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たぬささみのレビューコレクション

  • 再会はエレベーターの中で
    再会はエレベーターの中で
    主人公がとある『後悔』の原因となった少女と再会し、偶然にも二人きりになり、真相を知るビター×ハッピーエンドな青春ストーリー。 冒頭と二人の再会時のギャップには(良い意味で)驚かれるプレイヤーさんが自分含め、数多くいらっしゃるかと思いますが、よくよく考えたらあのシチュ…まず、不信感が先に出てしまうよなあ…と。 終始、一定の距離がありながらも、最後の最後にほろ苦い真相を知れるオチがとても大好きです。 『やらない後悔』より『やる後悔』が良いことを、前向きに体感できるゲームだと個人的に感じました。

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  • デイ・アンド・ナイト
    デイ・アンド・ナイト
    好きだから繋がれず、好きだから疑心暗鬼に陥り、後戻りができなくなった二人が辛すぎて隠しルートが無いか暫くの間、あらゆる所をタップしまくってしまいました。 歯車の回り方で『好意』って呪いになるんだなあ…と思わずにはいられません。 あんりちゃん・よしあきくんの両サイドは、対になるようなストーリー構成になっていて「あの時、この子はそう思ってたのか…」と補完できる故、プレイ順によって心に浸透していく感情が異なるかと思います。 個人的に、よしあきくんサイド後半の某あんりちゃんシーンがナチュラルなホラー感を出してくれ、素で驚いて声が出たのは良い思い出です。

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  • 今夜デッドライン
    今夜デッドライン
    選択肢が死亡フラグだらけ…だと…!? 入稿をまじかに控えた修羅場男子・切山くんの同人に対する切っても切れぬ愛と爆上げテンション(と語彙力)に笑いながらも計画性・睡眠・感想・友情(理解者)の大切さを感じながらのクリアでした。 同人活動に限らず、何らかの修羅場経験者には色々とクリティカルヒットする部分と、ENDで分岐するイベント当日の発行物がリアルすぎるのもお気に入りです。 クロスオーバー面については、他作品が気になる度合いでした。個人的に好みだったコンビニ店員さんとは他ゲーで会えるのだろうか…そわそわ。

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  • 僕の愛する三匹
    僕の愛する三匹
    動物好きさんおよび、何かを作り出す方がWで楽しめ、読了後にこちらもポジティブな気持ちになれる素敵な作品でした。 立ち絵はないけれど、個性がしっかりしている故、脳内に自然と「こんな見た目かな?」と浮かび上がってくる動物たちのキャラクター性と、ラストに分かる秘密がとても大好きです。 また、主人公の○○に対する感情もリアルかつ尊敬できる部分が多々あり、○○ってこういう日々を送りながら出来ているんだなと改めて感じました。 クリア後にタイトル画面を見ると、プレイ前とは異なる気持ちが生まれるのもお気に入りです。

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  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    あのエンドが「TRUE」ということは、○○は結局変われなかったのかな?(変われなかったのが正史?)など、様々な考察ができる濃厚さと、答えに至る欠片を所々、隠しているストーリー(自然と周回プレイをしたくなる)が非常にツボに入りました。 ○○については、背景事情がもっと知りたいような知りたくないような… また、キャラクターたちの台詞が絶妙なお陰で、後半に判明する件は、盛大にだまされました。ありがとうございます。 名前の付け方も個人的に大好きです。 そして、映画を見ているかのような冒頭および某背徳的シーンの演出は目を奪われてしまうほど。 シナリオ・演出がお互いを彩らせているクオリティの高いゲームだと思います。

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  • ヤンデレ彼女と付き合う方法!
    ヤンデレ彼女と付き合う方法!
    好きだった女の子と再会して……からはじまる、ブレーキ無し系ヤンデレストーリーでした。 ヒロイン・花月ちゃんのヤバさ(豹変後、話が通じなくなる・理解しようとしても理解できない台詞乱舞)はガチのガチでヤンデレの恐ろしさを改めて感じることができました。 また、主人公・ユウタくんも花月ちゃんに負けず色々と、とんでもない設定(感覚)持ちで、出会うタイミングが良ければ意外と上手くいったのでは?と錯乱じみた気持ちになってみたり。 (ラストの台詞には「大事なのそこかい!」とつっこんでしまいました) 自称・童○とのことですが、例の事は最後までできずというオチだったのか、当人の中ではあれは経験にカウントしたくないのか…激しく気になります。

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  • SO SAD
    SO SAD
    わたしも かなしい…… 人間側と主人公側の気持ちに対する乖離・結末と結末の理由付けが、『当たり前』の如く展開されていく部分が特に大好きです。 (同僚たちと話していく中で、主人公たちの背景設定をより知れて鬱になれるのもゾクゾクしました) 某人物の答えは序盤で察して、当たっていたものの、実際にそのシーンを目に入れた瞬間、リアルで表情が凍りつきました。 嫌味じゃなくて常識として言ってるのが尚更……。 今までの作品にも言えることですが、ストーリーや設定を悲しいと思いながらも、実際に自分が人間側だったら、わざわざ○○するか?と問われると確かに……となってしまう皮肉さが胸に食い込むプレイ後感を味わえるのはこのゲーム(製作者であるpmpmさま)ならではと思います。

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  • 10月32日のハロウィン
    10月32日のハロウィン
    スタート画面、可愛いなあ…と思いながらプレイ開始→衝撃の展開に強烈なボディーブローを食らいながらも、登場キャラ全員の描写が非常に丁寧かつ、救い・罰・出番を平等に与えているため、気持ち良くクリアできる鬱ゲーでした。 某キャラたちについては、許せないものの、決して嫌いになれず、『もしも』を考えずにはいられない魅力がありました。 (何か1つでも上手く動けば、あの結末は防げたのでは?的な) そして、度を超えた俺様拗らせツンデレ・自身の不幸に酔って何もしない行為が、いかにおぞましいかを改めて感じた次第です。 また、キュルビスちゃんのあれこれは、属性ではなく…な細かい伏線が凄く痺れました。絶対にネタバレ見ないで真実を知って欲しいレベルです!

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  • もしかして私の王子クズ男!?
    もしかして私の王子クズ男!?
    『ビジュアルが良いと短所・やらかしが許されたり、美化される傾向』を良い意味で粉砕してくれるゲームです。 地雷男と地雷男の争奪戦は不幸しか生まない……そして、彼らに譲歩なんてしてはいけない。 面白いパートがたっぷりありつつ、とても考えさせられるシリアスパートもあり、大切なことを学ばせていただきました。 姫夜ちゃん関連で生じるであろう疑問を真実と上手くリンクさせているところもお気に入りです。 また、シルエット仕様のサブキャラたちが非常にキャラ濃いのでぜひ彼らのテキストにも注目してみてください。

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  • マッドネス・ガールフレンド
    マッドネス・ガールフレンド
    マッドなヤンデレゲーであり「人はどこまでならば、○○可能なのか?」を深堀したヤンデレゲーでもありました。 タイトル画面の女子・雫がどうして、ああいう性格になったのか?、異性に好かれやすいカイが決して幸せではない事情など、キャラクターの設定がしっかりされているため、ストーリーにとても惹きこまれます。 ラストは切ないですが、ペンフレンドの某シーンを知っていると、彼らの送った青春は無駄ではなかったのだなと思いたいです。けれど、二人が○○する未来も欲しかったな…と感じてしまったり。 (過去作である、ペンフレンドを知っていると、より、世界観を楽しめますよ~!)

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