あびのレビューコレクション
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二次元からの赤色自分が描いた絵である女の子がパソコンから出てくる話。 まるで夢のような話ですが勿論それだけで終わるはずがなく、ある日の出来事を最大の境にして、どんどん不穏な空気に包まれていきます。 それでも選択肢は主人公にあった、というのが虚しくも恐ろしいですね。あくまで不条理に巻き込まれた訳ではなく彼自身が選択できる最大の立場にいた。 まあ本当に選択させてもらえたのかどうかは今となっては分からないことですが。とりあえずリチアちゃん可愛い。
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向日葵に添えるアイリスお花と一緒に少女と過ごした物語。 優しい文章と音楽が穏やかな空気を演出しています。 視点者の関係もあって明確に語られない部分も多いのですが、それでも充分すぎるほど伝わってくるように感じました。 花を通して語られていく時間が切なかったです。
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考古探偵満田~紅蓮の来訪者考古学研究家であり探偵でもある主人公がタイムマシンを使用して殺人事件を解決する話。 グラフィックや音楽など全てオリジナルとのことでゲーム画面全体として纏まりがあり、また特に最初のキーワード入れ換え型の推理システムなども面白かったです。 ただプレイヤーに多少なりとも推理を要求するゲームとしてはシナリオに荒を感じてしまったのが残念だったかも。 またポールさんのフルネームなども基本的には最初に出たきりだったと思うので、いざ終盤で言われてもイニシャルをそもそも覚えてない、というような状況になってしまっていました。 証拠品タブは便利だと感じたので、それと同様に登場人物に関する簡単なメモ欄のようなものがあっても良かったかもしれませんね。 あと事件発生時の右上オートモード表記が分かりやすくてありがたかったです。笑
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キミのことめっちゃ触りたい!ぽえぽえしてるけど明るくて大体のことは許してくれそうなぽえ子が可愛すぎるぞー! めっちゃ欲望丸出しなタイトルですがヒロインぽえ子が可愛い。 お祓いという名のお触りモードでは2Dアニメーションになるのですが通常時の画面の動きでもぽえ子が可愛い。 あと口調が可愛いぽえ子が可愛い。 それとぽえ子が可愛かったです。
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スマたま ~スマホゲーに搾取(と)られてばかりでたまるかっ~どこかで見たことあるようなガチャシステムのスマホゲーに対して不満をぶつけていくミニゲームです。 おまけのエトセトラ要素は何か出現条件が決まってるのだろうかと悩みながらぐるぐるしていましたが無事コンプリート。 複数の単語の中から選んで意味が通る文章を作っていくシステムなのですが、確かに組み合わせが分かりにくいものもあった印象でしたね。 それぞれ序盤は特に時間を気にすることなく遊べるので、そこで色々と単語を見て実際にゲームシステムを把握してみるのがいいかな、と。 なお話が進んで行くとガチャに対する不満とは全く関係ない文章を作ることにもなります。笑 全体的にゆるっとしたギャグですがラス・ボス子ちゃんは可愛いヤッタ―!
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CAFE Midwinter現実時間連動型で、プレイする時間帯によって異なる店員が迎えてくれるゲームです。 実は隠しキャラがいたりなどしなければ全員で三人の店員さんとお話することが出来ます。 基本的に一度の入店で注文と会話が一度ずつ出来るという意味で1プレイ1分ですね。恐らく多くの方は何度も連続で入店することになるかと思いますが。笑 初めて出迎えてくれたのがオーナーでしたので私はオーナーに一票で! ブラウザ版プレイ。自分の環境もしくは未踏フラグなどが原因かもしれませんが「会話」を押してもメッセージウインドウに一切の文字が出ないまま終わってしまうことが度々あったのが少し気になりました。
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「どうせ世界は終わるのだから。」終わり行く世界の人々を描いた短編オムニバス。 既に世界が世界なので悲しい物語が中心ですが、そんな中で最後に紡がれる愛があってもいいじゃないか、というようなお話です。 ゲーム画面は背景画像に全面シナリオエリアのシンプルな作品ですが丁寧に作られたのだろうなという印象を受ける作品でした。 似たような考えを持っていることもあり個人的にはエステルの考え方が好きです。 また決して画面に変化がないわけではないのですが、エンディングでクレジットが流れ切ってから音楽が終わるまでの時間が長かったのが少し気になったので、スキップ不可としてのエンドロールなら文字の流れる速度を調整して、もう少し「何も変化のない画面」の時間を減らせると良かったかな、と感じました。 ただあくまで個人が初見で抱いた感想に過ぎないので、そういったエンディングを意図的に作り上げられたのでしたら、こういった形のままで良いなとも思います。一度は人類が滅ぶも再び生命が芽吹き始まるさまを表現しているのかな、などとも感じましたので……。
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武士ばーさんとバックステップ彼女が出来ないフツメンと彼女は出来そうなのに出来てないイケメン「による」ラブコメです。 つまりあれがそれであれです。 容赦なくネタバレするとTS物です。 あまりに躊躇なく飛び込む際のSEで笑いました。 セーブ機能やスキップ機能が見付からず、道中選択肢を全て回収したい人間としては元の選択肢箇所まで戻るのに少し手間が掛かってしまったのが瑕だったかも。 全体的にアホなお話で楽しませていただきました。
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扶翼のオラクル人に言えない仕事をしている青年と森奥の小屋で監禁されていた少女の話。 可愛らしくも美しい少女のイラストが世界観と物語によく合っています。 途中で疑問を感じる箇所もあるかと思いますが、全て最後には解き明かされる綺麗に纏まった作品です。 ただ謎は解き明かされても全てが見通せるようになるわけではなく。 きっと語られることはないのでしょうが、これからの彼等の行く末がとても気になりました。
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おままごと絵本 カレーをつくろうゆっくりと声に出して読みたくなる絵本風ゲームです。 お話としては本当にカレーを作るだけのシンプルな作品なのですが、色鉛筆で描かれたようなイラストに平仮名の柔らかい言葉がよくマッチしています。 自分としては現在の快適にプレイできる状況も良いとは思うのですが、その一方で完全に子供向けの絵本風ゲームとして、文字の表示速度をゆっくりに、包丁で切る音やルウを煮込む音のSEを付けるなどしてみても素敵そうだなあと思いました。