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あびのレビューコレクション

  • ぼくはセ異常
    ぼくはセ異常
    内容はコーヒー片手に読むものではないと思うんですよね!(名推理) 自身が正常であることを精神の支えとしながら「彼女」の願いを叶える為に殺人を続ける話。 果たして異常とは何だろな、という課題をテーマにして主人公の独白を中心に進んで行く物語です。あと効果音すごいなあ。 しかし、どれだけそれが環境に適合する為の変化だとしても社会全体としての環境に適合した性質でなければ異常に対する目で見られることに変わりはないんですよね。かなしいネ! 現在は追加アプデで彼女視点のエピソードも読める模様です。どこまでも身勝手ながら、己の異常を認めた上で誇りに思う姿は嫌いじゃないなあ、と。

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  • 執事との甘い恋~しつこい~
    執事との甘い恋~しつこい~
    お金持ちの学生お嬢様と雇われた執事の話。 途中で何度か選択肢がありますが、どちらを選んでも本筋に影響はないはず。たぶん。 それぞれが抱えていた、いつ暴発してしまうかも分からない爆弾や、思い込みで雁字搦めに蓋をし続けてきた宝物に関する問題を解決していったり、また時には勘違いを起こしたりしながらも距離を狭めていく二人の甘いエピソードが短い物語の中でいくつも描かれています。 まだ何もかもが解決した訳ではないけれど、きっと彼等や彼等の周囲なら大丈夫じゃないだろうかという気持ちになれる終わり方でした。

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  • 恋せよ乙女
    恋せよ乙女
    久し振りに戻ってきた地元でかつての同級生や幼馴染と再会したり新たな出会いを得たりする話。 タイトル画面にあるキャラ紹介でプレイ前から情報を見ることが出来るので、こちらで適度に把握してから始めてみてもいいかな、と思います。たぶん最初の選択肢でどれを選べば誰になるか何となく分かるはずなので。 あまり主人公が特徴的すぎないタイプの乙女ゲームですね。あくまで無個性という訳ではなく普通に現実に居そうな感じで。主人公のイラストが可愛くて一番好きです。 シナリオではメインルートというだけあって一也ルートが最も厚みを感じるテイストでした。両想いだと気付いた時点で告白できていれば綺麗に落ち着いてただろうに、そうはしなかったのがなんとも自己視点による安心感とか気恥ずかしさとか……。 個人的には雄也の個展でプチ同窓会が始まっていたシーンが地元感あって楽しかったです。笑

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  • マッスル娘 in ファンタジー
    マッスル娘 in ファンタジー
    筋肉を理由に憧れの先輩に振られたので転生先の異世界で筋肉を鍛える話。 サムネのようなイラストで進むとばかり思っていたので出ピエール先輩でまず笑いました。 やっぱり筋肉は最高だぜ! ブラウザ版プレイ。少し戦闘時のコマンド選択で動作に違和感があったりなかったりはしましたが、ヒントもあり運要素を含めても一度の試行に必要な時間が短いので遊びやすかったです。 またデッドエンドの際にタイトルに戻るとありますが自分の環境では何度か試してみてもタイトルに戻らないまま止まってしまうようなので一応報告とさせていただきますね。

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  • おばけアタック!
    おばけアタック!
    10月と言えばハロウィンと言えばおばけアタックですよ奥さん! そういう訳でプレイ。タイムアタックの方から始めてみたら想像以上におばけくんが群れてて笑いました。 とにかくキュートなおばけくんをクリックしていくゲーム。どちらのモードも個人差はあれど約30秒あれば遊ぶことが出来て、シンプルかつ短時間だからこそ全力を出したくなるシステムですね。お手軽で楽しかったです!

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  • 誰が彼女に恋を説く?
    誰が彼女に恋を説く?
    うおおサムネ画像が変わってるカワイイ! 文化祭委員になったことを通してクラスメイトの女の子と話すようになる話。 まず表情差分の設定が本当に細かくて、ころころ変わる、というより本当に繊細な心境の変化が感じ取れるような差分の多さで、そして何より里中さんの可愛さが伝わってくる立ち絵の数々でした。 くだらない日常の会話を交えながら文化祭の出し物を成功させる為に悩んだり走り回ったりする、やる気のなさとか全て人任せにしたい怠慢とか他人事でありたい心の壁とか、でも具体的な形が見えてくると盛り上がりを見せる所とか、すごく等身大の高校生って雰囲気が出ていて、ほんと高校時代に戻りてえええ……、と思える青春を見せ付けられる物語です。 中心人物である里中さんは一癖も二癖もあるような、きっとプレイしていく中で何度も彼女に対する印象は変わるのではないかと思いますが、けれど普通の女子高校生でもあって、とても可愛くて魅力的な子でした。すき。 とても一言では説明出来ないので里中さんが具体的にどんな子なのかは君の目で確かめてくれ! この話だけでも綺麗に纏まっていて、且つ続きが気になる引き。シナリオ、イラスト、またシステムでも非常にクオリティの高い作品で、とても良かったです。

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  • 順路の女神
    順路の女神
    遊園地で出会った女神の人形に恋をしていた青年の話。 どうして「彼女」に恋をしたのか、そんな謎を抱きながら時が流れ、ひとつの回答に突き当たるまでの物語です。 あくまで人形ではなく「彼女」を愛していたのに、人形という「物」であったからこそ独占欲まで満たせられた気になって、けれど彼女の過去を知らなかったので、ただ断片的に見た彼女の現実に心が不安定に揺さぶられてしまったのかな。何故なら彼女は人形で、抱いた不安を払拭する為に語り合うことも出来ないので。 どれだけ第三者が愛した所で、その生み手である製作者にだけは敵わない、という諦念でもあったのかもしれないな、などとも。どのような真実であった所で、それを自覚してしまった瞬間にもう彼女に最も近しい人間は自分ではなくなる。 色々と考えてみた所で、この物語の最大の理解者がプレイヤーではなく作者様であるのと同じ感じでネ! ころころ移り変わる背景イラストの枚数も多く、その風景や心境がビジュアル的にも印象深く描かれており雰囲気に浸れる作品でした。

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  • 世界線ハーレムの未来革命《サクリファイス》
    世界線ハーレムの未来革命《サクリファイス》
    未来や並行世界から現れた主人公のことを好きな美少女三人の内二人に世界平和の為に死んでもらう話。 とりあえず各キャラ二種類ずつエンディング回収。サイトの方に好感度によっては、とありましたが現時点バージョンでは未実装ということで宜しいのでしょうか。ひとまず各視点による文章までは確認できたのですが。 シナリオとしては時折コメディを挟みながらも基本軸は鬱系シリアスで、それは間違いなく正しいのだけど世界の存続という大義名分の下に一人だけを選ばなければならない(つまり死んでもらう二人を選ぶ)あまりに無慈悲な焦燥感を伴う罪悪感がじくじくと胸にくる物語でした。 何と言っても説得成功後の展開が好きです。特に個人的には黒百合のスチルが堪らない。 これから死を迎える彼女達の最期をスキップするのは確かに人の心がなさすぎるので三日目にスキップが出来ないのは仕様かなとは思ったのですが、ただ試行錯誤の為に何度か周回していると会話送りが少し億劫に感じてしまったかな、と。 そういった周回要素では少し難も覚えてしまいましたが、とにかく精神的に追い込んだり追い込まれたりするシナリオや可愛くも味のあるイラストが良かったです。敢えて選ぶと睡蓮が好き。

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  • アリスと夢の国の住人たち。~子守り編~
    アリスと夢の国の住人たち。~子守り編~
    夢の国に迷い込んだアリスが何はともあれお茶会を始めようとしたら公爵夫人の赤ん坊を預かることになった話。 本編未リリース作品の番外編のようで登場人物の設定など細かい箇所には触れられませんが、「不思議の国のアリス」を題材とした作品なので原作または同様な派生作品に触れた経験があれば、それとなく入っていけるのではないかな、というような内容になっています。 なお、こちらの公爵夫人の容貌は醜くないです。やったね! 乙女ゲームテイストですが恋愛要素はあっさりめなのでプレイ層としては広く遊びやすい方かと感じました。 オープニングとエンディングは共通で、スチルを含む道中がルート分岐する形ですね。きちんと紹介されている訳ではないけど、それぞれの性格や主人公に対する態度などが大凡把握できる紹介パート的な作りでもあるので、本編リリース前の番外編として丁度良い感じかな、と。 きっと常識で捉えたら奇妙にも程があるけど夢の国では何ということもないのだろう、少しイカれた日常の平和な一幕でした。

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  • KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -
    KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -
    喫茶店に入って行った後に姿を消した男の子の謎を追う話。 コメント欄にて皆さん仰られている「謎」については、なるほど確かに似たような話を多少なり見たこと読んだことある方なら即座に気付けそうな種類という印象でした。 ただ、それは俯瞰者の視点が故の推測でもあるので、あくまで分かりやすい種だった、という意味ではなく。実際に現実で立ち会うような状況になって話を進めていく上でも、その推理に必要なだけの情報がきちんと提示されている丁寧な作りで良かったです。 イラストも綺麗で、特にスチル絵の構図がいいなあと。 ちらりとサイトの方を拝見させていただきましたら第一章とあったので続編も制作予定なのかな?

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