ミズナツのレビューコレクション
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蝋燭の照らす先は作品に隠されたテーマが気になり、プレイさせていただきました。 怪しいダンジョンに足を踏み入れた2人の運命がプレイヤーの選択によって変わっていくのが、ノベルゲームならではの面白さだと改めて思いました。 @ネタバレ開始 最初はトゥルーエンドにたどり着きました。他のエンドも気になったので行ってみたら真っ赤でした。 テーマついては残念ながら分からず、クリア後にコメントを読みました。「蝋燭は身を減らして人を照らす」ということわざだと知って納得しました。 コメントを読んで改めて「自己犠牲の美しさ」について考えましたが、アイゼンくんにとっては美しい自己犠牲でも、ガーベラちゃんにとってはそうでないかもしれない。場合によっては、一生のトラウマになる可能性もあるので難しい問題だと思いました。 作品を通して色々と考えさせられました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
『水族館こちら』以前から気になっていた作品でプレイさせていただきました。 寡黙で仕草や反応が可愛い彼女と一緒に水族館を巡るのが、とても楽しかったです。 @ネタバレ開始 最初は同じエンディングに何度もたどり着いてしまいました。手を繋ぐまで大変でしたが、最後に彼女が微笑んでくれたので良かったです。 @ネタバレ終了 水族館や彼女の不思議な雰囲気も相まって、心地よい時間でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
廿日しきるは遣らずの雨制作関連の投稿を見て、とても気になっていた作品でした。 最初に感じたのは、タイトル画面が綺麗だなと思いました。内容は探索型の脱出ゲームで、難易度は高めですが、現在は攻略情報が公開されているため、探索が苦手な人でも楽しめると思います。 @ネタバレ開始 最初はバッドエンド以外にたどり着けず、何度も巫さんに食べられ、首を絞められました。なので、攻略情報が公開されてから再度プレイしました。ずっと探していた鍵がまさかあんな所にあったとは驚きました。 好きなキャラクターは巫さんです。名前が本当にピッタリだと感じました。また、この世界の成り立ちには謎があって、色々考察できると思いました。 @ネタバレ終了 キャラクターが可愛く綺麗で、世界観と探索要素が絶妙に組み合わさって、とても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました! -
赤レンガの駅で会いましょうⅡ前作に続きプレイさせていただきました。 人と距離を置いて生きる主人公と魂が抜けてしまったように生きるヒロインとの交流を描いた物語です。 今回も淡い背景と美しいピアノの旋律が調和、心情描写が繊細で物語に引き込まれました。 @ネタバレ開始 黄那ちゃんの過去には驚きましたが、そんな過去も含めてありのままを許し合える2人の関係がとても素晴らしかったです。人生でそんな関係になれる相手に巡り会えることは難しいので羨ましいと感じました。 次作では、唐橋さんと増野さんの出会いの物語になると思いますが、楽しみです。 @ネタバレ終了 あらすじに登場するおにぎり屋さんのエピソードには共感しました。現在はなくなってしまいましたが、そんな場所があったことで作品に懐かしさを感じたのだと思います。 色々な感情が溢れてくる素敵な作品でした。ありがとうございました!
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赤レンガの駅で会いましょう以前から気になっていた作品でプレイさせていただきました。 人と距離を置いて生きる主人公と赤レンガの駅、おにぎり屋「うめこ」を舞台にした物語です。 淡い背景と美しいピアノの旋律が調和、心情描写が繊細で物語に引き込まれました。 @ネタバレ開始 主人公が人と距離を置いてしまう心情に共感しました。また人に心を開く難しさを物語を通して感じました。 @ネタバレ終了 作品で使用されている音楽も制作されていますが、どの曲も素晴らしかったです。 物語の続きが気になるので次作もプレイさせていただきます。 素敵な作品をありがとうございました! -
浅葱一子は悪喰である。サムネイルの一子さんに惹かれて、プレイさせていただきました。 こっくりさんをした主人公が呪われ、偶然出会った先輩に助けてもらう都市伝説ホラーです。シナリオの展開や雰囲気も含めてとても面白かったです。エンディングも多彩でハッピーエンドが存在しないのも個人的に好きです。 @ネタバレ開始 登場人物全員もれなくヤバイ奴しかいませんでしたが、中でも一子さんが一番やばい存在でした。それでも、その部分も含めて魅了的なキャラクターだと思いました。 一子さんの物語は続く様子だったので、もし続編があるのならまたプレイさせていただきます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
千年の魔女サムネイルに惹かれてプレイさせていただきました。 ノベルゲームですが、読書する感覚で楽しめる工夫(ページをめくる効果音、ページの記載、セーブ機能が栞、文章と挿絵の構成)が素晴らしく、音楽、挿絵、演出の全てが世界観と調和しており、物語に引き込まれました。 @ネタバレ開始 病人ほど長命、健常者ほど短命という独特な設定と魔女という存在を主軸にした物語がとても面白かったです。 ニーヴェリタを舞台した物語は完結しましたが、アレシオやミーナの物語は続きそうなので、もし続編があるのならまたプレイさせていただきます。 @ネタバレ終了 5~6時間ほどの長編作品ですが、章・節ごとに区切られているので読みやすかったです。 素敵な作品をありがとうございました! -
Forever Time実写のCMに興味を引かれて、プレイさせていただきました。 作品を構成する全てが美しく、特に実写の背景に溶け込むようなイラスト、作中で流れる映像が素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 目標もなく毎日を過ごすユウトくんと、夢に突き進むなずなちゃが出会いによって変わっていく姿がとても良かったです。 出会いの記憶が薄れても、目的に向かって進む原動力になる。そんな2人の関係性がいいなと思いました。 自分も漠然と創作したい気持ちがありますが、それを形にできないもどかしさを感じています。なのでユウトくんの気持ちに共感してしまいました。 @ネタバレ終了 ニューシネマチックノベルゲームと聞きましたが、本当に映画を観るような感覚で楽しめる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
コイサクカガミタイトル画面の2人に惹かれて、プレイさせていただきました。 イラスト、演出、BGM、全てが、可愛くて最高でした。 @ネタバレ開始 お互いのあと一歩が踏み込めないもどかしさに、つい応援したくなりました。 最後にどちらを選んでもハッピーエンドになるのが、とても幸せな世界でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
My fireサムネイルに惹かれてプレイさせていただきました。 プレイ後に色々な感情が溢れて、「ああ~!!」としか言えませんでした。 ファミコン作品を彷彿させる画面構成、8ビットのBGM、アニメーション、そして青を基調にしたデザインが素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 食べられる炎という独特な設定と世界観、それに伴う社会背景も日常に溶け込んでいて、物語に入りやすかったです。 ホノオくんは特別な体質のせいで幼少期から辛い目にあっていたとも思いますが、それでもみんなから愛される子に育ったのは、搭乗員ちゃんを始め素敵な人たちがいるからだと思うと、この時点でうるっときました。 だからこそ、ホノオくんが亡くなって放心状態になった搭乗員ちゃんやホノオくんを求めて探し回るお母さんを見て、胸が痛くなりました。 そして、ホノオくんが空に帰っていくシーンで、瞳に映る炎のアニメーションや文章が特に文学的で本当に凄いと思いました。感動だけじゃなく、別の要素もあると思いますが、それを自分の言葉ではうまく表現できないので、「凄い」としか言えないのが悔しいです。 クリア後の資料も充実しており、登場人物の意外な設定が明らかになるのも面白かったです。 @ネタバレ終了 最初から最後まで素晴らしい作品でした。ありがとうございました!
