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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 酒は飲まねど呑まれている
    酒は飲まねど呑まれている
    バリエーションのある様々な度数のお酒を先輩に飲ませて、多くの会話を楽しむADVです。酔っ払い度に応じてトータル100もの会話がくり広げられる珍しいゲームシステムが楽しめました。会話が重複して表示されにくい点や、収集後の会話がTIPSで確認できる点など、全体を通じてとてもユーザーフレンドリーだと感じました。 また、何よりも美麗なドット絵アニメと多くのイベントCGが素敵でした。ストーリーも意外性がありとても面白かったです。

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  • 醍醐くんの飯活!!
    醍醐くんの飯活!!
    プレイしてしばらくして始まったOPを見て驚きました。ハイクオリティなOP動画が流れてきて本作への期待は高まるばかりでした! ゲーム内で3日間を過ごしてより良い結末を目指していくのですが、推理・謎解き・ミニゲームなどのボリュームたっぷりで遊び応えが半端なく凄かったです。PCを使ってのWEB調査パートは細かいところまで作り込まれていましたし、ナンプレやらクイズやらミニゲームやらが目白押しでワクワクしながら最後までプレイしました。 登場人物はかなり多いのですがそれぞれキャラが立ちまくっていて、キャッチ―でポップなキャラデザも塗りも良かったです。アイキャッチ時の戸門君と醍醐君の画面演出が印象的だったのと、醍醐君の無尽蔵な食欲にお応えする学食のレパートリーに笑いました。 謎解きパートでもマルチED回収でも作者さんのHPにはお世話になりました。 自力でのフルコンプはかなり高難易度だったように思いますのでとても助かりました。あとがきで言及されている通り、傑作謎解きゲーの『罪と罰』のポップで明るい版という印象を私も受けました。が、ADVパートの充実という意味で本作の方がよりパワーアップしていると感じました! 是非この渾身の一作をプレイしてみてください!面白いです!

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  • 北限のアルバ~夏の章~
    北限のアルバ~夏の章~
    前作同様に今作もグラフィックの温もりが素晴らしかったです。また、今作も美味しそうな食材と料理のイラストがふんだんに含まれており、料理開始前のやりとりから食材調達~食事シーンまで含めて飯テロ感がハンパじゃなかったです。作者さんのSNSで再現飯を作っているとのことなので、今度なにかしらトライしてみたいと思います!(スキル不足で作れないかもですが) 前作プレイ済のため冒頭から思い入れMAXの真さんですが、今作も素晴らしい立ち振る舞いでした。自立していて芯がありつつも優しくて包容力があり、可愛らしいという素晴らしさ。本作もEDは2つですがどちらも納得感のある展開でした。安定と高い給料(?)を捨てて脱サラ後に実家の牧場を継いだ好人物の入社同期がいるので、酪農関連にはそれなりの予備知識と思い入れもあり、物凄く感情移入をしながらプレイしました。八谷!お前!最高にカッコ良いぜ!! 既に秋の章まで出ており、制作スピードに恐れおののいております。近々プレイさせて頂きます!

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  • デスゲームおかあさんといっしょ
    デスゲームおかあさんといっしょ
    ひっじょーに面白かったです。ブラックなものがイケる口であれば確実にお勧めです! グラフィック・テキスト・演出の全てに高レベルの表現力をお持ちの作者さんであるため、分かりやすく表面的なダークさではなく、奥底までドロドロした雰囲気のそれが味わえます。というわけで逆に全くイケない口の人はプレイ前によく考えた方が良いかもしれないほどです。キャラクターのグラフィックはデフォルメが効いていて本当にとってもポップだからこそ、何とは言いませんが色んな部分で演出表現が刺さりました。 プレイ中には自分にもっと腕があれば自作でもこういう演出がしたかったんだよなぁ!!と悔しさすら覚えてしまいました。

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  • 道徳ビデオ
    道徳ビデオ
    もうタイトルからして不穏な空気がプンプンしていて、なんて期待感を煽るのに秀逸なタイトルなんだと感じ入りました。もうこんなの内容を見る前から不道徳なビデオに違いない!と思えます。『道徳ビデオ』のせいで人生を狂わされた関係者たちの群像劇となりますが、かなりインモラルな展開が目白押しでラストまでのめり込むように一気にプレイしました。 ストーリーの不穏さ、陰鬱さもさることながら、個性を感じつつも完成度の高いグラフィックがリン先生とヒヨリお姉さんの色気を増幅させていた印象を受けました。恐らく女性のプレイヤーはショタコンビの色気を存分に感じることになるかと思われます。

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  • 襖の迷宮
    襖の迷宮
    輪廻の門シリーズに続く和風探索ホラー!ということで非常に楽しみにプレイしました。プレイ直後、サムネの通りの十人十色のキャラクターが現れますが、あまりにこのグループの個性がバラバラなので思わず「全員印象と違って実は社交性MAXじゃねぇか!」と思いました。 まずはADVパートで良い感じのEDや最悪っぽいEDを見たりしつつお待ちかねの探索パートへ。探索パートが鬼すぎる難易度!と思って(それだけじゃないけど)半分泣きながらプレイを進めていたところ、某キャラの超大活躍のおかげで一気に光明が見えたので好感度爆上がりです(もちろん即スクショしました)。その後は迷うことなくクリアまで一気に一直線で完走することができました。自分としては今作の探索システムは主人公たち同様の絶望感が味わえたように感じて良かったです。 なお、過去作でも印象的だった和風気味悪クリーチャーは今作でも健在どころか超パワーアップしてました。力を入れたというグロシーンは確かに相当グロ目な感じで惨劇レベルMAXでした。 @ネタバレ開始 なのでエンディングで君たちなんでそんな良い表情できるんよ!と思わずツッコんでしまいました。 @ネタバレ終了

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  • みちゃダメ! パンチラは絶対阻止せよ
    みちゃダメ! パンチラは絶対阻止せよ
    タイトルからコミカル全振りのゲームかと思いましたが、非常に作りがメチャクチャ丁寧で素晴らしかったです。起動直後に色々と触ってみて感動しました。なんてユーザーフレンドリー。 丁寧な作り込みはシステム面だけでなくゲームそのものも同様で、シーンに合ったビジュアルの数々に感動しました。ミステリー感満載の見取り図にはテンション爆上がりでした。 最後まで全く無駄がなくテンポの良い起承転結のしっかりしたストーリーも楽しかったですし、パンチラを阻止できなかった時の即BAD突入の勢いにも笑いました。とても面白かったです!

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  • ダンジョンより愛をこめて
    ダンジョンより愛をこめて
    シンプルながらノンフィールド戦闘なしRPGの面白さが詰まった一作でした。 演出の無駄は最大限省き、起動からゲーム本編まで到達するのも非常に早いです。テンポの良さにとても比重を置いているので、RPGなのにアクションのようなスピードで遊べます。ランダム性は割と高めで理不尽と思える即死ダメージを負うことも多々ですが、それを織り込んでどう対処するかという楽しみもあります。 まだようやく通常EDを迎えたくらいなので、余力があれば恐らく存在するであろうベストEDを見てみようと思います!

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  • 人生はつづくよ、どこまでも
    人生はつづくよ、どこまでも
    まず、このとても印象的なタイトルが非常に好きです。作中でも何度か繰り返しフレーズとして出てきたので本作のテーマとして心に刻み込まれました。「いやいや、どこまでもは続かないでしょ」と思った方こそ、本作をプレイして意図するところを感じ取って欲しいと思いました。 まさに人生がテーマの本作ですが、プレイ時間は45分ほどと思ったよりも短めでした。中だるみとは無縁のテンポの良さではありましたが、作者さんのシナリオが好きなのでもう少し味わいたかったというのが正直なところです。ネタバレになるので詳細はここでは省略しますが、とても前向きなメッセージが込められており心に温かいものが残りました。 本作は立ち絵やイベントCGなどグラフィックも綺麗で、フルボイスに本作専用のBGMにオリジナル主題歌ととても豪華な作りとなっています。作者さんの作風も存分に味わえますので、公開作がたくさんある作者さんの1作目に遊ぶのにもお勧めしたい作品だと感じました!

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  • 幸を運ぶ怪物【バージョン1.18】
    幸を運ぶ怪物【バージョン1.18】
    初めから終わりまで、心をざわつかせるシナリオ・演出のオンパレードでしたが、とても意外性のある展開もあり非常に楽しませて頂きました。タイトル画面からも全面に出ている通り、夏鈴花さんの存在感がとてつもないです。初めこそ全体像が掴みにくかったですが、クリアまでプレイすると構成も効果的だったと感じました。 非常に熱量のこもった作品のため、プレイしながら相応の体力?精神力?が持って行かれますので、プレイの際は是非気合を入れて臨んでください。

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