天凱彼岸花(テンガイ ヒガンバナ)のレビューコレクション
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怪異ジャッジ・ハロウィン感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 タイトルにもハロウィンとある通り、まさにハロウィン当日に遊ぶのを楽しみに発表からプレイ当日まで耐えておりました…!! 怪異の正体を見極めるゲームというのがハロウィンというイベントとのシナジーも高く、難易度も含め素敵な雰囲気に溢れていて好きです。 @ネタバレ開始 今回はハロウィンという設定を活かし、普段よりも手強い怪異が多くなるという事。 事前に行われていたアンケートから難易度設定で難しくして欲しいという結果が最多だったのは確認している為そことも上手く繋げてきたなぁと思えましたね。 (そういう自分も、難しいを希望した者です) 実際現実でも、お祭り騒ぎの際は人間ストッパーが外れがちになりますし感情や欲望が表に出るのはそうでしょう。 仮装や幻想的な飾りつけが当たり前である事で境界が曖昧になっている事も納得の理由ですし、これは判断が楽しめるなとワクワクします。 【ジャック】中身なきカボチャ 見た目はカボチャの被り物をした、一般人が変装をしているようにも見える姿。 陽気な子供のように一緒に楽しい事をしたそうな様子と、ターン経過時の演出として後ろにカボチャの馬車が待機しているというのが説明と相まって細かい。 人間を誘拐してエネルギーにするという目的にしてはあまりにオープンすぎるのも不思議な感じですね。 本性が出ているであろう台詞も、そのままなら誘拐へ誘うのに対しやはりドストレートすぎるのがやはり謎が深い…。 さらにそこからもう1手を踏み込めば、台詞の内容が自分が現実逃避の為に欲へ忠実になっているっぽい。 という事で汝は人間!と判断した結果無事に成功。 後日本人に聞き取り調査をした結果も、現実に疲れた大人が童心に戻りたいという共感のできる内容でした。 【バスケット】底なしのくずかご 「いらないものとして生きること」を望むようになってしまう怪異というなかなか特殊な物ですね。 そして、そう望むようになった人が自らくずかごにシュートされたがるというのは素直に考えれば怪異側にしか益がないような? 見た目から、ぶかぶかの服を着ているけれど布が途中から破れて露出した右足部分は明らかに細身で何か別の物が入っているように感じ。 籠部分から片方だけとはいえ生えている角も色合いもあって何やら怪しい雰囲気がありますね。 喋り方は老人のようで、一見すれば友好的。 しかしターン経過の際はバスケットの穴から引力のようなものがあるのも気になるところ。 1ターン目の会話で話を聞いて欲しいと言われ続きを聞いてみれば、人生に価値なりを求める事は良くないから無価値でもいいと受け入れる必要がある。 その助けをするのが自分だと自己申告はしてますが、その末路はゴミ箱にシュートされる事となると…そうなった人間を糧にする原怪異の方が多いにありえそうと予想。 ここが人生の先輩として悟った目線な元人間のケースを考えるにも違和感のポイントですね。 そして、いらなくなったものの居場所=バスケットの中という構図で自分が居場所を提供すると言ってますが… 「おヌシの魂を受け入れよう…」の部分はどちらかというと(食料として)というのが実際は頭についていそうなニュアンスに聞こえました。 決め手として、目的の確認をすれば人間たちは自分にとって『元気をくれる存在』というのが完全に食料を摂取して元気!!だなと確信。 汝は原怪異!と無事に判断に成功しました。 判明した真の姿…あの露出していた足もそれが一部出ていた状態であり頭のくずかごに入れた人々を喰らうヤギのようなものというので全て納得。 確かにあの角もヤギである事を隠し切れないと思えばそうだったなぁとなりますね。 一旦紙屑の姿にするのも理にかなっている。 【スイート】おぼれる甘美 現場に急行すれば部屋いっぱいに甘い香りが…。 見た目は可愛いし、甘くておいしそうなのはわかりますが油断なりません。 ファンシーな見た目と確認できるモチーフは、おやつの時間を示す時計・装飾として輪になってかかっているのもお菓子でできていそう。 ロリポップの飾りがついたスプーンに、綺麗で甘そうなものがとろけているように構成されたドレス。 気になるのは、ドレスの下に隠されたスライムのような部分ですね。 中に何かが入っているのでそれが示すのも何なのか? 口調は幼くて可愛い幼女という印象。 直接何かを口にしなくても、そばにいるだけで甘味を幸福物質として受け取ってしまうというのもどうやらスイートが人間の心に直接魔法をかけていると判明。 曰く、胃が満たされても心が満たされなければ意味がないという事でハマメさんはチョコ味の心になる魔法をかけられていく…! 会話を続行しても、言ってる事はパティシエとして甘い物で人々を幸せにしたいように聞こえるもののハマメさんはそれだけではなさそうと警戒の様子。 行方不明者が出ているという情報について確認してもはぐらかしてくるのも怪しいですね。 ただ人を幸福にしたいだけなら、甘味で堕落した人が全員その辺に転がっているなりで済みそうなのに行方不明になっているというのが…。 魂に直接魔法により味付けをしているというもの、怪異が食べる為に調理をしているという方がしっくりくる。 そして食べられたから行方不明になった人もいると考えた方が合理的な推理でしょう。 甘い誘惑で惑わす汝は原怪異!と判断に成功。 判明した本来の姿や目的も推理通り、甘く味付けをした人間を食べる事が目的という事でやはりか…!となり。 あのスライムみたいな部分の中身こそが本体であり脳みそだったというので合点がいきました。 確かに脳には甘い物が必要って言いますもんね。 【バルーン】飢えた風船 爆発と再生をくりかえすという、何がしたいんだかピンとこない怪異ですね。 カウントであろう数字が風船部分についているのでそこも関りはありそうですが。 カウント表示が0の今はガスが足りないのか空腹で弱った状態のようですね。 ターンが経過する際の演出も今までとは違い全身像なのはそのままで色味等が変わりましたが、今回はスイッチの部分がアップになる? ボタンを押すと何が起きるかを聞くと不安定な状態で「数字が増える」という旨を繰り返すのみ。 もっと情報を仕入れたいと思うも、ハマメさんの反応から恐らくこれ以上の聞き込みが可能かは怪しいラインなのが焦りますね。 予想としては、ボタンの形がハートなのはいいねボタンであり、爆発=バズった時という解釈ではないか? それを求める人間が正体であろうとこの時点で推理はできました。 そしてもはやチキンレースではありましたが、もう1回…確証を得る為に話しかけるを選択。 ボタンを押すにももっと君の事を知らないと…というハマメさんに対し「知名度を上げないと」という旨をこぼしているので完全にこれは人間だとなりました。 汝はバズりたい人間!とこちらも判断に成功。 推理も大体当たっていたのでその点でも満足でしたね。 【ツインズ】ささやく双子 珍しいコンビの怪異ですね。 積極性と消極性、反対の言葉によって心が2つに引き割かれてしまうというのも何が目的なのか。 見た目としては水晶玉から2体の怪異が出ていて、帽子の太陽と月や服に描かれた瞼も上と下どちらを向いているかといった正反対の双子という印象ですね。 名前もメイとアンで明暗にかけているだろう事、プラスがメイでマイナスがアンなのでしょうね。 会話内容も1つの事に対する言い換え、リフレーミングに近い印象。 「これからは君の時代だよ!」というメイに「それで失敗するのを恐れている」というアン。 進行する程、会話内容としても両極端具合が加速しておりハマメさんもアクセルとブレーキをそれぞれかけさせるようなアドバイスをしていると分析をしていますね。 どちらにしろ、怪異の真の目的が見えないですね。 そこを追求してみれば メイはポジティブな感情に、アンはネガティブな感情に、‟そそられる”という部分は一致している様子。 ターン経過時のハマメさんの反応からもうここで決断しないと無理そうだとは思うも、どちらとも解釈できるのがなかなかに難しい。 人間観察が好きな元人間なら、ネガボジどちらの感情にそそられてもおかしくはない。 しかしここからは自論もありますが、人間観察が好きでどちらの感情も興味の対象だとしても本当に知りたいのはその根源ではないか? 何故、ネガボジどちらにしろそれが出ているのか根っこを知る事こそが醍醐味であるはず。 相談のようにそれぞれの感情を刺激してそそられるというのは恐らく違う。 よりありえるのは、双子の怪異なので分離した後にそれぞれが好みの方の感情をおいしくいただく為…つまりは原怪異ではないか?となりました。 少なくとも人間ではない…汝は原怪異!難易度は高かったけど無事成功。 そして分析結果の際に思わず、本来の姿えっぐ!? と驚く位想定外の姿が本来のものだったとは…。 時計のような円形、太陽と月に陰陽のような配色と消化器官と思われる口のついたうにょんとした部分…。 服装等、当初の姿にあったモチーフを取り入れつつも全く予想のつかない姿にはただただ驚くのみ。 消化器官に対応した感情を手に入れる為という事で納得かつ、これでノーマル怪異は全問正解に成功!! ◆隠し怪異 パレードのみが解放されている状態なのを確認して、まず達成感が先にきましたね。 という事で、ここからは残る2つの怪異も解放する為に条件を満たしがてら限界まで情報収集をしてきました。 会話オンリーだったので、次は観察でわかる事を確かめられるのもまた一つの楽しみですね。 【シャトン】ほころびた子猫 ツギハギだらけで綿もはみ出たぬいぐるみという見た目ですね。 その中で口の部分はチャックになっているのは何かを喋らないようにという意味なのか? 喋りこそするものの、自分を憐れんで欲しそうというか構って欲しそうな事を言ってくるのは何由来なのか。 そして3回目の会話にて、初めての会話中に選択肢を選ぶという展開に!? シャトンの事を可哀想と思うのかそうでないのか…。 これは明らかに可哀そうと思わせたいだろうなというのが見え見えだったので、あえて否定しました。 もっと可哀想と思って欲しい、というのが本心のようなので恐らくこれは人間の欲求という方がしっくりきましたね。 汝は人間!という事で成功。 理由としても誰かに心配をされたい、周囲の気をひきたいという事が理由な子供という事で納得はしました。 【アイ・ボックス】箱入りの瞳 見た目だけでは何なのかが全くわからない印象ですね。 都会の上空に出てきたというのもこれまでと違いそこから出てくるの!?と驚きました。 気に入られると常に監視されるのは目が本体の怪異というのでわかりますが…。 現場に到着した際の映像が完全に都心に出てきた怪物vsヒーローのような構図なのが凄いですね! 実際、ハマメさんのおかげで人々は救われているからヒーローであるのに違いはないとしても。 会話が成立するかも怪しいですが、本体である目を見る観察も危なそうですし行動の選択も難しそうですね。 会話をしてみましたが、喋らないタイプの怪異? もう1回会話をしてみれば、何か暗号のような事を話している? 何か法則性がある暗号なのか、なんちゃら進数のようなものなのか…。 キーボードと連動している?とメモを取り試してみるも失敗。 16進数という予想は正解でしたが、私が16進数の意味を理解しておらず解読失敗。 そしてまだ会話ができるかと思えばタイムオーバーで初の失敗…!! こうなればもう2択でライトを当てるしか…とさらに判断をミスっての失敗。 悔しみを噛み締める事になった因縁の相手となりました。 …そういえば今回の冒頭には、捕食以外にもいたずら目的の原怪異もいると聞いたような?と後々思い出しました。 時間のなさもですが、ただ見ているだけというのが正体を問わず目的がわからない点でも苦戦ポイントでしたね。 安全位置から人間観察を楽しみたい…というのまでは想定できましたが、そういう人間がいるのか?と判断したのが間違いでした。 後から解読をすれば、あの文字列は「PLAY」と「FUN」 「遊ぶ」と「楽しい」と返事をしていたと判明。 人間で遊ぶ。それが楽しい。という事だったのかな…?と項垂れました。 【パレード】にぎやかな行列 ハロウィンというお祭りというのに相応しい華やかな怪異ですね。 穴の中からナレーションという形で会話ができるのでまだいい方なのか?とは思えました。 ナレーションも穴に近づかないようにと言っているのがダチョウ倶楽部的な意味なのか、本当にただの警告なのかもわからない。 見えている演目もどうやら人によって違う?という事はハマメさん目線という事でヒントになるのかもやや首を傾げ。 すると、またもやってきた会話中の選択肢! 穴についてどう思うか?という事でしたが、マイナス印象の言葉を選ぶとわかってない人扱いをされさらに謎は深まるばかり。 でも、穴について指摘をした際に本質という言葉があったので重要なのは違いがないでしょう。 それに、穴の中に入る=ショーに乱入者がくるから迷惑 という意味合いがある以上、これは何かしらの理由でショーを見せたいエンターテイナーのようなものではないか? ラストの汝は人間!!という事で判断は成功。 内面世界をパレードという姿として表現していたという事や、立ち位置禁止テープも孤独である事を肯定して欲しい等の点から納得です。 ◆感想まとめ あいつが…アイ・ボックスが……!! ここさえわかればというのが本気で悔しかったですが、成績そのものは過去でもいい方だったのは良かったと思うべきか。 ハロウィンという部分を絡めつつ、個性的で魅力あふれる怪異達のデザイン。 だけど、本来の姿を知れば見た目だけでかなり危険だというのがわかってしまう辺り本性を隠すのが上手いんだなぁという感心もしてしまいますね…。 因縁となったアイ・ボックスも最初の説明を覚えていて観察連打をすればまだわかったかもしれないのが絶妙な難易度でした。 このゲームでは、固定概念にとらわれていてはいけませんね! @ネタバレ終了 ハロウィンというイベントに、人間の仮装だけでなくその雰囲気によって誘われ出現した怪異をジャッジする。 難易度としては過去最高だったと思いますがこれ位の方が挑戦していてハラハラする分とても楽しめました。 今回は素敵な作品をありがとうございました。
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怪異ジャッジ2感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 前作を遊んだ際には全問正解ができなかったので今度こそ…!というリベンジも誓いつつ。 @ネタバレ開始 とりあえず、最初から選べる5体+隠しを遊ぶのは決まっているので左上から右へという前回と同じ選択順で。 今回も個性豊かでファンシーだけど、何だか怪しい部分もある魅力的なデザインの怪異ばかりですね! 【バトラー】手厚い執事 説明が完全に駄目人間製造機なバトラーさん。 現場に到着し、様子を確認しよう。の時の背景につるされたドームが3つあるのでこれはすでに駄目人間が3人いるのかもしれない…。 話しかけてみれば模範的な執事の返答。 3回目の会話でようやく本心であろう言葉が出てきてヒントに。 これは尽くす事で何か見返りを求めている人間!という事で赤い光を選択。 今は廃墟のホテルが現場ですが、恐らくバトラーさんも元々はホテルの従業員として人に尽くす事が生きがいの人間だったと予想しました。 職業的な予想は外れましたが、人間というのは正解。 どうやら自分の存在価値を見出す為に献身的になっていたという事で理由も納得です。 【モニター】いざなう画面 二次元にいけるモニター…だと!? まさかとうとう実現化したというのか…と、もし遭遇したら速攻で犠牲になりそうな思考をしつつ。 ゲームセンターにいるというのはちょっと意外でしたが、二次元の世界の住人になるというのはやはり魅力的な響きが…。 そして、ここで今作初登場の要素が登場。 怪異によって観察と会話どちらを選んだ場合に猶予がどう変動するか?という戦略性。 元より情報収集は会話派なので、今回はまだそこまで問題でもないかなと調査開始。 話しかけるとモニターに出てくる可愛いネコミミの子と、魅力的な誘い文句。 これはプレイヤーへのダイレクトアタックが凄い…!! 二次元に行けるとしても、任意の世界に行けるのかは重要な部分という事で半ばもう行く前提で聞き込みを続けていき。 現実逃避をしている人間が自らが二次元の入り口となったのか、それともモニターに入った人間が戻らない=餌になったという点で怪異なのか。 直感としては怪異のような気はしました。 「…見ててくれるみんながそばにいないと、 モニちゃん、元気でないもん!」 しかし、この台詞は注目を集めたい人間にも思える…? ハマメさんの様子から、もう1回情報収集はしたいものの限界かが怪しいのも含め行動に迷うところです。 それでももう1回!と会話を選べばようやく怪異としてのボロを出した!! いざ、青い光を当ててみれば正解。 本来の姿である「永久のフィクション」のデザインもどこか禍々しくも良い! 上の手にあたる部分が羽根のような広がりを見せつつ、しかし逃がさないとばかりになっている事。 胴体の部分の黒い部分に絡みあった線の色彩センス。 モニターに映るキャラクターは相変わらず可愛いけれど、明らかにやべぇ奴とわかるこの見た目。 まぁ、悪い怪異によって二次元行(偽)になったなら…帰ってきた人も納得してくれるでしょう。 【アップルツリー】あざやかな果樹 おとぎ話に出てきそうなりんごの木というのが第一印象でしょうか。 今作の怪異一覧を見た時に一番好きなデザインと思ったのがこの怪異でした。 高い所にある上にしっかりツタ?で固定された金色のりんご。 他にも可愛い色をしたりんご達がぶらさがっていて確かに食べたら虜になる位おいしそうかもしれない。 葉の色合いも絶妙なのですが、アクセントとして咲いている花も彩としてのポイントが高いです。 幹は根っこの方が人魚のようになっているのもあって青系統のグラデという不思議であり二つ名の通りあざやかと言えましょう。 説明にある、誘惑要素はまさに餌をおびき寄せるようにも思え。 魂を捧げてもいいと思わせてしまう位虜になってしまうという点は原怪異っぽい印象か? 声や言葉による誘惑要素で猶予が減るっぽい辺り、今回は観察オンリーに徹した方が難易度としていいのかもしれない? 1ターン行動が終了する時に出る演出でも、ふんわりした色彩からやや主張が強い色合いになってもどこか幻想的で華やかな力を感じるのがまた印象的でしょうか。 とはいえ、普段が会話に頼りっきりな分観察による分析はなかなか苦戦しました。 金のりんごがスポットライトの役割をしているのは姿をよく見れば実際に照らされているのもわかる分、かなり大きなヒントでしたね…。 植物の姿をした怪異はモチーフとなっている植物にも意味がある。 これは、前作のあの怪異に咲いていたお花が何か?という部分でもありましたね。 花言葉をスマホですぐに調べてくれる有能なハマメさん。 さらに実と木の部分でも意味が変わるという自分で調べたらそこまでは気づけなかったであろう知識のおまけ付。 …これ、今思えば「木:名誉」という事は木の部分は歌姫のイメージもある人魚の形状をしていた。 つまり、歌手としての名誉が欲しいと思っていたとしっかり推理できる材料があった…!と気づいたのに少々の悔しさが。 しかし、それだけ設定を具現化して練り込まれているという点ではさすがでした。 りんご→誘惑→アダムとイブにりんごを食べるようにそそのかした蛇? セイレーンだと完全に人からすれば船が沈むアカンあれだし…。 と、たくさん悩んだ結果として金のりんごが本体で他のりんごは餌。 人間をおびき寄せる事で食べる事が目的?と青い光を選択。 …という事で、全問正解の目標はここで潰えました。 もはやクーラーだけでは頭が冷えない!と扇風機も総動員する位悔しかったですが、わかれば納得するから仕方ない…。 そして、答えはわかったので今度は会話で情報を引き出してから正解の赤を選択。 事情聴取での話と、観察した時にわかる情報を照らし合わせると推理力の足りなさを痛感いたしました。 【エキストラ】名もなき人影 マネキン人形かと思えば、二つ名も人形でなく人影だった…? 段々自分がわからなくなるというのも気になる要素ですね。 今回は特にどっちの手法が良いとかもなさそうなので会話一択で。 人々を集めていつも一緒にいる事に意味がある? 一人でいる事が危ないと思っている辺りは純粋に友達がいないので人を集める人間の可能性がありますね。 しかし、半角カナという形式の本性からこれは悪意があると判断。 無事に青い光を当てて正解しました。 そして明らかになる本来の姿「ハリボテの群れ」を見て、何故エキストラという名称だったのかを理解しました。 身を守る為に集団に見せかける為、人間を誘拐してはエキストラとして群れを偽装していた。 エキストラなのは…人間の方だった。 正体の方だと頭から生えている蜘蛛の足のような物がなかなか不気味ですね。 よくよく見ると、胴体の後ろにある黒くてうねうねとした部分が本来の身体であろう事も含め。 後は興味深い話として、エキストラには同種の仲間がいないので群れを作れないから人間を攫う必要性があった事。 自然界における動物の生存競争のように、怪異の世界にもそういった仕組みがあるというのは世界観を知れるという点で良かったです。 【シープ】安らぎの羊 人間の下半身が生えた羊…?と思いきや、恐らくもふもふな身体に取り込まれた人間が複数いるのかと説明を合わせて理解しました。 不思議な部分ばかりですが、とりあえず安定の会話へ。 しかし、鳴き声らしき物はあっても会話が成立しないタイプのようですね…。 もしや、前作で唯一間違えたあいつと似た対処法なのか?でも2作連続でそれもあるのか?と悩み。 観察に切り替えると、星の形をした部分はアロマやスピーカーとして眠りを誘う要素の様です。 ふわふわしている夜空のような雲は体内時計に干渉をしてやはり眠りに関する部分を担っている…。 もっと情報が欲しいと思うも、ハマメさんがこれ以上は耐えられないと判断をして答えを出す流れへ。 勘ながら、恐らく悪意のない人間の願望から生まれたタイプではないか? という事で赤い光を選択。 …誰だ、全問正解を目指すって言った奴!!! 正解を選ぶついでにオール会話を選択した場合の実験も開始。 アナウンスという形式で話しかけてくるというのは面白い発想ですね。 そして、やはりのやはりというべきか…辛抱強く会話を連打していれば本性に通じる情報があった!? これは行動の判断ミスとしても悔しい。 本来の姿である「悪夢を飼う者」はほぼ配色が違うだけで大幅なデザインの違いがないのに、色のもたらす印象ってここまで大きいのか…と衝撃がありました。 可愛らしいタッチのキャラデザなのに、ちゃんと恐ろしさを両立させるこのセンスが大好きです。 ◆隠し3体への挑戦 これで通常5体が終わり、3勝2敗という成績ながらも隠しへ挑もうと思えば… 3体の怪異はそれぞれジャッジする為に特定のエンドを見る必要があったとは。 という事で、わざと条件を満たす為に失敗をする作業へ。 せっかくなので、以前は見てない側の情報を見る意味でも作業としては楽しかったです。 やり込み要素として、失敗パターンも見たい。 見てない会話or観察パターンも見たい。 これを成立させつつ遊べるようになる隠し怪異は良いシステムだなぁと改めて思いました。 ここからは追加の怪異についての感想となります。 【クリスタル】ひび割れた水晶 本体は占いの水晶のような姿で悲惨な未来を告げる…被っている布も含め占い師のような姿ですね。 ターン経過で喰らう精神攻撃もジャッジに失敗した時の内容であり、すでに何回もやっているんだよなぁ…という顔をしつつ。 破れた短冊?お札?のようなついているのも気になる所。 会話内容もあくまで一時的に希望を手放す事や無謀な夢を持たないように警告する事が重要そう? 3回目の会話内容がかつての自分の後悔を語っているようだったので人間じゃないかと予想。 元の姿にすればどうやら珍しくおばあちゃんだった? 後日話を聞いてみれば、やはりかつて色んな夢を持ってはそれが叶わなかったというのが原因のようですね。 過去は変えられないとしても、ノゾミさんの今後に楽しい事があるといいなと思えました。 【テレフォン】聞き上手な電話 電話ボックス全盛期だったらそのうちの1台がこの怪異でもおかしくないなぁというのがファースト印象でしたね。 見た目として受話器の形状がおしゃれなのと、鈴蘭のような耳にあてる部分に何かしらヒントがありそう? やけにフランクな調子で話しかけられ、やけに流暢に目的を語っている。 鈴蘭の花言葉にヒントがあるのでは?と検索をしても花言葉そのものに悪い物もない。 →ヒントではないor悪意がないのどちらか? ハマメさんの反応からもうターンがないと思い推理をまとめようと決断。 怪異側にメリットがないといくら不幸話が好きという理由があっても、この怪異が悩み相談室をしてる事はあまり大きなメリットとも思い難く…。 鈴蘭→毒のある花→愚痴とかを毒素として濃縮している→怪異としてエネルギーを集めてる という予想から浄化成功!! 本来の姿に描かれた解説を見るにやはり最後の予想が当たりましたね。 かなり悩みはしましたがその分成功した際は爽快です。 【ドクター】救いの医師 魂のための手術…という気になるワードがある怪異ですね。 近くにいる事で段々心を開いてしまうという辺りあまり判断に猶予はないと予想。 こいつもこいつでやけに友好的な語り口。 ストレスの原因となる物を人間の「心」から取り除くのが、魂のための手術って事なのでしょうね。 正直、ここだけだとかなり悩ましい部分ではありますが……。 「思考」を取り除き、考えるのをやめる事が救済というのはそうだとしても害の方が大きそうな感は? ドクター本体も見えている物よりもっと奥に潜んでいそうという直感と、思考を取り去る部分は原怪異っぽいけど…。 と、悩んでもう1ターン猶予があれば…と思えばようやくボロを出した! 汝は怪異!罪ありき!!と浄化に成功。 本来の姿の、白衣の裏側に色んなものが隠されており布地も闇色なのが明らかに危ない奴というギャップで好きです。 という事で追加怪異は全部初見でクリア!! ◆まとめ 通常の怪異で2回失敗はしましたが、トータルで見たら頑張った方と思いたいスコアになりましたね。 新要素である行動によって猶予が変動する部分も推理や頭脳戦という所で良いスパイスになりましたし続編だからこそ隠し怪異のみならずそういった部分にも力が入っているのはとても良かったです。 この感想文をまとめている段階ですでにハロウィン版はクリア済みですが、毎回飽きさせない仕組みがあるのは本当に凄い事と思います。 @ネタバレ終了 今作もまたドキドキワクワクなジャッジを楽しむ事ができました。 前作も好きな作品と思え、続編が出ると聞いてテンションが上がっていたのもあり充実感もたっぷりでしたね。 それでは素敵な作品をありがとうございました。
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トリック・アンド・クリック・イン・ハロウィン感想が遅くなりましたが配信にてプレイさせていただきました。 このゲームを初めて見つけた時から、ハロウィンの時期になったら配信でやろう!と心に誓って待つ事約5ヶ月… いよいよ遊べるぞ!と楽しみにしていただけの面白さがそこにはありました。 @ネタバレ開始 台詞が英語で漫画のような流れで進行するシナリオ部分。 英語が全く駄目な私にも優しい字幕付きなのでいかにも洋物っぽい雰囲気を感じつつ導入からワクワクとして。 せっかくのハロウィンという事で仮装をしている主人公。 結構お着換えタイムでママに待たされた割には完成した仮装は上からお化けの布を被っているだけ…!? 何はともあれ、これでハロウィンを楽しむ準備は完了という事でいざ家を回ってもすでに時間が遅い、もうお菓子がない等と悲しい事を言われる流れに…。 そこでかぼちゃの女の子に声をかけられたどり着いたのがトリック・アンド・クリックの館…タイトルにもある通りどんな事が起きるか何となく予想ができる場所ですね。 ここで挟まれるローディング…の左から順に白く色がついていく演出が世界観ともマッチしていてなかなか可愛くもオシャレで好きです。 チュートリアルとして、門を開ける動作を通しての解説。 そして、プレゼントと称してびっくり箱を開けさせる事で今後はこんな感じでホラー表現の脅かし要素があるという親切な注意も。 むしろバンバン脅かし要素は見ていきたい位の気持ちなのでドンとこい!と門の中へ。 ステージによってテーマというか、どういうギミックがあるルールかを推測して進める必要性があるというなかなか頭を使いそうかつ故に面白そうと思える説明。 謎解きそのものはそのステージで完結しているので、とにかくそのステージさえ調べ尽くせばわかるというのは重要なポイントですね。 ステージ選択は表情の違うカボチャの上にカーソルを乗せるとどこへ行くのか?を選べる任意方式。 とはいえ特にこだわりはないのでこれが恐らく通常の順番だろう…という感じでいざ本編へ! ◆広間 メニューとして、もしこの部屋がわからず先に他の部屋の謎解きをしたくなっても安心なステージセレクト機能も完備。 基本はクリックで進められるという事で懐かしのクリック式フラッシュゲーを楽しむノリで進められました。 脅かし要素もハロウィンらしく蝙蝠が出てきたり。 猫の手も借りたいとは言うけど、本当に人の手があったりするんかい!?というアイテムを見つけたり。 それを何の迷いもなく頭に乗せている主人公もなかなかシュールでありながら肝が据わってますね。 「手の届かぬところに届く手」というアイテム名のセンスもそうだけどそうじゃない!…いや、間違ってもいないのか…? とツッコミどころがあってセンスを感じます。 手以下略のおかげで鍵を入手した際も、主人公のグラフィックが鍵を手にしている物に変化しているのもこういう要素がまた見ていて楽しめる小ネタと思えます。 鍵を使う前に、他の棺桶を調べたら釘がびっちり…これは釘抜きが必要か?と先に鍵を使う場所を調べれば目的の物を無事ゲット! 釘で封印された棺桶を開ければ中から再び蝙蝠たちが! しかし、その後中を調べればコウモリ飴玉を発見して無事にお菓子を入手完了。 すでにクリアしたステージはクリアと書かれた黒い帽子でおしゃれをしているのもわかりやすさとハロウィン要素の組み合わせとして素敵です。 ◆実験室 実験室という響きだけですでに怪しげな雰囲気は満載。 今度は明らかにどこかの鍵を開ける等といった定番の謎解きとは違いそう? ホワイトボードに実験をする事で進展がありそうなのは予想ができたので、それが書かれた文面を再確認したい。 と、バックログを確認すれば、見覚えのないシナリオが書かれているのが見えたので多分これ今みたら駄目な何かなのかな?と一旦読むのを止め。 以上と未満の違いを勘違いしたまま、実験器具にセットされている物と同じ物が置いてある棚を調べれば材料名と順番等といった情報が。 装置のカプセルを触ってみると順番に中身が入れ替わるようなので、特定の順番かつ電流のマークも3段階選べるという点から組み合わせを推理して解決するはずと予想。 ここで必殺・メモをとる!にて情報を整理して無事に解決。 脳みそゼリーというこれまたハロウィンらしいお菓子をゲット! ◆墓地 確かにステージ選択の位置からして墓場の近くにありましたし、死者の復活するお祭りなら墓場は定番ですよね! 「嘘と真実」というメモで正直者と嘘つきが誰か推理して正しい答えを導くあの大好きな形式のクイズだ!とテンションが上がり。 中央にある墓石が気になり軽率に調べてみると失敗判定となり吊るされてゲームオーバーへ…。 このゲーム、油断するとそうなる要素がある系なんだな?と認識を改め再チャレンジ。 十字架の形をした墓を調べると、問題文に出てきた4人の誰かの証言が得られると判明。 まずは情報としてメモを取って整理をするのが大前提だろうとまとめていくと…テレサが二人いる? つまりどちらかは嘘つきで名前すらも偽装しているという事で、テレサMark1とテレサMark2と仮名を付けてみました。 情報を整理した事で推理は進みましたが、正直この仮名は自分で付けておきながら混乱したので今度似た形式の問題に挑む事があれば1号2号とでも呼ぼうと思います。 落ち着いてお供え物をセットすれば墓場アイスを手に入れました。 ここの謎解きについては、何かを絶対置かないと駄目では?という先入観があったので「何もいらない」というテレサの部分が少々難しかったですね。 ◆屋根裏 屋根裏という事でやはりというか立派な蜘蛛の巣が。 部屋を調べていれば突然蜘蛛が出現し、あみだくじのように巣の糸を進んでいく様子。 蜘蛛によって違う模様をしている上にどこから出現してどこへ行くのかが違うという事でこれが謎解きに関係があるんだな?とは予想。 しかし、蜘蛛の挙動は目的地に向かっていくだけの物や往復して出てきた場所に戻っていくタイプもいる? それに模様が描かれているという情報はあれど、真っ黒な蜘蛛が2匹いるのもどう解釈すればいいのか…。 金庫のボタンを操作すると、蜘蛛の行先になっている物にどの背景がセットとなるかを選ぶ形式だとわかったのでここからは推理タイムへ。 2匹の蜘蛛がガイコツの方へ行っているのをどう考えるのか? 挙動の違いを比べてみるとガイコツに到達して消えた物とスタート地点に戻って消えた物になっていたので、多分これは到達している方を答えるのかと予想。 一度推理に詰まったのでオープンを押してみると上から蜘蛛が! しかし、ゲームオーバーにはならないようなので優しいなぁ…と温情を感じつつ再び頭を使う事に。 市松模様は巣に戻っていったので多分答えには関係がない。 けど、ハート模様の蜘蛛もいない……と残る2つにハートを順に入れていけばスパイダークッキーを入手! あれかな、ハート模様は描いたけど蜘蛛の色が強くて負けたのかな…? (それか、黒に黒で描いてしまったのか) ◆食堂 テーブルの上に置かれたワインや調度品。 そして、奥に飾られているマダム・パンプキンの絵から漂うラスボス感……。 蝋燭のついている木のオブシェの近くにあるベルが気になったので、何気なく調べるとワインボトルをこちらに投げられてしまいました。 ガラス瓶は結構痛いぞ!? 絵画のメモから、蝋燭の明かりの調節は予想できましたがワインに関してはヒントが少ない…。 と、あちこちを調べていたらテーブルクロスをめくったところにガイコツが!? どうやらワインの配置に関するメモかつ、内容的に最期の後悔の念と読めたのでここで失敗した過去の犠牲者なのでしょう。 しかし、そのおかげでワインの配置は理解ができました。 ありがとうガイコツさん…という事で、最後のお菓子である血液ジュースをゲットだぜ! ◇帰宅へ… 無事にお菓子も全て集まり(ゲームオーバーもあった事から目をそらしつつ)帰宅へ。 お菓子をくれたかぼちゃの女の子の名前は何だったのか? わからなかったので素直に選択をすればノーマルエンドへ。 食堂に行った際には女王という事でマダム・パンプキンが名前か?と思いましたがそれでは捻りがないような…。 そして女の子自身から、どうしたら名前を知る事ができるのかのヒントをもらえば… バックログにあったあのお話はそういう意味だったのか!と理解しました。 見ない方がいいこともあると女の子はこちらを止めようとしましたが、ここまできたらコンプをしないと気が済まない!! という事でバックログから物語を集める流れへ。 ◇サイドストーリー バックログで謎解きの為のサイドストーリーを仕込むというのはなかなか斬新な物ですね! 最初に実験室で見た際にはとっさに閉じてしまいましたが、やられたなぁ…となりました。 広間では、誰かがお菓子を十字架ケースにしまうお話が。 十字架の形が頭文字と似ているという事でこれは「T」だとすぐに判明。 実験室では、老いた蝙蝠のお話がされているようですね。 主人公の名前であるエリックを英語表記した際に少女の名前と共通点があるという事で「R」と「C」をメモ。 偽りの記憶を作り出せる。 脳だけになった蝙蝠。 その記憶があれば脳だけでも任意の記憶を楽しめる時がくる? ここから、思考実験である「水槽の中の脳」を連想させる点はパラドックスがお好きな作者様らしさを感じますね。 思考実験やパラドックス関連は好きなので感想をまとめつつ…もしや?とニヤリとしていました。 墓場では、かくれんぼのお話が。 お届け物の用事があったニックという人物に名前を聞かれ言葉遊びをする少女。 ここが、英語での表記を含めて共通点を探すという事と「××シー」という音で終わる名前を並べる事で語感やリズムが良いところが好きです。 Nancy(ナンシー)、いや違う、Stacy(ステイシー)、じゃなかった、Lucy(ルーシー)でもない。 似てるけど違う。似て非なるもの。 そんなに怯えないで。わたし慈悲深い(mercy)のよ。 ここで、慈悲深いという部分の後ろにあるメルシーでも同じ法則で遊んでいるのが特にポイントが高いです。 サイドストーリーであるかくれんぼは、どこにいるのかを知った上であえて放置をされたんだろうなぁ…と察しつつ。 名前の終わりが「CY」なのは理解したので、ニックくんは無事と祈っておきましょう。 屋根裏では、蜘蛛が嫌いな誰かの視点のお話が。 女の子とマダム・パンプキンの会話から彼女の名前に「A」が入っているのはすんなりと確定。 蜘蛛が嫌いな誰かにとっては苦痛な事が起きている…と読み進めていけば 蜘蛛なのに蜘蛛嫌いだったというオチに「あー…!」とその発想はなかったと感心しました。 最後に食堂へ。 ここはラスボス…もとい、少女のひいおばあ様であるマダム・パンプキン目線のようですね。 アルファベットクッキーを5個並べてひ孫娘の名前を記すのが楽しみ、つまり名前は5文字と確定。 食材にはこだわりがあると語るマダム・パンプキン。 以前やってきた客人はトンコツらあめんという物が好きで楽しい食事ができたと言います。 それにひきかえ、この話に出ている招かれざる客はガイコツのように細いので帰るように言われたという事は……。 痩せている事で命拾いをしたんだな、と察しました。 後は手に入れた単語からトライシー…もとい、トレイシーと解読成功。 しかし、ここからが本番というべきか…地獄の始まりでした。 ◆VSトレイシー 名前がわかった事で館のどこかで鍵が開きおまけステージに。 帰宅の選択肢は消滅し、唯一行く事ができる女王の間へ。 一緒に面白い事をしようと提案をすれば、これはどう?と紹介されたのはどうみてもアイアンメイデンのかぼちゃバージョン…!! その中に拘束されてしまう主人公という絶対に嫌な予感しかない状況へ。 ここからは彼女の食べたいお菓子を当てるクイズに正解をして生き延びるしかないようです。 欲しい物についてのヒントを言うから当てるように…と言われましたが。 こんなん初見でクリアは絶対に無理ぃぃぃぃ!! と絶叫をしたくなるような鬼畜仕様、さすが魔女というべきか…。 舌の上で転がすような物→キャンディーか!→ハズレ!? じゃあゼリー?→ハズレ!! 3回目で問題が変わり、飲み物が欲しいという要望へ。 これはジュースで確定…ではなかった(もはやお約束) ここで、もしかしなくても言葉をそのままの意味で解釈したお菓子を渡しても正解はしないと気づきました。 そうなれば、後はどれにその要素があるのか…そのままの意味以外の選択肢に答えがあるとまでわかったので総当たりへ。 運良くまた舌の上で、と出たのでアイスを選べば不正解。 また連続で同じ問題がきたので、残りは2択とクッキーで不正解。 …総当たりで不正解を出すのもなかなかの確率ですね。 しかし、これでこの問題の答えがジュースなのは確定しました。 (まさかの選択肢に正解がないケースを除外すれば) 今度はひんやりする物が欲しいと言われましたが、法則としてアイスでは不正解のはず。 でも一回は選んでしまうしもしや嘘をついているのか?と疑心暗鬼に。 再びひんやりと言われたので、アメを選べば実は口の中で溶ける際にひんやりするのでこれが正解だったという理由が判明。 それでもようやく2問目に進めたので、問題文の永久の眠りをイメージしたお菓子から墓で永眠?とアイスを選べば不正解…。 法則を見つけるにも、まずは2問目にいける母数を増やさないと駄目だなと再度1問目から。 2問目で外した場合は鉄のかぼちゃを閉められるまでの会話が変わっているので、不正解であってもバリエーションを知れたという意味では良かったです。 喉がかわいた→逆読みでクッキー?→駄目だった。 からの、ひんやりを引けたので2問目へ。 夜の世界を自由に飛び回る…?→蝙蝠では安直だから…クッキーでスパイダーマッという事か!(※違います) そして、ここでようやく口の中で転がすのがジュースの中にある目玉の事だったと判明。 それなら納得です。タピオカみたいなものなんだろうなぁ。 暗くて狭いところに潜むモノ…これこそ蜘蛛っぽいですが、推理の起点は間違っていたものの脳みそで正解。 頭蓋骨の中に閉じ込められているから、というのでちゃんと理由はあるけどそれをどこまで読み解けるのか?が試されるのを再確認。 いよいよラストの3問目! と思いましたが、今度は明らかに問題文面の形式が違う。 詩的というのでしょうか、反対の言葉を一文に入れた何かなのかわかるのですが……。 そして、適当に選んだので当然の如く不正解。 鉄のかぼちゃの隙間から見える彼女の台詞はどこか親愛を込めたものに聞こえますが…でも死ぬんだよなぁ!? と、何一つ安心できる要素がないと思っていればかぼちゃの穴から彼女の素顔が見えて…。 ここまできたからちょっとしたご褒美なんだろうなと思えました。 次はストレートで3問目まできましたが、今度は地獄の業火という何やら厨二っぽい表現に。 今度は一問目に正解がわかってない物が来ましたが、他に飲み物になる可能性という点から脳みそで正解。 この段階になるとだんだん総当たりでトレイシーちゃんに振り回されるのも楽しくなってきた~!というテンションに。 そのままのテンションで再び3問目に到達し、問題文が出終わった後に何気なくバックログを見れば… 縦読みで「あいすがいい」と読める…!? 確証を得る為に過去にやった3問目も確認すれば「ちがのみたい」と最初の問題では読み取れて。 その次は「あめ玉ほしい」だった!となればこれはちゃんと縦読みで合ってるはず。 と、飴玉を選べば秘めたメッセージを理解した事を褒められ正解へ。 こ、ここまで長かった…。 再び漫画形式となり。 正解したのに面白くないから処刑という理不尽な展開へ。 でも、その前に顔を見せろと言われお化けになる為の布が脱がされる主人公。 布の下には…これは…主人公は人間ではなくゾンビだった!? これにはトレイシーも驚き逃げまどい。 スポッと被り物を脱がせる時の効果音が「TAKE OFF」なセンス…もう大好きです。 まさかの二段構えは想定外でしたが、ママの力作というのにも納得しました。 スタッフロール後のおまけで、これは甘酸っぱい展開か!? とニヤニヤドキドキしたのに実はキスではなく、主人公の被り物とキスをするオチである意味安定のオチだなぁとほっこりしました。 @ネタバレ終了 魔女の住む館での謎解きという事で、一筋縄では攻略できない部分もありましたが 「だからこそ、とてもそれらしいのが良い。むしろ振り回されたい」 と言える物がそこにはありました。 謎解きをしようとしたらイタズラとしてびっくりする仕掛けもあるというのがハロウィンとも合っていますし、良い発想だなぁと改めて。 それでは、素敵な作品をありがとうございました。
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つくもと空の屋台実況動画としてプレイさせていただきました。 空の屋台、という事でタイトル画面から様々な空を背景として眺められるオシャレな仕掛けにワクワクとしますね。 @ネタバレ開始 つくもさんまた会ったね!! という事で、チュートリアルに関してはすでに過去2作品をプレイ済みという事で飛ばす方向で。 今回はバイトくん=プレイヤー自身という事でこれはこれで楽しみなシチュです。 チャプターを選ぶ形式という事で、まずは月が綺麗な夜から。 ◇つくもと夜の屋台 前回は最後の問題で追加質問というヒントに頼ったので、今度こそノーヒント一発正解を…!と意気込み。 持ち主が何か発言をしているパートが入ってから接客の流れへ。 前回もお客様が記憶を語る際にシルエット形式だったとは思いますが、開幕早々これはずるい(誉め言葉) 尖ったモヒカン?いや、でも角…?鬼なのかな? と、読み進めようとしたら分裂する「私」と書かれたシルエット。 右のへにょったモヒカンのようなシルエットがすでにツボでした…。 確かに、記憶を擬人化形式で語るから何も間違ってはいないけどシュールがすぎる! 推理の方は問題なくできましたが、その過程の出題時の演出が以前より豪華になっている事や合っているけどその意訳合体は笑えてしまうんだよなぁと面白さが倍増しております。 そして、無事に正解する事でえんぴつの神様は元の姿へ。 どうやらスケッチをするのにえんぴつが必要な場面で、先にあったモノローグもそれを示唆していたようですね。 ◇つくもと夕暮れの屋台 今度は片方が見つからない? それに待ち合わせという言葉が気になるなぁ…と接客へ。 >>92歳の双子<< 開幕からなかなかのパワーワードが飛び出してきましたね!? 長寿の双子…金さん銀さんは100歳越えだっけ…?等と懐かしい記憶が蘇ったのと、この部分に全て持って行かれました。 大きくなればなるほど、小さくなる。 この部分は結局わからず…92歳……と心の中で呟きながらこれは序盤にしてかなりの難問…となり。 最後の「かわ」が「ばける」というヒントがなかなか秀逸でした。 かわ…皮を加工する?皮製品?でも92歳の双子ってなんだ? と、化ける→化→かわ→皮は部首ではないから…革?→わかった!! 靴は確かに、「革」と「化」けるで成り立っているなぁとわかった時には気持ちが良かったです。 そして、正解すれば服装は確かに靴をモチーフとしているけれど結構幼い少女っぽいくつの神様が! 無事に靴が見つかりおでかけができた様子を見届け良かったな~とほっこり。 ◇つくもと晴れの屋台 今度の持ち主は何やら忙しそう? でも休憩時間が近いようなのでお疲れ様です…と思いながら接客をスタート。 >>スリムな双子<< ま…また、双子だと…? でも、これは2つで1セットの何かという点では絞り込むに辺り良いヒントではありますね。 双子シリーズが続いたので驚きはしましたが。 真ん中にいるのにすみっこにいる? ここは一旦保留しつつ、次のヒントでわかりました。 確かに名前がそういう意味だもんなぁ…。 正解すると色こそ対照的ながらもはしの神様が! 簪のようにあしらわれているおはし等ちゃんとモチーフを取り込んでいたり、色は違うけれど衣装は同じデザインという部分で確かに双子だなぁと納得しました。 そして、早く戻らないと困るのも理解ですね。 やっとお昼休憩でご飯!と思ったのにお箸がないなんて悲しすぎますから。 ◇つくもと花火の屋台 花火が浮かぶ空という事で、やはり暑い夏の日なのでしょう。 接客モードになった際、今までも背景が空によって違いましたが今回は綺麗な花火を楽しみつつというのがなかなかいいですね。 先に述べると、これが一番の難問でした。 ・一緒にいる(持っている)事がマナー ・価値が2分の1(下半分がない価値という漢字) ・普段は正方形 途中で浮かんだけれど違うだろうなと却下した答えは「マスク」でした。 片面しか持ち主に触れて使わないから2分の1?今だとマナーって扱いだよね?という解釈より。 しかし、マナーとなるとルールとは違い誰かを不快にさせない為に所持するのが礼儀とかそういうノリだよね? 価値という漢字で表記して下半分が切られているのは意味があるのか? ひらがな・カタカナでは駄目だったのか?と、切られた下半分を想像しても何もわからない…。 正方形はそのままの意味で形状?四角い物なのは多分そうだろう…。 ここで、持ち歩くのがマナーで四角から「ハンカチ」か「ティッシュ」と予想。 もしくは…「タオル」も該当したりして?(※長方形が大半なので、基本正方形ではないとしばらく気づきません) 悔しいけれど、ここはヒントに頼ろう。 でも、ヒントになるけどできるだけダイレクトにならない程度で…と「何文字?」を選択。 4文字なので、これはハンカチか。 ……? 半分の価値でハンカチか!?と、謎解きの方も理解してとてもすっきり。 確かに夏の暑い日なら汗をふく為にハンカチは必要ですよね。 手洗いをした後にもふく為に必要だし、確かにマナーというのはなるほど…。 ◇つくもと雨の屋台 雨の、とあるように持ち主も雨が降りそうな状況にいる様子。 屋台の出ている場所も、背景をみるに結構な雨の中だけど大丈夫なのか!?となりましたね。 雨に関する物だと、以前に傘はあったので今回は合羽の方かな?と漠然と予想しつつ問題へ。 問題文そのものは以前にやった傘の時と同じなのでひっかけでなければ素直に傘でいいのかな?と思えば… 知らない人に連れて行かれそうになってる構図が事件だーーーー!? これは、同じ問題でもこのシルエット方式だからこそまた違った味わいのある表現ですね。 そしてこちらもお久しぶりとなるかさの神様。 でも、よくみると服装や装飾品に違いがあるのでまた別の神様…傘の付喪神とはいえ、傘の1つ1つに違う神様が宿るのかな? 恐らく大筋の容姿は似ていたとしても。 持ち主の元に戻り、無事に傘が見つかっておでかけをする様子を見守ってほっこりと終わり。 ◇つくもと星空の屋台 もはや広大な宇宙そのものとも言える位に美しい空。 持ち主もそれをみんなにも見せてあげたいと思っているようでここは共感できました。 これがラストだし頑張ろうと接客開始… >>からの開幕窃盗事件<< え、シルエットのままに受け取ると金品を盗んでるけどこれ犯罪絡みじゃないよね…? でも、とっちゃうという部分はひらがな表記なのであくまで音がそうであるだけ…と事件性がないのを願い。 なのに「私」を指さして笑っている人間…? 呑気というか、窃盗事件ならさすがにそれはないので「とっちゃう」は絶対に別の意味(と、元から思ってはいつつ)…多分あれかな?と予想をして。 その次のヒントである「食べ物の名前」で確信しました。 正解すればキラキラお星さまが瞳にある少年な、かめらの神様が! ぶかぶかのマントはもしかしたら昔の写真を撮る際に使っていた、撮影者が中に入る布の表現かも?と改めて思いましたね。 そして、持ち主としてもこの綺麗な星空をみんなに見せたい!という優しさからカメラが必要だった。 無事に撮影ができた事できっと喜んでくれる人もいたのでしょう。 優しい世界や……。 ◇さいごに これで全て終わったのか…と思えば、右下のページがめくれているような? どうやら今回はつくもさんからプレゼントをもらえるようで、ちゃんと後に実績バッジの方も受け取りました。 「これからの人生が君にとって楽しいものになりますように」 いつも、歴代のバイトくんにかけられた言葉を今回はプレイヤーである自分がかけてもらう事になったのは少しくすぐったくも嬉しい気持ちでした。 バッジの説明に「君はもう一人前だよ」とありましたが、またいつでもバイトくんとして一緒にお仕事できればな~…何て気持ちもありますね。 今までの作品が、その時のバイトくんにとって必要な物を助けた神様からいただける…という流れだったのに対し今回は困っている誰かの元へ神様を向かわせてあげる。 その結果として心の温まる後日談のような話を見届けられるのがとても良かったです。 @ネタバレ終了 優しい世界…こんなに素敵なバイトならほんっとうにいつでも歓迎なのでまたつくもさんと縁があればなぁと思えましたね。 それでは、素敵な作品をありがとうございました。
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つくもと夕暮れの屋台実況動画としてプレイさせていただきました。 前作の時点でとても素敵な世界観と思える作品だった為、まだまだ続編が遊べるという事が素直に嬉しく思いました。 @ネタバレ開始 タイトルにある夕暮れの文字に夕陽が重なっているのもオシャレだなぁと思いつつスタート。 今回は絵本を読んでいる場面から始まり、このバイトくんは幼いんだな?という印象ですね。 家出の場面では絵本にあった通り、まっすぐを選択すればお馴染みとなりつつある屋台の場所へ… 屋台へ到着し、つくもさんと会話をするバイトくんは子供ながらも結構しっかりしている子…ながらもちゃんと子供らしさがあって微笑ましいですね。 何故今回は時間帯が夕方かと思えば、バイトくんがまだ子供だから遅くまで引き留められないという事も踏まえてなのかと納得。 つくもさんの背後から顔を出してこちらへくるお客様の動きがすっごく可愛らしい…! 我が家にもきて欲しい…と思いましたが、そもそも困っているからこの姿なんだと考えを改めまして。 まだ子供ながらも理解力の高いバイトくん。 今回も一発で全問正解するぞ!と気合を入れていきました。 ◇1問目 開幕、拳を天に突きだし怒っているぞ!というシルエットが。 キレやすいと言われる・誤って怪我をさせてしまう危ない奴…とだけ聞くとかなりの危険人物ですね。 ピースサイン?と首を傾げるも話を聞き終わり。 バイトくんの「ふりょうです!」発言に思わず笑ってしまいました。 やはり、単なる物の説明でなく擬人化された記憶という形式なのがこの謎解きにおける面白いところですね。 前回もあった、答えを入れる・わからない・思い出すに該当する選択肢の文字もバイトくんに合わせた表記となっているのが細かい。 さらに決定ボタンも今回はこうきたか~!となりました。 正解すると、フリフリなヘッドドレスをつけた少女が!! はさみの神様というと刃物でもあるしクール系なのかな?とぼんやり予想をしましたが予想外でしたね。 お礼として子供用のはさみをゲット。 バイトくんも気に入ったようで何よりです。 ◇2問目 今度は子供らしい愚痴からの始まり。 大人になって、自分も親の立場になればわかるというのはそうでしょうけど…まだ小学1年のバイトくんには早すぎる話かもなぁと苦笑をしつつ。 でも、頭の片隅程度にあればきっといつか気づける時はくるのかな…と思えばお客様が。 暖かい物…というかなり範囲の広いワードから。 それと、紙袋に向かって「オイ!待てやー!!」みたいなポーズをするシルエットがなかなかシュールなのがかなり気になります。 名前の下の方に色の名前…候補は3つ。 ここだけではまだ絞り切れませんでしたが、その次のヒントで思わず懐かしさから「あーーー!」となりました。 確かに、わざと逆さ言葉を言わせて6回叩くっていう謎の遊びが流行っていた時期があったなぁ…登下校の時に誰かしら言ってたなぁ…という記憶が甦りました。 ここ、まさしく子供がやる言葉遊びという事やバイトくんがそれをやっていそうな年齢なのも合わせかなり巧いヒントという事に感心いたしました。 正解すると、ビジュアル系なお兄様!? つけているのは穴あきタイプの手袋でしたか…。 報酬としてもらったのは、赤い薔薇の飾りが付いた手袋。 確かにこのてぶくろの神様も、顔のタトゥーは薔薇の花っぽいような? バイトくんは女の人用だし気に入らないようですが、お母さんにあげよう?と再び苦笑。 それに、前作でもそうでしたしつくもさんの言う通り『今の君に必要』という物なのに違いはないはず。 じゃあやっぱり…プレゼントするのかな? ◇3問目 やはり出てきた目の赤いラスボス系お客様。 情報が前作以上に断片的どころか、単語と単音という高難易度になっている…だと…? バイトくんの言う通り、こんなデリケートかつ難しい問題は本来バイト任せにしていいはずがないよね?となり。 さすがにまだ子供のバイトくんに任せるのは責任が重すぎるのでは…と思っていれば 「ただ、君の世界から、ちょっと物が消えるだけ」 実はこのバイトは成功をさせないと人間の世界から対象の物がなくなるというかなりの重要任務だった事が判明。 つくもさん、そういう大事な事はもっと早くに言って!? プレイヤーとしては事の重大さにビビりましたが、神様を救うヒーローという言葉にバイトくんは結構乗り気へ。 でも、やる気になったのは良いかなぁ…と質問タイムへ。 この時点で、『キラキラ』と『ワ』という言葉からわたあめが正解だろうと予想をしていました。 (これを書きつつ思いましたが、よくよく考えずとも食べ物の付喪神はいなかったよなと) わたあめ、わたがし…どちらで入力するのが正解なんだろう? キラキラっていうのは割りばしでくるくる回収する時のイメージと思っていましたが…何がキラキラだったのか、当時の自分の考えが今になってわかりませんでした。 ワはそのまま、最初の文字でも良く。くるくると輪を描きながら作るのでそのヒントだろうという予想で。 とはいえ、もう少し確証が欲しかったのでノーヒントクリアを目指したかったですがここで質問をする方向へ。 お腹空いたという選択肢はわたあめだし、食べ物の何かって部分が補強されるだけだろうと予想。 では、キラキラについて…と思えば「宝石」の事というワードが…? 宝石…金平糖が入ってるタイプのわたあめ? その比喩?と、わたあめ説から変動はなく。 カラスが鳴いているのは関係なさそうだな、とワワワについて聞けば「輪」 ここでもう1回質問はできましたが「これ、輪ならわたあめじゃない…!」と気づき。 「宝石(比喩)」と「輪」になっている物…キラキラコーティングされたタイプのドーナツ?とやはり食べ物が頭から離れない。 というより、何故比喩と思ったんだ…?と、ようやく宝石がそのままの意味と気づけば理解をしました。 (さりげなく、ここで最後の質問として食べ物かを聞けたのでそこでミスリードも消滅したよなぁというのは忘れていました) 最初2回の質問について、ハズレの方だと何も反応はなく最後の1回だけはどちらでもヒントは得られる。 (下の方が、ほぼ答えそのままな分で楽になる違いはあれ) こういう、プレイ中に拾えなかったのを感想をまとめつつ再確認する事でどこまで作り込まれているかを知れるのが良かったです。 そして、オネェなゆびわの神様が…!! 神様とお揃いの指輪がもらえるなんてとてもご利益がありそうだ…と思いきや、どうやら今回ばかりはバイトくんも要望があるらしく。 どうやら、お母さんが結婚指輪をなくして困っているのでそれが必要だという事でした。 何だかんだ、お母さんの事は大事だし好きなんだなぁ…という微笑ましさ。 とはいえ、さすがにこれは願いとして聞いてもらえるのか?と心配になればいけるとの事でよかった!! 力を使っている顔は見られたくないからと一度視界が暗くなるも、気合が入りまくった雄たけびとも言える声でどんな顔なのか想像はできました。 そうして渡された、シンプルなデザインながらも日常的にもつけやすい仕様な結婚指輪が。 「バイトくんの、これからの日々が少しでも楽しいものになりますように」 また、そんなつくもさんの優しい言葉を最後に元の世界へと帰還。 ◇今日は結婚記念日 元の世界に戻り、家出をしようとしたのもバレないままこっそりと帰宅へ。 前作がそうであったように、何気なく役に立っていく神様からもらったアイテム達。 はさみは普通に後日学校で使うのだろうと思っていたら、服のタグを切るのに欲しいという「そっちか!」という用途が。 確かにいざ使おうと思ったけど何故かそういう時に限って欲しい道具が見つからないのってあるあるですよね。 (そして新しく購入すると、なくしていたのが見つかって2個…3個…となるまでお約束) 寒い日なのに、温かくするものがない→この為の女性用手袋か!! きっと、今日の為に選んだというワンピースとも合う素敵なコーデになるのでしょうね。 そして、なくしていたはずの結婚指輪を渡してあげれば全ては解決。 バッドエンドの時にはこの指輪をなくした事を起点にお母さんはとても荒れた状態だったと思えば本当に良かったです。 お友達のてぶくろの神様からもらったという一見すれば子供の不思議な話を疑問に思うお母さん。 これが普通の反応だろうなぁと思いきや? 「それって、“つくも”って子も居たかい?」 何でお父さん、つくもさんの名前を…!? と、驚いていれば仕事帰りに一度だけ会った事がある…つまり、前作のバイトくんだっただと…!? 今回が、続編という表記だったので何かしらの繋がりはあるかな?程度に思ってましたが… まさか親子二代でバイトくんをする運命になるのは予想外でした。 それに、何よりも嬉しいのは初代バイトくんはあの後つくもさんの言葉通り素敵な日常を過ごせたのでしょう。 神様からもらった日用品と、祈りの言葉。 その先にあった未来で奥さんを見つけて、子宝にも恵まれて幸せな日常を過ごしていた。 これを優しい世界といわず何と呼ぶべきか…! そして、夕方から夜になる頃にはつくもさんもあの屋台も姿を消して良き夜を…と物語は終わる。 親切が後に自分への幸福にも繋がる優しい世界。 前作も合わせ本当にその先の日々が良き物だったんだなぁと知れた事が一番のサプライズでした。 @ネタバレ終了 推理の難易度は前作より少し高くなりましたが、時間制限もなく充分なヒントもあるのでじっくり楽しめました。 優しい世界に乾杯!! という事で、今回も素敵な作品をありがとうございました。
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つくもと夜の屋台実況動画としてプレイさせていただきました。 不思議な屋台を舞台とした推理ゲームという独特の設定にとても惹かれました。 @ネタバレ開始 お客様である神様…付喪神が元々何に宿ったのか? を当てていくというそういった概念や要素が好きな者ならそれだけでワクワクとしちゃう設定。 ノーマルとバッドの2種類エンドがあるという事で、最初の選択肢は本編に入らないルート=バッドだろうと軽率に回収した結果何だか主人公がトホホな日常を送る事に…。 ここは神様占いを信じよう!という事でいつもと違う道を選べば知らない場所へ… いきなりバイトくんと呼ばれ何事か?と思うもつくもさんのお手伝いとしてお客様が何だったのかを思い出すお手伝いをする事に。 バイトをするのは一向に歓迎ながらも、面接とか良かったのかな…?と思いましたが、まずあの屋台に行ける人はすでにその資格があるという事なのでしょうね。 お客様が初めて姿を見せる時の動きがとても愛らしかったです。 やるからには一発で全問正解を目指すぞ!と意気込んで早速聞き取りスタート。 ◇1問目 古い物…という事で随分時代がかった場所? 重要な部分は黄色の文字になるようなので、要点をまとめるとこれは素直にアレだろうとわかりました。 物というよりは、物を擬人化した…神様となった相手の記憶として話を聞くので断片的ながらもまるでそう扱われた人間の話っぽいのが面白いです。 正解するとそこには綺麗なお姉さんが!? かさの神様という事で、イヤリングも傘を閉じるときに使う紐になっていたりとちゃんと何の付喪神なのか取り入れられたデザインにこだわりを感じます。 お礼に立派な傘をもらってしまいましたが…これが後程何かの役に立つのか? ◇2問目 綺麗でファンシーなお花を背景に、フワフワで柔らかい。マシュマロみたいな体というファンタジーの世界にいる住人のような証言が。 好きな子の写真を下に置く…そういうおまじないって確かに聞いたことがあるなぁと思わずにやりとしましたね。 正解すると、これはなかなかのイケメン…!! でも、腕の部分には持っている枕と同じ模様が入っているのでまくらの神様であるのはそうなのでしょう。 そして、お礼として今主人公が使っている物より質のいい枕をゲット。 そういえば、屋台に行かないエンドでは枕に対して文句を言っていたような…? ◇3問目 人間である主人公からしてみれば、朝に起きてから夜明けまで起き続けているのは確かに大変そうだなぁ…といよいよラストへ。 しかし、今度のお客様は何かおかしいというか…主人公の指摘通りに目が赤い。 大分記憶が薄れているという事で、聞けた情報は全部重要という黄色表記だったけれどかなり断片的かつ短い物。 つくもちゃん曰く、今回ばかりは質問をした方がいいけれどデリケートな状態なので扱いにも注意が必要というなかなか難しい状況のようで。 それでも初見で正解はわかったのでそのまま入力をすれば正解。 質問をした場合、どんなヒントが聞けたのか気になったので感想をまとめがてら確認をしましたが 最初の質問→どちらも「ハリ」 後の質問→1つしかないので決まったヒントを入手 と、ちゃんと情報をまとめれば正体がわかる親切仕様でしたね。 ここで約束を破って4回目の質問をした場合はトホホ日常ルートへ合流をしておしまいなのも確認しました。 正解すれば、針の形をした髪飾りが素敵なお姉さんが!! 置時計を手に入れてこれにてバイトはおしまい。 これまでに神様からもらった物は今の主人公に必要な物…というのもトホホなバッドを見ていると納得ができました。 「バイトくんの、これからの日常が少しでも楽しいものになりますように」 ◇そして日常へ 朝まで起きていたし、会社にはそのまま行くのかな?と心配でしたがどうやらあの道を選んだ段階に遡ったようで。 雨が降ってもちゃんと傘があるから濡れる事もなく。 良い枕のおかげで睡眠の質も上がりそうというのは生活の上でもとても重要ですね…! さらに時計のアラームをセットするので、スマホのアラームが鳴らないのせいで寝坊をするというのも回避成功。 朝になれば屋台も消えて、グッドモーニング!と、きっと素敵な日々が続いていく…。 つくもちゃんが最後に言った言葉もですが、困った人へ親切にする事で自分も幸せになれる。 そうやって優しくて幸せな世界が成り立っているというのがとても素敵です。 謎解きそのものも楽しめましたが、この世界観はとても居心地の良い物でした。 @ネタバレ終了 推理ゲームとしてさくっと遊べて、そこには優しさを感じる物がある物語。 という事で素敵な作品をありがとうございました。
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はじめての!デスゲーム・マスター配信にてプレイさせていただきました。 とうとう公務員がデスゲームを運営する時代…時はまさに世紀末なのか!? と思いつつもデスゲームのGM側をする内容は珍しい事とかなりワクワクする物があった為楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 とりあえずゲームでは定番の名前入力から始まるのかと思いきや、実は面接からというスタートは意外性があって良かったですね。 ゲームページの概要だけ見るとすでに就職後という事ですぐに本編と思っていたので導入としてもここからやるのか~! と、まさにこれから自分がデスゲーム課に配属されるまでを含めての流れとして良いチュートリアルだったと思います。 志望動機を語る部分は初見だと流してしまいましたが、明言されていないからこそアドリブで好きな動機を即興で語れるという意味で実況としてはおいしかったです。 周回した際にはこれは遊べる要素だ!とばかりにこの場面で早口にそれっぽく語ったりしました。 そして、簡単な質問という事で出される二択の質問。 犯罪行為の経験を問う内容という事で、初見では素直に答えましたがこれによってもしやそもそも就職できないバッドエンドがあるとか…? と初見では首を傾げましたが、純粋に主人公の累計犯罪ポイントというプロフィールが決まるお遊び要素として後程連動している事に気づきました。 いざ合格し、配属先にいけばいかにもデスゲームのGMをつけた上司マスさんの登場。 入ってきた人がことごとく辞めてしまうというので、これってもしや結構ブラックな職場なのかな…?と雲行きの怪しさも察知しつつ。 名前を聞かれた際に素直に答えるかどうか。 答えない場合不名誉な呼び名をつけられる事にどう対応するかで分岐するお遊び要素とデスゲームという重たい題材ながらゲーム全体の流れは割とコミカルでしたね。 デスゲームそのものは知っているので初回は説明を聞きませんでしたが、ここで説明をしてもらうと世界観の仕組みも含め深掘りをされるので後から把握し納得しました。 殺人でも1回なら280ptなのでギリギリデスゲーム行にはならないんだな?というのは少々意外でしたね。 そして書類が見つかり主人公のポイントが判明する際 ポイントがやたらに高いと「経験者でしたかァ~~~!!!」と言われ、少なければ「清廉潔白な身の上ですね!ペッッ!!!」 と、少ない分には何の文句があるんだ!?となるのも細かい。 いざ、ゲーム会場…へ向かう前にデスゲームのGMと言えばお約束のお面も支給され。 やはりこれって、公務員がやる場合でも必須だし支給品なんだ?と思いましたが、顔が割れる事で関係者遺族に逆恨みをされないようにというちゃんとした理由があるのになるほど? 本来なら正体不明のGMという怪しい雰囲気の演出がメインでしょうが、公務員がやるとはいえ確かにそういう点ではリスキーですものね…。 デスゲームの内容時代はマスさんの出題する問題に対し自分がAとBどちらだと思うか? その答えと違う人に加点されていき、3点になったら脱落とやる事自体はとても簡単な内容。 …ですが、その割には操作できそうなボタンが多いような?関係ないと言われてますけど。 初回は一応言う事を聞いておこうと余計なボタンは触らず、手紙も勝手に読まず、規定人数が脱落でゲームは終わる。 という無難なプレイをすればエンド1を回収。 とりあえず、前回と違う事をすればまず別エンドを回収できるだろうという事でここからフリーダムプレイに走らせていただきました。 家の形をしているボタンを押すと一気にキル数が100人単位で増えた!? セキュリティシステムの作動により100人が一気に死んでしまったというとんでもないボタンをこんな所に何故設置したのだろう…と疑問に思うも1回押したらもうそのゲーム内では操作できないように取り外されてしまい。 星のボタンはムーディーなライトの演出、水滴のボタンは感想を書く上で連打して気づきましたがスライム?のようなものが出現する謎のボタンだった…!? ハートのボタンはおみくじと確かにゲームには関係ないというか、何故つけたのか…この設備を作った人への疑問が尽きません。 でも、コーヒーとバーガーの注文ボタンは長丁場となった際のブレイクタイムとして便利ですね。 人の生死を握りながら飲むコーヒーは美味いか…?という演出的にも好きです。 ゲームの合間にされるマスさんからの質問も、倫理観がバグってる物から一般的な反応とその時の自分のロールプレイや気分によって選べて良かったです。 個人的に、デスゲームの運営側をする物をプレイする時点で率先して倫理観をバグらせて楽しみたかったのでそういう突き抜けた反応ができるのはなかなかでした。 あくまでゲーム等の架空の世界でのみ満たせる欲でもありますし。 お昼休みという事で手紙の配達がてら監房棟へ。 ラテ君は初見だとどうして自分を殺して欲しいとお願いをしてきたのか。 家に帰りたくないとしか理由を話してくれませんでしたが、それだけで死を選ぶのか…?と疑問を抱え。 破天荒フリーダム方針にしてからは率先して手紙は開封する方向だったのでマスさんから預かった手紙ももちろん開封。 ミドリさん当人も口頭で説明していましたが、フィールドワークの一環として収容されているだけでマスさんも協力者としてデータを手紙という形で横流ししているようでしたね。 話に嘘がなかったという点で補強はされたというべきか。 どのみちフィールドワークという目的の為に、手段として被検体の尊い犠牲はあったようですが…。 官営プラントは何かを製造している?らしいけれど主人公では入る事もできないので謎のまま。 裁判所も用事がないという事で敷地に存在はするけれど行けない場所の扱い。 欲を言えば中が気になるところですが、1つの敷地で裁判→監房棟→デスゲーム会場→プラント、という必要な物が完結しているというのは合理的ですね。 (見たい気持ちはありますが…プラントの中は、エンド5を考えると入れたら駄目としても) それと、チュートリアルの際にバーガーを注文しているとお昼休みパートでマスさんが摂取している物がコーヒーからバーガーになるのも後から気づきましたが細かい! ミドリさんからもらったキャンディを試してみるとそれぞれの参加者がどの選択肢を選ぶのかがわかるという仕組みのようで。 確かに不明のままでは狙った人物の生死を操作できないのでこれは必須アイテムでしょう。 逆に、これを渡すという事でミドリさんはこれまでイカサマで生存してる訳でしょうし。 という事で、もう一回家のボタンをドーーーン!!! 信じられない…という反応をするマスさんですが、こちらは一度やらかしているのに何故再びボタンを戻しておいたのか…。 2回目の時点ではまだ呆れつつもそこまで厳しく注意される事もないまま。 ネームド参加者はラテ・ミドリ・バロウの3人。 興味深いのは、問題に対する解答は毎回参加者により固定っぽいので=その人の信念や通したい物 という事と言える点ですね。 タイムマシンで過去と未来のどちらへ行きたいか? ラテ→過去/ミドリ→未来 と、ラテ君は今の環境を思えば過去にやり直したいとかこうすれば良かったがありそうだしミドリさんは今をエンジョイしてるし先の技術の発展等を見たいのだろうなと納得。 恋人の携帯を見るか? ラテ→見ない/ミドリ→見る という部分も性格が出てるな~?とその参加者がどんな価値観なのかを観測するというのもなかなか面白い部分です。 質問そのものも、正直この明確に正解がない…ボタンを押す人の性格で左右をされる問題ばかりという理不尽さ。 なのに、目玉焼きの味付けの問に対し(ソース派は改心せよ)といった事が書かれていたりとやはりコミカルというかノリは軽い。 後にマスさんがこんな制度間違っているとの発言をしていましたがそれ以前にこんな質問で生死が分岐するのも相当アレでしょうね。 おやつの時間という休憩タイムへ。 昼にデスゲーム会場へ行ってどんな観客が来るのかを知っているかどうかで実際に賑わう様を見た際の反応も違うのがやはり細かい。 富裕層の娯楽としてデスゲームを観戦するというのも、実際デスゲーム物における目的としてありそうなのでそれが個人規模か国営の設定なのか…ですねぇ。 しかも、国が胴元で生死予想の賭けもされているという命の価値の軽さ。 人口管理や治安問題といった建て前があれど、軽視されているのは否定ができないでしょう。 ルノさんからの要望については正直拒否する理由がないというのが私の見解でした。 服装から喪服であろう事、実際に夫を殺された被害者遺族という立場。 大事な人の命を奪った相手が憎いというのは当然の心理でしょうし、バロウ自身も犯罪常習者という真っ黒に焦げたエビフライの色。 今回で5回も入っているのによくこれまで生き延びてきたな?というのも驚きですが…ミドリさんのように八百長を持ちかけたのか余程運が強いのか。 (しかも、当人と会話した際も罪の意識がないので更生もしないだろうなと) 「こんな人間が、短い収監やチンケなゲームへの参加だけで赦されていいはずがないんです!!!」 人の命の扱いが大概軽い(ゲーム内容の運要素の強さ等) しかも、裁くという観点でも機能が怪しい(殺人でも1回なら280ptで入れないのに4回も入っている常習犯な時点で) と考えれば、ルノさんの言い分は何も間違っていないよなと。 そして、彼女が去ると死んだ旦那の霊が!? こちらもお願いがあるようなので聞いて見れば、妻とは反対にバロウは殺さないで欲しいという要望。 殺すのではバロウにとっても反省の時間や更生の機会を奪う事になる、という真っ当な言い分ではあります。 何より、妻にとっての救いを考えた際にそれが復讐の達成であって欲しくないというのは…死んでしまった側なら思うのかもしれませんね。 死後も妻をずっと見守っている中で彼女の様子が変わった事が痛ましくてしかたないのもある。 死因について聞いた際も、妻のブローチが盗まれたらと焦って声をかけたら運悪く…という内容。 ルノさんが言っていた証言から、本来なら厄介事に首を突っ込まない性格の夫ならありえないというのにも説明はつきました。 ここでも、もっと話せる相手だと思った。 でも彼だって、環境や境遇のせいであんなことをせざるを得ないのかもしれない。 赦してやってもいいのではないか。 という、死んでしまえば皆仏(のような心になるというのか…)確かに、環境等はあれど限度はあるかなぁというのが難しい所。 アッシュさんが善良で人をあまり疑わないしそんないい人だからルノさんも惚れたんだろうなという事は読めましたが…。 悩むところでありますが…アッシュさんの気持ちはわかるとはいえ、復讐は生者にとってこれからを生きる為に必要な清算でもある。 なので、キル数を抑える理由がないと思った際は遠慮なく殺害を選びました。 監房棟へも顔を出し。 ここで受け取れる手紙も、内容を読めば背景が知れるという点では必須なのだろうなと思える内容でしたね。 (勝手に開封して読むのは駄目ですが) ラテ君が何故収容されているのか。 貧しい家庭だからこそ、下の弟たちにひもじい思いをさせない為に盗みを繰り返していたという理由だった事。 母親はそのことを今まで知らずに仕事にかまけていた事。 だから、家には帰りたくないとラテ君は死にたいと言ったのだと。 これも、基本は当人の希望通り死なせた方がいいのか?→手紙の内容を知ってからため息しか出ない という流れになったので、もっと早くに知っていれば…となる良い演出でしたね。 ラテ君当人に、生き延びた事へ文句を言われた際に再度理由を聞けば 自分がいなくなればその分食料を下の子にあげる事ができるから。 捕まってしまった自分を、もう母親は嫌いになったはずだという思い込みがあったから。 それは違うよと、手紙で母親の気持ちを知れた際は生かして良かったと思えましたね…。 本日最後のデスゲームへ。 という事で最後の100キルボタンをぽちっとな!! マスさんもさすがに3回目となると切れるようで、罵られた後にボタンを回収されました。 だから…2回やった時点でもう外しておけとあれ程……。 生死が重要なのは今回バロウのみなので、ここは行きたいエンドに合わせて調整を。 ようやく業務も終了という事で、タイムカードを押す前にゲーム会場へ行ってみればルノさんが。 彼女の要望を叶えればこれで気が済んだとばかりの様子。 そして、意図的に人を殺すという行為をしたこちらを気遣ってくださいましたが基本は頭のネジが飛んでいるモードだったのでそんな心配いらなかったよ…というのは胸にしまいつつ。 後は、アッシュさんの伝言としてブローチの事を教えればきっとそれが後の心の支えになるのかな…と。 バロウ殺害の際、アッシュさんがまだいるかの質問にはどちらでも都合よく解釈しているようなのでまぁ見えないならここは好きに思わせていいのかもと見送り。 山のようにある規則を全て破るのには長い時間が要るであろうという内容の文面。 収監者の誰よりもアウトローな精神を胸に宿した新人と表現される主人公。 クソヤバサイコパス(お前) というエンド名もそのまんますぎるド直球でエンド3は好きです。 1が殺害数が少ない場合。 3が破天荒まっしぐらルートであろう事。 となるとまだ回収できていない2はその中間であろうと予想はできました。 純粋な殺害数が多いのみのエンド…とまで考える事はできましたが チュートリアル含め参加者全員キルはなかなか難易度が高く運も絡む以上難しい。 試してみるもエンド1に行ってしまったので、どこかを間違えている?と悩み。 そういえば、エンド3ってやるなと言われた事をコンプしてるっぽい表現だったな? と気づいて1回だけ100キルボタンを押す事でエンド2は回収できました。 そしてなんちゃって善人プレイな会話をしてる最中に隠しであろうエンド6も回収。 回収難易度からてっきり6がエンド5なのか?と思いきや思わぬ収穫でしたね。 ◆独自の世界観 チュートリアル段階でマスさんから聞けるこの世界における情勢。 ミドリさんを生かした場合に判明する研究についてのデータ。 確かにこのゲームにおける参加者はみんな人外っぽい姿はしていると思っていましたが、元々は現実のように概ね同じ姿であった事。 それが環境由来の理由で突然変異を遂げた結果様々な姿になり、元の人間からの変異幅が大きい人程犯罪をしやすい事。 特に顕著な例として語れる人種の特徴は、どう考えてもバロウと一致したので彼がやけに収容されている事やそういう性格である事の裏が取れましたね。 ついでに、配信内では回収できなかったのでバロウ生存時に可能な質問も全て確認いたしました。 結論だけ言えば…やはりこいつ、処した方が良かったのでは?と。 確かにパンを食べる際に使われている麦がどの粒だったかを覚えている人はいないでしょう。 自分が今回、どこで犯罪を行った結果収容されたのか?その点から店の事は覚えている。 だけど、その理由が理由なのがあまりにも被害者が報われないと言える内容過ぎる…。 ラテ君のように貧困から犯罪に走る事はあるでしょうし、一家を養う大黒柱と言っていた点から家族の為…ならまだ多少の少々は境遇という観点を考慮できたかもしれない。 けど、仕事のできる環境がありながら楽だからという理由で犯罪に走るのは間違いだよなと。 (同時に、何故彼の服装が農夫っぽいかもここで理解しました) 収容され、デスゲームに参加した時点で罰は受けた。 だから反省をする必要はない こんな事を平然と言える時点でアッシュさんの考える更生のチャンスなんて与えても無駄だし、一応生存させた方がブローチの事を伝えるのとセットでルノさんの今後を考えると良さそうなのにはまた複雑な気持ちとなります。 やはり、変異幅の大きさは傾向として人の倫理観すら狂わせるのか? と思うも、それに関係なく現実にもそういった人間が存在していると思うとそれだけがまた全てではない。 人が不完全な存在で善悪どちらにも転べるからこそ永遠の課題である。 確かにこのゲームにおける世界観や設定は現実とかけ離れた架空の物でありながら、根底にある人間の描かれ方はどこかリアルという印象でしたね。 エンド4に行く際語られる、マスさんとしても現在あるデスゲームの仕組みに否定的である事。 加害者は罪と向き合う事にはならない…という言葉も今ならその実例を見てしまったので肯定する要素しかない。 それに、被害者遺族の声としてルノさんの訴えを聞いた以上そちら側の救済や犯罪抑止という面でも問題があるのは痛い程にわかります。 先述した『人が不完全な存在で善悪どちらにも転べる』というのも、だからこそ善でいられるように犯罪を犯す必要がない社会保障や教育があればある程度は防げるのではないか? 根底にある問題を解決しない限り、その末に生まれた犯罪者をただ見せしめとしてデスゲームにかけても意味はない。 祈っている。被害者に等しく救いが訪れ、加害者が加害者とならず生きられる人生を。 祈っている。誰しもが当たり前に生き続けることができ、幸せを追い求められる世界を。 善性スイッチというか、頭のネジを普段の調子にするのなら一番好きなのはこのエンドですね。 新しい天秤というエンド名も、これからに必要な物だなぁという点でワード選びが良いです。 しかし…このエンドを見ると、そう思いつつも国でなく実は世界規模で問題を動かさないといけないという事実に直面するエンド5で背筋がひやっとしますね。 エンド5は条件がわからなかったのでヒントに頼らせていただきました。 そこからあのエネルギーバーが重要アイテムという時点で、味の感想にあった鉄というワードから嫌な予感はしておりました。 とりあえず、あれを食べた状態で探索をすれば血まみれなコシュミエさんとエンカウント。 もうこの時点で嫌な予感しかない、選択肢にも逃げようとする内容が混入するのも納得の流れ。 デスゲーム会場の片付けの話は以前にも聞いていたので、彼女の姿が血に汚れていても死体処理のせいと思えば理解はできます。 問題は、死体をプラントの方で二次使用するという点にあって…。 詳細を聞けば、チュートリアルの時点でも言われていた現在世界規模で人口を制御せざるを得ない理由が再び出てきます。 だからこそ、ラテ君のように貧困層による犯罪も多そうだと思ってはいましたが…。 「培養しやすい適性がある奴はそういう風に使って、そうじゃないのはハムかミンチが多いかな」 ここで再び思い出される、ミドリさんが話してくれたこの世界にいる人類の説明。 突然変異としてこの世界の人間は様々な姿になっている事。 それが犯罪率にも関わるという事は、脳の構造にも影響を与えており…他にも肉体の構成だって多様な姿がある以上まぁ色々とあるのでしょうね…? そう、培養しやすいかどうか…という話においても。 一番衝撃だったのは、デスゲーム反対と思っているマスさんもこの食料の正体を知った上で平気で食べている事。 確かにいつも空腹というか、必要な栄養が摂取できなければ人は生きていけない。 このエンドにおける一枚絵扱いの、人肉加工所を見ているコシュミエさんがとても印象的でした。 我々の血肉となる罪人達。 デスゲームは単なる裁きの場でなく、食料を作る上でも欠かせない仕組みだった…? 主人公がそこにショックを受けるのは当然として、マスさんはデスゲームそのものに反対であり犯罪抑止をしたいと思っている事。 だけど世界規模で起きている食糧難の解決には規定人数を越えた場合、人間を罪人という名目で裁き食料にしなければならないという問題もある事。 もしこの主人公の住んでいる国がデスゲームをしなくなったとしても、世界のどこかでは罪人が食肉になっている。 そう考えた時、天秤の持つ役割とは何なのか…? 知らない方が良い事がある。 だけど、根底の問題としてこの食料問題もどうにかしなければ都合上デスゲームがなくなる事もありえない。 …こうなると、この時点で手遅れだった!! ◆Npと個人としての識別 最初に気づいたのは破天荒にしていた際にミドリさんに色がついている?となった際。 どうやら収容されている人の名前なり境遇を知る事で初めて相手を一人の人間として識別する事になるようですね。 デスゲームの最中、参加者は全員一律でモノクロ表現だった事。 本来は番号で管理されており、管理の上で識別するだけなら名前は不要であるという事実。 だけど、このゲームに参加させられているのだってみんな人間でありそれぞれの生きてきた人生が背景にある。 それがどんな人物であれ、ただの作業として処理をする対象から名を持った人間であると認識が変わった際に色がつく演出はなかなかでした。 思えば、他の色がある登場人物はネームドキャラのみでしたからね。 収容されている人もそういった人たちのように人として見ている…その為には手紙を開封等しなければならないのであれですが、この表現はとても好きです。 同時に、世界のヒミツという食肉の事を思えばあまり個人に肩入れするというのは心が死んでいく自殺行為なのでしょうが。 マスさんはその点だと、加害者であれ渡せる遺品は遺族に返したいと動いているあたりこの世界を生きるには向いてないだろう人でしょうね。 (スイッチ3回で怒らせたのは本当に申し訳ございませんでした。でも反応は楽しかったです) @ネタバレ終了 お手軽操作な軽いノリで進行されるデスゲーム。 久々に倫理観ぶっ壊しモードで楽しめる点でも名作でした。 だけど、この世界の情報を知る事でプレイヤーはどうこの職務に向き合いたいと思うのか? さくっとお手軽に遊ぶも良し。 考察好きならそういった部分に踏み込んでも良し。 という事でたっぷり堪能させていただきました。 今回は素敵な作品をありがとうございました。
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「駄目人間。2―落選編―」実況動画としてプレイさせていただきました。 一見するとネタのようなタイトルとタイムリーな内容でもある印象です。 が!その実態はゲーム制作者でなくてもためになる要素のあるゲームだった…!! @ネタバレ開始 落選編という事で、今回は賞が取れなかったという場面からの始まり。 そこからまさかの選択肢が台詞の書かれたフキダシという形式の時点で、こいつ…おもしれー奴的な感じのテンションの上がりを感じました。 とりあえず、落ち込むという意味では初手は食欲不振に睡眠不足がありそうという事でそちらの選択肢をぽちっと。 エンドが3種類という事と、最初の選択肢も3つだったのでてっきり各選択肢がそのままエンド直通かと思えばその先に待っていたのはネガティブな物と突然のマジレスと言える二択になったので思わず「!?」という顔になりました。 いや、でも明らかに体調不良なんだし病院に行くってのは突然のマジレスだけど正論だな?と選択。 そこからの内容は、現在の体調が万全でないという事も踏まえ取るべき行動の丁寧なチュートリアルというこれは正直色んな人が知っていても良いと思える実用的な流れでした。 そこで実行できそうなら「よし行こう」で解決。 「もう少し詳しく」を選べば、今回のケースにおける適切な病院選びの提案に実際行くにあたり注意すべき点というか、いざ行こうにもあるあるすぎて失敗をする内容だよなぁと経験者なら知ってる事を丁寧に説明をしてくれる至れり尽くせりの限り。 病院といっても目的の治療に対応した専門医がいる曜日が決まっている事ってありますし、知っていて損のない内容と言えます。 診察をスムーズに行う上での知識も教えてもらえるという、これって教育テレビならぬゲームだっけ…?という完璧な説明。 「不安だ心配だ……」を選んだ場合はネガティブな流れになりバッドエンドか? と思わせてからの早期発見早期治療!!という言葉。 「とっとと病院だ!!」という選択肢一択になる事と、この選択肢のみカーソルを合わせると補足のように出る「はよ行け」の一言に笑わずにはいられませんでした。 以前遊ばせていただいた作品でのトマト最強!!の時も思いましたが、作者様のこういうノリがほんっとに好きです。 病院に行くルートでは結果的に必要な対応や休息をとって自分の人生を大事にするひたすら実用的で優しい世界なエンドへ。 「もう駄目だ」は選んだ時点で自分は『』なんだ…というマイナスなエンドへ。 これは特定の言葉が入るのをあえて表記せず想像に任せるパターンか、虚無といった概念なのか…。 「慣れきってしまった……」 続く文章から、落選する事が続いて痛みにも麻痺してしまい認識が歪んでいるという事を示唆する内容ですね。 「負け続けることが我が人生」は選択肢の後ろにあるフキダシの色こそ暗いものの、まだそこにはわかりやすい絶望から迷いなり抗いたいという気持ちも混在するのでしょう。 選択肢が「落ち着け。病院だ」という現実的な物。 「だ、誰かに相談……」という困った時に頼れる人がいる事の重要さを示す物。 「もう駄目だ」はバッド直行ですが、これに関しては『己が己である限り負ける事が義務つけられている』という感情の延長から陥ってしまうだろう事。 この派生はもう一度エンドと『』エンドが選べるドン!でこそありますが、一旦休息が必要という意味で行きつくエンドの内容としてはとても納得できました。 そしてラストの「……な訳あるか!!!!」を選んだ場合。 そうだいったれ!やったれ!! 自分の気持ちや欲望に正直で何が悪い!?その為に頑張る事は悪じゃないんだよ!!! と、内容としても前向きな分この先きっと賞をつかみ取る日がくるであろう事に期待のできる終わりでした。 @ネタバレ終了 ネタゲーの皮を被った超絶真面目なゲームではないか?というのが率直な感想ですね。 日常でも使える知識があるという点では遊びながら学べるので幅広く知って欲しい要素のある作品と思えます。 そして、今回の副題である落選編というところから上手く内容を膨らませていらっしゃるのが凄いと思えました。 今回は素敵な作品をありがとうございました。
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駄目人間。実況動画としてプレイさせていただきました。 短いながらも、ゲームに限らず創作活動をしているなら刺さる方も多いであろう内容でした。 @ネタバレ開始 まず、何で元々3人しかいないチームだったのに2人と1人に別れてゲームを制作する事になったのか…という開幕のツッコミどころはわかっていても指摘せずにはいられない…! ゲーム制作をしていればかなりの人が陥るであろう、DL数や評価という要素。 自己否定が強い二択の選択肢が続いた時は思わず「これ、周回したら第三の選択肢として前向きなのが出るのかな?」と不安になりましたが特にそんな事もなく。 でも、それはこの時点でそれ位追い詰められているというかそういう気持ちが強いという意味なんだなぁと。 沢山の選択肢が出る場面で、大量の「自分は駄目だ」が出た時は思わず軽い悲鳴が出ましたがその中にしっかり存在する「でも…」 選べば遠くに見える光と、引き続き大量の負に満ちた選択肢の中に紛れ込む「それでも……」 最終的に「自分のゲームが好きだ!!!!!!」が出てきた時は思わず良かったと思わずにはいられませんでした。 確かに、いくら目に見える数字が全てでないとわかっていてもそれに振り回されるのも心の弱さであり事実。 それでも、大前提として自分は自分のゲームが好きであるという事を再認識して「自己肯定感」を手に入れる事で終わる事。 自分のゲームの一番のファンは自分だし、自分が面白いと思った物を作り上げたという事実を認める事。 これは創作において何の分野であれ大事な事と思うので、私自身はゲーム制作こそしていませんがとても共感ができました。 @ネタバレ終了 あるあるネタでありながら、だけどそこから立ち上がっていけるという一種の通過点。 本来、負の要素というのは隠したいという事が多いと思われますがこうして作品という形で乗り越えようとするのも、また一つの形でありだと思えました。 素敵な作品をありがとうございました。
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耕せ!因習村配信にてプレイさせていただきました。 マルチな破滅エンド多数の因習村を作るゲームという響きでもう面白い予感しかありませんでした。 独裁者を目指すガキくんのキャラ的にもバッドエンドを回収していくのにも抵抗がなく、どれでどんなエンドを迎えるのか?というワクワクもありながら進められましたね。 @ネタバレ開始 いきなり、転生したら双子の兄で村長の息子だった。とでもいうようなスタート。 もうこの時点で独裁者を目指す人生の目標や自覚自覚を持っている…だと…? という笑いがありましたね。 そして、双子が10歳になろうかという頃にされる両親の会話。 このままだと兄の方が殺されるという流れを把握すると突然子供がこちらに向かって話しかけてきた…!? どうやらあちらはプレイヤーが彼が赤ん坊の頃からここまでの流れを把握しているのをわかっているようで、自分に力を貸して欲しいとの事。 プレイヤーの目的はこの子が村長になれるよう導いていくというのは概要で把握していましたが、結構メタメタに相談していくタイプなのだな? というのは少々驚きましたね。 そこからは出てくる選択肢から正解と思う方を選んで行くという流れに。 破滅エンド12はきっちり回収の上で最終エンド2も集めました。 初見で一発正解を引き当てていきたい気持ちもありましたが、やはりこのゲームの売りである破滅エンドは積極的に回収したいと1回破滅を見てから正規に行く流れで役人まで成長。 話によるとガキくんの背中には痣がありそれが忌み子の印という事で殺されそうになっていたとの事。 弟の方にも痣はあるけど、こっちは逆にカミサマに愛されてる印という事で視覚的にどういう違いがあるのかは不明ですがこれは結構とんでもない事に力を貸している感がありますね。 いや、因習村を作るゲームを遊んでいる時点でわかっているし楽しみですが。 当面の目標としては、役人さんにとって都合が良くなるように村の風習を変えていく事。 閉鎖的で陰湿なものにして行った方がいいというのも、完全に因習村を作るゲームとしては正解なのでしょうが…もうこの年の時点でそのビジョンがあるとは。 閉鎖社会ならその中で頂点にいる者の権力は強くなるでしょうからね、将来は村長になると考えるなら。 現在ある、人よりオシドメさま信仰が強い状態を崩し権力をより握りやすいようにしたいという事なのでしょう。 次の選択肢は ・古い書物を規制する ・供物を村の上層部に捧げるようにする ・祠を燃やす という、祠破壊RTA展開だー!と歓喜な物もありました。 ただ、まだ今は信仰の力が強い分時期として早計かもしれないという注意もあり。 注意は把握しつつも、ここは破滅したいし祠燃やそうぜ!→書は燃やせ(規制せよ)で2破滅回収のつもりが次の展開へ。 古くからある教えが間違っていると認識させる為にも情報を規制しつつ、新しい物に少しずつすり替えていく…これが正解だったか。 そして、共犯者という事もあり結構こっちにぐいぐい話しかけてくる役人さん。 こちらは安全圏で糸を引くだけでいい等、確かにやる事としては選択肢を選ぶだけで後は勝手に進行するので間違いではないですが…やけに詳しいな?とも。 いつも通り、こちらがやりやすいよう3つ選択肢を出してくれるのでそこから選ぶだけの親切仕様。 作物が不作になるのは、先に村そのものが終わりかねないという点では駄目でしょう。 大火事が正解だろうと雷雨を選べばどうやらこちらが当たりでした。 すると、いきなり新顔が3人出てきて何やら役人さんを怪しんでいる?ような会話をしている。 役人さんとしても、そろそろ邪魔な人間が居ないかを考える必要があると思っているようで先程の3人から誰を追放するか選ぶようですね。 ここは役人さんの目線では知らない情報もプレイヤーは知っているという点で、柾が一番危険でしょう。 「それに普段はしおらしくやってるので、目もつけられて無いでしょう」 って部分を加味すれば…と選べばやはり正解。 破滅エンドは後で回収するとして、ここをクリアした事で青年は壮年となりいよいよ村長へ! 「遂にここまで来た。あと一息だ」 と、何かまだ目的があるようですがもっと村を好き勝手に支配したいのか? こちらが気にするようなことではないと言われてのでとりあえず平常通りでいきます。 そして出てきた選択肢が ・罰せ ・殺せ ・貢げ という金ェ!暴力ゥ!女ァ!みたいな語感の良いノリに…。 ここは真面目に考えるなら、貢がせるのはいつ殺されるかわからないのでナシ。 罰するのか殺すのか、とはいえ殺し過ぎても反感を買うのは見えているし…でも、半端に痛めつけると生きている分復讐もありえる。 一発正解を目指すならなかなか迷う場面ではありますね。 とりあえず、破滅目的の初手貢げを挟んでから考える方向で…。 正解は殺すというもう一切の慈悲もない恐怖で支配する方向でした。 ここで賭けではあるが、また厄災を起こしてみる方針へ。 ・疫病 ・嵐 ・火事 と、前回の厄災もでしたがなかなか容赦がない。 ただ、村長に薬の知識がなかったり思ったより病の広がりが早いと疫病は駄目な気がしますね。 嵐も悪くはないでしょうが、その後の復旧が面倒かもなぁ程度。 そろそろ祠を燃やせる時期と考える事ができるなら祠破壊リベンジも頃合いか。 どうやら、もう祠を燃やしても何も起きない程度には信仰は薄れているようでいよいよ最終段階か…? と思いきや、ここで突然の第三者が。 別次元の存在?どういう事だ?と戸惑っていれば新たな登場人物が。 今は都合上人の姿をしているオシドメさまが今までこちらが手助けをしていたのは邪神の転生体であり、もし生まれ変わってもわかるように蛇の痣が忌み子の印として出るようになっていたというカラクリでした。 あ、痣ってそういう事か…と思うと同時に、弟の方にあったカミサマに愛されている方の痣はもしやオシドメさま当人の転生した姿か抑止力として産まれた存在につくものだったのかなとも。 何故、村を掌握するにも閉鎖的な因習村である必要があったのか? ようやくその本当の目的も明かされ最後は村長さまとオシドメさまのどちらに協力するか?という選択へ。 陰と陽、どちらのエンドになるか?はあれど、これにてとある村の物語はおしまい…。 悪を手助けするという前提なので、プレイする前提としてそういう気分で割り切って楽しめた事。 破滅エンドを回収しても全く抵抗がないしむしろ12種類もあるならコンプするのも楽しかった事。 何故、村を掌握する必要がありその村にこだわっていたのか? ストーリーを進める事でそういう物だと特に悩まず受け入れていた事が、実は結構重要な問題だったのは驚きでした。 私が知る限りでも明確に他の次元の誰か(プレイヤー)と相談をしながら共犯者になるというのは初めてだったのもありワクワクしましたね。 肝心の破滅エンドも、そうなる理由が選択肢の時点である程度想定できたので「ですよねー!」という答え合わせを楽しめる面もありました。 @ネタバレ終了 プレイ時間は短い物の、進行に関わる選択肢とそれによってはすぐに行ってしまう破滅エンド。 テンポよくサクサク遊べてコンプも楽だったので手軽に悪事の手伝いを楽しめました。 それでは面白い作品をありがとうございました。