エヌエヌのレビューコレクション
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藪の中は、夏キャライラストが印象的で気になり、プレイせずにはいられませんでした。 ゲームを開始するボタンからしてドキドキさせられます。 ストーリーは、予想を超えた展開で驚愕しました。真夏の白昼夢のような物語でした。 @ネタバレ開始 フィクションというものは虚構を大前提にしたものであり、どんな嘘の物語を作っていくかということだと思います。 その中で、あることを真実と思わせ、また、それは嘘だったとばらす。 これは、バランスを少しでも間違えると、受け手がついていけず、ストーリーが破綻し、無茶苦茶にしかならないものですが、それを絶妙なコントロールで見事に描いていて、すごかったです。 真相は本当は何なのか、あの結末で、本当に終わりなのか? と想像はさらに膨れ上がります。 女の子は実は……と色々と妄想が進みます。 復讐というよりも、歪んだ愛の形として、お揃いの聖痕めいたものを得たかったのではないかと思ってしまいます。 思い出を語るあの口調は、まさに恋の話を語るそれとしか思えませんでした。 文学作品をこうした形でゲームに活かすというのは、読書好きとしては嬉しくなるものでした。 素晴らしい作品をありがとうございました。
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転生したら記憶喪失でカレー屋だった件綺麗なイラストに惹かれてプレイしました。 カレークイズはなかなか難しかったですが、間違えても大丈夫な親切設計になっていて、ありがたかったです。 失われた記憶の内容に対する期待をどんどん高めていくストーリー展開に、一体どんな真相が待っているのかと思いましたが、予想をはるかに超える驚愕の真相でした。しかし決して無理やりな真相ではなく、色々なところに丁寧に伏線が張られていたのだと感じました。 素敵な物語をありがとうございました。
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カノジョクイズ最初にプレイした際は、可愛いイラストにドキドキするとともに、やや違和感を覚えました。 次は全問正解を目指して進めたものの、高まる違和感。そして驚愕の展開。 恐怖の見せ方が、見事に鮮やかで素晴らしかったです。
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魔法少女にうってつけの日最初の主人公の登場シーンだけで、すでに情報量が多すぎて、破壊力がありすぎでした。 キャラを動かす、というレベルをはるかに超えた超絶のモーションは、ある意味感動でした。この動きは癖になります。 バッチを全部集めたくなり、何周もしていたら、宇宙の真理を知れたような気分になれました。 ありがとうございました。
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あかねくずしオープニングからもう楽しすぎました。 見慣れた教室がこんな形で出てくるとは思いもよりませんでした。 あかねちゃんの表情も可愛く、特に驚いたときの顔が好きです。 まさかティラノでブロック崩しができるとは思わず、ティラノの無限の可能性を感じさせてくれる素敵なゲームでした。
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はこにわのみこ小さなドールハウスを覗き込んだような、可愛らしい世界でした。 ちょっとした仕草や部屋の小物なども、すべてが可愛いです。 1日1日を丁寧に生きていくことの大切さを感じ、明日はどんな日になるんだろうと思って、ワクワクして読み進めました。 そのうち、だんだん明日になるのが怖くなって、ずっとこの瞬間が続けばいいのにと思うほどでした。 ハラハラしましたが、最後の最後まで物語を見て、本当に良かったと思いました。 素敵な作品をありがとうございました。
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コーヒーのくに絵本を読んでいるかのようなイラストが可愛らしかったです。 無意識のうちに「当たり前」を押し付ける・押し付けられることを考えさせられました。 何に置き換えて読むかによって、自分がどちらの立場にもなりうることを感じます。 バッチを見つける過程が、とても感動的で、その瞬間、様々な感情が押し寄せて来ました。 とても優しいまなざしにあふれた作品でした。ありがとうございました。
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あかいろきみと、しあわせに夕焼けに染まった電車の中、とても詩的に語られる物語が印象的です。 二人の雰囲気がとても良くて、こんなにも切なくて、物悲しくて、 美しい光景があるのだと見とれました。 グロテスクな場面も静かに淡々と語る口調が好きです。
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儚き魔術師は虚無に棲む数学を魔術として使って戦闘するということをゲーム化した、そのすごさに驚きます。 数学は、かっこいい概念やネーミングが溢れているものの、なかなか理解しにくいですが、その魅力にこうした形で触れることができるというのは、「苦手だけどすき」という身にとって、とてもありがたいです。 可愛らしいイラストも非常に魅力的で、数式を体に刻むことの美しさを知りました。 戦闘シーンのセリフは、どれも口に出したくなるカッコいいものばかりです。 レッスンでは優しく丁寧に数学を学べました(実際のレッスンの姿には、びっくりしましたが、スチル絵で愛を感じました)。 素敵な数学の物語をありがとうございました!
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チダマリ イン グランマハウスいきなりの現場や、すごいことを平気で口にする可愛いキャラたち、 テンポ良すぎる展開などなどに驚かされながら、楽しくプレイしました。 童話の本当の姿って、こうした物語なんだ、とも感じさせてくれるものでした。