笹笠箕範のレビューコレクション
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I always think of youブラウザ版・Windows版ともに正常動作せず、途中で停止してしまいます。タイトル画面も人物のやり取りも、青空の画像が映るのみ。 でも話の内容にはすごく期待感が持てますので、アップデートをお待ちしております!
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飲み込めないくびながりゅう首長竜の存在理由や顛末が、選択肢によって凄い要素の違いが出てくるという、そしてそのシナリオも読みごたえのある素晴らしいものでした! 個人的にはペットボトルが出てくる結末が好きです。
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人間標本まず江戸川乱歩の「赤い部屋」を思い出し、同じく「虫」を連想させられました。読み終えたころには、同作家の「白昼夢」を思い出しかけたのですが…、彼は、自分だけのものにしたかったわけですから少し違いますよね。 雨の音が幻想的な恐怖を彩る、良い作品でした!
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都道府県を覚えたいから-北海道・東北地方編-
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隣人と和解せよニアの「声」を軸に分岐する物語。そこには悲しみだけのことも希望が見えることも、様々な光景が見られます。語るよりも語らないことが、より多くのことを伝えられるのでは? そんなことを考えさせられる名作でした。
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10月32日のハロウィン負けるのです。「こうあってほしい」「こうなりたい」という人間にしては純粋な気持ちが、人間味を増して「こうあるべきだ」に代わっていく瞬間。このようにして誰しもが我欲や独善といった「当たり前のこととして普遍的に正しいという無限大の自己肯定」の発生を食い止めきれず、自分に負けるのです。しかしその姿は何かに縋るようで、飢えた犬が肉の残っていない骨をしゃぶり続けるようなもので、傷ついてにじみ出た自分の口の血の味を肉の味だと思い込み、中毒性のような惨めさがあるのみ。誰も幸せにならないのです。個々の人生を誰がすべて知る・知りたがるものでしょう。互いに理解されないで破滅していく、それがこの物語に描かれた地獄への転落なのだと私は思いました。
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毎日地獄の底にいる私が知っている限りの文献では、地獄を消滅させたのは仏陀、地獄で反乱を成功させたのは源義経。でもその「地獄」は後世の作り物で、実際に歴史をたどっていくと、「地獄」とは国の支配者が地上に設けた国立罪人処刑場で現世のものなのです。炎は燃え盛り、湯は煮えくり返り、刀は罪人の血で染まる。それは人間の心の負の感情を表現したものではあるまいか。心が通い合うのは、ただ互いの地獄の構成内容が僅かに重なっただけで、釜茹での釜のふちで踊り狂っているだけの存在に見えました、この物語の二人が。己の心を踊りで楽しませても、一歩でも踏み外せば…。 大変深い内容の物語だったと思います。
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電波男はお呼びじゃない!「運命の出会い」という言葉がありますが、それがどんな人物によるものかは定まっていないですよね。この作品の二人は、まさにその「定まっていない人物像」故に、それを活かした設定がされていて、目から鱗が3141592653枚くらい落ちました。すごくいいストーリーでした!
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炎上厳禁王族SNSいやあああー! あんなもん喰ったあああー! 本当に炎上したあああああー!! すっごくSNSがわかって勉強になったあああああー!!! というわけでオズワルド様たちの素晴らしさが分かるSNS疑似体験でした。
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もんすちゃっと ~人魚姫の場合~再プレイです。 心温まる内容に、世の中で揉まれて傷だらけになった心がホッとします。 主人公は世の中に、彼女は波の中の孤独感に、心が疲れているもの同士で、惹かれるものがあったのでしょう。 この関係が末永く続きますよう…。