あびのレビューコレクション
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Dの探索Ⅲディスアスターの剣平和の希望たる伝説の剣を求めてダンジョンを探索するゲーム。 最初に騎士か魔導士か仲間を選ぶことになりますが、これは後でも自由に交代させることが可能なので深く考えなくて大丈夫です。 ダンジョン内は基本的に固定マップで、これはマッピングせねばという使命感のもと行ったり来たりと探索を重ねてました。基本ステータスは攻撃と体力の二種というシンプルなシステムですが、新しい装備を手に入れても現在使用している装備の完全上位互換ではない場合には、攻撃と体力のどちらを優先するか、また或いはランダム値をどこまで信用するかなど悩みながら進むのが楽しかったです。固定値は正義。 まだまだクリア後のダンジョンでは遊びきれていないのですが(そろそろ道具屋で武器を鍛えるべきか)、また空き時間などにやりこみたいと感じるゲームでした。 ところでスキルの使用は各戦闘ごと一度のようですが、伝説の剣での最終戦のみ、その直前の前哨戦で使用していると一度もスキルが使えなくなるようなのは仕様ですかね……?
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BLOOD SUGAR進まない時間、見付かった死体、巻き込まれた儀式。少女達が疑心暗鬼に陥りながら生き残る術を探す話。 最初は女子同士の賑やかな会話で盛り上がりますが、呪いに気付いた中盤以降はどんどん転げ落ちていくように話が進んで行きます。 途中の視点変更で犯人視点にもなる珍しい形式で、どう終わるのだろうと思って読んでいくと衝撃の展開。 エンディングまで見届けた後に再び最初から読み返してみても面白いのではないかな、と思いますが自分の場合は二度三度と読み直しても混乱してしまうなど。記憶力。 キャラデザでは愛音ちゃんが可愛くて好きでした。なお応援してたのは……。
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月夜に君を想う能力者が集う学校に現れた「白い獣」の謎を追う話。 主に生徒会長と副会長である主人公の二人を中心に展開されていく物語なのですが、そんな主人公に協力する和気藹々とした友人組が仲良く愉快にも頼もしくて好きでした。 (以下若干バレ) 先のコメントにもある恋愛展開については各人の好みや登場人物の心情もあるかと思いますが、あの精神的負担が重いであろう状況においては仄めかす程度に留めて、そのあと後日談の際に想いを打ち明けた方が展開を知らないプレイヤーとしては自然な流れに感じられたのかも、などと。 ただ普段は色々と責任感が強そうな子のようなので、あの状況でもなければ逆に告白できなかったのかな、とも思ったので、あくまで本当に個人の好みですが。あとタイトル的にも夜の方が恐らく正しいんですよね! そんなことを考えたりもしましたが全体を通して登場人物それぞれに好感をしっかり持てるシナリオで良かったです。
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テバドリカナメがグレたワケ髪を金髪に染めて反抗的な態度を取るようになった少年に大学生の姉ちゃんが勉強をさせる話。 サムネを見た時には全く予想していなかった乙女ゲームの単語を二度見しました。何らかのミステリ要素が入ったゲームかと思ってました。それはそれで三人前の焼きそばがキーワードになるミステリとは。 強烈な個性を持った主人公の勝己ちゃんが語りを含めて本当に良いキャラをしていて、とにかく読んでいくのが非常に楽しかったです。とにかく文章センスが素晴らしい。 またLive2Dモーションも含めてゲームとしての細部演出も丁寧に作り込まれている印象で良かったです。 コメディ中心に面白い掛け合いが重ねられますが、それでいて主人公が常に真剣であったこともあって終盤の展開にも自然に入っていけていたのが上手いなあと感じました。 やっぱり筋肉は最高だぜ。あと個人の感想ですがプレイ中とても甘い物が食べたくなったので深夜プレイの際には間食に気を付けてくれよな!
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青い鳥は籠の中きっとどこにも飛び立てない兄妹の安寧を求めた話。 まず妹視点で物語が綴られ、エンド回収後に兄視点の物語が追加される形式となっています。 人によって感じ方は違うかもしれませんが大凡プレイヤー視点ではバッドエンド的なテイスト。初っ端から飛び出てくるのでネタバレじゃないと思って言うのですが監禁要素等が含まれます。 なんというか、たぶん最適解ではなかったよなあ、と。 どういう意図であっても相互理解を得ていない状況による監禁は恐怖だし恐怖は不幸だ……。 それにしても小鳥ちゃんの言動が本当にビジュアルを裏切ってくる。つよい。
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ピーピングプール恋人が出来て自分達のもとから離れていった友人について語り合う話。 最初ゲーム説明文を見て重い話なのかなと思っていたのですが、美しいグラフィックや澄みやかな音楽に、光に反射するプールの印象も合わさって寧ろ爽やかな感慨を味わえる物語でした。 恋とか友情とか、自尊心とか独占欲とか、たぶん誰もが大なり小なり抱える感情について特に女子同士の何とも言えない奇妙な結び付きで以て描かれていて、ううん何というか上手く言えないのですが、とても良かったです。覗き見シーンの主人公の横顔が堪らなく好き。 むっちゃんの視点で見たらまた違うのかもしれませんが、たい焼きのシーンなど、あまり自分でも分からない趣味を否定されず認めてもらえたこととかは、きっと純粋に嬉しかったんじゃないかなあ、って。 青春と称すには未練がましくて、ガラス越しに覗き見ることしか出来なくなった澄んだブルーの思い出。自分の手元から離れていってしまった、うつくしいものを、だけどいつかは上手く消化して、過ぎていく時間の中で未練も後悔も偶にしか思い出せなくなっていって、そうして彼も彼女も大人になっていくんだろうなあ。 とても素敵な作品でした。ありがとうございます。
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ちー兄はちっさい!!!!お兄ちゃんでいたい幼馴染の「ちー兄」と基本的に要領が良く育った主人公の話。 複数エンディングですが道中選択肢でそのまま分岐していく形式なので回収しやすく、またコメディ要素が強いため全体を通して読みやすく楽しかったです。ちょいちょい慌てて声が裏返ってるみたいな台詞で笑いました。 あと全年齢ではありますが、ほんの少し背後注意チックに見えるスチルもあります。そんな名状しがたいエンド3が、なかなか意味不明で個人的には好きです。笑 まだまだ前途多難だけど、見守っていたくなるような微笑ましい二人の物語で良かったです。ポンコツ兄ちゃん可愛い!
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ごはんを探す猫、茜さん。もっちり猫の茜さんがご飯を求めて家の中を探索するゲーム。 最強に愛くるしい猫といえば子猫ですが飼い主に甘やかされ太々しく育った猫もまた格別なもので。 ちらちら入るアイコンイラストの茜さんが大変に可愛らしく、特に飛び乗った後のもっちり茜さんがお気に入りです。もちもちだあ。 こんなに大きく威厳ありそうに見えるのにお姉さん猫には弱い所も可愛いです。笑 エンディングは食べられた方と食べられなかった方で、それぞれ二種類ずつ確認。 もうすぐご飯の時間になるだろうに思わず食べさせてあげたくなってしまいますね。
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Last Moonお伽噺だと思われてきた「月の民」だとして狙われる主人公と匿われた先で出会った人達との話。 何も知らぬまま数多の思惑に囲まれてきた主人公が過去の真実や相手の実情を知っていく中で選択をする、もしくは知らないままでいる物語です。 きちんと確認できてはいないのですが最初に名前を登録しておかないと特にデフォルト名はないまま進行する模様です……? 何も設定しないまま読み始めたら店主が一人会話を始めて困惑しました。笑 各キャラごとエンディングが二種類で、三度の選択肢を経てルート確定後にエンディング分岐かな。プレイ中はランダム要素かと思うほど何故かサードだけ妙にルート入りしにくい印象でした。 シナリオに関してはグッドの方でも大凡事情を知った後に主人公が相手と一緒にいることを選んだらエンディングという流れだったので、個人的には長引き過ぎないという点でプレイしやすく良かったのですが、その一方であるキャラとの過去や主人公という月の民が抱える能力など、まだシナリオ内では触れられきれていなかった箇所について、もっと知りたいなあとも感じました。 お気に入り、というと少し違うかもしれませんが過去が思い切り直撃地雷だったので逆に幸せにしてやらないと、という気持ちになったのはユーレックです。あと何より美人だよね。
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ゲームオーバーできません!前世にて大戦の中心にいた勇者や魔王の今世の話。 全五章で、タイトル画面から章を選択して読んでいく形式です。 発情の印象が強かったのでオープニングでなんてこったシリアスだ……、と思ってたのにやっぱり下ネタ寄ギャグじゃねーか! しかし投げっ放しギャグではなく落とし前はきちんと付けている終わり方でした。なんて羨ましい内定だろう。 それにしても普通に大事だけど印象が微妙に過ぎる便器会社という絶妙な可哀想さよ……。 なお一箇所のみですが「紀元前10世紀頃の粘土『にに』刻まれた物語」の部分を読んでいて誤字かなと思ったので一応報告とさせていただきますね。