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SHIAのレビューコレクション

  • えすはろ(完全版)
    えすはろ(完全版)
    ハロウィンなのでトリック・オア・トリートと言いながら町を回ってお菓子をもらっちゃおう!ついでに弟の秘密も明らかにしちゃえ!という楽しい物語だと思っていたんです……ええ……。 エンディング3種類とも無事に到達できましたが、一番初めに辿り着いたのがエンド1で「う、うそぉ…」という感じでした。 そこでいきなり出てくるのかと(汗) そんなにアップで映ってくれるなと思いました…。 @ネタバレ開始 塾長のフランクフルトは絶対に分かっててやってるとしか思えませんでした(笑) 純然たる悪意…!!(私の心が汚れ切っているわけではないと思いたいです) @ネタバレ終了 かわいい男の子が好きな方は、存分に楽しめる作品だと思います。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    物語そのものの面白さもさることながら、洗練された文章がたいへん心地良い作品でした。 尖った言い回しや難解な言葉遊びなどはなし、丁寧でとても分かりやすい文章だったので読み疲れがなく、もう少し読みたいなという気持ちにさせてくれると同時に、読み終わった後に「ああ、読んでよかった」という満足感もある、その両方を同時に成立させる非常に稀有な作品でもありました。 3つの物語はどれか一つでもしっかりとした物語ですが、3つ全部読むと互いを補完し合うような面白い構成になっており「あ、これはあの時の…」という場面がたくさんあって、思わず画面の前で「ふふっ」となりました。 「あなたから見た視点」「私から見た視点」のようなザッピングシステムとは少し違いますが、人生の機微のようなものを感じました。 人は誰かと交わりながら生きている生き物なので、その交わりの面白さを特別な席から拝見させていただいているような気持ちかもしれません。 上から順番に読んでいきましたが、読む順番によっても印象が変わるのかなと思うと、記憶をリセットして別の順番でもう一度読みたい気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    島生まれの島暮らしで島の書店に勤める女の子「春野」さんの、夢を追いながら一生懸命に働く姿を見られるほのぼのとした短編です。 他の方から頼まれたら断れない性分なのか、次から次に舞い込む仕事をテキパキとこなしていく春野さんに「お茶です!」と差し入れしたい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 将来の夢が漫画家になりたいとのことだったので、是非、春野さんの描いた漫画を読んでみたいなーと思いました。 最後に「漫画を描いて形にしよう」と決意して一歩を踏み出した姿に「頑張れ!」とエールを送りたい気持ちになりました。 きっと困難も多く歯を食いしばるようなことも多いと思うのですが、それでも夢を現実のものにするため頑張ってほしいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Your memories
    Your memories
    夏休みに出会った女の子とふとしたことをきっかけに仲良くなるチャンスを得た主人公の陸くんだが、翌日には女の子のことをちょっぴり忘れていて……と、主人公の物忘れがちょっぴり気になりながら最後までプレイさせていただきました。 陸くんの心の声がTHE★高校生男子という感じで、正に女の子に興味津々・下心ありありなところも下品にならない絶妙な按配で入っていて、奇抜さや突飛なキャラづくりに頼らない等身大の男の子を感じました。 @ネタバレ開始 旅人さんの呪いのためにどう足掻いても忘れることが運命づけられていると知った後も、もちろん青臭い物言いとは分かっていても言わずにはいられないのであろう陸くんの「一緒に行く」に対して、旅人さんが二人だけに分かる印を残したことが大変印象的でした。 その印を残すことで、旅人さんの「憶えていてほしい」という望みのようなものを見た気がしました。 きっと、きっと、おそらく、忘れてしまうだろうけれど、いつかもし、万が一があったのならば、と。 最後の最後、陸くんが声をかけたシーンでは、陸くんにとって旅人さんは一生記憶に残るような、そして絶対に忘れたくないことだったので何年経った後でも無意識下で憶えていたのかなと思いました。 これからの二人の未来に幸せな光が注ぐことを願います。 @ネタバレ終了 「大切な人のことを、あなたはきちんと憶えていますか?」と問いたくなる、目の前にいる人を大切にしようと思える物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • strange arouse anonymous [# vol.1]
    strange arouse anonymous [# vol.1]
    「検索してはいけない動画に興味はある?」と聞かれたら「いや、小指の甘皮ほどもないです!!」とホラー苦手チキンとしては秒で答えるしかないのですが、主人公は見てしまうのですよね……そしてそこから始まるホラーな展開…!! みんな、好奇心に負けないでもっと自分(の命)を大切にして…!!(笑) @ネタバレ開始 初めてのプレイでしたので、1から順番に読んでいったのですが、1の時点で既に相当怖く、ホラーが苦手なので脳細胞が「撤退!! 全軍撤退ー!! 目が痛い!!」と叫ぶ始末でした。 2以降も奈々子さんが出てくると「来るぞ…!」という警戒心が出てしまい、料理に舌鼓を打ってゲームの話をしている場合ではない…!!と心が臨戦態勢に(笑) 4の主人公が「アレ…人?」と言い出した時は「やめなさい。そこでやめなさい。」という気持ちになりました。 「ふんぐるいむぐる~」とか言い始めたときには思わずクトゥルフの人たちが出てきたのかと思いましたが、そんなことはなく、やはり主人公は最後は住人と同じことに…あの行ってはいけない場所はああいう形で住人が増えているのかなと思うと、頼まれても行きたくない~!!となりました。 5、6は個人的には箸休めな感じでした。あ、このタイプの話は全然大丈夫です! むしろ得意!というタイプだったので、心穏やかな気持ちで見られました。 怖くないと思えるものが入っていてくれてよかったです。 全部で6話、すべて楽しく読ませていただきました。 ノイズや奈々子さんの歩行、挿入されるムービー素材背景など演出にもこだわられていて、すごいなー!と思いました。 @ネタバレ終了 一話当たり15分ほどで読めますので、ちょっとした息抜きなどにもオススメの作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • pSy†darlINg DEBUT!第一弾 ~強欲のロングアイランドアイスティー~
    pSy†darlINg DEBUT!第一弾 ~強欲のロングアイランドアイスティー~
    七つの大罪の依り代となる七人組アイドルユニットのプロデューサーとして働くことになった主人公が所属アイドルとほのぼのまったり交流するゲーム……のはずが、全エンドを見ると、随分と様子が変わって…! かわいいアイドルと楽しく交流するだけではない、七つの大罪が絡んだ展開がしっかりとありました! @ネタバレ開始 ノーマル→グッド→パーフェクト→隠しの順でクリアしました。 注意書きにあった内容はどこだろうと思いながらプレイしていた初回と、周回して別のエンドへと進むたびに少しずつ毛色が変わってきて……隠しに辿り着いた時は、衝撃的でした。 ノーマルの時と比べるともうまったく別のゲームをプレイしているのかなと思うような、180度異なる世界が広がっていて、設定がしっかりと活かされているなーと感じるとともに、これは結構覚悟を持ってプレイしないといけなかったやつだ…!と感じました。 冒頭部分で紹介があった他の6人のアイドルたちのお話もこれから制作されるのでしょうか。 赤塚さんのお話がボリューミー&衝撃的だったので、他の子たちはどんな物語になるのかな?…と気になりつつ。 @ネタバレ終了 他の子たちのデビューも気になりつつ、アイドルものはアイドルものでも一線を画した独創的な物語が紡がれていて面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • memoRea
    memoRea
    クラスメイトの七瀬さんと恋人になり夏休みを終えるまでのほのぼのまったりした学園生活が綴られたピュアなアオハルストーリー、堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 文化祭の出し物が平然と行われる談合によって仕組まれて進められているのに笑いました(笑) 歓声などは入っていませんでしたが、メイド喫茶に決まったときの男子のガッツポーズと声が聞こえてくるようでした。 そして、七瀬さんのメイド姿がかわいいこと!! 例のブツの七瀬さんもかわいすぎて「主人公、やったな!」と思わず声をかけてしまいそうになりました。 夏休みに七瀬さんとの二人きりの旅行(うらやま)、そして花火での告白(おめでとう&ここはスチルがふんだんに使われていて最高でした!)、最後まで七瀬さんの可愛さを存分に噛み締めながらプレイを終えさせていただきました。 終わってみれば、確かにとんでもない暗い過去や大事件などが出てくる物語ではないけれども、とても楽しい一時を過ごせたと感じました。 個人的な感覚になりますが、PCダウンロード版でプレイしてフォントがかなり小さく感じられたので2倍~3倍くらいのサイズにしてもらえたらなと思いました。 せっかくの素敵な作品なので、もし他にそう感じる方がおられたらもったいないなぁと思いました。 @ネタバレ終了 七瀬さんのような女の子と学園生活を過ごせたら毎日が楽しくて仕方ないだろうなと思う、うらやま楽しい物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • kidnap
    kidnap
    子どもが大人に誘拐され監禁されて…というタイプの展開は見たことがありますが、その逆で子どもが大人を誘拐して監禁するという逆転から始まる不思議な展開、子どもたちの目的は何なのか、気になって一気読み待ったなしでした。 得意なタイプの謎解きでしたので、迷うことなく3種類のベストエンドへと辿り着けました。 どれか一つのエンドでもなんとなく事情はつかめますが、3種類すべて見るとより物語の全貌が分かる仕様でした。 @ネタバレ開始 子どもゆえの残酷さと歪みと言いますか、それではいずれ行き詰ってどこにも進めなくなるのに、頑なにそれがある種の手段であると信じている子どもたちと、そんな子どもたちに加担してしまった大人の少し悲しい物語でした。 いわゆる育児放棄にあっている二人の子どもがご両親への失望や反発心、悲しみや怒りなどから起こした事件だったわけですが、どんな事情があっても赤の他人を巻き込もうという時点で、それはおかしいんだよ…という気持ちにもなり、悲しくなりました。 ベストエンドではその後はどうなったのだろうと思う部分もあったりしましたが、二人が自分の人生を歩いていってくれるといいなと思いました。 @ネタバレ終了 謎解きは選択肢を選ぶ式なので、選択肢でセーブしていれば必ず正解に辿り着けますし、問題自体も難易度はかなりやさしめです。 謎解き初心者さんなどにもオススメしたい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 可惜夜の愛州中学校
    可惜夜の愛州中学校
    ※開始2分で一度バッドエンドを経て。 (あー、もう駄目だ…これガチホラーだわ…きっとこれからも次から次に怖いのが出てくるのよ…無理、これはもう無理なので「お腹が痛いので今日は休みます」と学校に欠席連絡入れるしかないわ…) という葛藤を経て、はい、蘇り! 再び登校! 今度は選択肢に間違いなし! さ、次はどこ行こう…一度教室を出て、掲示板へ戻ってから考え――― 無理!!!!!! 帰ります!! 下校時刻だわ!!! (登校したばかりなのに全力で助手子さんの元へ戻る) ―――というような始まりを経て、悩みながらももちょもちょ進め、初めのころに抱いたチビるレベルの恐怖が薄れかけてきた頃に出てくるサブリミナル恐怖に「あーー!!!」となりながら、クリアさせていただきました。 (長い感想を書いていましたが、コメでネタバレ禁止ということなので、一応ほぼ全カットして支障がなさそうなところだけ上げましたが、どこかNGでしたら削除します!) もう本当、ホラーが苦手なのになぜこのチキンはプレイした?という有り様でしたが、めちゃくちゃ面白かったです! 移動などは大変でしたが掲示板から一瞬で行けるワープ機能があったのである程度ショートカットも可能、謎解きの難易度がちょうどよく、メモなどを取っていれば基本的にはスムーズにクリアできるのがよかったです。 クリアまでは結構な根気と頑張りが必要でしたが、完全攻略記事があるので詰んでしまうこともなく、クリアできた時は爽快感と達成感と満足感のトリプルコンプリートでした。 すごく面白かったので、心臓のストックを用意して他の謎解き作品もプレイしたいと思います! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • nail lain
    nail lain
    大ボリュームのシナリオ・それぞれ愛が重たい攻略対象・謎が謎を呼ぶ設定と無敵三拍子が揃った、とても雰囲気のある大作でした。 ジャンルが「(ヤンデレ)愛が重たすぎて倫理観が少し滅んだ乙女ゲーム」というところが既にいいですね! 三人のBADENDなどエンディングに到達すると一定の条件で解放されるストーリーも面白く、全体で見るとかなりのボリュームで、お腹いっぱい大満足でした。 記憶がない主人公の記憶は元に戻るのか、何故記憶を失ったのかなど気なるところが満載で、気がつけば一気にクリアしていました。 @ネタバレ開始 ヤンデレもツンデレもデレデレもなんでもウェルカム!!なので、大変楽しく遊ばせていただきました。 トレジアさんの情緒不安定さ&薬物がないとダメなところ、ジルツィアさんの主人公がすべて主人公が酸素なところ、テオラさんの少し捩じれつつも本当はやさしい人なところ、すべてツボでした。 テオラさんの塩対応ツンツン具合も大変良かったのですが、彼のルートの後半や彼のエンディングを見ると、彼はなんだかんだで色々と考えているやさしい人だわ…と思って、3人の中ではテオラさんに随分惹かれました。 テオラさんには一種「誰にも理解されない献身」とも呼べるものがあって、個人的にはこれがドツボでした。 願いを叶えるのも踏み躙るのも僕というところが、この献身具合が素敵すぎる…!とトメキメました。 トレジアさんにお薬がないと生きていけないのは「そっかー。それも一つの個性だね」というあたたかい気持ちだったのですが、瓶いっぱいの砂糖をガリガリし始めたときは「待って!!それを続けたらあっという間に糖尿病になってしまう!!別の意味でそれは駄目です!!」と違う心配をしていました(笑) トレジアさんは三人の中でも一番不器用な方だったので、可愛いなと思いました。 ジルツィアさんは掌中に堕ちてきた主人公を愛でるメリバエンドがもしかしたら一番幸せなのかもしれない…と思いましたが、プレイを始めた直後はそんな人だとは想像していなかったというギャップが最も大きい人でした。 すごく控えめに尽くしている人なのかなと思ったら、独占欲の塊でした。 三者三様、どの方も愛が重たいですが、その愛がいい!となる素敵な物語でした。 スチルや背景、音楽などのすべてが高いクオリティでまとまっていて、世界観や雰囲気がすごく良かったです! @ネタバレ終了 「ヤンデレ」と一口に言っても幅が広くさまざまな愛(重さ)がありますが、本作の「ヤンデレ」は個人的に好みなヤンデレさんがいてとても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!

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