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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 睦眼さん - hizumi2 -
    睦眼さん - hizumi2 -
    前作から引き続きプレイさせて頂きました。 前作同様にグラフィック周りは洗練されていますが、何より文章やゲーム全体の構成に優れた作品だと感じました。対比的であり象徴的であり、それだけに展開が印象に残ります。やや難解な面もある前作と比べると序盤から分かりやすいストーリーで、安心して物語を追うことができました。 個人的には回想モードのグラフィック・演出が非常に好きです。これはもうひたすらオシャレでした。素晴らしいです。バッジも迷わずに入手出来て大満足でした。

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  • 送り屋
    送り屋
    あやかしだらけの美形の祭典ホラーといった趣のある作品でした。出てくる物の怪がほぼ全員美形のため、美しくも妖しい雰囲気が満載です。 特徴として画面レイアウトが非常に凝っています。縦書きによる和風ホラー感と広めにとった画像表示領域を存分に活かした美しいビジュアルがどちらも楽しめます。ホラー作品らしく間や効果音なども非常に凝っており、次から次へと訪れる緊迫のシーンも良かったです。 小一時間程度でプレイできる作品ですが登場するキャラクターは多く、物の怪との会話は気を抜いたら命を取られる絶体絶命な展開が続くので濃密なプレイ体験ができました。面白かったです。気になる方はまず作品サイトを見てみてはいかがでしょうか!

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  • 歪 - hizumi-
    歪 - hizumi-
    とても味わい深い雰囲気のゲームでした。プレイして良かったです。 単純に文字を追っても理解するのが難しかったのですが、最後まで根気強く読み進めるとぼんやりと全体像が浮かんでくるような不思議な文章でした。テキストだけだと序盤はつらかったかもしれませんが、補って余りあるオシャレなシルエット画像やBGMなどのおかげで終始楽しくプレイできました。切り絵のような小動物グラフィックは可愛らしくて素敵です。 感想で言及されていたバッジについてはDL版では取得できませんでしたが、ブラウザ版で再プレイしたらゲームと同様のテイストなオシャレなバッジを取れましたのでバッジコレクターとしても満足です。

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  • (非公開)どきどき!バレンタイン大作戦
    (非公開)どきどき!バレンタイン大作戦
    「悪癖」と同じ世界観の派生作品とのことで喜び勇んでプレイしました。 バレンタイン短編でチョコをもらう!というショートストーリーなのですが、本編をプレイした身からするとなんだかうっすらと恐怖が蘇ってくるようです。ふたば信金のみんなと再会できて満足でした!

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  • 生きていく勇気~統合失調症になった僕~
    生きていく勇気~統合失調症になった僕~
    統合失調症である男性が主人公の物語です。ニーズやリスクを考慮すると商業作品ではまず避けられるであろう設定なので、それだけで本作の存在意義があると感じます。私は作者さんの作品などに触れるまでは恥ずかしながら作業所のことは一切知りませんでしたので、興味・関心を持つきっかけになりました。 主人公は一本気で正義感が強いタイプですが、一方で自分と同じように人にも厳しいタイプです。理解できる面もあるのですが、人それぞれ境遇は異なるので周りからすれば困る点も多々ある様子が伝わってきました。 統合失調症と一括りにしても個人差が大きいということは本作をプレイして良く理解できました。ただただ天使のように描いてお茶を濁すような昨今の風潮と比べてよほどためになった感があります。リアリティのあるストーリーもとても興味深かったです。

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  • 虹色の生き方
    虹色の生き方
    LGBTのLを題材にした作品です。当事者同士の葛藤や周囲の受け止め方などは状況によって様々だと思いますが、それらを描きつつ基本的な知識や問題点を示してくれる作品でした。 ただ、それなりに予備知識があるからかもしれませんが、このテーマでストーリーをきっちりまとめるには現状の分量では若干短かったように思いました。都合の良い展開、駆け足に見えてしまう部分が少々あるように感じました。 とはいえいつも難しいテーマを正面から描く作者さんの姿勢は常に応援しています。 ちなみに途中で選択肢が出てくる場面ですが、当然の如くセーブ&ロードで総当たりしました。こういった遊び心はとても好きです。

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  • メイのトバリ
    メイのトバリ
    前作『イツツメのセア』をプレイしており、絵柄も素敵でゲーム性もあり面白かったので今作ずっと気になっておりました。近いうちに遊ぶ!と言いつつ1年半が経過してしまいましたがようやくプレイできました。前作と世界観を同じくする作品で異なる人物が描かれているのですが、とても面白かったです。 ネタバレを避けてコメントすると、冒頭はサムネやタイトル絵の通りのヤンデレ系女の子拉致監禁ゲームとしてスタートするのですが、そこからあれよあれよという展開を見せて非常に印象的なエンディングを迎えることになります。True ENDは個人的にとても好きな形の終わり方でした。切ない。 グラフィックは綺麗で背景・スチルなど非常に豊富ですし、前作同様探索ゲーの趣もあります。マルチエンドで様々な展開を楽しむこともできますし、おまけ含めてストーリーが特に大満足でした。 プレイ時間3時間ということで少し構えてしまっていたのですが、1時間半くらいで隠しバッジ以外はクリアできました。でも隠しバッジ!あなたはどこに!!

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  • 大掃除
    大掃除
    予備知識があまりない状態でプレイしたので、エンディングでとても驚きました。まさかMVが流れるとは! 私は絵も音楽も全く嗜まないのですが、共感ポイントがかなりありました。でもまぁ生きてるだけで丸儲け!日々生活しているだけで偉い!の精神です! メインディッシュは最後に楽しめますが、前菜として?大掃除あるあるも沢山楽しめるゲームでした。 @ネタバレ開始 中学の美術のポスターの宿題を前に陸上系サラリーマン漫画を読んだら朝になっていた記憶や高校のテスト前にサンデー連載だった高校柔道マンガを全巻読みした記憶が思い出されました。どちらもそもそもの目的は大掃除ですらないですが!! @ネタバレ終了

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  • ファンタジー世界の歩き方
    ファンタジー世界の歩き方
    とても綺麗なまさに幻想的な背景を楽しむ作品となります。 背景がメインでそれをテキストが補足しているようなイメージでプレイしました。背景素材として公開されているのを以前見て興味を持っていたのですが、本当に綺麗です!様々な世界の1枚絵もさることながら、やはりタイトル絵の飛行船と地図がテンション上がります! エンディングやクリア後の一工夫もプレイしていて嬉しくなりました。

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  • 少年カンテラとハイツコール
    少年カンテラとハイツコール
    ハイツコール!ハイツコール! 今更ながらずっと楽しみにしていた作品をプレイしました。絶対的に信頼している作者さんのゲームでしたが、期待と想定を大きく上回る圧倒的世界観に酔いしれました。まるで本当にハイツ鏡野がこの世の、いやこの世とあの世の狭間のどこかに存在するかのような、作者さんが実際に見てきたかのようなリアリティがありました。ゲームを構成するあらゆる要素が一体となり、この世界の魅力を放っていると感じました。 登場人物は全員が全員個性的で異彩を放っているだけでなく、ハイツという閉ざされた世界の中でお互いの関係性も描かれていてとても満足できました。どのキャラクターも登場した瞬間に魅力を感じるのが凄いなぁ、と。ゲームは時間制限付き探索ゲームといった趣です。このシステムのおかげで臨場感も増しますし、登場人物に対する初対面時のヤキモキ感が高まった気がします。 短編ながらすべてが濃密な作品でしたが、本編同等のボリュームのおまけも素晴らしかったです。キャラクターとのお別れを名残惜しむプレイヤーの気持ちを汲んでくれたような全キャラことなるミニゲームが素敵です。本編同様絶妙な難易度で非常に楽しめました。 「圧倒的世界観」や「総合芸術」といった言葉は本作の形容としてピッタリと感じました。

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