九州壇氏のレビューコレクション
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超朝が弱い僕を起こしてください「朝、起こしてもらう」というシチュエーションを、たくさんの女の子相手に楽しめてしまう作品。全部で1時間ほどでプレイできました。 朝起きて学校に行くまで、という短い時間。その中で、ちゃんとヒロインの個性が見え、かつ、主人公との関係性も分かるのが大変良かったです。これだけヒロインの数が多いのにちゃんと書き分けができているところも素晴らしい。作者さんの力量には感服致しました。声優さんもお上手な方ばかりだったと思います。キャラクターについてですが、1番のお気に入りは、女神編の妹です。でも舞織ちゃんも大好きです。それと、九条蓮桜ちゃんも魅力的です。でも、那々子さんも大変良かった。……自分がこんなに節操がない男だとは知りませんでした(笑) 序章~本編ですが、こちらは本編とはうってかわってややシリアスな展開になります。しかし、最後は主人公も妹も幸せになってくれたようで、本当に嬉しかったです! テンポ良く色々なキャラクターとのシチュエーションを楽しめる素敵な作品だと思いました。ありがとうございました! -
流星 ~願い叶えて~いわゆる、ボーイミーツガールのお話。20分ほどプレイさせて頂きました。ヒロインのステラは、まさに天真爛漫という言葉がふさわしい女の子ですね。地球の可愛らしいもの、おいしいものに大いに喜んでくれるのは、男冥利につきますね。大介君は優しい男性ですね。特に、50000円を出してあげるあたりは……(笑) 後半ですが、僕も他の方々と同じく、途中でプレイできなくなってしまいました。非常に良いところで終わるので、続きがもし読めるなら是非読みたいです……。 -
マンホールぴょんぴょん闇のなか、マンホールの上でピョンピョンしている子供を見つけて……、というお話。僕は15分くらいでクリアできました。ただずっとピョンピョンし続けているという状況が不気味で、良い雰囲気を出しています。途中、「このゲームはどこに向かうんだ?」と少し不安になりましたが、ラストはスッキリと終わってくれてホッとしました。 -
にゅんとにょん5分ほどで読了。唐突に始まるこのゲームは、まさにカオス。カオスを超えて終末が近づく……。 gaagle翻訳が馬鹿馬鹿し過ぎて感動しました。メッセージウィンドウから溢れる情熱の文章も笑いました。 -
これにて、一件落着?15分ほどで読了できるギャグテイストの作品。脱力系、シュール系のネタが多く、笑わせて頂きました。 個人的には、突如流れる壮大なBGMがツボでした。こういう表現もあるから、ノベルゲームって良いですよね(笑) 「モブちゃん」が最後までモブを貫いたのも良かったです。 -
私が理緒ちゃんを暖めますね。15分ほどでプレイできました。イラストは見ての通り素敵で、表情豊かなところも大変良かったです。本作品序盤のほんわかした雰囲気が結構好きです。 お話の後半は、ドロドロしたものが見えてくるわけですが……(笑) ここも、本作品の大きな魅力だと思います。 ゆずの理緒に対する気持ちは歪んでいるように思ったし、理緒側もゆずに対してアンビバレンツな気持ちを持っている。この複雑な心理をうまく描いていると感じました。僕自身は、理緒の方には結構共感できました。ただ、感性が足りないせいで、ゆずの気持ちにはちょっと寄り添えなかったです(笑) 冷めることも喜びにできるって、すごいことですよね……。実は心のどこかで「またあたためられる」って自信を持っているということなのかな、なんて思ったり。 エンドはふたつありますが、タイトル回収の方のエンドが好きです。 -
むいむい。5分ほどで読了できる作品。短いながら、ジーンと心に響いてくる物語でした。つい、他の終わり方はあり得たのかな、なんて考えてしまったのですが、やはりこれしかなかったようにも思えますね……。「彼」の元気そうな様子を見るのは、魔女さんも嬉しかったでしょうね。イラストも魅力的で、特にクリア後のタイトル画面が好きです。 -
オオカミガールと機械人形の嘘つきレクイエム少女と、付き人であるアンドロイドを中心に語られる物語。30分ほどで読了できました。シナリオが大変素晴らしい作品です。エイミさん、恵のやり取りが軽妙で、読んでいて楽しかったです。また、ラストはやや重たいテーマを扱いつつも綺麗な終わり方であり、読後の満足感も大きかったです。自分も物語を書くのでよりいっそう感じるのかもしれませんが、本作品は構成が綺麗に整えられていたのも、軽快に読めた要因だろうと思います。最初にオバケが見える、人間のように見えてアンドロイド、といった設定をうまく見せる。中盤はそうした特色を生かしつつ物語を進行させ、読み手をどんどんと引き込む。その後、捻りを入れるも最後は綺麗におとす。短編ながら「起承転結」がしっかりとしていて、お手本にしたい作品だとも感じました。個人的に、おすすめの一作です。 -
狸の家狸の家を舞台とした物語。捜査編に時間を要してしまったこともあり、僕は30分ほどクリアに時間がかかりました。 本編は、なかなか不気味なお話で、ゾクッとするシーンもありました。アニメーションも凝っていて、水瓶はなかなか気持ち悪かったです(笑) エンドは、家族になったものが1番好きでした。捜査編は、バトルが熱いですね! スピード感もあって、良かったです。なお、最初はなかなか要領が分からず、「妨害される」→「あいこ」を無駄に繰り返してしまったのは内緒……(笑) 要領が分かってからはサクッと倒すことができました。面白かったです! -
惑星ホテル別の星のホテルにたどり着いた主人公と、そこの従業員らとの交流を描いた物語。全部で1時間くらいで読了できました。 全体として、大変美しいゲームでした。細部まで手を抜いておらず、完成度が非常に高いと感じます。シナリオの内容だけでみると、もう少し暗い雰囲気のゲームになってしまってもおかしくないように思うんですね。しかし、演出やイラストが柔らかく優しげな雰囲気であったため、重苦しい雰囲気はほとんど感じませんでした。おすすめ通り、そのまま眠れる環境でプレイすると最高だと思いますね……! エンドはどれも良かったですが、僕は「新~」になるエンドが1番好きでした。ロボットたちは全員魅力的ですね。お掃除ロボットが激しく動いているところはちょっと笑ってしまいました。
