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個人宇宙のレビューコレクション

  • 蝶塚 -昆虫標本慕情-
    蝶塚 -昆虫標本慕情-
    とある病気を抱えている少女あかねが、薬師であり昆虫蒐集家の先生から昆虫に関する話を聞いていく作品です。30分程度で完走することができました。 あまり馴染みのなかった昆虫の生態に驚きつつ、先生から紡がれる死生観に関する言葉などに文学的な香りを感じました。また、和のテイストを含めた不思議な世界を描いたからこそ、終盤の展開も一種の美しさを感じました。素敵な作品をありがとうございました!

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  • カラクリノイエ
    カラクリノイエ
    小さな海のホテル『イルカの家』にやってきた主人公が、お手伝いロボットと一緒に過ごすことから始まる物語です。20分程度で無事に真エンドまで到達することができました。 面白かったです!可愛いロボットのやり取りに心地よさを抱きつつ、どこか不思議な世界観に「なんだろう?」と思いながら進めていたら最初のエンディングに辿り着き、いろいろと切ない気持ちになりました。 @ネタバレ開始 やはり一番のポイントは真エンドの仕掛けですね。フリーゲームで、この感じの仕掛けは初めて体験しました。動画の内容も本当に素晴らしくて、「ああ、良かったー!」と安堵しました。 @ネタバレ終了 ポップで可愛らしいビジュアルと、真エンド到達で体験できる意外性のある仕掛けが魅力的な作品でした。ありがとうございました!

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  • 軍議でござる
    軍議でござる
    敵に包囲された城内で行われている軍議に、主人公がいろいろと茶化していく作品です。5分も経たずに完走できます。 @ネタバレ開始 キャラクターが動いている部分とか、終盤の演出とか「おおっ!」と思いながら読みました。間近に迫った危機に、困惑した素振りを全く見せないオチに最初は笑ってしまいましたが、読了後にタグに「ビジネス」「社会」と表記されているのを見て、何となく2021年現在のリアル世界に対するブラックユーモア的なものも感じてしまいました。たぶん深読みしすぎかもしれませんが(笑)。素敵な作品をありがとうございました!

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  • 私が『ヤンデレ』になった理由
    私が『ヤンデレ』になった理由
    タイトルの通り、少女がヤンデレになるまでの過程を描いた短編です。選択肢はなく、おまけを含めて10分程度で完走しました。 可愛い立ち絵の少女が、どんどん病んでいく姿にゾクゾクとしたものを感じました。猟奇的な部分にどうしてもフィーチャーされがちなヤンデレですが、根本的な部分は良くも悪くも相手に対する一途な気持ちなんだと、改めて思いました。ありがとうございました!

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  • Vergunty Midnight swallow
    Vergunty Midnight swallow
    『Vergunty』読了後、そのままの勢いで続編のこちらも読みました。本編それぞれのエンド後の内容になっており、50分程度で完走しました。 @ネタバレ開始 本編で全キャラに入れ込んでしまったので、どのストーリーも面白かったです。個人的には第2編が特に好きです。『夢』に関する剣磨の葛藤が痛いくらい分かりましたし、その後の榎本さんたちの言葉も素晴らしかったです。その後の告白シーンは切ない気持ちもありましたが、彼の未来を感じさせる描写があったせいか、不思議と読後感は良かったです。 @ネタバレ終了 本編から続けて読みましたが、ドロドロとした部分がありながらもすっきりとした感じで読み終えられたのは、本編のマルチエンドを駆使しながら全キャラの心情や、その後の物語を最後まで丁寧に書き切ったからだと思います。みんなの未来に幸あれ、と願わずにいられない続編でした。シリーズ制作、本当にお疲れ様でした!

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  • Vergunty  ヴァーガンティー
    Vergunty  ヴァーガンティー
    読了後、1クールの恋愛ドラマを見終わった時のような満足感がありました。それくらい濃厚な恋愛ストーリーを堪能させて頂きました。5〜6時間程度で全てのエンドを完走しました。 ストーリーは編集者として働く24歳の主人公が、文学賞の授賞式で高校生の美月という男の子と出会ったことから始まります。視点は主人公固定ではなく、5人の登場人物たちによって頻繁に切り替わっていく構成になってます。どのキャラクターも心情を丁寧に描写しているので、それぞれが抱える葛藤が痛いくらいに分かってしまい、ストーリーが進む度に「どうなっていくんだろう⋯⋯」とハラハラしながら読んでいきました。 @ネタバレ開始 どのキャラクターも魅力的で「全員好き!」と声を大にしたいですが、強いて言うなら榎本さんです。前半は大人の魅力が満載の優しい人みたいな感じでしたが、後半以降からどんどん自分の欲求を前面に出していく部分に(良い意味で)ゾクっとしました。大人な部分・人間的な部分が絶妙に合わさった、魅力的なキャラだと感じました。エンドにつきましては、全キャラに入れ込んでしまった関係で「選ばないエンド」が一番好きです。 @ネタバレ終了 素晴らしいオープニング・厳選されたおしゃれな背景・仕事に関する部分のディテール・重要な場面で挿入される綺麗なスチル・キャラの魅力を存分に引き出したボイスなど、他にも良かった部分を挙げるとキリがありません。 総合的な部分で非常にクオリティの高い、恋愛ADVでした。余談になりますが、前作の春市と直が出てきたのも嬉しかったです(笑)。メチャクチャ面白い、大満足の内容でした。素敵な作品をありがとうございました!

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  • 泣けない兎 短編集
    泣けない兎 短編集
    『泣けない兎』本編に登場する神様たちに焦点を当てた5話の短編集です。1時間程度で全てのストーリーを完走することができました。 とても面白かったです。本編で個性的な存在を出しているキャラクターたちを丁寧に深掘りしているので、読み終わった後はますます愛着が湧きました。セツカのツンデレ可愛い部分は言うまでもなく、アンゼの奔放っぷり、セージのイケメン兄貴っぷり、そしてあまり登場回数は多くないけれどシーラ様の存在の大きさなど、良かった部分を挙げるとキリがありません(笑)。 それぞれの凄惨な過去と向き合っていく話の構成や、最後の悪魔の話も良かったです。特に後者は動く挿絵などの演出もあって、すごく没入しながら読みました。素敵な作品をありがとうございました。本編の続きも楽しみにしています!

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  • わかばにっき! -12才の春-
    わかばにっき! -12才の春-
    日記形式で読み進めていく、主人公のわかばちゃんの物語です。選択肢はなく、20分程度で読み終えることができました。 とても面白かったです!ページをめくる部分・紙がクシャクシャになる部分・涙で濡れてしまう部分など、場面に沿った演出が丁寧にされているので、没入感はとても高かったです。 ストーリーは「12才の春」というタイトルにふさわしいストレートな内容で、「甘酸っぱい青春って、やっぱり良いなぁ⋯⋯」と思いながら読みました(笑)。わかばちゃんのボイスも素晴らしく、個人的に「ほんと、馬鹿」の部分が好きです。隠しジッキーくんも無事に発見できて大満足です。素敵な作品をありがとうございました!

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  • STKから逃げられない
    STKから逃げられない
    主人公の勇人(名前変更可)が、愛奈からのストーカー行為で追い詰められていく過程を描いたホラーです。20分程度で全てのエンドを完走できました。 とても怖くて面白い作品でした。主人公がどんどん追い詰められていく姿は、効果音の臨場感もあってハラハラとしながら読みました。 @ネタバレ開始 エンド5には非常に驚きました。やはり規則正しい生活と健康を維持することは最強ですね(笑)。素敵な作品をありがとうございました!

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  • 大理乙女の素敵な日常
    大理乙女の素敵な日常
    主人公の乙女ちゃんが、趣味のカップルウォッチングを楽しんでいく物語です。10分程度で全てのエンドを読むことができました。 乙女ちゃんのハイテンションっぷりが突き抜けてて、読んでいるだけでニヤニヤしてしまう内容でした。乙女ちゃんの隠れ身のスキルが最強すぎる部分も笑えました(笑)4人のキャラクターも個性的で、やり取りを見ているだけで楽しかったです。素敵な作品をありがとうございました!

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