SHIAのレビューコレクション
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青柳奇譚突如現れた得体の知れない生き物を倒したら、口から女の子が…!という衝撃の展開、しかも「お主たちこそが国を救う英雄じゃ!」と言われて、現世からからかぜ国に転移してしまうという…始まりから既に「どうなっちゃうのー!?」と先が気になる本作、国に合わせた和装にお色直しした皆さんが素敵です! @ネタバレ開始 タイトルの鬼さんたちはいつ出てくるのかなとワクワクしていたら…まさかの敵対する方々だったとは…! そして様々な思惑を孕みながら熱いバトルが何度も入ってきて、どうなるのかと手に汗握る展開が面白かったです。 バトル系のスチルはどれもとても格好よく、カナタ・クイチさんのスチルは美しくも凛々しくて思わず魅入りました。 また、ヒイラギさんの舞のスチルが文章も相まってとくに印象的で美しかったです。 カナタ・クイチさんが死んでしまわれたと思っていたので、和解のシーンで登場して「無事だったんですね、よかった~!」と胸を撫で下ろしました。 とにかく強いキタハルさんが容赦なく斬ってしまわれたのかと…(涙) リエさんはからかぜ国のある世界に残ると言っておられたので、そこはかとなく二人は相思相愛…とまではまだいかないかもしれませんが、二人の間には二人の未来が始まる感じがしたので「幸せになれたらいいな」と思いました。 人も鬼も、今度こそともに幸せになれますように…。 @ネタバレ終了 エンドクレジットで流れる歌声、本編で流れる和なBGMもとても印象的でした。 なにより、皆さんの綺麗な着物姿は、本当に眼福でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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森の中の檻「俺、誰?」と記憶喪失になってしまっている主人公の和夜くんと彼を取り巻く魅力的な登場人物たち、いったいどんなストーリーになっていくのか目が離せませんでした! 開始してすぐ、めにゅーボタンがかわいくてとにかく気になりました。 @ネタバレ開始 和気藹々とした雰囲気から一転、第一話『美奈子』が始まったあたりから「怖い…めちゃくちゃ怖いのですが…!」とホラーはとにかく苦手なチキンプレイヤーはビビリまくりでした。 「つか…あと4回もあんな話聞くの?」←和夜くんのこの発言は、激しく同意!でした。 ずっと同じような流れで行くのかなと思っていましたが、違いました。 クローズド・サークル化したあたりから、先が気になって気になって、読む手が止まらなくなりました。 ここは物語が一気にドッと動いて、すごく面白かったです。 「なんでみんなバラバラに動くの…そういうときにはみんなで一緒に動くか、みんなで一緒にいる方がマシだよ…」と思い、次から次にバラバラに動くキャラクターたちには「フラグ立つから!」とハラハラしきりでした。 そこかーらーの、どんでん返しに「やられたー!!」となりました。 いや、本当にあの流れからさらに流れが変わって、本当によかったのですが………思いっきり騙されました!! ラストの展開にはとてもビックリしました。 特に和夜くんのエンドは他のキャラクターのエンドと比べるととにかく毛色が違っていて、鳥肌が立ちました。 だから記憶喪失だったのかと納得もしましたが、最後のあの言葉は…ズドーンときました。 ちなみに、一番初めに見たときから俊さんのシャツのお団子柄がずっと気になっていました(笑) @ネタバレ終了 読み始めたときと終わりでは全く印象が異なるとても面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ラストブルー - A adolescence summer -本来は青色だったキャンバスの上にいつかの日に塗られた黒、その黒の上から再び三人の手で青を塗り直していくような物語でした。 @ネタバレ開始 主人公の理玖さんが思春期だからなのか元々の気質なのか、結構な後ろ向きさでなかなか感情移入が難しかったですが、最後の三人の和解のシーンはわだかまりが解けてよかったねというあたたかな気持ちになりました。 後ろめたいことというのは早く言ってしまえば意外とその時に片が付くことが多いのに、言わなかったがゆえにどんどん重たくなっていずれ咽喉に詰まって、最後には自分を雁字搦めにしてしまうものなんですよね。 理玖さんもご多分に漏れず過去の自分がしたことに囚われて動くに動けず、それが自分の首をどんどん絞めていく様子が人の業であり性でもあるんだよな…と思いました。 碧海&蒼空姉妹も含めて、高校生という子どもから大人へのグラデーション時代にしか見えない甘さや苦しさがギュッと詰まっている物語は、大人になった今だからこそ「ああ、そういう時期なんだよね」と見られることに気付きました。 特に碧海さんの変わりたくない、変わってしまうのが嫌だ、聞きたくない、知りたくないと小さな子どものように先に感情が迸ってしまう部分などは「ああ、人生で一番不安も大きい時期なんだよね」と遠くから見守る気持ちになっていました。 クリア後の数年後のお話は三人の人生が大きく変わってもまだ関わりが途絶えていないこと、また夏が来るたびにこうして会おうと希望を感じるあたたかな終わりで、気持ちよく終われました。 @ネタバレ終了 全体的に彩度の高い青を基調としている本作は、とても夏らしい雰囲気の作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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A BRAVE DAY開始早々バッドエンドを綺麗に二つ回収するという主人公的には悲しすぎる始まりとなりましたが、三回目の正直で無事に告白させてあげられました。 @ネタバレ開始 初回はエンド5へ到達しました。 廊下で手を振る主人公に振り向く篠田さんがかわいいです。 その後エンド2→1→1…と1が続いたので攻略にお世話になって他エンドと6も到達しました。 攻略がないと奇跡的に自力到達した3つのエンド以外に到達するのはかなり厳しそうだったので助かりました。 特に6には自力では辿り着けなかったと思います…。 横山くんがセッティングした突然の告白Dayではありましたが、一日の行動で気軽に話しかけられるような友人になったり将来的に一緒にお出掛けできる関係になる未来が待っていたり…と、エンドによって関係性もかなり変わるため「彼になるべくよい未来を!」と恋のキューピッドをしている気分でした。 屋上で話していたときの「耳が壊れた!」の会話は特に面白かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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無限の月空本作はTLでお見かけしたときからずっと気になっていて、フェス中に絶対にプレイしようと決めていました。 冒頭~OPに入るまでにもう期待度MAX、これは私の大好きなやつだ…!とクリックする手が止まらず、最後まで一気に読了となりました。 作者様の過去作(と某御方の作品)を遊んでいるとちょっと嬉しい展開もあり、頬が緩みました! @ネタバレ開始 映画、さいこぉーーう!!!!という声が出たのは私だけではないはず(笑) いやもうまさかまさかの映画に、テンション上がりっぱなしでした。 もちろん本筋も面白いのは当たり前なのですが、本筋に入ってくる一馬くんたちのお話にはもう頬がこぶとり爺さんのこぶ並みにゆるんゆるんになりました。 「ハッピーエンド最高…尊い…幸せな二人(←ウェイト的には圧倒的に有紀さん偏りですが)尊い…もう一回観ないと…むしろ週替わり特典をすべてゲットする勢いで観ないと」…と頭の中にお花畑が咲くくらいもうサイコーにサイコーでした。 そして、そんな幸せの後のソラさんと桐子さん、新吾さんたちの物語は「なるほどそれで映画館で…!」「それで素晴らしいワンピースの御姿で!」「金属バットの凛さんよき!」「桐子さん怖いよ桐子さん」などなどたくさんのことを感じました。 一つだけもどかしさに悶絶したのは「新吾くんどうしてそうなるのー!」とカフェでの映画制作中止のときでした。 言わないほうがいいとか「言ってもらえないほうが不親切だし不誠実だし!」と、ここはもう「新吾くん! それはだめー!」と画面の前で椅子に座ってくねくねしました(キモイから) 影化したソラさんと対峙したときにきちんとこの辺りの蟠りがとけて本当に良かったです! 影化から元のソラさんに戻った後の『無限の月空』上映は、最初からクライマックス状態で、ここは読んでいてワクワクが止まりませんでした。 四番バッターの凛さんがバット引きずり出した時は「凛様の出陣じゃ!」みたいな声が脳内で響きました(バットを口元に持っていく凛さん大好きです) 麻耶さんがキャットパンチを繰り出した時は、麻耶さんがかわいすぎて笑顔になりました。 何気にお師匠様も可愛かったので、大活躍な展開が嬉しかったです。 最後のエピローグ的なシーンでの凛さんが「一馬くんが気になって~」のときのオーディションの逸話は、さすが有紀さんでした(昇天) もう好き。そんな有紀さんが好き。大好き!です。一馬さんとお幸せに! クリア後のオマケがまた面白く、特にバク宙失敗エピソードはご友人のお話だと聞いて「まさかの実話!」と衝撃を受けました。 いつか作りたいがこうして形となった本作に出会えて一プレイヤーとして本当に幸せでした! 今回、黒幕である桐子さんと決着がつかずに終わってしまったので、いつかコルトパイソンが火を噴く日を楽しみにしています! @ネタバレ終了 今作もとても面白くて夢中になってプレイさせていただきました! 素敵な作品をありがとうございました!
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琥珀くんとはじめての記念日。元気いっぱいな琥珀くんとの1年記念日、楽しませていただきました! ちょっと子どもっぽさが残る琥珀くんのかわいさに元気をもらいつつ、お互いやっぱり1年記念は特別なものだったんだなーと微笑ましいやり取りを見てこちらもニコニコしました。 @ネタバレ開始 指輪は重いかもーと思いながらも、主人公さんのことが頭に浮かんだからと言ってくれる琥珀くんが素敵でした。 いつかその指輪がもっともっと違う意味の指輪として登場するかも…と、思わず期待してしまうぞ琥珀くん。 主人公さんの用意したお揃いのストラップも、思わず麦茶を淹れるのが注意散漫になってしまうくらいアレコレ考えてしまうところが青春!という感じでした。主人公さんもかわいいです。 さらに1年後の琥珀くんがとても大人びていて驚きました。 大人らしさと同居して元気いっぱいの琥珀くんらしさが残っていて、カッコ良さとかわいさで最後は二人がこの先もずっと幸せだといいなーと思いました。 二人のこれからを応援したいので、琥珀くんの大好きなポテチのご当地限定詰め合わせセットを贈りたいと思います。 @ネタバレ終了 一緒にいるだけで元気をもらえる琥珀くんとのはじめての記念日+α、楽しませていただきました! ありがとうございました!
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本当のイミテーション<Is sympathy a sin?>両耳が切り取られている遺体が発見された―――という大変ショッキングで連日お茶の間のニュースに上がりそうな事件が起きる本作、急にポンコツ捜査官のスイッチが入り最後までノンストップ読破でした。 一つの事件ではなく複数の事件が複雑に絡み合い、最後には一本に繋がるという読み応えのある作品でした。 あの人物がこっちに関係していると思ったら、あっちにも関係しているのか!と、終盤にいくにつれて加速度的に明らかになっていく真実にワクワクが止まりませんでした。 @ネタバレ開始 犯人の動機に関しては、言語化されて初めて「何を考えていたか」を知ることはできても、根本的な部分への理解は難しかったです。 「そういうことだったのね」と表面上で理解することはできても「なるほど! わかるよ!」と根本的な部分への理解はならず、なぜそんな形に拗らせたのかという視点に落ち着きます。 それが一線を超えた者と超えていない者の見えている世界の違いなのかなと感じました。 彼がいざ春さんを…と当初の通りになった後で、叔父の自首に「彼女と僕の関係性に嫉妬して手柄を奪った」と急に思考回路が「いや、どう考えたらこの一瞬でそうなる?」という方向にシフトしたので、彼自身が元々誰かとの関係性を築くことに対してなにかしらの阻害要因を持っていたのかなと感じました。人格形成においてなにかあったのかなと深読みしました。 犯人に対してはどうしても根源の理解まではいきませんでしたが、話は最初から最後までとても面白く、綺麗にまとめられた終わりかたでしたので読み終わったあとまで余韻がよかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Bon appetit拉致された恋人のために主人公が出される料理を完食する…という見たこともない不思議なストーリーに、初めからワクワクが止まりませんでした! 料理に関しては、食べて大丈夫かしら…と思わず手が止まってしまいました。 @ネタバレ開始 …話の流れ的に、一品目からして人肉を出されているのかと思いました。 しかも、状況的に実はもう自分の恋人は殺されていて、その肉を食べさせられているのかというところまで想像しました(汗) 虐めたほうは「そんなことあったっけ?」と覚えていなくても虐められたほうは一生死ぬまで忘れないんですよね…主人公が虐める側だったこともあり、さまざまなバリエーションで死んでいくのは自業自得の面もあるよな…と納得しながら死に様を見届けたりもしました。 すべてが謎だらけで右も左も分からない状況の中から、断片を通して少しずつ物語の真相が見えてくる趣向、大変素晴らしかったです! イジメ、ダメ、ゼッタイ。という言葉で締めたいと思います。 @ネタバレ終了 異質な状況に目が行きがちですが、物語の根幹にあるテーマに思いを巡らせると色々と考えたくなる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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「真夜中のクロッカス」数か月後に嫁ぐ私が祠で出会ったのは、紫という一人の少女―――から始まる、大自然に囲まれた中でのちょっと怖くそしてほんわりと幸せな気持ちになる物語でした。 OPムービーにアニメを見ているみたい~♪と思っていたら、一瞬とてつもなく怖い何かが映り込んでホラーが大の苦手なビビリチキンは頭がパゲるかと思うくらい心臓が縮み上がりました…。 @ネタバレ開始 魄さんも紫さんもデザインがとてもかわいいので、二人が同時にスチルに映っていると思わず笑顔になりました。 土蜘蛛様のお話が出てきた時は「あ、知ってる!」と思わず心が浮き立ち、この辺りは読むのも前のめりになりました。 なお、この後の祠で【何か】として出てきたときには私の心臓が停止したことを付記しておきます(笑) あ、こちらの御方が土蜘蛛様でしたか…(震え声) 土蜘蛛様にお願いして村で起きた真実を2人で見にいくときは、画面の前で私もすごく緊張していました。 じわじわと後ろで鳴るとても暗い背景BGMが効果的で、怖いものを見ている…とドキドキしていました。 真実はある意味で予想通りでもありつつ、商人の首スパーンは「あ…」となりましたが、そんな紫さんを魄さんはすべて丸ごと受け止めて「今度は私が紫を変える。私を選んで」と二人で見つめ合っているシーンは胸にじんわり響きました。 最後の夜明けの背景は本当に美しく、二人のこれからの未来に灯る希望のように見えました。 おまけの魄さんの家族やつっちー様のイラストとても可愛かったです! また、おまけまですべて見ると変わる爽やかなタイトルイラストに胸熱でした…二人ともめちゃくちゃかわいい…!!! 最後に。 土蜘蛛様、怖いー!!とビビリ散らかしてすみませんでした…実は紫さんをずっと護っていたとてもおやさしい方だったのに…! @ネタバレ終了 タイトル含めてところどころで動くキャラクターたちがとても魅力的でお話も面白く、クリアまであっという間でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ビャクイ大学ユウレイチャットユウレイチャットってなんだろう…と思いながら「怖かったらどうしよう…ええーい、ままよ!」とプレイし始めた本作、双子姉妹に「かーわーいーいー」なんて浮かれ気分で「ほいほい異界ね、異界♪ 憂花さんかわいい~♪」と軽く読み進めていたら…。 @ネタバレ開始 送ってきた写真んんんんんんんんんん!!!!!!となりました(涙) いや、怖すぎますよ、怖すぎますよ!! 思わず2回早口で言ってしまうくらい怖すぎますよ!!(3回目) 霊感がないのに見えるのなら、それ実在する人物ですよね、つまりあなた誰!? Who are you!? …と、画面の前で非常に震え怯え慄きました。 本作はここが一番怖かったです。 その後は怖いというよりも面白いで進みました。 主人公はそもそもどこの誰なの?と思っていたので、要留さん放った真実が腑に落ちました。 主人公的には最後の終わりかたは納得できなかったかもしれませんが、元々死んだ理由が死んだ理由だったので、プレイヤー的にはむしろスッキリしました。 @ネタバレ終了 逢魔が時に迷い込んで抜け出してきたような、不思議な体験ができる面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!