に関わっていく様子もまた夢というものならではで面白いと感じました。 具なしカレー800円!? ちょっとお高いけれど、私も一度食べてみたいです。  @ネタバレ終了 今回も面白い作品をありがとうございました!

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  • 文学少女のホンネ
    文学少女のホンネ
    生まれたての赤子のように右も左も分からない、恐る恐るな不器用すぎるコミュニケーション。けれど、だからこそその拙さに込められた気持ちが愛おしい。 青春には色々な形があると思うのですが、文学や本を通じて始まり結ぶ静かな青春ももちろん眩しい物語でした。 鈴野さんとの距離の詰め方が秀逸でした。 人と付き合うことに対して苦手意識があり、石橋を叩いて渡る慎重派の主人公が不器用ながら精一杯の誠意をもって鈴野さんと向き合っていく姿と変わっていく様子が気持ちのよい物語です。 鈴野さんも突飛なところのない等身大の悩める文学少女で、とても可愛らしかったです。 @ネタバレ開始 おまけで二人の関係が本編からまた変化している様子が描かれていて、ほっこりしました。 このゲーム全体を通してのことですが、キャラクターたちが少しずつ、本当の意味で「一歩ずつ」距離を縮めていく丁寧な描写が素晴らしいなと思いました。 一気に相手と親しくなるのではなく、手探りでお互いを理解していく様子がリアルでした。 主人公の内面の描写で、人と関わることの臆病さもしっかりと描いていたところが印象的でした。 最後の本の栞のエピソードは、文学少女ならではの結びで心に残りました。 結果はおまけのとおり……ですね。 クラスの中でも堂々と誰に遠慮するでもなく話しだした二人に拍手しました! @ネタバレ終了 お互い好きなものが同じだと共通の話題で盛り上がるとは言いますが、その中でも不器用な二人が心を通じ合わせていく様子がとても素敵な物語でした。 ありがとうございました!

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  • 小松菜とじゃんけんするゲーム
    小松菜とじゃんけんするゲーム
    小松菜のツナさんにこれだけの表情?動き?のバリエーションがあることにまず驚いたので、それを見るだけでも価値のあるシンプルジャンケンゲームでした。運命を感じてデレる小松菜とは。 ツナさんからの圧だったり、運命を感じられたり……と豊富な感情表現がとても面白いゲームでした。 プレイヤーが勝つとお通夜モードみたいなツナさんに「ごめんね」とちょっと思ったりしました。 @ネタバレ開始 一度目は楽しく思うがままにじゃんけんした後、数度周回しましたが5連勝は難しかったので、ついにセーブして一つずつ勝ち星を増やしていくという禁断の手段に出ました……ごめんねツナさん。 5回すべて勝利した時の「かっ……枯れてるー!!」と心配になる穴だらけのツナさんを見た後で現れた真の姿、とてもイケメンでした!! カッコカワイイです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • かずは
    かずは
    かわいい再従妹のかずはさんとお出掛けする短編で、短いお話の中に詰まっている年頃の女の子の尽きない話題と屈託のない笑顔に癒されました。 @ネタバレ開始 クライマックスの野良犬との対峙でかずはさんを守ると、素敵な冠をもらえて嬉しくなりました。 スチルがとても美しく、笑顔で渡してくれるかずはさんが可愛いです! それ以外だとご機嫌を損ねてしまうので、かわいい再従妹のためには立ち向かわざるをえませんでした。 なによりあんなかわいい笑顔が見られるのなら、野良犬でも熊でも立ち向かってしまいますね! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 君と話したい
    君と話したい
    ゲームならではのギミックと言いますか、素晴らしいアイディアでできたゲームです。このゲームはクリアしてからが本番の二度美味しいゲームでした。 @ネタバレ開始 心理テストと称して主人公を誘いに来る本編の彼女ももちろんかわいいのですが、チュートリアルちゃんとのルートがあるとは……!! 生成されたシステムセーブデータ類を捨てる日が来るとは思いませんでした。 チュートリアルを何度も何度も選んだら出てきました、チュートリアルちゃんのセリフ…! チュートリアルって初めから飛ばされたり、読んでも一度きりが多い中、健気にも待っていたこちらこそ本当のヒロインなのでは?と思いました。 作品の紹介ページにも「〜記憶を消してでも、君と話したい〜」とありましたので、こちらが真のヒロインなのかなと。 ノーヒントでしたが答えは既に示されていたので、入力する言葉はボックスが出たときには分かっている状態でした。 とても面白い仕掛けでした。 @ネタバレ終了 アイディアが素晴らしすぎる素敵なゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 高対称のi
    高対称のi
    「二次元のシンプレティックは、まさに俺なんだからよ」……しっ、痺れるーーーっっっ!!!!! 高換°という表記が既に胸をくすぐるハートウォーミングすぎる数学の世界……さんかく先輩がカッコ良すぎではないですか! 生粋の60度……間違えました、生粋の兄貴肌で仲間思いでやさしいとかパーフェクトすぎる60度です! 冒頭からテンション高めで失礼しました。 とても楽しく本作をプレイさせていただきました。 なんてったってSO(2)の対称性、証明がワイルド、トガった生き方……などなど、この作品ならではの表現がとても面白かったです。 攻略対象が図形ですがしっかり乙女ゲームでしたし、数学用語&知識がたくさん出てきますがスラスラと読めました。 社会に出てからはこの知識たちと触れ合う機会もあまりないので、少し懐かしく思うとともに大変新鮮でした。 数学にしかない独特の雰囲気に満ち溢れていて、プレイ中は今までにゲームでは経験したことのないこの雰囲気にどっぷりと浸からせていただきました。 @ネタバレ開始 主人公さんが自分が誰であるのかについて、タイトルで全力のネタバレをしていたので「大丈夫かな?」と思っていましたが、杞憂でした。寂しそうにしていたので、杞憂に終わって本当に良かったです。 特に好きなシーンが、さんかく先輩の「見えるもんが全てだと思ってちゃ、デカルト座標しか見えないぜ」という言葉からの一連の元気づけでした。 複素数平面がここで出てくるとは……さすが数学の乙女ゲーム!!と思いました。 ガウス平面というとてもカッコイイ呼び方が実は大好きだったりします。 ○、□くんのルートでも主人公の居場所を数学的に教えてくれる展開が素敵です。 (□くんは特に四字熟語にも詳しくなれるので、数学とともに国語の勉強までできました…!) @ネタバレ終了 これは数学好きにはたまらない作品だなーと思いました。 数学苦手な方だと出てくる単語だけで「うっ!頭がっ…!」となるかもしれませんが、とても面白いので苦手な人にも楽しんだもらえたらなぁと思う、とても素敵な作品でした。 ありがとうございました!

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  • ワイの名は。
    ワイの名は。
    カスゲーと銘打たれていますが、個人的には(良い意味で)カオスゲーでした。何もストーリーが思いつかないんやーと唐突に始まったような終わったようなストーリーを進めると、なぜか教室について詳しくなりました……フリゲ界隈では親の顔より見た背景ではありますが、そういう造りなのねーと思いました。 特に採光率のくだりは「へー」と思いました。 ストーリーがないと言いながら豪華にもボイスがしっかりフルで入っていて、ちょいちょい入るその甘噛み感にちょっとだけクスリと笑いました。 作者様による全部俺ボイスがじわじわくるゲームは、唯一無二だと思います(笑) 次回作に向けてストーリーがたくさん思い浮かぶよう応援しています。 とても勢いのある作品でした、ありがとうございました!

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  • 時計のある部屋
    時計のある部屋
    一問のみの謎解きゲームです。部屋にあるものを調べて謎を解いてドアを開けようというシンプルなゲームで、難易度も(個人的な体感では)かなり簡単な部類に入るため、サクッと解けました。 @ネタバレ開始 椅子を見た時点で何をすればいいのか瞬間的に分かったので、先にプレイしていた「wanted」に比べて、本当にやさしい問題でした。 脳をちょっと緩ませたいときに最適な問題でした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!

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