アオノソラのレビューコレクション
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きみはもうほかの誰かのもの水彩調のグラフィックや音楽、UIの作り込みが高度に調和していて、素材が多めでも活用の仕方次第でこんなにもオリジナリティが出せるのかと感心しました。 @ネタバレ開始 タイトルの通り初恋の君はもう「誰か」のものですが、その「誰か」が悍ましく恐ろしい異形のもので、でもしかし東くんとの睦事の描写は耽美的とも感じさせ、何やら不思議な気持ちになりましたね。クトゥルーっぽくもあり、怖いのに目が離せないというか。
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おじさんと遊ぼう
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ティラノフェス2022オープニング
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You Make a Space Cat
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おもいをつたえるプログラム
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L L高校、大学時代には「よくある」男女のすれ違いと別れですが、「よくある」と片付けてしまいたくないのは、やっぱりまだ世間擦れしていない頃の瑞々しい傷つき方だからですかね。ごく短い作品の中に、あの頃の青くささを閉じ込めた作品でした。
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1=1×1
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liar notesドット絵のグラフィックが作品の雰囲気にマッチしていて、物語世界への引き込まれ方が違いました。 途中でどこでどう間違ったのか(バグだったのか?)、いきなり結末の章に入り込んでしまい、わけがわからなくなったのですが…。 そこから一旦脱出してストーリーを読み進めると少しずつ謎も明かされ、ようやく全体の流れが掴めました。一方、全て読んでも語られていない余白も多く、さまざま想像を巡らせて楽しんでいます。
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カナタの夏初月 ~石垣島編~石垣島に行ってみたくなりました。実写背景も意外と立ち絵とマッチするものだなあと、感心しましたけど、シンプルで主張の強くない絵柄ならではでしょうか。社会人のストーリーというのも良かったです。年相応の距離感がよく表現されていたように思います。 楽しい作品をありがとうございました。
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-5つの結末はそれぞれ全く違うのに、同じ人間が持ちうる異なる側面が描写されていて違和感なく読めました! @ネタバレ開始 エンド6は主人公だけ救われたと解釈するのが正しいのでしょうが(隣の席で対話していた糸洲さん(の姿を借りた超越存在)がそれほど悪意ある存在には見えなかったので)、でももしかして超越存在って人間の味方ではあり得ないというホラーエンドかも、と背筋が寒くなったエンドでもあります。どっちなんでしょうかね。