富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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虚の籠プレイ冒頭から可愛らしい主人公のイラストに惹かれました。 可愛い主人公がもふもふ動くのでとても愛おしいです。 ストーリーは王道のファンタジー貴族もの?とでもいうのでしょうか。 1周目も2周目も異なる趣があり、どちらも味わい深いストーリーでした。 漫画のスピンオフということでしたが、独立したお話として楽しめます。 キャラクターの背景やあとがきなども参照できたおかげで、 ストーリーの背景が分かってより楽しめました。 EDシーンで見られる元ネタとなった漫画もゲーム内からリンクで飛べたので、 こちらも拝見させて頂きました。非常に面白かったです! 素敵な作品ありがとうございました。
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私の主人はダイヤモンド石頭3兄弟で制作したという一風変わった背景を持つ短編ADVです。 あらすじを1人が作ってある程度シナリオ上の縛りを設けた上で、 選択肢から先を3人で別々に作った、とのことです。 なかなか興味深いです。 設定自体なかなかぶっ飛んでいて、この続きを書かせるなんて!という気がしました。 プレイし終わってビックリ。面白かったです。 この兄弟短編シリーズはこれで4作目とのこと。 仲が良くて楽しそうな兄弟だよなぁ。 面白い作品をありがとうございます。
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私立フォロワーズ学園楽しくプレイさせて頂きました。 2ch発というゲームはよく聞きましたが、Twitterというのは初耳かもしれません。 このゲームが制作された経緯や、 ジェンダーフリーということで女生徒と普通に恋愛できるところなど、 なんだか時代の流れを感じます。 ストーリーは割と正統派な学園恋愛ADVです。 このゲームの特徴としては、ルート終盤で挿入されるミニゲームだと思います。 あるルートで繰り広げられる謎のラップバトルは個人的に大好きでしたし、 試験クイズも難易度が割と一般的にはちょうど良いくらいじゃないかと思いました。 楽しい作品をありがとうございます。
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はこ、から、こつんスタートでフリーズしたかと勘違いしましたが、 音量を大きくしたらきちんと起動していました。 特にバグっているわけではないのでプレイ時はご注意ください。 コロナの影響もあるのか、普段は主に現実空間で創作活動を行う方たちの作品です。 気のせいかもしれませんが、作り手側の感覚が違うような感覚は受けました。 というわけでいわゆる普通のノベルゲームと一風違った感じが楽しめます。 画面構成や演劇風に読み上げられるセリフが印象的でした。 作品内容は上手く伝えられないのですが、一言でいえば箱ゲーです。 箱。圧倒的箱感。 作品内の女や男やその他、という表現は良かったです。 そこには確かな意思を感じました。
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メンヘラ妹と童貞男自分にとって作者様の作品は「独特の一人称を愛でる」これが大きいです。 従って、冒頭の一文を読めただけでとても満足できました! 作品を多数プレイしてすっかりハマってしまいました! 定期的に摂取したくなるので、依存度が高いです。 いつもありがとうございます。
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エモヂオ
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Sea glass(シーグラス)いや、もうオシャレ過ぎる!! 映像や写真と文章の融合度が高いです。 テキストを先に準備してから画像を用意する制作手法でなく、 これは明らかに同時進行(もしくは素材先行)ですね。シンクロ率が凄いです。 描かれる映像・画像・テキストが美しければ美しいほど、 本作の裏側にある「リアル」が対比的にくっきりと浮かび上がってきました。 そのあたりの演出がとても素晴らしいと感じました。 @ネタバレ開始 (やや失礼な表現があったため再投稿しました) ただ、個人的には1周目の終わりのシーンで撮影者の心情は想像できたので、 正直に申し上げると2周目の存在は少し蛇足だったかも、と思いました。 新規の映像や演出もあってそれらも素晴らしかったのですが、 1周目のエンドロール後の「END」で終わるのがベストだと思ってしまいました。 1周目の表現や最後のシーンの匂わせ方が物凄く秀逸だったため、 アレを見てからもう1回1周目をやれば真相はほぼ想像がついたように思います。 但し、このあたりのさじ加減が非常に難しいのは承知しておりますし、 多くの人にキョトン?で終わられてしまう懸念もありますし、 そもそも今回たまたままぐれ的に2周目のような真相を想像できた気もしますので、 あくまでも一個人の意見ということでお納めください。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
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偽りの夢とても読後の印象の強い作品でした。 ストーリーのテーマやあらすじで興味を持った方は確実に楽しめると思います。 特に学生時代から真剣に創作に打ち込んでいる方にお勧めです。 刺さる人には物凄い深さで刺さりそうだな、と思える作品でした。 私自身の性格や経験からは状況には共感できても 感情移入できる登場人物がいなかったのですが、 割と普遍的・一般的に起こりうることだと思いつつ興味深くプレイしました。 巧みな構成と読ませるテキストのおかげで最後までとても楽しめました。 @ネタバレ開始 作中の人間関係と作中作がリンクしているさまと、 自然な形で 一人称が誰なのかが終盤まで明かされない点は 本当にお上手だな、と感動しました。 @ネタバレ終了 非常に面白い作品をありがとうございます。
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名もない吐息とても良かったです! 主人公の性格を反映してややまわりくど目な文章で進行しますが、 ちょっとした出来事や感情の表現がとても個性的だと感じました。 地の文から主人公の「生きにくさ」をダイレクトに感じられるので、 このあたり、ノベルゲームの表現として秀逸だと思いました。 文字表示のされかたもこだわりがあると思ったのは深読みでしょうか? あるキャラの登場シーンやクライマックスシーンでは、 映像的に鮮明な画像演出があって、対比が光っていたように思います。 タイトル画面の演出も凄く良かったです。こだわり抜かれています。 自分と異なる価値観・個性をダイレクトに味わえるということは やっぱりノベルゲームの大きな魅力だな、と再認識できた作品でした。 @ネタバレ開始 「ほべつに」は恥ずかしながら?全く知らなかったのでひとつ賢く?なれました。 @ネタバレ終了 味わい深い作品をありがとうございます。
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とある惑星の記録(No.S-01)とても面白かったです!! タイトル画面がオシャレすぎで期待が高まりましたが、その期待通りでした! ストーリーは壮大なのに、短い分量でとても綺麗にまとまっています。 主人公の特殊な設定、移り変わる時代、エンディングの演出。 とても印象的で素晴らしい作品でした! 素敵な作品をありがとうございます。