富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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穴の中和風伝奇系ホラーとでもいうべきジャンルと思いますが、とても面白かったです!!! 作者様の攻略記事も参考に、夢中で全ルートプレイいたしました! どのエンディングも選択肢と結末が良くリンクして、異なる味わいがあり大満足でした! バイト先の工事現場という一風変わった場所がゲームの舞台なのですが、 仕事風景や生活ぶり、周囲の登場人物になんともいえないリアル感が溢れています。 ストーリー冒頭に某先輩が現れたあたりでこれはテキストが面白いゲームだな!と感じまして、 場所が変わって仲間と先輩の4人で会話しているシーンあたりでそれは確信に変わりました。 登場キャラや会話シーンのセンスが凄く好きです! ストーリーはとても巧みな構成で、話の転び方が絶妙だと感じました。 あっという間にグイグイと作品世界に引きまれました! ラストに向けての盛り上げる展開も本当に凄いなと感服しました。 シルエットなのに個性豊かに描かれるキャラクターたちも最高です。 個人的に好きだったのは社長とヒロインの女の子ですね。 本作のヒロインはシルエットだからこそ想像が働いて可愛く感じられた気がします。 画面差分も相当量が準備されており、イベントシーンの演出はかなり凝っています。 ホラーシーンもかなりホラーなのでそちらとしても大満足です。 @ネタバレ開始 寿司おかかのくだらなすぎる展開が懐かしいテイストも感じて凄くツボに入ったのと、 あれをオフサイドトラップと表現するのもお上手すぎだと思いました。 @ネタバレ終了 シルエットからSFCサウンドノベル流行期のようなレトロな味わいを感じましたが、 もし当時本作が世に放たれていたら、確実に名作認定を受けていたと思います。 プレイ時間は1時間強くらいですがプレイ時間以上に大満足でしたので、 こちらの作品はとてもおススメです!
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じごくのインターネッツ小一時間で遊べる超ハイクオリティなゲームでとても面白かったです! 作者さんのセンスの凄まじさを味わわせて頂きました!起動からクリアまで、常に画面から醸し出されるオシャレ感が凄かったです。コンフィグやらフォントやらレイアウトやら背景やら演出やら、どこを取ってもプロ仕様なのがまず本当に感動的なレベルです。 こたつ記事ライターが主人公ということで、サブカルチックな展開が楽しめます。現代人の生活とは切っても切れないインターネットをメインテーマに据えており、各話においてプラスマイナス両面が描かれます。「インターネットって最低だな!」という言葉は多かれ少なかれ頷けますが、そうは言いつつも深い愛着を感じさせるのが不思議です。 1話完結×4章のオムニバス的な作りの作品となっており、テキスト量は抑えめで画面演出に非常に凝っているので、なんだかアニメを見ているような印象を受けました。とても凝っていて、プレーヤーを楽しまようという作者さんの気概?もしくは丁寧な作品を作るぞというプロ根性?をひしひしと感じました。プレイ時間あたりの満足度がとにかく高かったです。 @ネタバレ開始 作者の心の声のようなアスペクト比などの話が始まったかと思ったら急にミニゲームが始まったのはとても面白かったです。残念ながらグラフィックに関しては意識低い系だというのが我ながらバレバレでした。最後の出題が難しいすぎる!熟練の絵師の方々にも難易度を伺ってみたいところです。 @ネタバレ終了 今作の奈落ちゃんは可愛らしいしキャラが立っているしで無敵ヒロイン感がありました! 美少女のタグも納得です!
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可惜夜のあかすぐり今作の舞台はみんな大好き豪華客船ということで、これまでのシリーズ作同様にとても楽しめました!こんなに連続で楽しませてもらえるなんて素晴らしいシリーズなんだ! うわ!こわ!みたいなホラー要素は前作よりも抑え気味と感じましたが、怪しい宗教が登場することでなんだか不気味な雰囲気はマシマシでした。色んな所で読めるメモや、たまに現れる信者があな恐ろしや。そうだ、かなりホラー要素満点な部屋もありました。 謎解きは考えれば割とスムーズにクリアできる、ほど良い難易度でした。サクサクと楽しめるのが嬉しかったです。嬉しいと言えば、今作は過去イチでマップで迷子になりにくかったです。また、移動時の演出はかなり抑えているおかげで、高速で縦横無尽に豪華客船を行ったり来たりできて最高でした。傍から見たら血眼になって動き回る南風原さん、絶対浮いてて不審すぎるw 今回も終盤の鮮やかな分岐っぷりが良かったです。勘でオラオラっと脱出したり、ちゃんと満を持して脱出したり、最後はTrueに辿り着けて大満足でした。Trueはとても意外性が高く、今後の展開にも超期待が持てるものでした。南風原さんにはまた近いうちに命の危険に晒されて欲しい! 今作も面白かったです!
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覚えておいてくださいねとても面白いシステムのゲームでした。 プレイヤーの立場が特殊なのも良かったです。 きちんとメモを取っていればセーブデータ要らずで途中から遊べるのも斬新でした。 PCでメモを取っていたので直ぐに気付けましたが、手書きメモ派の人は難しいかも!? 普段おとなしそうなあすかが感情を露わにするシーンがたくさんあり、 なんとも可愛い後輩だ!と胸キュンしちゃいました。 みんな大好きループものを綺麗に短編でまとめてくれた作品でした!
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ここスタ - KOKOKARA STARTLINE -アイドルグループからアイドルデビューした主人公のサクセスストーリー。 序盤からいきなり窮地に立たされますが、そこからの展開が熱かったです。 @ネタバレ開始 終盤のファンレターのシーンは内容も演出も凝っていて良かったです。 また、何と言っても配信中に想いが炸裂していきなり耐久歌唱をする流れが良かった。 確かに3日連続配信すれば話題にもなるだろうから逆転劇も納得の結果です。 ここの熱い展開が本作で最も印象を受けた部分でした。 @ネタバレ終了 まさにアイドルソングっぽいボーカル付きのED動画は必見です! クリア後も鑑賞モードからいつでも見られるのが嬉しいです。
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ノブヲをプロデュース!思い切りの良すぎる、分岐しまくるストーリーがとても楽しめました! 動画や画面演出がとても豪華で演出のセンスも良く、プレイしていてワクワクしました。 全9エンドですがエンド回収は非常に親切設計です。 普通は女神が出てくるところで謎の宇宙人がやってきて、 怒涛の選択肢から純粋にストーリーを楽しめます! @ネタバレ開始 ストーリーの大元の流れからすれば花嫁のナガセと結ばれるエンドが正史っぽいですが、 ネコがもうやたらと可愛すぎて自分の中ではもう完全にそれが正史です。 別ルートだと自殺しちゃうってのもあるのでこれしかない! お姉、さまとよべよっ!じゃダブルミーニングじゃないのではwとか、サラダ記念日あんな表紙じゃないし作者は漫☆画太郎でもつのだ☆ひろでもないでしょwとか、もう涙のキッスと言われても通じない若者も増えてるのではwとか、 @ネタバレ終了 ツッコミどころも色々とあってそれも楽しめました。 とっても面白かったです!
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夏色のコントラスト【リメイク版】非常に素晴らしいゲームで、プレイして良かったと心から思えました! 丁寧に作られた、ノスタルジーに浸れつつもそれだけじゃない心温まる作品です。 ストーリーは冒頭から興味を惹かれてグイグイと読み進められました。会話シーンは軽妙で、キャラクターたちが躍動しています。イベント絵も複数用意されていますが、まずは水着グラで佐倉さんに心を鷲掴みにされましたし、終盤の情景が印象的に表現されているCGは心に染みました。 @ネタバレ開始 それまでも様々な部分で主人公や佐倉さんの状況についてヒントが散りばめられていましたが、クライマックスの告白シーンは圧巻でした。佐倉さんが今どういう状況なのか、昔は今と比べても特に楽しい過去を過ごした相手には言いづらかったと思うのですが、やっぱり語っておきたいと思った佐倉さんがなんとも健気でした。一方で、語れるような状態になったということなのかな、と安心しました。主人公の現在の状況については最後まで具体的には語られませんでしたが、語れないということは現在進行形で主人公は悩みの真っただ中なのだろうな、と。きっとこの後、また再会した時に主人公がそれを過去にできれいれば語られるのかな?なんて期待を込めて思いました。佐倉さんに勇気をもらって心の中で一歩踏み出した主人公ならきっと大丈夫なはずです!そんなに簡単にうまくいかなかったとしてもそれはそれで人生です。 主人公の悩みもそうですが、文章表現として具体的に描写しない部分でストーリーに奥行きを出すところが素晴らしいなと思いました。主人公たちの両親同士の会話や1つしかないグローブと買い換えないゴムボールなど、想像させられることで印象が強くなりました。 @ネタバレ終了 なお、ストーリーだけでなくゲームそのものもノスタルジックな気持ちにさせてくれる雰囲気満点でした。グラフィックもなんだか懐かしい雰囲気に浸れるような素敵な作画でしたし、BGMも懐かしい曲調・音源で癒されます。リメイク版というのも大納得です。システム周りもティラノ製の雰囲気じゃなくてNスク?っぽかったです。 最後にガワの工夫として、文字表示が素晴らしく読みやすく工夫されていました。多くのゲームを遊んでいますが、格別に読みやすい!と感じましたので画面領域やフォント、文字サイズなどは確実にかなり吟味されたものと思います。すみません。参考にさせていただきます!なお、UI周りもゲームの雰囲気に合いつつ大変分かりやすい作りになっていました! そうだ、最後に健児が真っすぐ育ちすぎで、田舎育ちの器の大きい少年そのものでした。絶対イイ男&大物になりますね。まだ子どもなのに、既に男も惚れる漢です!
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迷子のアレスくんアレス君が超絶美少年で、なんで男なんだ!とまず思ってしまいましたが、これだけ美少年だったら男でも全然イイや!ぐへへ!となりました。結果、主人公にとっても感情移入できました!!アレス君を筆頭にキャラクターたちがなんと麗しいこと!皆さん透明感があってお美しすぎました! ストーリーの本編はあらすじの通りの掌編作でしたが、自分に正直な主人公のおかげでとても楽しめました。一方でおまけはファンタジー世界観が楽しめる本格的なものでした。本編をプレイしていて何だかやたら世界観がしっかりしているな?と思いましたが、制作中の本編のスピンアウトということで納得しました。 3日で制作されるだなんて天啓って凄い! なお、プレイ後に注意事項を見て、「流血表現があります」でウケました。確かにあった。
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この変なのをかぶるとナップ!ナップ!チェミスルー!が湧き出る確かに新進気鋭のサウンドノベルでした! サムネにもある上司と部下の会話のシーンなんて特に斬新だったかと。 また、遅刻の理由劇場のアニメーションが非常にツボでした。 @ネタバレ開始 あれだけ待たされたのに結局情報量ゼロ! @ネタバレ終了 やはり定期的に味噌谷さんの作品は触れておきたいですね。今作も面白かったです!
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可惜夜の愛州中学校やっぱり!!可惜夜シリーズは外れなくどれも面白い!! 過去作同様に、今作も脱出・謎解きゲーとしては出色のデキでした。 ホラー要素の強烈さは個人的にはシリーズでぶっちぎりでした。早朝にプレイしていたので何とか平静を保ち続けられましたが、深夜の公園でヘッドフォンを付けて背後隙だらけの状況でプレイしていたら失禁していたかもです。驚かし要素はこれ絶対軽度じゃないですって! 謎解きもパワーアップしているように感じられました。アイテムの使いどころがなるほど!と唸る場面が多くありましたし、グラフィック差分が豊富に用意されているので謎解きや解けた後の気持ち良さがマシマシです!居場所で迷子になりがちだったので掲示板機能の親切さがメチャクチャ助かりました。 最後の方の展開は冒険心が刺激されて非常にワクワクするやつでした!Normal直行を繰り返してTrueへの道筋が見えてきて、到達できた時は嬉しかったです。相変わらずTrueへのギミックに凝りつつ難易度がメッチャちょうど良くて感動です。 次回のあかすぐりで一旦?最新作に追い付くので、いつやろうかちょっと様子見しようかと思ってます!