富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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Six Witchesどうも!光るサカナ!富井コハダです!というわけでおもいっきり光属性でした。性格診断はそれほど興味があるわけでもないのですが、作者さんのゲームということでプレイしましたが、大満足でした。まず1点、性格診断そのものの精度がかなり高そうだと感じました。というのも、設問は全て2択とシンプルな作りになっているのですが、基本的に即答で回答できるようなものになっており、ほぼ悩むことすらなかったのでダイレクトに自身の性格が反映されていそうです。後に他の診断結果と見比べても、やはり6つの属性の中では明らかに一番自分に当てはまるよなぁ、ということでまずそこが感動です。次に、単純な性格診断だけでなく、ストーリー性が素晴らしかったです。ストーリー全体の設定が素晴らしかったですし、診断終了直後のやりとりには意外性もありました。最後に、全体的な完成度が非常に高かったです。魔女のキャラデザがとても良く、その他のビジュアル演出、効果音、細かな演出やその間など、細部まで作り込まれていました。非常にリッチな作りです。二周目以降は診断を行わずにエンディングだけ見比べることができる仕様も非常にありがたかったです。 さて、ちなみに @ネタバレ開始 光属性だわーいと判定が出た直後に喜んだもののその方向性で突き進んだディストピア世界になんだか自己反省を促される感じだったのですが、ほかのエンディングに比べるとかなりマシだと思えたので、逆説的にも診断が正しかったのではないかと感じました。 @ネタバレ終了 なんとも面白かったですし、実況とかにもピッタリな感じがしました!
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+fenceエモい!エモすぎる!様々なシチュエーションでプレイヤーの感情を揺さぶることに定評ありまくりな作者さんの手にかかれば、ショタおね作品もこういう描き方になるのか!と感動です。序盤からグイグイいくショタ少年に対し、セリフを発さず感情が見えてこないおね。行動や状況から主人公におねの心情や立場を想像させる手法がお見事でした。 終盤にはかなりドラマチックな展開が起こりますが、この展開のリアルなこと。感想でも皆さんが触れているショタのセリフ、やるせなさ過ぎてもう。。。ラストの情景やタイトルはプレイヤーによって考察が分かれるような描き方で、こちらも非常に心に染みわたるような演出でした。 @ネタバレ開始 普通に読み取ればおねの空想ということかと思いましたが、 地元では浮かない顔をしていた⇒過去に地元で辛いことがあった(親の干渉だけでなく)⇒ラストは空想ではなく過去の思い出⇒死別? みたいな捉え方もできなくもないかなぁ、と思いました。ちょっと突飛かも。 いずれにせよストーリーはきちんと描きつつ、プレイヤーに想像の余地があるのはいいよなぁ、と。 @ネタバレ終了
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まわるスピカとカノープス可愛らしいドット絵に惹かれてプレイしましたが、ドット絵もBGMもテキストもゲームの雰囲気全体がもとても可愛らしかったです。シチュエーションは概要の通り宇宙に放り出された一人と一匹の話ということで、明らかに切迫している状況なのになんとも明るく朗らかな雰囲気のギャップがたまりません。宇宙を漂いつつ複数の結末を歩んでいくことになるのですが、それぞれの結末には非常に味がありました。 個人的にツボだったのがサムネにも出ている可愛らしい宇宙人です。 @ネタバレ開始 「はい」だと笑顔のまま生き地獄に連れていかれるし、「いいえ」だと問答無用。ビジュアルに反して鬼畜過ぎます。 @ネタバレ終了
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パラレルワールド・ラブストーリーズ面白い趣向の作品でした。キャラ立ちまくり、名言製造機の師匠との対話を進めると、後半にSFバリバリのパラレル展開が始まります。主人公と師匠はどんなシチュエーションでも深い絆で結ばれていることも分かりますし、実は師匠の愛が強いのでは?と感じました。 選択肢は初めは何も考えずに選んでいたのでED回収に苦労しそうだなと思ったのですが、全くそんなことなくやや珍しいながら遊びやすい構成だなと思いました。おまけエピソードも興味深い内容で面白かったです。
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華に伏すバーチャルフェスでお見受けしたので、これも縁!と思い早速プレイさせて頂きました。好物のコマンド総当たり式の脱出ゲーということで、何度も失敗しながら両エンド拝見いたしました。 各キャラクターはお召し物が非常にハイセンスでグラフィックの着色が非常に色彩豊かでしたし、それぞれ飄々とした性格なので会話のやりとりもとても楽しめました。
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Gabriel慈愛に満ちた青年ガブリエルさんに悩みを聞いてもらい救済されるゲーム、かと思ったらそう一筋縄にはいきませんでした。ガブリエルさんとの対話の中で徐々に違和感が芽生え、それが大きく育ち、最終的には主人公とガブリエルさんは運命に翻弄されます! なお、プレイの途中の演出でとてもうわっ!となりました。秀逸な表現でした。選択肢が割とあるので全EDを見るのは大変かと思いましたが、ユーザーフレンドリーな設計にも助けられて無事にコンプできました。主人公とガブリエルさんに幸あれ! なお、作者さんのあとがきや没グラなどのクリア後のおまけが非常に充実しており、制作の裏側大好きマンとしても大満足でした。
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六畳一間から出られない!自分の部屋から出られなくなった女の子が主人公のドット絵が可愛らしい脱出ゲー。色んなポイントをクリックしてなんとか「おばけ」の手をかいくぐって脱出しよう!と息巻いたのですが、ポップでキャッチーな見た目と異なり、様々な場所を選択するたびにシリアスな過去が思い出されてどんどん作品世界に引き込まれました。 探索と回想を織り交ぜる手法や、ラストまでの展開など、プレイヤーの感情を揺さぶってくるゲームでした。ギャラリーも全て埋めましたが、やっぱりグラフィックがとても可愛らしかったです!
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ナツノイドコロ幼い主人公と公園で出会う年上の少年のひと時の交流を描いたゲームです。会話やリアクションによって明らかになっていく状況や、多岐に亘るその後の結末を見守ることができます。少年の主人公に対するやさしさ・思いやりは主人公にとっては非常に大きな意味があったんだろうなと感じました。過度に刺激的ではなく、落ち着いた雰囲気や間での表現が、逆に心に深い印象を刻んできます。
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恋々跋狐にご注意を可愛らしいタイトル画面に惹かれてプレイしました。メインキャラは思春期で何となく距離が生まれ始めた幼馴染男子と突如現れた人懐っこいお狐様。2ENDということでどっちからクリアしようかな~ということでプレイしました。 @ネタバレ開始 まずは幼馴染EDを拝見して甘い!甘いよ~と始まったラブラブライフを爆発しろ~と思いながら堪能しました。次にお狐様EDを見ましたがあまりの事態にびっくらこきました。どっちも良い感じのEDかと思ったので驚きました。 @ネタバレ終了 意外性もあり、グラフィックも可愛らしく、短いプレイ時間で大満足でした。
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Night to Reticleストーリーはかなりぶっ飛んでいましたが、「類は友を呼ぶ」とも言いますし謎のリアルさを随所に感じました。たくさんのEDを見るうちに全体像が分かる構成が面白く、ストーリーが楽しめました。 かなり性描写強めのBLゲーですが、たくさんもらえるバッジにつられてプレイしました。BL描写としては自他ともに認めるカナが超美形だったおかげで男性の自分も全く問題ナッシングでした。BL好きはたまらんと思います! ちなみに、個人的にはED到達時に表示されるED名がお気に入りです。大好きな某バンドの某曲名を見て、これ気付く人どれくらいいるの?と思いつつ心を持って行かれました。最後に、作者さんの攻略サイトには非常にお世話になりました。ありがとうございました!