富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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STKから逃げられないメッチャ怖かったです!! そしてとても面白かったです。 選択肢が出てくる度にそのタイミングと絶妙なフォントが相まってドキドキしました。 心霊系ホラーはほぼ怖いと思いませんが、今作はリアルで怖かったです。 End5のノリが凄く好きでした。いや、結果的にはいい話やないかーい! 来世でSTKと縁ができたら同じような感じで対応したいと思いました!! 面白い作品をありがとうございます。
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DOPPEL-マサミチとマリ-非常に興味深いテーマの作品でした。 設定自体も面白かったですし、6つのEDそれぞれ異なる展開が楽しめました。 一番好きなEDはハッピーっぽい1ではなく、因果応報な2です。 @ネタバレ開始 プロローグのエピソードの時間軸がずれている、というのはお上手だな!と思いました。 @ネタバレ終了 UI周りは選択肢表示やウインドウ枠など洗練されていると感じました。 攻略記事やクリア後のエピソードなども充実していてありがたかったです。 面白い作品をありがとうございます。
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酔夜と記憶の断片と日常推理系ですが、お題がお題なので推理の意気込みがふつふつと沸きました! 「一度プレイすると再プレイ不可になる」というのが現実に即していて面白いです。 無事にデートに漕ぎつけることができて良かったです!!
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DRINK STATION GAME
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初恋の後悔こちらは本当にオンリーワンな作品だと思います。 TGF2020の投稿作をこれまでたくさんプレイしましたが、、 リアルな人生・生活をここまで丁寧に描いたゲームは他にないです。 1人の少年が子どもから大人に変わるその過程を描き切っています。 なんせ回想シーンを含めれば小学生から成人するまでを全シーン描いてます。 これほど途中途中を端折ることなく描写している作品はなかなかお目にかかれません。 ちょっとフリゲ以外の作品でも記憶にないので、 実のところ相当な野心作なのではないかと感じます。 ゲームでは「ともかく大きな事件が起きてほしい」人は避けた方がベターかもしれません。 音楽や写真はシーンに合ったものをこれでもかと用意していますし、 主人公の心理描写と友人たちとの交流が非常に丁寧に描かれています。 少し掴みにくい上にちょっとひねた性格をしている主人公だな、と初めは思いましたが、 よくよく考えると高校時代なんて個人差はあれどまだ人間はできていなくて当たり前。 作中で小出しになる過去の境遇などを見ているうちにだんだんと親しみを感じました。 成長を遂げた主人公に対して、最終的には心からのエールを送りたくなります。 最後のエンドロールではそれまでの積み重ねにより、 しっとりとした感動に包まれることうけあいです。 曲選も本当に素晴らしい!! プレイ中には思わず小学生~成人までの自分がどうだったかを思い返しました。 極めて幼稚だった自分の言動を恥ずかしく思うとともに、 「まこ」のような同級生がいたら自分はどう見えたのかな、と思いました。 常に騒がしい調子の良い軽薄な奴、と一刀両断だった気がします。 いや、目立たない大人しい友人と真面目な話もできるキャラだったんですよ! ……それはともかくとして、思わず自分の青春時代も振り返れる良作です。 友人との人間関係や名前はプレイ序盤は覚えにくいのですが、 その点はシステムでバッチリとフォローされています。 UIのデザインや章間の演出なども極めて秀逸です。 本作に注ぐ作者様の情熱を本当に様々な部分で感じました。 是非、落ち着いてプレイできる環境で、 3時間じっくりとゲームとともに青春時代を振り返ってほしいです。 本当に素晴らしい作品をありがとうございます。
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四十年の初恋メチャクチャ純粋で一途な二人の初恋物語を楽しませて頂きました。 終始変わらない愛情を持ち続けるというのは尊いものですね。 二人の紆余曲折とどのような結末を迎えたかを是非その目でお確かめください。 次世代の2人についてはあのような結論になって凄く良かったです。 自分なら全く気にせず想いは全うすると思いましたので。 深夜テンションで綴られた後日談とあとがきもご馳走様でした。 素敵な作品をありがとうございます。
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Diamond Engineコマンド選択式の戦闘が楽しめる作品でした。 敵を倒すヒントを別箇所で入手してから戦う、というシステムが良かったです。 微妙に似ている攻撃とこんがらがってしまった時など、 総当たりで進めるようになっている親切設計も有難いです。 徐々に仲間が増えていくのはRPG的な嬉しさがありましたし、 ローリング土下座や「分かった」「断る」のシーンなど、 要所要所で遊び心のあるテキストが面白かったです。 @ネタバレ開始 Congratulationのご褒美画面を見ましたが、 バッジが出なかったのでこれはハッピーじゃない!? ソーデュオ倒しちゃってるし、多分別エンドがあるんでしょうね。 ぬぬぬ~!! @ネタバレ終了 作品毎に新たな要素を盛り込んでいて素晴らしいです。 今回も面白い作品をありがとうございます。
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ショートケーキ
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多知くんは何も知らない一気にのめりこむように遊ばせて頂きました。 グイグイと読ませる文章とそうでない文章って何が違うのでしょうね。 ゲームの序盤に客観的な事実としての結末を提示していることは大きいと思うのですが、 それだけでは全く説明できないほど続きが気になって一気読みしました。 セーブどころか呼吸すら忘れていたんじゃないかというくらい熱中しました。 多知くんと愛美さんのキャラクター設定、人物描写も非常にリアルに感じました。 だからこそ生じる「?」という違和感は読み進めていくうちに きちんと終盤で解決されるので、そこで大きなカタルシスが得られました。 演出やUI、サウンド周りなどの作りやキャラクター名も作品に完璧にマッチしています。 エンディング~エンディング後の演出にも脱帽です。 ポップアップで出てくるバッジにも凄みを感じます。 プレイ後に特に凄いと思ったのはタイトルとタイトル絵でしょうか。 大きな衝撃を受けました。万人にプレイしてほしい傑作だと思っています。 素晴らしい作品をありがとうございます。
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タマキハル~序章 艮為山編~そ、そこで終わるのー!とモニターに叫びそうになりました。デジャブ! リメイクなのかな?と思いつつ遊んでいたら前作以降も話が進んで驚きました。 前作との対比が楽しめるので先にプロトを遊んだほうが、 より「そこで終わるのー!」が楽しめるかと思います(笑) 確信犯な引きがメチャクチャ炸裂しております。 時間を掛けただけあり、あらゆる点がプロトに比べて豪華になっていました! 素晴らしいイベント絵がいくつか用意されたのであの名シーンがより印象的に! 立ち絵の修正、追加シーンに演出強化などだけでなく、 クリック待ちが巫女バージョンになってたり、日付変更時のグラ変更など芸コマです。 個人的にはBGMが表示されるのと家族の立ち絵が追加されたのが嬉しいです。 あのイケてるBGMのタイトルが「ミルクティー」だと分かりました。 サブキャラにコミカル差分が付いたのも嬉しいです。柳田のビンタ差分など。 沖崎さんはちょっと化粧が濃くなったような? 細かいですがバァーちゃんがバァちゃんになってるのは驚きました! ここ、何気にこだわりポイントなのかと思ってました! ラストは前作同様に @ネタバレ開始 凄いところでTo be continuedで幕を閉じます。 いや、2年経ってほとんど進んでないよ! 先を見せてくださいお願いしますお願いします! マンガは完結するまで読み始めないタイプのせっかちなので、 この強制焦らしプレイはなかなか厳しいものがあります。 面白くて引きが強すぎるだけに困ります!!! でもドMらしく大人しく次作を待ちます(笑) @ネタバレ終了 とても手の込んだ素敵な作品をありがとうございます。 エタったら声に出して泣きますからね!