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SHIAのレビューコレクション

  • 恐怖体験談REAL
    恐怖体験談REAL
    ホラーが苦手なのでタイトル画面を見て「大丈夫かな」と思っていましたが、ガチホラーな幽霊の画像などはなかったので最後まで安心して読めました。 @ネタバレ開始 一般人が怪異に巻き込まれる形で物語は展開、ふむふむと読み進めていくと途中で怪異が出現し、あわあわしているところへ助けてくれる人が参上!のスタンダードな運びで選択肢などもなし、熱いバトルを含めて純粋に読み物として最後まで楽しめました。 上から順に読んでいったので、夜のドライブの時点で「これはっ…! 熱いバトルもの…!」と分かってからは、ノンストップでクリックでした(ガチホラーでないと気づいて安心) 「一般人はこんなのに出会ったら死ぬしかない」と思うヌエさんも、まさか今日が命日になるとは思ってなかっただろうに…! ヌエさんが「確か、聞いたことがある~」と言い始めたときには「ヌエさん、そのセリフは死亡フラグや…!」と思ったのは秘密です(笑) 4つの話を読んだ後のオールスターズ状態のヤオヨロズに属する皆さんの大活躍、やはり総大将と言えばこの方でしょうという格違いの敵が現れて窮地、かーらーの!! 最後はもう「メカー!!」としか言いようがない展開で一気に読破させていただきました。 (総大将はまた300年後くらいにお目覚めに…? またメカー!!の大活躍が300年後に!?) @ネタバレ終了 サクサクと進む展開で中ダルミなどもなく、最後までリズムよく読み切れる熱い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 生きるその先に -岐尾森編-
    生きるその先に -岐尾森編-
    頑丈さハイスペック☆男子でよかった!なんて思ったのも束の間、不思議な女の子との深夜のボーイ・ミーツ・ガールなんてワクワクする~とワクワクしている場合ではありませんでした…残された余命は14日!! キャラクターたちと日常を楽しみながら選択肢で分岐する正統派ギャルゲーです。 シナリオが秀逸で、涙腺最弱族の筆頭である私は深夜にボロボロガン泣きでした…!! 夜中からプレイして朝ご飯を挟んで、昼ご飯前にプレイし終えるくらいガッツリと遊んでいました。 目玉腫れ腫れお化けになるくらい泣きました。 攻略順は鬼晶さん→結さん→水輝さんです。 @ネタバレ開始 序盤で主人公が眠っている時に見た「いつかこの痛みが苦しみが報われると、独りで悲しみに耐えた先に、生きるその先に未来があるのか、神様教えて」と涙する誰かの姿(大体予想はしていた)に、後々に衝撃を受けて涙を流しました。 夏生さんのお姉さんの謎など徐々に出てくる謎とその謎が明かされていく、いわゆる本作の謎などがすべて明かされるルートが鬼晶さんのルートだと思うのですが、最後までプレイすると「終われない…!! これでは終われない!!」と泣きながら悔しさの拳を握ることになりました。 記憶を取り戻していくことで徐々に体に不調をきたしてしまった夏生さんのために力を使い果たしてしまった鬼晶さんが、夏生さんの知らないところで負傷してしまったところから「ああ、もうこれここから涙腺崩壊の流れだわ」とティッシュスタンバイ(デュエルスタンバイ系のニュアンスで)。 案の定、鬼晶さんのことをしっかり思い出したのに別れることになってしまい、涙が止まりませんでした。 とてもとても長い時間を生きてきて、夏生さんのためなら命だって惜しくはない、誰よりも何よりも大切な夏生さんのためならなんだってしてあげたい…本作の全ルートを経た後だと、鬼晶さんが夏生さんのためならば自分のことなど二の次にする姿を見てきたので、こんな報われない終わり方は駄目だとまた泣きました。 棘の道を血まみれになりながら歩いてきた人の終わりが、その旅路の最後がこれでは報われないと。 序盤で見た夢の「いつかこの痛みが苦しみが報われると」には遠すぎて、チキンは!!納得が!!できませぬ!!(ズビビビビビビ!!/涙を拭き鼻をかみながら) 大切な大切な人であるおねえちゃん(鬼晶さん)のほとんどすべてを忘れて生きていかなくてはならない夏生さんのこの終わり方は…本作においてはこれはこれで完結とは分かっていても、誰も幸せにならない!! お姉ちゃんも夏生さんもプレイヤーのチキンも誰も!! みゃあすけ隊長様、どうか幸せにしてください…!! 覚醒編、楽しみにしています…!! 結さんルートの後悔の真相には泣きました。ボロボロに泣きました。鬼晶さんルートで泣いたのに、まだ泣く。 涙の貯蔵庫が空になるまで泣きます…!! 一番初めは桜をガリガリする結さんに「え、どうしたの!?」とちょっと引き気味だったのですが、一年ごとに繰り返す幻の存在として記憶も失ってしまう中で桜の木に刻むことで悔しさと痛みで自分をかろうじて保っているという真実に絶対に救ってあげたいと思いました。 最後の姉妹の会話にはもう泣けて泣けて…10年越しの「おねえちゃんと呼んでほしい」という、苦しみ抜いた先の救いに涙が止まりませんでした。 先に鬼晶さんのルートをクリアしていたので夏生さんが「俺が結さんの代わりに(桜の木の神霊に)なる」と言い出した時には、鬼晶さんは絶対に「そんなことはさせない」と思っていただろうなと思いながらプレイしていたので、最後のこの姉妹の終わり方には胸を撫で下ろしつつ、結さんとまた再会できたのがとても嬉しかったです!! 車椅子生活ではありますが、遠くない未来に夏生さんと二人で歩きながらこの桜を見に来る日が来るのだろうなと、心があたたかくなりました。 水輝さんは出会いの時からとても元気いっぱいのイメージでいたので、中盤以降のお兄さんがどんどん関わってくるところから、弱いところをもっと見せてもいいんだよ・頼ってください…!という気持ちでした。 お兄さんが不幸にも亡くなってしまい、しかもその直接的な原因が自分であるがために「これは罰だ。自分が死ねば許されるのか」とまで思い詰めてしまう姿が苦しかったです。 兄が妹の幸せを願わないわけがない!!と握り拳をして読み進めていたら、やっぱりそうだったので本当に良かったです…!! あんなに水輝さんを大切に思っていたお兄さんが、天地がひっくり返っても宇宙が新しい創世を始めても神に脅されても、水輝さんに不幸になってほしいとか死んでほしいとか、そんなこと思うわけがない!!と信じていました。 水輝さんの最後の幸せいっぱいの抱擁スチル、髪の毛がハートにくるりんとなっていて可愛かったです! オマケの春生さんと秋生さんの暴露話、とても面白かったです! 2006年当時のスチルもそれぞれ雰囲気があってすごく綺麗です! お気に入りは当時は鬼晶さんの耳が尖ってたんだよの一枚です。 おねえちゃん・おねえちゃんがおねえちゃん・おにいちゃんになったというエピソードや、実は当初は鬼晶さんではなく結さんがメインヒロインだったエピソード、極めつけは鬼晶さんのおねえちゃん設定はリメイクするにあたって入ってきた…など、驚きのエピソードがいっぱいで大満足でした。 女の子3人分の物語は、どの子も本当に素晴らしい物語でした。 日常会話もすごく面白く、それぞれのキャラクターに思い入れができていて、気がついたらそれぞれのキャラクターが背負っているものに涙・涙・涙でした。 一番好きなのは鬼晶さんです。 報われないかもしれない、でも前へ歩み続ける…と人知れず苦しみながらも歩み続けるヒロインは私の酸素レベルで大好き好き好きなので、もう本当に大好きです!! このタイプのヒロインと出会うと、お肌が水をバシバシ弾くようになります! 最後に。 とても長い感想になってすみません…! シリアス大好きチキンなので、本作は本当に本当に大好きな作品です!! ここまで読んでいただきありがとうございます! @ネタバレ終了 ギャルゲーはギャルゲーでも、主人公が総モテハーレムになったりするようなタイプではなく、物語としてガッツリ読ませて心を鷲掴みにして震わせてくる感動タイプですので、万人にオススメです!! シリアス大好き・感動して泣きたい方には絶対にオススメの作品ですので、是非遊んでください! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • The Hotel
    The Hotel
    ブー・ブー・ドールズをプレイしてからこちらのタイトルをプレイさせていただきました。 本当は一泊だけのはずだったのですが、連泊になりました(笑) とても耳に残る不思議で印象的なBGMが大変良かったです…が、いつの間にか迷宮探索音楽になりかけていたので、2周目は腰を据えてのプレイ、脱出ゲームだったのかこれは!?という思いとともに、無事に最後まで辿り着けました。 鳥乙女さんが可愛くて、思わずもう一泊…いえいえ、駄目です、気を抜いたらそのままエンドレス宿泊になってしまう! 鳥乙女さんたちはブー・ブー・ドールズで姿を見ていたので、頭の中で「こんな感じかな」と情景を思い浮かべながらプレイさせていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ブー・ブー・ドールズ
    ブー・ブー・ドールズ
    誰だって運が悪いよりは良いほうがいいに決まっている。『幸運の家』と呼ばれるその家は住民が頻繁に入れ替わることで有名なのだが、果たしてその真相は?を解き明かしていく、読み応えのある物語でした。 キャラクターがとても個性的で、鳥乙女さんが特にかわいいです。 選択肢の量が多いのでどれを選ぼうか悩みますが、一つずつ丁寧に思考を整理していく主人公なのでエンディングへ到達するという意味ではあまり悩みませんでした。 この分岐量、いったいどれだけの管理が必要なのだろうと思うと、ただただ「すごい」しか出てきません。 サッと読むだけなら1時間程度で読みきれると思いますが、エンディングや分岐シナリオなどすべてを隅から隅まで回収しようと思うと結構なボリュームです。 データベースがちょこちょこ埋まっていくのが面白かったです。 @ネタバレ開始 鍵を持ち帰った後、再度家を調査しに行った時に、庭へ行くか・扉を調べるかなどとても細かな選択肢にどちらがいいのだろうと悩みました。 「ここで選択肢なのね!」とこうした細かい分岐まで楽しめました。 結論を出すための思考整理部分などの細かい選択肢も、頭を捻りつつ楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 蜘蛛男さんや鳥乙女さんたち仲間と一緒に挑んだ『幸運の家』の謎の物語、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • FestivalDress
    FestivalDress
    主人公の衣装がどれもかわいいので全種類着せたくなってしまうゲームでした。 衣装づくりの時に選ぶお菓子類も大変可愛らしく、あれもこれもといつの間にか欲張り状態に。 シグマさんが「リネンちゃん最高だよ!」と言いたくなるのも分かります…! デフォルトの衣装も可愛いのですが、もうどの服を着てもリネンさんが可愛くて仕方がないです。 満足するまで何度でも何度でも作り続け、着替えてもらい、アピる(可愛いのでもちろん優勝しかない) キャラクターとの会話&プレゼントで衣装がキーになることがあり、その衣装を「ああ、いいとも! 見せてやるぜ!」と熱意を燃やし、裁縫の達人状態で作り上げたりもしました。 もちろん、皆の衣装もちゃんと集めました! これだけの衣装を差分として描くのはものすごく大変だっただろうなーと思いつつ、かわいい衣装の数々、堪能させていただきました。 色々集めたりするゲームは難しそうと引け腰の方も、本作はお金を稼ぐ→素材を買う→衣装とお菓子を作る→プレゼントをあげるというとてもシンプルなゲームですので是非トライしてほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 8番目のアリス【完全版】
    8番目のアリス【完全版】
    細部までこだわり抜かれたイラストやデザイン、スチルやムービーなどを使った演出が素敵な不思議の国のアリスがモチーフ作品でした。 イラストがあえての黒影多めで、とても良い雰囲気が出ていました。 @ネタバレ開始 彩度の高いとてもかわいらしい絵柄からは想像できなかったのですが、ガッツリと死ぬので驚きました(涙) が、●番目のアリスの意味がクリアするとすべて分かる仕掛け、素晴らしいなと思いました。 あまり書くとネタバレになってしまうので書けませんが、個人的に「不思議の国のアリス」(モチーフ)の物語でルイスさんが出てくるとは思わなかったので、新鮮でした! どのキャラクターも個性的で画面構成も素晴らしいので見ているだけで楽しい・美しい・かわいい・時々ちょっと怖いなのですが、個人的にはアリスのお姉さんが一番好きでした。 @ネタバレ終了 アリスモチーフのダークな世界観を楽しみたい方に是非にオススメしたい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Re:versible/Re:incarnate Te:njik
    Re:versible/Re:incarnate Te:njik
    恐らく今年のフェス作品で一番プレイ時間が長かったかな?と思う大ボリュームのゲームでした。 コメディからサスペンス、ミステリ、あとちょっとホラー要素もあるかな?とジャンルも幅広く大盛で、一大群像劇を読みたい方にピッタリくる作品だと思います。 多くのキャラに背面立ち絵があったり、画面に映っていないキャラが話している時には左右に表示された顔アイコンに誰が話しているのかマークがつくなど工夫が凝らされていて、面白い見せ方だなと思いました。 茜川莉奈さんサイドの主な舞台となる天竺島に渡航するのが7日で、9日のお昼頃まではキャラ同士の交流や掛け合いを楽しむ日常が送れますが…そこから先は事態が急転直下で緊迫の展開でした。 @ネタバレ開始 もうゾンビはこりごりです…というセリフには激しく同意でした。 直感が盛大に外れてバッドエンドに遭ったりしましたが、なんとかDay21の先のエピローグまで辿り着くことができました。 推理ミスを含めて朝見さんには何度かお世話になりました。 噂のノーヒント直感でしか選べない二択はきちんとバッドエンドへ行きました…直感がバッドエンドを呼んでしまいました…くすん。 さすがにReversibleとつく作品だけあって、一筋縄ではいかない展開でした。 バッドエンドなのね、これ…という時があって「Reversible!!」と思わず口から飛び出ました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 「棒アイスとアイス最中+1」
    「棒アイスとアイス最中+1」
    陽炎の揺らめきの中に誘い込まれたように、ありえざる出会いが起こる……一夏のボーイ・ミーツ・ガールもので、不思議な体験をさせていただきました。 基本的に一本道だったのでトゥルーエンド到達までも難しくなくて助かりました。 @ネタバレ開始 選択肢の中に「起きる」という夢オチエンドがあったりしましたが、やはり時間軸のズレによる主人公と女の子のすれ違い、奇妙さと後ろ髪引かれるような余韻のあるアイスを買うトゥルーエンドが好きでした。 @ネタバレ終了 ふと振り返ったらそこにいたような気がする、一夏の気まぐれが見せた夢のような不思議な時間が体験できる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 星を待つ片月
    星を待つ片月
    何を言ってもネタバレになりそうなので、あまり多くは言えませんが、2周目までプレイして初めて本作をプレイしたと言えるような仕掛けがたくさんありました。 2周目は1周目とは違った景色が見えるので、これからプレイされる方にも是非2周目までトライしてほしいです。 @ネタバレ開始 とても切ない気持ちになりました。 ある意味では青春の中にある生々しい傷のような、もどかしさとやるせなさを内包した独特の痛みにも似たものを感じました。 @ネタバレ終了 星を待つ片月というタイトルが秀逸だと思います。 2周目を終えた後に見ると、じんわりと心にくるものがありました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 雨音歌う箱庭から
    雨音歌う箱庭から
    延々と降り続ける雨、今日も外には出られない。ずっとずっと雨の音がする。でも、僕はそもそも、この部屋からは出ない……なぜこの部屋に居続けるのか、その謎が紐解かれたとき、衝撃の事実がありました。 タイトルの可愛い女の子から「この可愛い女の子とキャッキャッするゲームかしら?」なんて浮ついていたのも束の間、いやいやこれはちょっと毛色が違うぞとすぐに気づき、主人公は監禁されているのでは?と思いながら進めていると…。 @ネタバレ開始 エンド5の真相へ辿り着くルートで主人公が誘拐・監禁された被害者であるという事実が突きつけられ、君(雨さん)がいわゆるイマジナリーフレンドのような存在として主人公が主人公自身を支え続けるための最後の砦として一緒にいたことに、すべての納得がいく終わりでした。 犯人に対しては、子どもがほしくて誘拐した…だ、と? そんな理由で人二人、いやご家族含めると何人の人生を狂わせたのか分からせてやる必要がっ…!と私の中の死神が覚醒しました。秒で。 主人公が誘拐されたのはかなり幼い頃なので、勉学・社会性はもちろん、監禁されて体力も落ちているのであらゆる意味でハンディを負ってしまっている状態ですが、どうかお姉さんの分まで人生を取り戻して生きていってほしいと思いました。 @ネタバレ終了 タイトルからは想像もできない重たい話が待ち受けていましたが、これからの主人公の未来に幸あれと自然と願わずにはいられないお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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