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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 夢喰姫 夢見る君と呪われた国
    夢喰姫 夢見る君と呪われた国
    全体的にひっじょーに!クオリティの高い作品でした。 立ち絵はとても綺麗で、イベントスチルも数多く準備されています。 画面レイアウトやUI、タイトル画面など多くの面でとても凝っています。 一気に6+おまけED2種を完走いたしました。 テキストでは「心算」という単語が良く使われていたのが印象的でした。 自分では使いませんし、読んでいてもあまり目にしない単語ですが、 こういった文章の癖みたいなものを見つけるとなんだか嬉しくなります。 (と思ったら直後に他の作品でも目にしたので、単に自分の語彙不足かも) 素敵な作品をありがとうございます。

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  • 熟れない果実
    熟れない果実
    とても面白かったです! 主人公のプロフィールが明かされないままストーリーが始まりますし、 冒頭から様々な謎がドーン!と提示されるので、 序盤から好奇心を刺激されてグイグイと引き込まれます。 そして、中盤以降の伏線の回収がとても見事でした。 なるほど!その情報がそう繋がるのか!ととても気持ち良いです。 演出面だと、 @ネタバレ開始 5日目が始まる時の赤字表記が秀逸だったと思います。 若干気が緩んでいたところにあれで一気に緊張感が高まりました。 ちょっとしたことですが、こういうことで受け手の印象はぐっと引き締まる気がします。 @ネタバレ終了 初回プレイで無事にGood ENDに到達できたので、 謎解きの難易度もちょうど良かったように思います。 続きを匂わせる終わり方も読後感が良かったです。 面白い作品をありがとうございます。

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  • ウィズファミリア~運命の輪と時の天秤~
    ウィズファミリア~運命の輪と時の天秤~
    クリッカーゲーム! ティラノ製では初の試みなのではないでしょうか。 ソシャゲのガチャ(世代的にはむしろカードダスw)みたいな感じで、 サクサクと何度もタダでキャラクター召喚ができるのが楽しかったです。 「キャラかぶりが激しすぎて召喚コストが上がってしまい、  キャラコンプを諦めて初めから」という不運を3回繰り返し、 ようやくキャラコンプを達成できた時の達成感はひとしおでした! 長時間放置によりクリアできた時も達成感がとてもありました。 (やってることは放置してるだけなのに不思議です) 斬新な作品をありがとうございます。

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  • 難儀な哲学者
    難儀な哲学者
    無機物同士が深夜おしゃべりする、という変わった設定の作品でした。 もうその設定自体がとっても素敵だなぁ、と。 掌編作品でしたが変わった世界観に浸れました。 最後に見たエンド5で見られた2体の関係性・雰囲気が好きです。 フォントがとても読みやすく作品とマッチしており、 とても良いチョイスだと感じました。 バッジ実装前にプレイしたので、回収に励まねば!

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  • Kallipolis
    Kallipolis
    不思議な世界観で綴られるカレンダー進行型のADVです。 ゲーム内では1週間ちょっとくらいのお話なのですが、 ストーリーはとても振り幅大きく進行します。 壮大なスケールや様々な設定をギュッと詰め込んだような作品でした。 多くのシーンが駆け足で進んでいったように感じたので、 もう少し字数を増やしてしっかり語っても良いかな、と思いました。 ただ、おかげで展開が早くてテンポが良いとも言えるので好き好きですよね。 (一般的にはテンポが良い方が好まれるでしょうし) 面白い作品をありがとうございます。

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  • 妖精の夜
    妖精の夜
    設定や登場人物、ストーリーなど、オリジナリティの溢れる作品でした。 使われている背景やエンディングの音楽が綺麗で印象的でした。 かなり味わい深い作品だと思いましたが、 読み手の力量不足でどれだけきちんとメッセージを受け取れたかは少し不安かもです。 素敵な作品をありがとうございます。

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  • びたちょこ「忘却の魔女」編
    びたちょこ「忘却の魔女」編
    壮大な異能バトルモノの序章、といった趣の作品でした。 様々な能力を持つ狩人が活躍する世界の物語です。 プレイ中の違和感が解消し、希望のある結末へと続く良いお話でした。 立ち絵を含む素材の見せ方も非常に上手で、特に前日譚の部分は演出にも迫力がありました。 主人公たちがもっと活躍する姿も見てみたいと思いました。 勝手に続編の制作を期待してお待ちしております!! 面白い作品をありがとうございます。

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  • アルルベルの異邦人
    アルルベルの異邦人
    本作、長編ノベルゲームが好きな方に凄くおススメです!! プレイ直後から海外ドラマのようなセリフ回しに心を鷲掴みにされました。 ところどころにセンスの良いセリフがあり、楽しく読み進められます。 登場人物たちは現代日本と違う世界に生きる人たちだけあり、 個性が際立っています。異文化体験が味わえます。 ストーリーは驚くほどしっかりした設定を持った骨太の王族モノです。 初めに兄妹の主人公選択があり、男女それぞれの視点での恋愛模様が楽しめますし、 対象となるキャラクター毎にストーリーが分岐していくので、 かなりボリュームのある力作となっています。 分岐の判定が厳しいため、何度も異邦人エンドを見ながら読み進めました。 既読スキップがきちんと機能していたおかげで、 ストレスなく周回プレイもこなすことができました。 分岐後のストーリーもとてもしっかり作り込んでいて、 それぞれの結末までの読み応えは十分でした。 Good ENDについてはクリア後にアフターストーリーも付いていて楽しめます。 複数エンドに後日談があるのでこちらも非常に満足です!!! ただ1点、何度トライしてもフレーンルートにだけ入れませんでした。 それなりに分岐判定が厳しい作品だと感じましたので、 自サイトなどで攻略情報などあればより素晴らしいと思いました。 是非ご検討ください! 是非に!! もしくは誰か教えて! とても作りこまれた力作をありがとうございます。

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  • トワイライト・ダーク  -救われない世界-
    トワイライト・ダーク -救われない世界-
    前作に続いて非常に面白い作品でした。 この殺し殺され、主人公を殺した人物が次の主人公になる、 という発想がそもそもノベルゲーム向きの素晴らしいものだと思います。 今シリーズの主人公たちは人殺しなのでもちろん仕方ないのですが、 3章の主人公以外はほとんど感情移入できるような性格ではないです。 特に今作で大活躍の5章の主人公は際立って性格が酷いですが、 世の中には色んな人がいるのできっとこんな人もいるんだろうな、 と思えばとても楽しめます。結構狂気です。 @ネタバレ開始 ちなみに5章の探検シーンではスペランカー並にすぐ死んでしまうシーンがありますが、 主人公より犯人側の方によっぽど共感できるため、 何度も主人公が死ぬ度に逆にテンションが上がり、 主人公が助かる選択肢を選ぶのがまるで苦行でした(笑) なかなかこういう体験はないので新鮮でした。 @ネタバレ終了 前作に引き続き、とても面白い作品をありがとうございます。 徐々に黒幕的な存在が明らかになってきましたので、 どうやって物語に決着をつけるのか、次作がとても楽しみです!!

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  • Queen of cave ~無人島の七人~
    Queen of cave ~無人島の七人~
    あらすじの通り、無人島に漂着した男たち、女性は主人公の彼女だけ、という物語です。 この作品では主人公は重傷を負っており、他の男たちに比べて役立たずになっています。 そして、彼女も女子高生で若く美しい。 自分の身に置き換えるとこの状況は気が気でないです。 何この「つかみはOK」どころじゃない強烈な引きは!! 実際、主人公は彼女を女として意識する男たちに怒り、 そんな男たちに色目を使う彼女への苛立ちに襲われます。 次の展開が気になって仕方なく、先を読ませる力が凄く強いと感じました。 のめり込んでぐいぐいと読ませて頂きました。 @ネタバレ開始 中盤以降の展開は賛否ありそうですが、 登録タグに「ホラー」とあるのでこれはこれでありかと思いました。 @ネタバレ終了 マルチエンドですが、全てのルートを見て全ての事実が明るみになるので、 プレーヤーの方はフルコンプ必須ですよ! とても面白い作品をありがとうございます。 大好物なジャンルでしたので、非常に楽しめました!!!

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