富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
-
文学少女のホンネ思春期の少年少女の等身大の恋愛模様を描いた作品でした。 クラス内でのポジションは少し異なる二人ですが、 共通の趣味や話題を持つところから恋愛に発展していく描写がとても良かったです。 少しやきもきするような部分も思春期ならではだなぁ、と。 鈴野さんの悩みもとても普遍的で自然なものなので納得感が大きかったです。 選択肢のルート分岐は予想通りでしたが、自分だったら性格的にBADのほうを選んでそう。 鈴野さんのグラフィックがとても可愛かったです!そりゃモテるわ。 共学の胸キュン恋愛モノに触れる度に発動する爆発しろ感情が本作でも沸き起こりました。
-
FestivalDress凝りに凝ったたくさんのコスチュームにお着換えできる着せ替えゲーでもあり、 優しいレート設定が嬉しいヴァインさんとひたすらハイ&ローするゲームでもあります。 ひたすらお金を稼ぎ、アイテムを買いまくり、コスチュームを制作しつつ、 お菓子を作って配りまくって好感度を上げる一連の流れに病みつきになりました。 以下、備忘的な粗々の攻略情報です! @ネタバレ開始 おそらくお菓子を6~8つくらいあげると好感度が上がってイベントが発生、 確かイベントを3つくらい発生させればキャラ別エンドに到達できます。 お金を稼ぎまくったセーブデータを保存しておくと効率が良いです! @ネタバレ終了 キャラクターのグラフィックやイベントCGもとても綺麗なのですが、 やはり本作の一番の魅力はいろんなものをモチーフにした独創的な衣装デザインと、 いろんな衣装に対して的確に各キャラクターがコメントしてくれるところだと思いました!
-
ベニイロミュージアム
-
イヴの啓発
-
欠損少年と月夜の闇の海辺~浪川仁とはらわたゲーム~無事に3パターンのエンディングを拝見しました。 ゲームのシステムがとても美しいと感じました。 印象的だったのはやはり到達が一番難しいと思われるEDです。 想像できなかった結末でしたが、これしかない!と思えるものでした。
-
鬼桜作者さんの過去の短編作品をプレイしてとても面白かったため長編が公開された時から凄く楽しみにしていましたが、心からプレイして良かったと思える作品でした。 人とは異なる容姿を持つために不遇な生い立ちを持つ主人公が、血で血を洗うような戦乱の世の中で運命に翻弄されるようなストーリーです。現代とは異なりずいぶん命が簡単に散るような世界になっていますので、展開によっては(?)多くの血が流れることとなります。 「企画/制作/シナリオ/キャラ立ち絵/スチル/スプリクト/音楽」というのが概要欄の作者さん個人のクレジットなのですが、役割だけでなく(おそらく音楽以外の)それぞれの物量がホント凄いです。特に立ち絵差分やスチルの数は狂気の域と言っても良いと思います。それでいてクオリティに一切妥協していないのも信じられない。。 印象的なシーンのグラフィックはとても奇麗ですし、戦闘シーンはスクリプトと相まって迫力が凄いですし、登場人物の言動がとにかく心に染み入ってきました。特に4つある本筋のエンディングは結末としての幅が広いうえに全エンドがTrueと思える素晴らしさ。 プレイ時間はトータルで5時間ほどとやや長めではありますが、立ち絵差分もイベントスチルも山のように惜しげもなく表示されますし、コミカルなシーンではキャラクターが効果音とともにちょこまか動きます。長いなぁと思うことはあまりないと思うので、まずは是非プレイ頂きたい!
-
ヤリナオシホラー探索ゲームですが、ホラー部分も探索部分も楽しめるだけでなく、ひねりのきいたストーリーも面白かったです。 なるほど君たちそういう感じの人なのね! ホラーっぷりは例の顔のアレがやはり怖くて、朝にプレイしていなければちびってたかも。 探索はライトの強弱で見た目も探索の成否も電源の減りも変わってくるシステムと、 少し位置関係が分かりにくい部分を補足してくれるマップ表示がとても良かったです。 以下、私信?です。 @ネタバレ開始 少し詰まってからは有難すぎる攻略サイトを見てサクサクと進めていたのですが、 マトウ脱出ルートがどうしてもクリアできません! おい主人公!そこにスリッパあるぞ!!少し見えてんだから手探りで探せ! (お願いします!このへたくそめに更なるヒントを!) @ネタバレ終了
-
少女の時空皆既日食とても可愛らしいグラフィックのビジュアルイメージ同様に優しくてほんわかするお話でした。登場人物がみな優しく主人公のことを見守っていて、チャットのやりとり1つとっても本当みんな良い人たちだなぁ、と。 とにかくメリーちゃんのキャラデザがひっじょーに良いです!このキャラ造形の完成度は恐ろしく高いと感動しました!設定ともマッチしていてとても素晴らしい!性格や話し方なども全て魅力的!コスチュームのせいで立ち絵がかつて見たことないほどボリューミーになるのも微笑ましいです。 グッドエンドの展開は心に余韻が残る素敵なものでした。 シーンの合間に挟まれるちびキャラも可愛らしく、シーンに応じて毎回違うのも芸コマで嬉しいポイントでした!
-
Comme des Macarons唯一無二の作者さんの色鉛筆タッチの可愛らしいイラスト群と猟奇ホラー!カニバリズム!のキーワードのギャップが人目を引く作品です。 プレイ中もマカロンちゃんとのほんわかした会話を続けたい一方で、賞味期限内に食べないと腐ってしまうというプレッシャーに苛まれます。可愛さ全開の絵柄ならではの痛々しさが尋常じゃないです。特に4日目くらいが痛々しすぎて精神がえぐられるレベルでした。 丁寧な攻略サイトのおかげで迷わずに各エンドを拝見できましたが、徐々に露わになるストーリーの真相には随分と引き込まれました。 @ネタバレ開始 子どもの頃の言動は思い返して後悔することも多々ありますし、結構残酷なことをしてたりしますからね。。前向きな形で過去に決着をつけるエンドで随分と救われました。 @ネタバレ終了 おまけ要素なども充実していて大満足でした!
-
終末兄妹とっても素敵な雰囲気をまとった作品でした。 廃墟と化した世界の緻密に書き込まれた背景と、 たった二人しか存在しない兄妹の空気感が非常にマッチしておりました。 世界設定や二人のその後に想像を持たせたまま終わる余韻も素晴らしいです。 音楽も作品にピッタリだと思ったら本作でも作曲までされているのも凄いです。