富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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日陰の日葵 - sun in the shade公開時から楽しみにしておりましたがようやくプレイできました。 思春期の主人公を描いた感動の青春ストーリーで、強く心を揺さぶられました。 まず、最も印象的だったのがビジュアル面の素晴らしさです。ADVとして良くある背景+立ち絵という表現方式を取っておらず映画のようにシーンごとに構図が異なるため、とてもクオリティが高い上に、シーンに合った多くの臨場感のあるグラフィックが楽しめます。 シナリオ面も劣らず素晴らしく、過不足のないお手本のような構成だと感じました。冒頭からエンディングまでシーンの配置や伏線回収、向日葵のモチーフによるプレーヤーへの印象付けなど、ただただ全ての演出が巧みでした。 プレイ時間1時間~1時間半くらいなのでぜひお気軽にプレイして頂ければ!! 素晴らしい作品でした。
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藪の中は、夏すっごく面白かったです!!! 何を話してもネタバレになりそうなので感想は控えめにしますが、 『15分であなたの心をざわっとさせる短編ノベル』というフレーズがピッタリです。 こういう足元が揺らぐような感覚を与えてくれる展開、非常に好きです。 @ネタバレ開始 集団を作らない大学だけいじめがないという考え方は目から鱗でした。 確かに、会社でも上司のモラル如何ではいじめは起こりうるよな、と。 @ネタバレ終了
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黒うさぎと紅の学園祭本作も楽しませて頂きました。 誰の作品なのかが一瞬で分かる個性はやっぱり素晴らしいな、と。 2つのEDとも堪能させて頂きました。 @ネタバレ開始 TRUEENDで「大きくも小さくもないちょうど良い乳房」みたいな表現がありましたが、どう見ても大きいだろ!!どんな世界線のコメントだよ!とツッコみたくなりました。 「小学生だと幼すぎ、高校生だと育ちすぎ」も同様にツッコみたくなりました!発言が危な過ぎだっつーの! @ネタバレ終了
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泣けない兎3シリーズ三作目ということで今回も楽しくプレイしました! かなりのシリアス展開の2とは打って変わり、神々との会話が楽しめました。 今回も続きの気になる終わり方で次作も楽しみです! たまたままぐれで初回からTrueに辿り着くことができましたが、 Bitterエンドは確かにその名の通りほろ苦い終わり方でした。 一押しのセツカは今作でもバッチリ可愛かったです!! @ネタバレ開始 最後にクーデレが発動するシーラ様も良かったです!! @ネタバレ終了
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Trick or Death!ノベコレの脱出ゲームといえばな作者さんのハロウィーンゲーになります。面白かったです! サクサクッと解いて無事にHAPPY1に到達!うーん、なんて素敵なHAPPY ENDなんだ!! で、惜しいところまではいったもののなかなかもう1つのHAPPYにたどり着けず、作者さんの攻略サイトを拝見しました。脱出ゲーでヒントが完備されてるの嬉しすぎる! ストーリーもHAPPY2まで見るとストーリーの全体像が浮かび上がってくるのも良かったですし、別のゲームと同一世界観というのも嬉しかったです。 (いつも時節を無視したタイミングで遊んでしまうのが申し訳ないところ)
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今宵サンタは街角で。TGF2021参加作品が2つともとても良かったので、 今作も完全に季節外れですがプレイさせて頂きました。 登場人物がリンクする形の短編集で、読後感が非常に良いです。 日常を優しく温かく描くという点で非常に優れていると感じました。 平易で伝わりやすい日本語と視認性の良いフォントにも読み手への高い意識を感じました。 なんだか人間っていいな、という温かい気持ちになれるゲームです!
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コンクリートルームデスゲームものが大好物なのとタイトル画面に惹かれてプレイさせて頂きました! 人間関係メインのシナリオが面白く、プレイして良かったです。全エンド拝見しました! 本作はプレイの冒頭に4人の男女の高校生の中から主人公を選び、選んだ視点でストーリーが進んでいきます。各シナリオともに決定的な選択を迫られることになるのですが、提示される選択肢が各主人公の性格や登場人物との関係性によって変化するのがとても興味深かったです。選択肢そのものが登場人物の性格や思いを表していると言っても良いかもしれません。プレイを重ねる度に登場人物の新たな側面が見えてくるので引き込まれました。
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輪廻の門『終』無事に輪廻の門四部作を完走致しました! 本作は最終作ともあってシリーズ総決算と言った感じでした。 方向音痴な自分は屋敷の地理が分からず迷子になりっぱなしでしたが、必殺ちょっと動く毎にセーブ&頻繁なロードを炸裂させて目的地になんとか辿り着くことを続けたらなんとかなりました。 探索については前作である3作目に似た形で、しつこく調べるが吉です!でもしつこく調べるが凶のパターンもあるのでやっぱりこまめなセーブが必要です。 ホラー要素はあやかしの怖さは前作までと同じくらいだと思うのですが、朧車のデザインが好きだったのと、かなり粘着・しつこい系の敵が印象的でした。 今作で一番嬉しかったのはイベントCGがたくさんあったところです。イバちゃんも主人公も可愛らしいしちょっぴり色気もありましたよ!探索シーンの後のストーリーも楽しめましたし、2つのエンディングはそれぞれ風情がありました。 シリーズ通じてたくさん楽しませてもらいました!! @ネタバレ開始 シリーズ途中までは主人公が安倍さんとくっつく感じだと思い、イバちゃんが現れて三角関係というか相手選べる乙女ゲーみたいなノリだと思いました。なのに前作のおまけでイバちゃんの性別が分かってびっくらこき、最後はイバちゃんと安倍さんがアッチッチだなんて意外な展開の連続でした! @ネタバレ終了
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あやかしやま閉鎖的な田舎の村で巻き起こる「人が怖い」系の和風ホラーでした。 1時間ほどで全エンドを拝見いたしました。 日常生活から非日常の世界へ飛び込んでいく感じのストーリーで、不穏な雰囲気が冒頭から楽しめました。各BADエンドとNormal、Trueの展開の違いも面白かったです。 立ち絵がみんなひっじょ~に綺麗だったのと、意表を突かれる途中の展開が良かったです。ちなみに好きなキャラは東雲教授です!やさしい。
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魔王のウンコが直腸に転送されました。印象的なタイトルに惹かれてプレイさせて頂きました!凄く面白かったです。 各ルートにそれぞれ素敵なイベントCGがたくさんあったのが嬉しいです。一番好きなのは隣のお婆さんルートですね!EDも複数用意されていて、それぞれにそのルートのハイライトが振り返られる仕様だったのが良かったです。 @ネタバレ開始 脱糞音にこだわり過ぎてスタッフロール占拠しすぎですから!! @ネタバレ終了 なおリモートワーク中の昼休みに食事しながらプレイしたのは痛恨の判断ミスでした。例の渾身の効果音にしてやられてすぐにゲームを中断し夜に再度プレイしました。他にいるはずもないとは思いますが、食事中のプレイだけは控えたほうが無難です。