heart

search

SHIAのレビューコレクション

  • マッチョの奇妙な冒険 ダイキョウキンは砕けない
    マッチョの奇妙な冒険 ダイキョウキンは砕けない
    起動して一秒「え? なんて?」と、再生された御声に戸惑いつつのはじめマッチョでした。 作者様の素晴らしい感性の作品に触れると、脳からアドレナリンなどとは別の異次元物質が出ている気がする今日この頃です。 @ネタバレ開始 みっ、みっちゃん! みち! みちみち!(再会の挨拶) 新たなマッチョに栄光あれ! みち!(激励) と、みっちゃんと再会して挨拶しているうちに選択のきんにくが出たので、セーブしまして。 どの選択肢も読んでいるだけで何次元か新しい世界がひらけましたよコポォ!! 龍神の兄貴だけは少しだけ毛色が異なる感じで、なんとなくこう…「Loveピーチドラマ」な感じでそこはかとなくシネマティックきんにくの香りがしていたのですが、その他の選択きんにくは、新たな次元を喚びこんでいました! 特に印象的すぎたのがマスターとチャー・ハンでした。 後者のチャー・ハンはワールドワイドに話が広がっていたためか、無限のきんにくを感じました。 そしてチャーハンの無限の可能性も…!! 途中でチャーハンの師匠と呼ばれていた方の一息に込められた情報量が多すぎて、画面の前で大量に草が生えました。 何言っているか理解したくないんだけれど理解してしまう会話に、終始「ww」でした。 どこをどうひねり出したらこんなダイナミックでパワフルきんにくなシナリオが書けるのだろうと思う、今回もとても面白い作品でした! @ネタバレ終了 今回も脳に新たな刺激をもらえるとても面白い、素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 二縄村に冬が
    二縄村に冬が
    弟から姉への愛の濃度と量がとにかくすごいと総括したくなる、萩平くんが一番印象的な恋愛ゲームでした。 主人公のためならなんでもやる・できると言っても過言でないくらいの気概を見せてくれる萩平くん、お姉さんを心から愛していることがあらゆるセリフの端々や行動に出ていました。 @ネタバレ開始 「どんな色でも似合うに決まっているだろ」など他の人のルートでも会話の中に的確にお姉さんLOVEを注入することを忘れない萩平くんのルートに真っ先に辿り着き、しかもハッピーエンドに辿り着いたためか、本作ではこのエンドが最も印象的でした。 一緒に一夜を過ごした時の思い溢れた暴走っぷりも見ていて「お姉さんに対するこの愛の量よ!」と感じ入りましたが、いざ姉弟でありながら夫婦の関係にも発展したときは「幸せになってね!」と思いました。 最後の2人で手を繋いでいるスチルはもう本当に素敵だったのですが…エピローグは驚くしかなかったです。 本当に何でもやっておられた…。 藤左さんは、頼りがいのあるお兄さんという感じでしたが…想像以上に肉食系でした。 見ていて「いい…すごくいい…」と呟いてしまうシーンが多かったです。 特にHappyEndは主様のことを考えただけでお布団で寒さ凌ぎをすることになるとは…いや、大好きです!! 大好物です! 白無垢もすごく美しいですし、ウインクは反則すぎてキュン死してしまうところでした。 印象的だったのは萩平くんでしたが、個人的には藤左さんが一番好みでした。 梅太郎さんは、実はとってもかわいい人だったのだなーとルートへ入ってから感じました。 他のルートでは神様だけどよく掴めない御方だな…とも思っていましたが、ご事情が分かってからはむしろとても親近感が湧きました。 なんと言うのでしょう…主人公さんの1000年に一度くらいは喧嘩をするかもしれないけれどまた話し合って~に始まる圧倒的な包容力があればこの2人はずっとずっと幸せにいられると思わせてくれるルートでした。 人の身では到底叶わない長い時間だからこそ、幸せになってもらいたい人でした。 すべてを読み終えた後のタイトルにポンッと推された判子、かわいくてちょっと嬉しくなりました。 @ネタバレ終了 一度見たエンディングは回想からも閲覧可能で、エンディング数も残りいくつあるのか目安にもなって親切でした。 また、章背景やUI、ロゴなどもとてもオシャレでした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    不思議なタイトル、独特のモノクロの画面、どことなく漂う陰鬱な雰囲気…世界観がとてもしっかりしていて、どっぷりと作品世界に浸からせていただきました。 @ネタバレ開始 掬い上げたいと思ったものが、ぜんぶ次から次に零れ落ちていく感覚というのでしょうか…画面がモノクロであることがさらに作品全体に漂う救われなさみたいなものを引き立てていたと思います。 合間合間に入る誰かの言葉もとても印象的なものが多く、刺さるものばかりでした。 また、主人公の家に天使になりたいと押しかけてきていた女性などのほんの少しの脇役にも「ああ、救われたいんだな…」と分かる縋りつきたい気持ちなどを吐露する人がいて、そうした救われなさも世界の持つ残酷さに拍車をかけていました。 1→3→4→2の順番でエンドを見ました。 自分の知らないところで死んでしまう命も、自分とともに歩もうとしてくれる命も、どの命の重みもとても重たくて尊く感じました。 特に令城さんの「初めてあったときからずっと、生きてていいって~」のシーンの「バッカじゃねぇの」は本作でもとりわけて心に残ったシーンです。 その直後の二人の会話と「愛だよ!」の涙の結末が本当に救われなさすぎて…プレイヤーとしては本当にひたすらに落ち続ける感覚が辛かったです。 @ネタバレ終了 読み終わった後はハッピーエンドのあたたかさとは無縁ながらも、灰色の雨の中で澄んだピアノの音を聞いているようなしっとりとした余韻が残りました。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 無色の地図
    無色の地図
    起ち上げたら真っ暗な画面に表示される「はじめから」「つづきから」の選択肢…どんな物語なのかどころかどんな人物が出てくるのか予想さえできない中でのスタート、とてもインパクトがありました。 @ネタバレ開始 個人的には序盤はつかささんが元気がないためかモノローグを読んでいても重たく感じましたが、舞さんや春香さんら周囲の方のやさしい言葉や気遣いのおかげで重たさが中和されて読み進めることができました。 特に四月一日くんが突然の名前呼びにも快く応じるなど、つかささんの周囲はとてもやさしい人たちばかりでほっこりしました。 VRoidを駆使してのカットインがたくさん入るので、シャワーシーンでのポニーテール結う姿の一連の動作や体育祭の資料室でのお弁当タイムなど、見応えがありました。 特に最後のテニスの試合はカットインがスピード感溢れる入り方をするので、白熱する試合の臨場感が素晴らしかったです。 テニスの試合は、二人がお互いの人生や苦悩などを含めてぜんぶ相手に叩きつけている感じがしたのと、お互い自分がどのような存在なのか・相手がどのような存在なのかを理解するために言葉を尽くしている感じでとても印象的でした。 最後の最後にふっと入り込んできた先生の寄せ書きのお話、そしてその後のタイトル画面の変更がとても心に残りました。 たくさん悩んで、もがいて、苦しんできた中で、ただ一言寄せられたその言葉がとてもあたたかかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 巣喰うケモノ
    巣喰うケモノ
    新人さんは誰がどんな性格で癖のある人か、はたまたとんでもない裏を持っている人なのか分からないものですが…本作も人によっては「なんとなくお察していましたー!」という方から「うん…こんな方だったとは…」という方まで、人間の複雑さが巧みに絡み合っていました。 @ネタバレ開始 一番印象に残ったのは、りなさんルートでした。 (初回は水月さんルートに進み遺体になってしまったので「すまない、新人くん…!」でした) りなさんが「私が救ってあげる立場にいられるように、いつもいつでもいつまでも可哀想でありなさい」という主旨の発言をしたときは「ああ、この人は息もできないほど苦しんでいるんだ」と感じました。 誰かを救うとか、誰かにやさしくしてあげているとか、そういう「他者の役に立っている私」がないと自分がどこのだれでどこに立っているのかも分からないんだな…と。 それくらい苦しいんだなと。 ですので、彼女の涙を見たときは、これが彼女の本心なんだろうなと思いました。 彼女は業務中も「ああ、これでいい。誰かを救っている私はきちんと存在が許されている」と度々感じたりしていたのでしょうか…王国を築き上げた彼女は自ら王国を去り、その後は分かりませんが、一瞬の光を忘れずに自分の人生を歩いていってくれていたらと思いました。 救い続けることに意義を見出そうとしていたりなさんが、ありのままの弱い自分を許し救われますようにと思いました。 @ネタバレ終了 他者の前で取り繕っている仮面も、ふとした瞬間に見せる人間らしい脆さも、すべてが一つに混ざり合って織りなす物語、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • desire&emotion
    desire&emotion
    インジェクシアさんとレジーさん二人のアンドロイドとともに生活するミレーユさんが巻き込まれる事件や二人(+α)との恋、楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 シアさんは感情に突き動かされて主様を監禁してしまったりするルートもあって、愛ゆえに暴走しているところがかわいい人でした。 シアさんルートのミレーユさんは他のルートよりも積極的で、二人をスリープモードにサッと落としたところなどは「仕事が出来すぎる…!」と思わず呻きました(笑) レジーさんはとにかくやさしくて、自分のピンチでも相手を傷つけることを拒んでいる姿、自分の力が人一倍強いことに思い悩んで力加減を頑張ろうとしている姿がとても可愛かったです。 恋愛映画でのポップコーンもよいですが、VRでの密着はもっとドキドキしました。 ???さん(あえて名前は伏せ)は、シアさんルートでもレジーさんルートでも一度も名前が出てこなかったので、実はすごくすごく気になっていました。 なので、ルートへ入るための選択肢が出てきた時は「よしっ!」という感じでした。 ギザギザ歯でくひひ笑いは癖になりますね! 服のご趣味があまりにもよろしいので、オマケストーリーでは「二人ともかわいい!」とずっと連呼しました。 一人前になるまではお預けと自分に課していたのもかわいいですし、ミレーユさんが彼チョイスの服を着てかわいいと言われて赤くなっているのもかわいい…! どの子と結末を迎えても、ミレーユさんとその相手のアンドロイドさんには末永く幸せになってほしいです。 @ネタバレ終了 糖分高めでしっかりキスシーン+αまである素敵な恋、キュンしました&面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • サヨナラを八月に残して
    サヨナラを八月に残して
    「たいして再生されもしない曲をこれからも細々と公開し続けるつもり?」と言われてしまうほど燻り続ける主人公が女の子三人とともに再起して前へ一歩を踏み出す物語…は、あくまで前半部分。 エンドクレジットが始まったのかな…と思ったら、まだ物語は終わりませんでした。 後半の物語もボリュームがあり、全体としてとても爽やかで切ない、そしてみんなとの絆があたたかい物語でした。 どの子も個性的かつとてもかわいくて、特に幼馴染のほのかちゃんがとにかくかわいい! 主人公にはかわいいほのかちゃんを幸せにしてほしいです。 触手が何本も生えた赤色のキャラクター(宇宙人)が印刷された弁当箱、実際に見てみたいです(笑) なお、ほのかさんの「ぎゅぅー」は反則過ぎます。可愛すぎます。(この時に流れているピアノ曲、大好きです!) 音楽も自作とのことで、音量少し大きめにしてプレイしていましたが、胸にグッとくるシーンでは本当に曲がベストマッチで涙腺弱い族の涙腺をビシバシ刺激してくれました。 貴弘くん渾身の「残留!」思念が見事に散った買い出し、プールや肝試しなど含めて、すごく青春しているなーと感じる素敵な作品でした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 輪状スターゲイザー
    輪状スターゲイザー
    とてもかわいい絵柄と美しい星々の背景に、田舎の村で可愛い女の子たちとゆっくりする物語なのかと思ったら、違いました…エピソード1が始まる直前に「ちがーーう!!」と震えることになりました。 @ネタバレ開始 前半の星鳴村に戻ってきて既知の方々と懐かしむところから村長さんが殺されたところで180度ガラリと異なる展開が来て、そのまま夏姫さんたちまで…とショッキングすぎて、暫し放心しました。 待って…まだ再会したばかりだよ…みんな、死なないで…。 とても怖いサイクル事件が始まったのではないかとゆうきさんと話し合っているシーンでは「ワンチャン存命」との言葉に「そんな御年いくつのご老人が人生のラストにワンチャン花咲かせよう的なことしてたら怖すぎるよ!」と戦慄しました(もちろんそんなことはなかったのですが)。 その後、夜になって「星空が美しいとか眺めている場合ではないよ二人とも危ないよー」と思っていたところにまさかの展開で「どうなっちゃうのー!?」と状況が呑み込めないまま、エピソードが終わりました。 「え…し、死ん…?」とやはり、暫し呆然としました…。 プレイヤーが大いに困惑しているうちに、くるっと回っていざ2回目。 ゆうきさんとの「隕石がアクセサリーに~」の部分で「星の光に狂わされたとかそういうこと?」とぼんやり思っていたら、何かを知っているらしい子の名前がミーアさんと判明して、ちょっぴり嬉しいシーンでした。 初登場のときから「とてもかわいい女の子だー、お名前なんて言うんだろう…ずっと???だけれど…」と気になっていました。 くるっと回って早3回目となったときにはプレイヤー側に与えられる情報も格段に増えたためか「あのアクセサリーをなんとかしないと、千花子さんは無限ループから抜け出せないのでは…頑張って!」と応援したい気持ちになりました。 また、3回目からイレギュラーとして現れた亜梨子さんの登場で物語が大きく動き出したことが分かったときは、とてもワクワクしました。 この残酷なループからのどんでん返しがあるといいなと期待せずにはいられませんでした。 記憶の保持者が増えたり、レイナさんのいうあの子だったりと変化と新情報が増えるにつれて、終わりまでが気になりすぎてノンストップで読み続けました。すっごく面白かったです。 最後は無事にループが終わり、次の朝を迎えられてホッとしました。 また来年、二人が同じ場所で星空を見られますようにと思いました。 驚くほどスチルが豊富で、特に正子さんが崖の上から「感染者は、いない」と落ちるために振り返ったシーンのスチルと、皆が手をつないで川で横になっているスチルは飛び抜けて好きです。 アイキャッチで千花子さんや明里さんがこっくりこっくり…したりするのもとても可愛かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 失われたクロニクル
    失われたクロニクル
    気がついたら病院にいて記憶障害、しかも真っ暗な病院というだけでも十分怖いのに水道を捻ったらブシャー!!という冒頭の部分で既に逃げ出したくなりました。 血まみれの病室を見た時点で縮み上がっていましたが、いざ深夜の病院を徘徊です! @ネタバレ開始 診察室で「ぎゃああーー誰ですかあなたはすみませんなんか私の知っている一般的な女性の範囲内の姿ではなくて思わず変な悲鳴が出てしまいましたごめんなさい今すぐここから去りますのでこっち来ないでください本当にすみません(ここまでノーブレス)」という声が口からシュババババと出てきました。 「今すぐその腫瘍を切除してもらったほうがいいですよー!!」と言いたくなる怖い女性を見て、心がへし折れかけました。 探索を続けていたら電話がかかってきましたが、怖いのでもちろん取りませんでした(怖くて半泣き) 一周くるりと回っていよいよ舞さんとご対面したときに、真相を教えてくださった異形の女性の口からサラッと出てきましたが、あの心霊現象、イタズラだったんですか…! 数々のイタズラ、とても怖かったです。 生まれながらの真なる天才である舞さんが、自分の臓器を魔術で提供しているくだりは「舞さん、もっと自分を大切に…!」と思いました。 無事にトゥルーエンドを迎えましたが、異形の女性はまた今後どこかで会うこともあるかも…と残していったので、もしかしてまたどこかで会う日が来るのかも…!?と少しドキドキしながら読了となりました。 @ネタバレ終了 自分だったらどちらを選ぶか…思わず悩んでしまう選択肢が多く、読み応えがありました! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 私の声が聞こえますか
    私の声が聞こえますか
    ハロー、灯野さん。高峰先輩と黒木くんの心に響くやさしい物語、癒され元気をいただきました。 感想、聞いてくれますか? @ネタバレ開始 皆が想定する「普通」の枠から少しズレていると扱われる二人に大変共感・感情移入して、EXTRAのバッジ獲得までノンストップで読ませていただきました。 「聞こえていますよ」の言葉が自分の世界にもたらされることを高峰先輩がどれほど切望していたかと思うと、先輩の涙には画面の前の私も一緒になって涙が出てきました。 プレイ中、長野くんの存在は物理的以上に精神的に大きいな…と思いました。 誰か一人でも「いや、黒木は黒木だし」という態度で接してくれる人がいるかいないかは、本当に大きいことだと。 クラスメイトや先生が、からかったり、もっと頑張れ=もっと普通になるように努めろと黒木くんを「これが普通だと思いたい側」に合わせるように強要するのと異なり、長野くんは「声が小さいからもっと声を出せ」みたいなことを言わなかったですし、彼自身がそのままの黒木くんと話をしたい・黒木くんが何を言っているか聞きたいと思っていたのかなと感じました(聞くことにだけ意識を向けているわけではなく、黒木くんそのものに意識を向けて話している・聞いている感じでしょうか) 長野くん自身が生きづらさみたいなものを感じていたので、特にそう感じました。 普通ってとても難しい言葉で、「普通はこうでしょう」「普通こうするよ」(+「出る杭は打たれる」≒「出る杭は打たれても仕方ない」)と人生で何度その言葉を叩きつけられたか。 私も普通からズレていると扱われる側だったので、本作はとても心に響きました。 もっとこう…本作から感じ取ったものをたくさん言葉として書きたいのですが、フィーリング的な言葉にできない形で感じるものか多かったので、自分の中でほんわり灯った光のようなこの感情を大切に胸にしまっておきたいと思います。 黒木くんも高峰先輩も「なんでもっと普通にできないの?」みたいな言葉をたくさん叩きつけられる側だったと思うので、エンディング後の二人には苦しんだ以上にたくさん幸せになってほしいです。 これから先の未来にも、二人ともが自分の持つ個性が相手の世界に受け入れられにくいときもあると思いますが、どうか世界が色々な個性を持っていることに今以上に寛容になってくれるように願います。 起ち上げたときの先輩の美しいスチルに始まり、手を差し出したり一緒に花火鑑賞だったり…先輩の数々の美麗スチル、見る度に「う、美しい…! 先輩、素敵!」と心が弾みました。 長野くんとの友情スチルも「こういう友だちがいるっていいよね! サイコー!」と二人の楽し気な様子に自分まで楽しい気持ちになりました。 エンドクレジットの見せ方が素晴らしく、本編で一度見た後で、EXTRAからもう一度見ました。 先輩が口にしていた友人たちとのすれ違いなどがシルエットで効果的に描かれていたのも、黒木くんの受験が厳しいスタート地点から始まって付箋たくさんの赤本で追い込みを頑張る様子も、セリフなどは何もないのにすべてが伝わってくる見せ方、心にストレートに響いてきて大好きです!! @ネタバレ終了 プレイし終えた後、とてもやさしい気持ちになり、そして自分の心まで癒される素晴らしい作品でした。 「私って、なんで皆と同じようにできないんだろう…」 「私って普通と違うのかな…おかしいのかな…」 そんなことを感じている方には、特にプレイしてほしい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示