heart

search

m某のレビューコレクション

  • 青時雨
    青時雨
    本編5分、あとがき2~3分で読み終えました。 シリーズものということで、過去作「相合傘」の事も作中で出ています。 相合傘を読んだ時は状況描写が綺麗で、読みやすかった記憶があるのですが、それは今作も同様、夏の終わりのうら寂しさと主人公の過去の体験を重ね合わせて上手く書いているなと感じました。出しゃばり過ぎない背景とBGM・効果音も文字を読み進んでいくのに都合がよく、ノベルゲームってこうだよなと字を追っていました。 また、葵ちゃんという存在が物語に色を付けていて、メリハリがあるなと思います。 仲良し以上恋人未満の二人といった風に見受けられますが、次回作での進展が気になる所です。

    レビューページを表示

  • 可惜夜のあがき神社
    可惜夜のあがき神社
    可惜夜最新作プレイしました。 初回ノーマルエンドで1時間20分程。 シリーズを追うごとに、着実に隙のない出来栄えになっているのが感心するところです。 今作も、日本ホラー独特の「ジットリとした湿度」を感じながらも神社へと。 そう、今作の舞台は神社ということで、人知を超えた得体のしれないものを相手にしているという恐ろしさがよく伝わってきました。 毎度恒例謎解きは、悩みつつもしばらく時間を置くと閃いて説き進めていったのですが、1問だけヒントを見ても「?」となり、攻略を見てしまいました。クヤシイッ! そしてトゥルーエンドに達しましたが、なにか大きな謎を残したまま。 次回作への期待度が増してしまいましたw

    レビューページを表示

  • 彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    遊び惚けた夏休み。 照りつける陽ざし、蝉時雨。 理由はわからないのに、思い出を振り返るのには夏が合う。 このおはなしを読んでそう思いました。 同時に、人は立ち止まっていられないのだなと。 エンディングは、タイトルから想像できるエンディングと、 その斜め上を行くエンデイングの二つの二つありましたが、 それぞれに味わいがあって、良いしめくくりだと感じます。 好きな感じのお話でした。

    レビューページを表示

  • あなたのお家に行ってもいいですか?
    あなたのお家に行ってもいいですか?
    ノベルゲームは(特に商用)、ストーリーが盛り上がるまで冗長なやり取りが繰り返され、苦痛に似た退屈さを覚えるものも中にはあるのですが、この作品はそのようなことがなくサクサクと進み、物語が動き始めてからは尚更「この先どうなるんだ?!」という焦燥感にも似た先を知りたい一心で読み進めました。 バッドエンドも終わりまで読めば「なるほど」と思わされる内容で、ストーリーも練りに練って緻密に組み上げられたんだろうなと感心しました。 とにかく、グイグイと読ませる内容で読後の満足感が高かったです。

    レビューページを表示

  • 愛を解く
    愛を解く
    ED2→ED1の順に読み終えましたが、逆の方が後味が良かったかもしれませんでした。それくらい、ED1の終わり方が好きです。 人が人たる所以(ゆえん)は、やっぱりこうだよな、理屈じゃないんだよと、頷きながらホロリとしました。作品のタイトルや、このBGMを選んだセンスたるや、いいものを読ませていただきました。 そのBGM、甘茶の音楽工房さんで探しましたw 春への憧れ(ヒーリングver.)ですね、土に染み入る雨水のように、言葉と音がスーッと溶けて染み入りました。

    レビューページを表示

  • かんさつにっき~Crimson flower.
    かんさつにっき~Crimson flower.
    説明に遭った通り、数分で読み終えることのできるお話。 その短時間の中でも、徐々に違和感というか焦燥感が積み重なられて 先へ先へと読み進んでいってしまう。 @ネタバレ開始 最後、モヤモヤの残る人に対しても「答え合わせ」的なおまけも用意されているので、スッキリしないと落ち着かない人でもプレイできる。 一つ、主人公(読み進めて行く人)がどうなったのか、そっちの方も気になりました。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 重ならない、ただ独り
    重ならない、ただ独り
    舞台が海外?としているためかマイルドになっていますが、日本でもありますよね、じめっとした因習が根付いている寒村。そりゃ若者もみんな離れるわっていう閉鎖的な村。 @ネタバレ開始 そんな村でも、ジェフの奥さんのダリアは戻りたいと言ったのは、やはり死を目前にして人生を振り返った時、懐かしさが勝ったのかなと。 どんなところでも故郷というのは、忘れがたき存在ですね。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 彼と彼女の怖い話
    彼と彼女の怖い話
    READMEに書いてあった「概要:ナンセンスホラーコメディ」を見て、 真反対のものを合わせた不協和音しか聞こえないと思っていたのですが、 説明するとしたら確かにナンセンスホラーコメディでしたw キャラクターは表情豊かで飽きさせず、 忘れた頃に不穏なBGMとともに差し込まれるホラー成分が、 いい具合にピリリと効いていた作品でした。

    レビューページを表示

  • sigh
    sigh
    建物内を歩き回り、比較的短時間で3ルート回収できました。 正に、仮想きもだめし。 あれは何だったんだろう?的な、謎を残したエンドもあり、 不気味さを残したホラー感に溢れたお話でした。 @ネタバレ開始 お化けが怖いが、でも人間が一番怖い。 そういうのってありますよね。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 可惜夜のさかしま町
    可惜夜のさかしま町
    可惜夜シリーズ中最難関で、何度もヒントにお世話になりました。 真犯人というか真相は「そうきたか!」と。 @ネタバレ開始 その真相故にいささか胸糞悪い感じで終わりそうなところでまた急展開、正直「ざまぁ」と思ってしまいましたw @ネタバレ終了

    レビューページを表示