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あびのレビューコレクション

  • やんでれラヴァーズ
    やんでれラヴァーズ
    選択肢によって異なるヤンデレ彼女の姿を見ることが出来るゲーム。 合わせて主人公の設定等も変化するので一作で何味も楽しめる作品となってます。 ルートにも依りますが主人公自身もヤンデレ彼女に浸食されてか或いは最初から素質があったのか、と思うような場面がちらほら。いずれは破滅に至るとしても根本的に相性の良い二人なんだな、などプレイ中には思ったり。 全エンディングを見ると追加シナリオが解放されます。なるほど色んなヤンデレが楽しめる訳ですね。やーいお前んち末永く爆発しろー!

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  • 小山内家の掟~引っ越し編
    小山内家の掟~引っ越し編
    やたら家庭内の掟がある家族の話。 何となくタイトルから古い掟に縛られる感じの重苦しい話なのかと勝手に想像していたのですが、きっと多くの家庭にある「掟」がそうであるように、家族を守り物事を円滑に進める為に作られた掟でほっとしました。 色々と熾烈で癖のある登場人物が目立ちますが、特に母親が凄まじく。どういう経緯でこのような人になったのだろう……。ひええ。 選択肢に引っ掛かって辿り着くのに大分時間が掛かりましたが、ミチルエンドで描かれる「家族」の絆が好きでした。ほんの少しだけしんみり。

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  • 君の心臓は誰のもの
    君の心臓は誰のもの
    似ていない姉弟の呪いで刻み付けられた心臓の話。 わあ性格がわる~い!(直球) と表面をなぞって一言で表すのは簡単ですが、環境、性格、そういった自分達の構成要素の全てを一種の自業自得と共に拗れに拗れさせた感情の末路の物語でした。 最初の告白の時に「理解」されなかった所で、これはそういうものなのだと、ひとつの諦めと共に拗らせちゃったんですかね……。 そういえば宗教の中では自殺者は地獄に堕ちるとも言うので、彼が言う所の「地獄」とは正しく自分の死そのものを指してもいるのかな、とぼんやり。君の為に地獄に行く俺を覚えていてね。

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  • 彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    もうどこにもいない幼馴染との夏の思い出を懐古する話。 小中学生時代の友人と高校大学と進むに従って自然と距離が離れてしまうのは割とよくあることで。 止まることもなく過ぎて行った時間の流れは時に非情なれど、そこにノスタルジイを感じられるのは良き思い出であったからこそなのでしょう。 二番目のルートでは予想していなかった展開に驚きました。どちらを先にプレイしても問題ないとは思いますが、確かに選択肢は上から回収した方が後味が良いかもしれませんね。 肌を焼く夏の日に当てられ汗で滲んだ視界の中で変わり移る世界に物悲しさを抱きながら、一握りの後悔と共に過ぎ去った日々と、きっとこれからを愛おしく思わせるような物語でした。 (すみませんコメント箇所を間違えたので再投稿失礼します)

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  • 夏の夜の夢
    夏の夜の夢
    虐められっ子の周囲で立て続けに起こる殺人事件の真意に迫る話。 あらすじを読んで「これは……つまり……」と思いましたが、さて真相は自身の目で。 ヒロインと虐めっ子の台詞はボイス付きです。ただデフォルトのバランス設定だとBGMによっては少し声が掻き消えがちなシーンもあるかな、という印象でした。 二人が心を通わせるグッドエンドは確かにグッドエンドなのですが、そこはかとなくメリバみも感じて……。これが泡沫の夢なら、いつか終わる日が来るのかなあ、などと戻ってきたタイトル画面で思ったりしました。

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  • 記憶の丘01
    記憶の丘01
    記憶を失った少年が殺し屋として育てられる話。 物語としては序章的な意味合いを持ちそうな、シンの過去や依頼の理由など、いくつか気になる要素が散りばめられた前日談という感じかな。 なおテーマがテーマなだけに容赦のない暴力表現が結構多いですが、いずれ殺し屋になる、ただの少年と呼ぶには空虚すぎた少年を、まずは「人間」に戻す為には必要なことだったのかなあ、などと。 タガヤの行動に関しても、それが無慈悲故なのか慈悲故なのか、いずれにせよ行き付く最後の結末が気になる物語でした。

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  • 黒鴉と桃色魔術
    黒鴉と桃色魔術
    いつか死後に心臓を貰い受けることを条件に契約している式鬼神の一人である「黒鴉」が恋の感情に悩む話。 スピンオフ作品ということで詳しい登場人物説明などはなく最初は戸惑うかもしれませんが、ぼんやりと基本設定さえ頭に入ってくれば後は大体雰囲気で掴めそうな印象でした。 エンディングは5種かな。最初に選んだのが追加選択肢の出ない方のルートだったので、うっかりメインだろうエンドを見逃す所でした。笑 人間じゃないが為に知りもしなかった恋という感情に戸惑う黒鴉の姿が可愛かったです。 ところで黒セーラーにニーソに狐面に拳銃って属性めちゃ盛りじゃないですか好き!

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  • Rabbit Ferver ~兎は笑って手を振った~
    Rabbit Ferver ~兎は笑って手を振った~
    ある実験施設の被験者である少年少女が生死を掛けたゲームの中で恋をする話。 あまりにも思い切りの良い少年の選択には驚きました。最後のデスゲームが一瞬にして一世一代の告白舞台に切り替わる瞬間。 選択肢が連続で出る箇所があって途中相手の反応が変わることもないので、ノーヒントで全て当てるのは難しそうに感じましたが、この選択肢には実は規則があるということで分かる人には分かるのかも。 私は早々に諦めて小説の方を拝読させていただいたのですが、こちらがそのまま攻略ヒントになっているのが何だかありがたかったです。まるで道中では気付けなかったので、なるほどなあ。 なお遭遇した現象に関しては先のコメントにある通りなので割愛で。 あくまで学者以上でも以下でもない人だけれど女学者さんが美人でよき。

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  • 僕の隣の天使
    僕の隣の天使
    大学生の青年と高校生の少女が映画を観に行く話。 あまり大きな出来事などはなく、あくまで日常の中の少しだけ特別な日として進んでいく物語です。 ただし説明文にある「捻って描いた」箇所については各プレイヤー自身で確認していただきたいところ。 おやっと思いながら読み進めていましたが上手い具合にあれがあれで面白かったです。いやあ平和で微笑ましいデートだったな!

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  • 怪談小噺・蒐
    怪談小噺・蒐
    さくっと読める小話の詰め合わせ。 ふわっとした語感差かもしれませんが「ホラー」というより正しく「怪談」というようなお話だったな、と。 淡々とした語り手ながらも演出が良くて、不気味な緊張感を張り詰めながら最後にはぞくりとくる、緩やかな恐怖がありながらも面白さを感じる作品でした。 自分の中では「願望」における「意味」が現在いくつか候補がありながらも実際どうだったのだろうと考える所で、また読み返したりなどしていました。 (コメント箇所を間違えていたので再投稿失礼します)

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