一二七マコト@mclのレビューコレクション
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むちぽちゃ男子バチャフェス会場にて、ぽっちゃり男子の乙女ゲームというのが新しく気になってプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 3種類どのエンドも読ませて頂き、おまけも楽しませて頂きました! オリジナルのBGMが聞けるのが良かったです!! 個人的に「エモいの」が特に好きで聞きながら感想を書いております。 主人公が勇ましくて、この主人公ならハーレムエンドもありかもしれないと思いました。皆が幸せならオッケーです!👍 他エンディング後に解放されるおまけシナリオからも主人公の勇ましさと心強い優しさに読んでいてふふっと自然と口角が上がりました。 個人的には自身の見た目も気にしつつ時にツンデレな愛月くんを応援しております。 @ネタバレ終了 本編もおまけも充実しており、楽しい時間を過ごせました! ステキな作品をありがとうございました! -
黒聖夜のうたSNSで制作しているのを見ていて可愛らしいキャラクターがどうなるのだろうと気になっていたので、プレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 先輩大好きでひたすらに可愛いけど実は影もあるメリーニコちゃん、丁寧で穏やかででもメリーニコちゃんの危機に颯爽と現れる先輩・クララウス先輩、威厳もあるけどお茶目さ(雪だるま作っちゃう)や親しみやすさが勝つ安心の上司・クロヒト大統領、偏見なく優しくでも冷静に世の中を俯瞰するトルエルちゃん…そして悪い子にいい子にたくさんのキャラクターが短い時間の中にたくさん出てきて、充実した早めのクリスマスを過ごせました! メリーニコちゃんが本当に健気で…ハッピーエンドルートでわかるメリーニコちゃんとクララウス先輩の過去(おまけでも明かされていましたが)で「そうだったのか~!」となりました。悪い子にお仕置きをするのがブラックサンタの仕事だけど、子どもを助けたクララウス先輩は初代袋去りの現サンタ王と同じく優しい人ですね。そのことの後に訪れる責任を感じていることも含めて。それをクロヒト大統領が「責任はそんな形でとるものではない」と優しく一喝してその後の采配を取るのもステキだなと思い心が温かくなりました。 @ネタバレ終了 ヒントやおまけ要素などで特に苦戦することなく短時間にギュギュっと詰められたであたたか可愛いを堪能できました。ブラックな要素も少しだけありますが、それをも包み迎えるエンディングは読了後の心も優しく灯してくれます。 ステキな作品と時間をありがとうございました! -
ティラノフェス10オープニング -
in abysmSNSで流れてきた制作中の様子、そして先に遊ばせて頂いた『私と一緒に遊びましょうね』でもっとお話が読みたいとなり、プレイさせて頂きました。全てのエンドを読了後に少し放心状態になるほどにはしっかりずっしりと世界観やキャラクターに浸っていました。 @ネタバレ開始 アンちゃん、選択肢で度々生意気になったり、アイテムから見た手鏡に映る自分が可愛い!(実際かわいい)となっているナルシズムあり、角ありの僕っ子!かわいい!!と思って進めていたら、人間・アンジュだった頃の過去を見てかなり胸がギュッと締め付けられました。 アンジュちゃんのキャラデザもベリーグッドです…かなり刺さりましたが、物語の展開が萌えを許さない程の過酷さと切なさと、最期の「呪い」の美しさにやられました。萌えとか言ってるどころじゃなかったです。 アンとアンジュは一部を共有している別人、ということは当初を振り返っても終盤辺りの鏡のやり取りでもわかりそれでもどのエンドを見ても好きだなと思えるキャラクターです。 ベリーさんこと、ベリアルさん。彼はどのエンドでも一貫していますね。優しくて胡散臭くて嘘つきでハイスペックで……とっても残酷でした。それでも「アンジュと明日を共に過ごすつもりだった」とサラリと言っていたり、”実験”をするなら他にも代わりはいたかもしれないのにアンジュちゃんの魂をかき集めたり、明確な言葉にはしてなくても行動にどこか純粋な気持ちが紛れているのだと思いたいです。言葉にして感情を吐露すると「ベリアル」であることを彼はきっと誇りに思ってるしそうではなくなる自分が嫌なのだと思いました。「ベリアル」であることが存在理由でそれを否定したら、自分とどこか似たアンジュちゃんも否定することになる……と思いたいです。車に飛び立出したきっかけを作った張本人ですから、本当にどこまでが本当か嘘かわからない…そこが魅力的でした。憎み切れません。 それでも、アンジュちゃんの最期とそれを間近で見たベリアルさんとの関係性はそれがどんな形に見えたとしても「愛」だったと思います。 トゥルーエンドが本当にハッピーすぎて(英語を覚えて少し髪を伸ばした状態のアンちゃんがベリアルさんとはしゃいでるの可愛すぎます…)、ハッピーエンドの後のバッドエンドは思わず「ぇぇぇえええぇぇ……(徐々に消える声)!!」とリアルに声を出してしまい、タイトル画面におまけか何か(救い)はないか、と探してしまいました。 それくらい短時間の間にアン、アンジュ、ベリアルさんに心を奪われました。 色んな選択肢とエンディングを見ましたが、この二人(一悪魔と一幽霊?)の関係がもっと見たいなと読了後も強く思いました。 @ネタバレ終了 本筋以外にも登場する悪魔たちも魅力的で、演出も凝っていて本当にあっという間の楽しい時間を過ごさせて頂きました! ステキな作品をありがとうございました!! -
もし、このトマトが永遠なら……制作されている様子から気になっていたので、早速プレイさせて頂きました。 トマトが大好きで猫耳のエーリアンな少女ミヤビちゃんに、ヴァンパイアの末裔で不思議な力が使える恵理紗ちゃん、筋肉が正義な先輩や可愛い見た目とは裏腹に抜け目のない後輩…と出てくる登場人物みんなが個性豊かで、日常シーンや部活でのやり取りも楽しく読ませて頂きました。 高校生って青春だなぁ、やっぱりいいよなぁとニコニコとしながら読み進めていました。 @ネタバレ開始 特に理央くんと恵理紗ちゃんのデートは「うわぁぁ、なんだこの可愛い高校生たちは!!」と胸キュンな展開でした…! 顔を赤らめる恵理紗ちゃん、かわいいね…! なんて思っていたら、実はこの世界は現実世界ではなく現実に打ちのめされ傷ついた恵理紗ちゃんが書き綴った小説の世界。そしてそれを夢として見せているのが亡くなった猫のミヤビ…この展開だけで「そういうことか」という納得の気持ちとそんなことって…と主人公と同じ気持ちがせめぎ合いました。 エンディングは二つどちらも読みましたが、どちらもなくてはならないエンディングだなと思いました。 初手は「いやデート楽しみだけどこんな状態の妹は置いていけない」となり、エンド2へ。 そこでミヤビちゃんからこの世界のあらましを聞いて、現実世界の恵理紗ちゃんの状況で胸が痛くなり、そしてループへ。幸せな記憶だけを反芻している状態なんだよなと思うと本当にこれでいいのかという思いにもなりました。 迎えたエンド1の前のデートは恵理紗ちゃんにとってかけがえのない時間でしたね。その後の告白シーンが本当に綺麗でした。その後の現実世界へ戻っていく中、「痛みもなかったことにしない」、「振り返ってもいい?」というやり取りは本当に胸を打たれ目頭が熱くなりました。スチルがあそこで出てくるのも本当に効果的で良かったです。クリティカルヒットでした。 後日談で現実での二人とミヤビちゃんからの最後の恩返し、という流れも良かったです。現実に生きる理央くんにも夢の中の理央くんの想いや記憶が流れる…苦しんだことや嬉しかったことはたとえどんな存在であっても決してなかったことにはならない、それら全てを抱えて現実(いま)を進んで生きてゆく…という一貫したメッセージが心にきました。 永遠のトマトでも、熟れすぎたトマトでもなく、新たな種を育んでいくそんなラストが美しかったです。 @ネタバレ終了 楽しいやり取り、そこからのまさかの展開そして…と無駄なく全ての要素が絡み合ったステキな作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました!! -
私と一緒に遊びましょうね世界観が凝っていて大変楽しめるハイ&ローでした。全勝しても全敗しても楽しくゲームができる…おかしい…何かあるはずなのに…と思いながらいろいろ踏み込んでいったら… @ネタバレ開始 悪魔的ワールドに浸食されていくのがスリリングでした…! 仕掛けがかなり凝っており、バックログを開くのも楽しかったですし悪魔的に悪戯(?)されるのも面白かったです。実際にやられると命がいくつあっても足りないですけれど。 先にコメントに書かれている方のを拝読して隠し要素の方も探して拝見させて頂きました。いくつか試してみて「ああ、この悪魔というか御仁とも因縁があるんですね」と思いながらニヤニヤさせて頂きました。 @ネタバレ終了 楽しいゲームと時間をありがとうございました!! -
オプライド制作されている時から気になっていた作品でしたので、ゆっくり遊ばせて頂きました。 目を惹く美麗なキャラクタービジュアル、世界観、丁寧なシステム設計、UI、演出、深く根差したキャラ同士の内面が丁寧にまとめられていると感じました。 特にtipsがわかりやすく世界観の補完になっていました。登場人物でナビゲーター的ポジションのルイスさんの解説もわかりやすくスッと入ってくるので、戸惑うことなく彼らの世界へ没入できました。 @ネタバレ開始 全体を通して、「人らしく(自分らしく)生きる」ことを問うお話なのかなと感じました。 特にジータさんのオプライド・チルドレンになる過程やライドの辛さ、身体の腐食、歳を重ねることができないことなど、この先どれほどの苦痛をどれだけ感じ続けるのか/経験しなければならないのかを考えると辛いという言葉では言い表せないほどの感情や背景があると思いました。 この技術の研究者の一人であるルイスさんが技術そのものや記憶操作などの倫理を疑い、ジータさんの想いを尊重し「人として生きて人らしく死ぬ」ことに真摯に優しく寄り添う姿(+ナイーブで少しお茶目な一面)はジータさんを始めとしたオプライド・チルドレンたちの未来を優しく導いてくれるのかな、とも思いました。 そしてウラノさん。彼のエンディングで主人公であるアルファさんのこともわかるのですが、彼の「大切な人への想い」が強すぎるあまりに危ういとも感じました(そこがあの飄々とした彼の魅力でもあるとも思いました)。 だからこそ、記憶のなくなった「欠片」の状態の"彼女"が自分の意思で彼の元へ戻り「共にいると約束した」という言葉には深い重みがありました。 クリア後の彼との会話の中の仲間たちの気遣い(食事やネクタイのエピソード)や猫に好かれやすいといったプロフィールでも「放っておけない」「人に好かれやすい」タイプなのだと思います。彼の悲しみと、(作中の言葉を借りて)エゴが生き続ける限り、アルファさんやジータさんも生き続けるのかなと思いました。 彼の仄暗い、けれど大切な人を立て続けに失い続ける悲しみの心に温かな灯火がともりますように、と願わずにはいられませんでした。アルファさんの存在があの後そうなっていったらいいなとも。 ※完全に余談なのですが、スマホでプレイをしておりこちら側の環境の影響でバッジが取得できない状況ですが、ちゃんと3つとも解放できております…! 後ほど別媒体から回収できたら、と思っております。 @ネタバレ終了 ハイクオリティで素敵な作品をありがとうございました! -
惑わしミンクス気になっていた作品でしたので、遊ばせていただきました。 不穏で、不安定で、でもどこか惹かれ合う2人の邂逅とやり取りは「もっと続きが見たい」と思える内容でした。特にタイトルにもなっている少女・凛音の妖しく儚い雰囲気が終始魅力的でした。 @ネタバレ開始 お買い物に2人で行って、そこでのお着替えシーンの特別さ…!ドキドキしてしまいました。 どう?と答えが決まっていても聞いてしまうところに彼女の可愛らしさを感じました。「NO」と言ってくれる人が必要だと言う彼女にとって、こういった些細な日常も「それは似合ってない」と凛音ちゃんをしっかりと「見て」言ってくれる斗亜くんのことが特別なのでしょうね。人を操作する能力が効かないことよりも大事なのかなと思いました。 2人の逃避行のような共依存のような生活がいつまで続くのか、今後どうなっていくのか気になる終わり方でした。 それにしても2人とも美形すぎる…!立ち絵に惚れ惚れしてしまいました。 @ネタバレ終了 ステキな作品と魅力に惑わされる時間をありがとうございました! -
ティラノフェス2023オープニング -
不可視の少女のクオリアタイトル発表時から気になっており、プレイさせて頂きました。今作のリブート前にあたる『インビジブル』もプレイしております。 以前と設定が変わっている所もありながら、変わっていない所もあり新鮮さと久々に見知ったキャラクター達に会えたという嬉しさや楽しさがありました。しーちゃんこと篠塚撫子と以前より変人度が上がった気がする(※褒めてます!)坂倉出との軽快な会話は特に見ていて面白かったです。 @ネタバレ開始 作中、ホットコーヒーを坂倉さんが持ってしーちゃんと会う度、テキストや全体の雰囲気からコーヒーの香りがたちのぼるような良いほろ苦さを感じていました。 二人が話している時のBGMも相なって良かったです…! 言葉にするのは難しいのですが、穏やかで本当にコーヒーのいい香りがするような雰囲気がこちらにも伝わってきました。 @ネタバレ終了 エンディングは2通りあり自分は初め、エンド1に辿り着きました。readmeにもう一つのエンドに辿り着くヒントがあるので、ぜひこれからプレイされる方は二つのエンドを見てほしいですね。 全体として謎や伏線を貼りながら「ここから始まっていく」という印象を受けました。謎めいた部分や終盤に起きた出来事、『インビジブル』とは異なる役回りの人物もいたりと期待を引っ張る締め方だったので、ここから続く本編も非常に楽しみです…! 美しいグラフィックとコーヒーの香りが漂うような雰囲気、終盤の何が起こったんだろう!?という緩急ある展開に最後まで楽しめました。 ステキな作品をありがとうございました♪
